工藤澪

工藤澪
誕生日 1965年
国籍 日本
職業 AV監督
肩書 実録出版・無敵会 所属
活動期間 2002年 -
代表的な実績 尻フェチジャンルの先駆者、ハメ撮り御三家
受賞 オレンジ通信年間ベスト作品賞、週刊プレイボーイおバカなAV大賞監督賞 ほか


概要[編集]

工藤澪(くどう れい、1965年 - )は、日本のAV監督。インディーズAVメーカー「実録出版」および「無敵会」のディレクターで、カンパニー松尾・葵刀樹と並んで「ハメ撮り御三家」の一人と呼ばれた人物である。独自のフェチアングル映像を構築した「現代モダンAVアングルの始祖」とも称され、尻フェチジャンルの先駆者として知られるらしい。

来歴[編集]

2002年に実録出版を設立。翌2003年の長谷川ゆい作品が大ヒットし、一躍その名を知られるようになった。2004年には「顔騎少女 宮地奈々」がオレンジ通信の年間ベスト作品賞を受賞。2005年にはAll Aboutの「最も活躍したAV監督」に選出され、2006年には週刊プレイボーイの「おバカなAV大賞」監督賞を受賞するなど、評価を重ねていった。2009年には真咲南朋を起用した全8話構成の超大作「美尻温泉旅行」がAVフリーク誌の最高金賞を受賞している。

作風と評価[編集]

工藤の真骨頂は、独自のアングルで身体の部位を切り取るフェティッシュな映像表現にある。とりわけ尻フェチ分野の先駆者とされ、直接・間接にその影響下にある作品は数多い。カンパニー松尾・葵刀樹・工藤澪の3人が揃ったトークイベントでは「松尾は富野由悠季、葵刀樹は押井守、工藤澪は庵野秀明である」と評されたという逸話が残っている。アニメ監督に例えられるあたり、その作家性の濃さがうかがえる。

文化的評価と多彩な活動[編集]

2017年には京都大学学術出版会の書籍『侵犯する身体』にフェティシズム映像の好例として評論が掲載され、日本の風俗文化への貢献が学術的にも取り上げられた。2013年にはジョニー大久保とタッグを組み「ジョニー工藤」名義でも作品を発表(2015年に解消)。2019年には実験的なVR作品を制作し、2020年代以降はAI研究や投資家としてもnoteで執筆するなど、領域を越えて活動を広げている。スチール撮影から編集・デザインまで一人でこなす多才ぶりの一方、突然の写真家宣言や引退宣言とその撤回など、気まぐれな奇行も多いことで知られるらしい。

余談[編集]

  • 御三家のうちカンパニー松尾ハマジムを、工藤は実録出版を拠点とするなど、それぞれ独自のスタイルを貫いた。
  • 学術書に評論が載るAV監督というのは異例中の異例で、その表現が単なるアダルトを超えて論じられる対象になっている証左でもある。

関連項目[編集]