| 古沢良太 Ryota Kosawa | |
|---|---|
| 誕生日 | 1973年8月6日 |
| 年齢 | 53歳 |
| 出身地 | 神奈川県厚木市 |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 東海大学文学部日本文学科卒業 |
| 職業 | 脚本家 |
| 活動期間 | 2002年 - |
| 代表的な実績 | 『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』『どうする家康』『ALWAYS 三丁目の夕日』『レジェンド&バタフライ』 |
| 受賞 | 第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第27回向田邦子賞、第24回橋田賞 ほか |
| 関連活動 | 小説・原作執筆 |
概要[編集]
古沢良太(こさわ りょうた)とは、日本の脚本家である。1973年生まれ、神奈川県厚木市出身。『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などの連続ドラマ、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』、大河ドラマ『どうする家康』まで手がける。早口の長台詞、どんでん返し、軽妙なコメディと人間ドラマの同居が持ち味とされる、現代日本を代表するヒットメーカーの一人。
詳細[編集]
少年時代の夢は漫画家で、1992年には集英社の手塚賞で準入選を果たしている。その後、手塚治虫が「漫画家を目指すなら映画を観ろ」という趣旨の言葉を残していたことを知って映画に傾倒し、脚本の道へ進んだとされる。現在も脚本を書く際にはノートに絵コンテのようなスケッチを描いて場面を組み立てているという。
2002年、『アシ!』で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞してデビュー。初期はテレビ朝日の『相棒』シリーズで多くのエピソードを担当し、刑事ドラマの脚本家として力をつけた。2005年には山崎貴監督の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の脚本(山崎と共同)で第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、一気に注目を集めた。
2007年の密室劇映画『キサラギ』はオリジナル脚本の会話劇として高く評価され、2008年の『ゴンゾウ 伝説の刑事』では第27回向田邦子賞を受賞。以後、フジテレビの『リーガル・ハイ』(2012年)、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(2015年)、『コンフィデンスマンJP』(2018年)とオリジナル作品のヒットを連発した。
2023年には嵐の松本潤が主演したNHK大河ドラマ『どうする家康』、木村拓哉主演の映画『レジェンド&バタフライ』、『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』が相次いで公開・放送され、古沢イヤーとも言える1年になった。本人は無口で、人と話すのが苦手な性格だと語られている。
経歴[編集]
デビューと『相棒』時代(2002年〜2008年)[編集]
2002年に新人シナリオ大賞を受賞した『アシ!』がテレビ朝日でドラマ化されデビュー。2003年に『動物のお医者さん』、2005年からは『相棒』シリーズに参加し、2006年には『警視庁捜査一課9係』の脚本も手がけた。同時期に映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)、『キサラギ』(2007年)と映画でも実績を重ねた。
オリジナル脚本の名手へ(2008年〜2017年)[編集]
2008年の『ゴンゾウ 伝説の刑事』で向田邦子賞。2009年にはNHKの『外事警察』、2011年にはテレビ東京の『鈴木先生』を手がけた。映画では『探偵はBARにいる』(2011年)シリーズ、『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(2012年)、『寄生獣』二部作(2014年・2015年)、『エイプリルフールズ』(2015年)、『ミックス。』(2017年)などを担当した。
2012年の『リーガル・ハイ』は、堺雅人演じる毒舌弁護士・古美門研介と新垣結衣演じる新米弁護士・黛真知子のコンビが人気を集め、2013年に第2期も制作された。2015年の『デート〜恋とはどんなものかしら〜』では第24回橋田賞を受賞している。
ジャンルを越えた大型作品(2018年〜2023年)[編集]
2018年にフジテレビ月9枠で『コンフィデンスマンJP』がスタート。長澤まさみ演じる信用詐欺師・ダー子らが悪人から大金をだまし取るコン・ゲームものとして人気を博し、『ロマンス編』(2019年)、『プリンセス編』(2020年)、『英雄編』(2022年)と劇場版が3作作られた。2020年にはオリジナルアニメ『GREAT PRETENDER』でも詐欺師ものを描いている。
2021年1月、2023年の大河ドラマ『どうする家康』の脚本担当が発表され、大河初挑戦となった。同じ2023年には、東映創立70周年記念作品として木村拓哉と綾瀬はるかが織田信長と濃姫を演じた映画『レジェンド&バタフライ』(監督:大友啓史)も公開され、興行収入20億円を突破したと報じられた。
配信・新作ラッシュ(2023年〜現在)[編集]
2023年3月には、米倉涼子主演のAmazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の脚本を担当(共同脚本)。海外で亡くなった人の遺体を故郷へ送り届ける国際霊柩送還士の仕事を描いた同作は、2024年にNHK BSでも放送された。続編の『エンジェルフライト THE MOVIE』は2026年2月13日からPrime Videoで世界独占配信されている。
2026年の最新作[編集]
2026年は古沢作品が3本並ぶ年になった。
- ラムネモンキー(2026年1月14日〜3月25日、フジテレビ系水曜22時):反町隆史、大森南朋、津田健次郎のトリプル主演による連続ドラマ。自身がnoteで発表した『ラムネモンキー1988』が原作で、脚本も担当した。1988年に中学生で映画づくりに熱中していた3人が、37年後に故郷で人骨が見つかったことをきっかけに再会し、行方不明になった女性教師の謎を追う物語。古沢は「僕らは永遠に中学生の気持ちから抜け出せない」という趣旨のコメントを寄せている。
- エンジェルフライト THE MOVIE(2026年2月13日配信開始、Prime Video):ドラマ版の続編となる映画。監督は堀切園健太郎、主演は米倉涼子。
- BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる(2026年12月25日公開予定):大泉洋と松田龍平のコンビによる人気シリーズの最新作で、古沢は須藤泰司と共同で脚本を担当。監督は白石和彌。
主な作品[編集]
テレビドラマ[編集]
- アシ!(2002年、テレビ朝日)
- 相棒シリーズ(2005年〜、テレビ朝日)
- ゴンゾウ 伝説の刑事(2008年、テレビ朝日)
- 外事警察(2009年、NHK)
- 鈴木先生(2011年、テレビ東京)
- リーガル・ハイ(2012年・2013年、フジテレビ)
- デート〜恋とはどんなものかしら〜(2015年、フジテレビ)
- コンフィデンスマンJP(2018年、フジテレビ)
- どうする家康(2023年、NHK)
- エンジェルフライト 国際霊柩送還士(2023年、Prime Video)
- ラムネモンキー(2026年、フジテレビ)
映画[編集]
- ALWAYS 三丁目の夕日(2005年)
- キサラギ(2007年)
- ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007年)
- 探偵はBARにいる(2011年)
- ALWAYS 三丁目の夕日'64(2012年)
- 寄生獣/寄生獣 完結編(2014年・2015年)
- コンフィデンスマンJP ロマンス編/プリンセス編/英雄編(2019年・2020年・2022年)
- レジェンド&バタフライ(2023年)
- 映画ドラえもん のび太と空の理想郷(2023年)
- エンジェルフライト THE MOVIE(2026年)
- BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる(2026年)
アニメ[編集]
- GAMBA ガンバと仲間たち(2015年)
- GREAT PRETENDER(2020年)
評価[編集]
- 2016年には、2012年4月以降に放送されたドラマを対象とした視聴者満足度調査で「満足度の高い脚本家」の1位に選ばれたと報じられた。
- ザテレビジョンドラマアカデミー賞の脚本賞を複数回受賞しているほか、コンフィデンスアワード・ドラマ賞(『コンフィデンスマンJP』)、ギャラクシー賞なども受けている。
- 『どうする家康』は全48回の期間平均視聴率が11.2%(関東地区)で、大河ドラマとしては低めの数字と報じられた。一方で見逃し配信のNHKプラスでは大河ドラマ歴代最高の視聴数を記録したとされ、テレビ視聴率と配信での反響が分かれる形になった。
炎上とバズ[編集]
- 『どうする家康』の賛否:タイトル通り「どうする?」と迷い続ける弱気な家康像や、瀬名(築山殿)の描き方など、従来の家康像を大きく変えた解釈は「新鮮」と評価する声がある一方、「史実から離れすぎ」という批判も出た。期間平均視聴率11.2%は大河ドラマ歴代ワースト2位と報じられた。
- 『リーガル・ハイ』の古美門節:堺雅人が演じた古美門研介の超長台詞の弁論シーンは放送当時から大きな話題となり、「古美門節」としてネットで何度も取り上げられている。
余談[編集]
- 苗字の読みは「こさわ」。検索では「ふるさわ」と間違われることも多い。
- 『リーガル・ハイ』で組んだ堺雅人は、のちに『半沢直樹』『VIVANT』で日曜劇場の顔となった。
- テレビ朝日、フジテレビ、NHK、テレビ東京と、局をまたいでヒット作を生み出している。