| 半沢直樹 Hanzawa Naoki | |
|---|---|
| ジャンル | 企業ドラマ、ヒューマンドラマ |
| 放送期間 | 2013年7月7日 - 9月22日(第1作)、2020年7月19日 - 9月27日(第2作) |
| 放送時間 | 日曜 21:00 - 21:54 |
| 話数 | 全10話(第1作)、全10話(第2作) |
| 放送国家 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 放送局 | TBSテレビ(TBS系「日曜劇場」) |
| 配信 | U-NEXT(2026年9月時点) |
| 平均視聴率 | 28.7%(第1作)、24.7%(第2作)(ともに関東地区) |
| 制作 | |
| プロデューサー | 伊與田英徳、飯田和孝(第1作)/伊與田英徳、川嶋龍太郎、青山貴洋(第2作) |
| 演出 | 福澤克雄、棚澤孝義、田中健太(第1作)/福澤克雄、田中健太、松木彩(第2作) |
| 制作 | TBSテレビ |
| 脚本 | 八津弘幸(第1作)/丑尾健太郎(第2作) |
| 音楽 | 服部隆之 |
| 出演者 | 堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、香川照之、北大路欣也 ほか |
| その他 | |
| 原作 | 池井戸潤『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』 |
概要[編集]
半沢直樹(はんざわ なおき)とは、池井戸潤の銀行小説シリーズを原作とするTBSテレビ系「日曜劇場」の連続ドラマである。主演は堺雅人。2013年版は最終回視聴率42.2%(関東地区)を記録し、決め台詞「やられたらやり返す。倍返しだ!」が流行語大賞に選ばれた、平成を代表するモンスタードラマ。2020年には7年ぶりの続編が放送された。
詳細[編集]
主人公・半沢直樹は、バブル期に大手銀行「東京中央銀行」へ入行した銀行員。基本は性善説、ただし「やられたらやり返す」をモットーに、不正を働く上司や取引先、金融庁、果ては政治家にまで真っ向から立ち向かう。組織の論理に押しつぶされがちなサラリーマンが溜飲を下げる勧善懲悪の構図が、幅広い世代に刺さった。
演出の中心は、TBSの福澤克雄。歌舞伎役者を多数起用し、顔のアップを多用した濃い演技合戦で、銀行の会議室をまるで時代劇の決闘シーンのように見せる手法が話題になった。香川照之、片岡愛之助、市川猿之助、尾上松也ら歌舞伎界からの出演者が「顔芸」とも評される怪演を見せたことも、SNSでのバズを後押しした。
2013年版は初回19.4%から一度も数字を落とすことなく右肩上がりに視聴率を伸ばし、最終回で関東42.2%、関西45.5%を記録。関西では歴代ドラマの最高記録を更新したと報じられた。2020年版も全話で20%を超え、最終回32.7%で有終の美を飾った。
原作は池井戸潤の「半沢直樹」シリーズ。第1作は『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』、第2作は『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』をベースにしている。脚本は第1作が八津弘幸、第2作が丑尾健太郎で、音楽は両作とも服部隆之が担当した。
あらすじ[編集]
第1作(2013年)[編集]
大阪西支店編(第1話〜第5話):東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹は、支店長の浅野匡の強引な指示で西大阪スチールに5億円の融資を実行する。ところが同社はほどなく倒産し、浅野は融資失敗の責任を半沢一人に押し付けようとする。半沢は5億円の回収と真相究明に乗り出し、背後にある不正を暴いていく。
東京本部編(第6話〜第10話):本部の営業第二部次長に栄転した半沢は、老舗・伊勢島ホテルの巨額損失問題を任される。金融庁の黒崎駿一による検査が迫るなか、行内では常務・大和田暁の不正が浮かび上がる。最終回、取締役会で大和田を追い詰め、土下座させることに成功するが、頭取の中野渡謙から下されたのは子会社・東京セントラル証券への出向命令だった。
第2作(2020年)[編集]
東京セントラル証券編(前半):出向先の東京セントラル証券で営業企画部長となった半沢は、IT企業・電脳雑伎集団によるスパイラル社買収案件を巡り、親会社である東京中央銀行と対立する。部下の森山雅弘と共に、証券営業部長・伊佐山泰二らの思惑に立ち向かう。
帝国航空編(後半):銀行に復帰した半沢は、経営危機に陥った帝国航空の再建を担当。国土交通大臣・白井亜希子が立ち上げたタスクフォースが債権放棄を迫るなか、大物政治家・箕部啓治の影が浮かび上がり、半沢は銀行と国家を相手にした戦いに挑む。
登場人物・キャスト[編集]
主要人物[編集]
- 半沢直樹 - 堺雅人
- 主人公。東京中央銀行の行員。父の町工場を追い込んだ銀行への複雑な思いを抱えている。
- 半沢花 - 上戸彩
- 直樹の妻。明るく夫を支える。
- 渡真利忍 - 及川光博
- 半沢の同期で、行内の情報通。
- 黒崎駿一 - 片岡愛之助
- 金融庁の検査官。独特のオネエ口調で半沢を追い詰める。
- 大和田暁 - 香川照之
- 東京中央銀行常務。第1作の最大の敵で、第2作では取締役として複雑な立場で登場する。
- 中野渡謙 - 北大路欣也
- 東京中央銀行頭取。
第1作の主な出演者[編集]
- 近藤直弼 - 滝藤賢一(半沢の同期)
- 内藤寛 - 吉田鋼太郎(営業第二部長)
- 浅野匡 - 石丸幹二(大阪西支店長)
- 半沢慎之助 - 笑福亭鶴瓶(直樹の父)
- 竹下清彦 - 赤井英和
- 羽根夏子 - 倍賞美津子(伊勢島ホテル専務)
第2作の主な出演者[編集]
- 森山雅弘 - 賀来賢人(東京セントラル証券の社員)
- 浜村瞳 - 今田美桜(東京セントラル証券の新入社員)
- 瀬名洋介 - 尾上松也(スパイラル社の創業者)
- 三笠洋一郎 - 古田新太(東京中央銀行副頭取)
- 伊佐山泰二 - 市川猿之助(証券営業部長)
- 白井亜希子 - 江口のりこ(国土交通大臣)
- 乃原正太 - 筒井道隆(帝国航空再生タスクフォースのリーダー)
- 箕部啓治 - 柄本明(進政党の大物議員)
- 紀本平八 - 段田安則
- 笠松茂樹 - 児嶋一哉(白井大臣の秘書)
- 智美 - 井川遥(小料理屋の女将、ドラマオリジナル)
視聴率[編集]
第1作(2013年)[編集]
- 初回:19.4%
- 最終回:42.2%(関東)、45.5%(関西)
- 全話平均:28.7%(関東)
初回から最終回まで一度も前回を下回らなかった。最終回の関東42.2%は、1977年以降のドラマ(NHKの朝ドラ・大河を除く)で歴代4位と報じられた。関西の45.5%は1981年の『水戸黄門』を上回る関西地区のドラマ史上最高。瞬間最高視聴率は関東46.7%、関西50.4%とされる。
第2作(2020年)[編集]
- 初回:22.0%
- 最終回:32.7%(個人視聴率21.5%)
- 全話平均:24.7%
全10話すべてで20%を超え、毎話のように関連ワードがX(旧Twitter)のトレンド入りした。
特別番組・スピンオフ[編集]
- 半沢直樹II エピソードゼロ 〜狙われた半沢直樹のパスワード〜(2020年1月3日放送):第2作の前日譚となるスピンオフで、吉沢亮が主演を務めた。今田美桜も出演している。
- 生放送!!半沢直樹の恩返し(2020年9月6日放送):感染症対策で撮影が長引き、第8話の放送が9月13日に延期されたことを受けて放送された生放送特番。堺雅人、香川照之、及川光博、片岡愛之助、江口のりこ、児嶋一哉らが出演し、司会は安住紳一郎。冒頭で半沢が延期を詫びるミニドラマが放送された。
第2作は当初2020年4月からの放送予定だったが、撮影の中断などにより7月19日スタートにずれ込んだ。
炎上とバズ[編集]
- 流行語大賞:2013年の新語・流行語大賞は「倍返し」「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「お・も・て・な・し」の4語同時受賞という史上最多記録となった。
- 名台詞ラッシュ:第2作では大和田の「おしまいDEATH!」「施されたら施し返す……恩返しです!」や、最終回の「グッバーイ、DEATH!」などの言い回しがSNSで大量に拡散された。
- 「顔芸」論争:歌舞伎俳優陣の誇張された演技は「顔芸」とも呼ばれ、「最高に面白い」という声がある一方、「過剰すぎる」という声もあり、賛否両論を呼んだ。
- 白井大臣のモデル論争:第2作で江口のりこが演じた白井亜希子国土交通大臣について、実在の政治家がモデルではないかとする記事や書き込みが相次いだが、制作側がモデルを公表したわけではない。
余談[編集]
- 演出の福澤克雄は、同じ日曜劇場で堺雅人主演の『VIVANT』の原作・演出も手がけている。
- 2013年版の最終回(関東42.2%)は、平成に放送された民放連続ドラマの中で最高の視聴率とされる。
- 第2作の小料理屋の女将・智美(井川遥)はドラマオリジナルのキャラクター。