新垣結衣
960px-Aragaki_Yui_from_%22%28Ab%29normal_Desire%22_at_Red_Carpet_of_the_Tokyo_International_Film_Festival_2023_%2853347233892%29_%28cropped%29.jpg
第36回東京国際映画祭レッドカーペット(2023年)(出典:Wikimedia Commons「Aragaki Yui from "(Ab)normal Desire" at Red Carpet of the Tokyo International Film Festival 2023 (53347233892) (cropped).jpg」・CC BY 2.0)
出身地 沖縄県那覇市
国籍 日本
職業 女優、歌手、ファッションモデル
活動期間 2001年 -
別名 ガッキー(愛称)


概要[編集]

新垣結衣(あらがき ゆい)とは、沖縄県那覇市出身の日本の女優・歌手である。愛称は「ガッキー」。ポッキーのCMでブレイクし、『コード・ブルー』『リーガル・ハイ』『逃げるは恥だが役に立つ』など数々のヒット作に主演・出演してきた、平成〜令和を代表する人気女優である。

詳細[編集]

身長169cm。中学生時代にファッション誌『ニコラ』のモデルオーディションでグランプリを獲得して芸能界入りした。モデル、グラビア、CM、ドラマ、映画、歌手と活動の幅を広げ、2000年代後半には数多くの企業CMに起用される存在になった。

女優としては、若手時代の学園ドラマや青春映画のヒロインから始まり、2008年の『コード・ブルー』で医療ドラマのレギュラーに定着。2012年の『リーガル・ハイ』ではコメディ演技、2016年の『逃げるは恥だが役に立つ』では社会現象級のヒットと、20代の間に代表作を積み重ねた。『逃げ恥』のエンディングで踊った「恋ダンス」は日本中で真似され、ドラマの枠を超えた流行となった。

30代に入ってからは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)の八重役、映画『正欲』(2023年)、『違国日記』(2024年)など、重いテーマや繊細な人間関係を扱う作品への出演が目立つ。2021年には『逃げ恥』で共演した星野源との結婚を発表し、同時に長年所属したレプロエンタテインメントとの専属契約を終了して個人での活動に移行した。

経歴[編集]

生い立ち・モデル時代(2001年〜2005年)[編集]

1988年、沖縄県那覇市に生まれ、その後島尻郡大里村(現在の南城市)へ転居した。小学生の頃は同郷のグループSPEEDに憧れ、沖縄アクターズスクールの試験を受けたが不合格だったという。

中学在学中の2001年、女子小中学生向けファッション誌『ニコラ』のモデルオーディションに応募してグランプリを獲得。2005年春まで同誌の専属モデル(ニコモ)として活動し、当時としては最多となる15回の表紙を飾った。2004年頃からグラビアや女優業にも進出していく。

ドラマデビューとポッキーでブレイク(2005年〜2007年)[編集]

2005年に特撮ドラマ『Sh15uya』でドラマデビュー。同年のTBS『ドラゴン桜』で東大受験に挑む生徒の一人を演じて注目を集めた。2006年には『トゥルーラブ』で初主演を経験し、日本テレビの土曜9時枠では『ギャルサー』『マイ★ボス マイ★ヒーロー』に2クール連続で出演している。

ブレイクを決定づけたのは、2006年から2008年にかけて出演した江崎グリコ「ポッキー」シリーズのCM。軽やかなダンスと笑顔が話題となり、一気に「国民的な人気者」へと駆け上がった。

2007年は飛躍の年だった。『恋するマドリ』で映画初主演を果たし、同作の主題歌で歌手デビュー。さらにケータイ小説を原作とする映画『恋空』でヒロインを演じて大ヒットさせ、翌年の日本アカデミー賞新人俳優賞とブルーリボン賞新人賞を受賞した。同年3月に日出高等学校を卒業(同級生に多部未華子がいる)、12月には日本武道館でコンサートも開いている。同年の東京ガールズコレクションでは第1回「BEST GIRL OF 2007」グランプリにも輝いた。

『コード・ブルー』と主演女優への道(2008年〜2015年)[編集]

2008年、フジテレビの医療ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』に、フライトドクター候補生・白石恵役で出演。山下智久、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介らとともに、10年続く人気シリーズの中心メンバーとなった。

2010年には一青窈の楽曲をモチーフにした映画『ハナミズキ』で主演。2011年、フジテレビ『全開ガール』で連続ドラマ初主演を務めた。

2012年の『リーガル・ハイ』では、堺雅人演じる毒舌弁護士・古美門研介に振り回される新人弁護士・黛真知子を演じ、コメディでも存在感を発揮。シリーズは2014年まで続いた。2013年にはTBS『空飛ぶ広報室』で稲葉リカ役、2015年には日本テレビ『掟上今日子の備忘録』で眠るたびに記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子を演じた。

『逃げ恥』ブームと代表作の連続(2016年〜2020年)[編集]

2016年、TBSの火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』に主演。星野源と「契約結婚」する主人公・森山みくりを演じた。エンディングの「恋ダンス」がSNSで爆発的に拡散され、ドラマ自体も回を追うごとに視聴率を伸ばす社会現象となった。

2017年には『コード・ブルー』の3rd seasonが放送され、白石はフライトドクターのスタッフリーダーに成長。同年公開の主演映画『ミックス。』では卓球の混合ダブルスに挑む元天才少女・富田多満子を演じ、第60回ブルーリボン賞主演女優賞、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した。2018年には『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が公開され大ヒット。同年、日本テレビ『獣になれない私たち』で主人公・深海晶を演じた。

オリコンの「恋人にしたい女性有名人ランキング」では2017年から2021年まで5年連続で1位となり、殿堂入りしている。

結婚・独立と新たなフェーズ(2021年〜)[編集]

2021年1月2日、『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』が放送。同年5月19日、星野源との結婚予定を発表した。同時に、2001年から20年間所属したレプロエンタテインメントとの専属マネジメント契約を終了し、個人として活動していくことを公表。発表時には、結婚とは別の判断であることや、今後も「楽しむ気持ちと感謝の気持ち」を大切にしたいという思いを伝えている。

2022年、三谷幸喜脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、主人公・北条義時(小栗旬)の妻となる八重を演じた。同年はアニメ映画『ゴーストブック おばけずかん』にも出演。2023年、フジテレビ『風間公親−教場0−』に、木村拓哉演じる風間公親の指導を受ける刑事・隼田聖子役で出演した。

2023年公開の映画『正欲』(朝井リョウ原作)では、他人に言えない指向を抱える桐生夏月を演じ、日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。2024年は主演映画『違国日記』で、姉の遺児を引き取る人見知りの小説家・高代槙生を演じたほか、山田尚子監督のアニメ映画『きみの色』でシスター日吉子の声を担当した。

2026年1月1日には、中江功監督のNetflix映画『教場 Reunion』が配信開始。『教場0』に続いて隼田聖子役で出演し、同作は2月20日公開の劇場版『教場 Requiem』と対になる2部作として話題を呼んだ。CMでは2024年末に明治「メルティーキッス」の14年間続いた起用が終了した一方、アサヒ飲料「十六茶」、明治「生のとき」、コーセー「雪肌精」などの広告で引き続き顔を見せている。

主な出演作[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 2005年『Sh15uya』 - ドラマデビュー作
  • 2005年『ドラゴン桜』(TBS)
  • 2006年『トゥルーラブ』 - 初主演
  • 2006年『ギャルサー』(日本テレビ)
  • 2006年『マイ★ボス マイ★ヒーロー』(日本テレビ)
  • 2008年〜2017年『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ(フジテレビ) - 白石恵 役
  • 2011年『全開ガール』(フジテレビ) - 鮎川若葉 役(連続ドラマ初主演)
  • 2012年〜2014年『リーガル・ハイ』シリーズ(フジテレビ) - 黛真知子 役
  • 2013年『空飛ぶ広報室』(TBS) - 稲葉リカ 役
  • 2015年『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ) - 掟上今日子 役
  • 2016年『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS) - 森山みくり 役
  • 2018年『獣になれない私たち』(日本テレビ) - 深海晶 役
  • 2020年『親バカ青春白書』(日本テレビ)
  • 2021年『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS) - 森山みくり 役
  • 2022年『鎌倉殿の13人』(NHK大河ドラマ) - 八重 役
  • 2023年『風間公親−教場0−』(フジテレビ) - 隼田聖子 役

映画[編集]

  • 2007年『恋するマドリ』 - 映画初主演
  • 2007年『恋空』 - ヒロイン
  • 2010年『ハナミズキ』 - 平沢紗枝 役
  • 2012年『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』 - 中原香織 役
  • 2014年『トワイライト ささらさや』 - サヤ 役
  • 2015年『くちびるに歌を』 - 柏木ユリ 役
  • 2015年『S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』 - 林イルマ 役
  • 2017年『ミックス。』 - 富田多満子 役
  • 2018年『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』 - 白石恵 役
  • 2022年『ゴーストブック おばけずかん』 - 葉山瑤子 役
  • 2023年『正欲』 - 桐生夏月 役
  • 2024年『違国日記』 - 高代槙生 役
  • 2024年『きみの色』 - シスター日吉子 役(声の出演)
  • 2026年『教場 Reunion』(Netflix) - 隼田聖子 役

人物・エピソード[編集]

  • 愛称の「ガッキー」は、ファンだけでなく共演者やメディアでも定着している。
  • 本人は筋金入りのインドア派。休日はほとんど寝ているか、家の片付けをして過ごすという。
  • 同じ沖縄出身の比嘉愛未とは大親友。アウトドア派の比嘉に連れ出されてディズニーランドへ行くこともあったという。
  • 『コード・ブルー』で共演した戸田恵梨香とは「がっちゃん」「トッティー」と呼び合う仲。蓮佛美沙子とも親しく、自宅で飲むことが多いという。
  • ペットとして、ヒョウモントカゲモドキの「シーちゃん」とカニンヘンダックスフンドの「ここちゃん」を飼っている。
  • 子どもの頃の憧れはSPEED。アクターズスクールには落ちたものの、別ルートで芸能界入りし、結果的に歌手デビューも果たしている。

受賞歴[編集]

  • 2007年 東京ガールズコレクション「BEST GIRL OF 2007」グランプリ
  • 2008年 第31回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『恋空』)
  • 2008年 第50回ブルーリボン賞 新人賞
  • 2018年 第60回ブルーリボン賞 主演女優賞(『ミックス。』)
  • 2018年 第41回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(『ミックス。』)
  • 2024年 日本映画批評家大賞 助演女優賞(『正欲』)

炎上とバズ[編集]

  • 恋ダンス現象(2016年):『逃げるは恥だが役に立つ』のエンディングで星野源の「恋」に合わせて踊る「恋ダンス」がSNSを中心に真似されて大流行し、ドラマの人気を押し上げた。
  • 「逃げ恥婚」(2021年):ドラマでの共演相手・星野源との結婚発表は、作品のファンを中心に大きな祝福ムードで報じられ、「逃げ恥婚」という言葉が生まれた。

余談[編集]

  • 『ニコラ』の表紙を15回飾ったのは、当時の同誌モデルとしての最多記録だった。
  • 映画初主演作『恋するマドリ』は、歌手デビュー作の主題歌とセットになった「ダブルデビュー」作品でもある。
  • 『コード・ブルー』シリーズは連ドラ第1作から劇場版まで約10年にわたり、白石恵は新人からスタッフリーダーへと成長していった。
  • 明治「メルティーキッス」のCMは2024年末まで約14年という長期起用だった。

外部リンク[編集]

💬 みんなの声

この記事を読んだ人が、ひとことつぶやく場所です。