| 今、私たちの学校は… 지금 우리 학교는 / All of Us Are Dead | |
|---|---|
![]() 作品の舞台・ヒョサン高校の模型展示(2024年10月撮影/Wikimedia Commons・CC0) | |
| ジャンル | ゾンビ・サバイバル・青春 |
| 放送シーズン | シーズン1(2022年1月28日)/シーズン2(制作中) |
| 放送期間 | 2022年1月28日(シーズン1一挙配信) |
| 放送時間 | 各話53〜71分 |
| 話数 | 全12話(シーズン1) |
| 放送国家 | 韓国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 配信 | Netflix |
| 制作 | |
| 演出 | イ・ジェギュ、キム・ナムス |
| 制作 | Film Monster、Kim Jong-hak Production |
| 脚本 | チョン・ソンイル |
| 音楽 | Mowg |
| 出演者 | パク・ジフ、ユン・チャンヨン、チョ・イヒョン、ロモン、ユ・インス、イ・ユミ |
| その他 | |
| 原作 | チュ・ドングンのウェブトゥーン『今、私たちの学校は』 |
概要[編集]
今、私たちの学校は…(いま、わたしたちのがっこうは、原題:지금 우리 학교는、英題:All of Us Are Dead)とは、2022年1月28日にNetflixで全12話が一挙配信された韓国のゾンビ・サバイバルドラマ。チュ・ドングンの同名ウェブトゥーンを原作に、ゾンビウイルスが広がった地方都市の高校に取り残された生徒たちの脱出劇を描く。
配信直後から世界的なヒットとなり、Netflixの非英語シリーズのランキングで1位を獲得。公開後およそ1か月で4億7,000万時間を超える視聴時間を記録し(28日間の最終集計では5億6,000万時間超とされる)、『イカゲーム』に続いて「韓国発ジャンルもの」の強さを世界に見せつけた。主演の若手俳優たちは本作をきっかけに一斉にブレイクし、2022年6月にはシーズン2の制作も決定している。
詳細[編集]
あらすじ(シーズン1)[編集]
舞台は地方都市ヒョサン市にあるヒョサン高校。ある日、校内の科学室で生まれたウイルスに感染した生徒をきっかけに、校内で人が人を襲うゾンビ化が一気に広がり、学校はあっという間に地獄と化す。
スマートフォンの電波も届きにくく、武器も大人の助けもない中、教室や放送室に立てこもった生徒たちは、友情と初恋、そして裏切りを抱えたまま生き残りを懸けた脱出を試みる。一方で感染はヒョサン市全体に広がり、市は封鎖されて戒厳令が敷かれる。校外では消防士である主人公の父や警察官、軍などの大人たちが、それぞれの立場で生存者を救おうと奔走し、やがて政府は都市そのものに対する重大な「決断」を下していく。
作中では、ゾンビに噛まれながらも理性を保ち続ける「半ゾンビ」(韓国語で「ハンビ」)という存在が登場し、物語の後半とシーズン2の大きな鍵となっている。
原作ウェブトゥーン[編集]
原作はチュ・ドングンが2009年から2011年にかけてNAVER Webtoonで連載した『今、私たちの学校は』(지금 우리 학교는)。ゾンビものに学校でのいじめや格差といった社会問題を重ねた作風で人気を集めた。ドラマ版は大筋を原作に沿いつつ、大人側のパートやウイルスの起源など、独自の設定を大きく膨らませている。
制作の経緯[編集]
企画はNetflixが2020年4月12日に正式発表。監督はイ・ジェギュとキム・ナムス、脚本はチョン・ソンイルが担当し、制作はFilm Monster(JTBCスタジオ系)とKim Jong-hak Productionが手がけた。撮影は2020年に行われたが、同年8月には新型コロナウイルス感染症の影響で一時中断に追い込まれている。
校舎のセットには大規模な美術が組まれ、教室・図書室・放送室・屋上といった閉鎖空間を舞台にしたアクションが見どころとなった。米Variety誌は「悪夢のような舞台設定を最大限に生かしている」と評している。
反響と評価[編集]
配信直後からNetflixのグローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得し、多くの国・地域のTOP10入りを果たした。批評集積サイトのRotten Tomatoesでは批評家の支持率89%、Metacriticでは67点を記録している。
2022年の第8回APANスターアワードでは、ユン・チャンヨンとパク・ジフがそろって新人賞を受賞。百想芸術大賞や青龍シリーズアワードでも複数部門にノミネートされた。
シーズン2[編集]
2022年6月6日にシーズン2の制作が正式決定。2025年6〜7月にかけて出演者が発表され、パク・ジフ、ユン・チャンヨン、チョ・イヒョン、ロモンらシーズン1のメンバーに加え、ノ・ジェウォン、イ・ミンジェ、キム・シウン、ユン・ガイ、ソ・ジフンらが新たに参加する。イ・ジェギュ監督とチョン・ソンイル脚本が再びタッグを組む。
撮影は2025年7月23日に始まり、2026年2月18日に終了した。物語はシーズン1から時間が経ち、大学生になったオンジョが、ソウルで再び広がるウイルスに立ち向かう展開になるとされる。具体的な配信日は本稿執筆時点(2026年10月)で確認できていない。
見どころ[編集]
- 閉鎖空間のサバイバル:教室、図書室、音楽室、放送室、屋上と、学校の中の見慣れた場所が次々と戦場に変わる。机や掃除用具、理科室の道具といった身近な物を武器にして戦う描写は、学校という舞台ならではの緊張感を生んでいる。
- 群像劇としての青春:オンジョとチョンサンの幼なじみの関係、ナムラとスヒョクの距離感など、極限状態の中で描かれる友情や恋心が物語の軸となっている。生き残るために誰かを見捨てるのか、仲間を守るのかという選択が、毎話のように突きつけられる。
- いじめと社会問題:ウイルス誕生の背景には校内のいじめがあり、原作から受け継いだ社会派のテーマが、単なるパニックものに終わらない重さを与えている。
- 大人たちの決断:生徒たちの脱出劇と並行して、消防士、警察、軍、政府の視点から「都市をどう救うか」が描かれ、個人の命と全体の安全をめぐるジレンマが浮かび上がる。
シーズン1の結末(ネタバレ注意)[編集]
生徒たちは多くの犠牲を出しながら校舎を脱出するが、チョンサンは仲間を逃がすために自ら残り、生還しなかった。半ゾンビとなったナムラは、仲間を傷つけることを恐れて、隔離施設に入った生存者たちのもとを離れる。ラストでは、ナムラと同じように理性を保った半ゾンビが他にもいることが示唆される。この「半ゾンビの行方」と、死んだはずの登場人物がどう関わってくるのかが、シーズン2に向けた最大の伏線として残された。
韓国発ゾンビ・ジャンル作品の流れ[編集]
韓国のゾンビ作品は、映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)の世界的ヒットを皮切りに、Netflixの時代劇ゾンビドラマ『キングダム』(2019年〜)などで注目を集めてきた。本作はその流れを「現代の高校」という身近な舞台に持ち込み、10代の視聴者にも届く青春群像劇として成功させた点で評価が高い。同時期のNetflix韓国作品としては『イカゲーム』『地獄が呼んでいる』『ザ・グローリー』などがあり、本作は「韓国発のジャンルものが世界で通用する」ことを決定づけた一本に数えられる。
主なキャスト(シーズン1)[編集]
| 役名 | 俳優 | 役どころ |
|---|---|---|
| ナム・オンジョ | パク・ジフ | 主人公。消防士の父を持つ2年生 |
| イ・チョンサン | ユン・チャンヨン | オンジョの幼なじみ |
| チェ・ナムラ | チョ・イヒョン | 冷静な学級委員長 |
| イ・スヒョク | ロモン | 仲間思いの元不良 |
| ユン・グィナム | ユ・インス | 生徒たちを追い詰める不良 |
| イ・ナヨン | イ・ユミ | 自分本位な同級生 |
| イ・ビョンチャン | キム・ビョンチョル | 科学教師。ウイルスの起源に関わる |
| ソン・ジェイク | イ・ギュヒョン | 警察官 |
| ナム・ソジュ | チョン・ベス | オンジョの父で消防士 |
どこで見れる?[編集]
本作はNetflixオリジナル作品のため、日本ではNetflixでのみ配信されている(シーズン1全12話)。地上波やほかの配信サービスでの配信は行われていない。暴力・流血描写が多いため、視聴の際は年齢制限の表示に注意したい。
余談[編集]
- シーズン1で「死んだはずのあのキャラクター」の扱いがどうなるかは、シーズン2最大の注目ポイントとして配信前から考察が盛り上がっている。
- 本作のヒットで主演の若手キャストが一斉にブレイクし、チョ・イヒョンやロモン、パク・ジフらはその後も主演級で活躍している。
- 2024年10月には韓国のテーマパークで、作中のヒョサン高校を再現した模型が展示された。
- 撮影は2020年に行われたが、コロナ禍による中断を挟み、配信は2022年1月にずれ込んだ。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Netflix「今、私たちの学校は…」作品ページ
