- 読み:ぽすとれいのあれ
概要[編集]
2000年代後半から2010年代のネット文化に多大な影響を与えた例のアレだが、2017年以降のVTuberブームや淫夢動画作者の引退などにより、下火になっていた。
かつて2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)最大の板としてネット文化に多大な影響を与えたなんJも衰退し、これまで例のアレに属していたコンテンツは淫夢及びクッキー☆が2019年頃に失速、恒心教はゆゆうた騒動での爆破予告が問題になり、報道でも犯罪グループと扱わ、新芋が減ったため壊滅状態となり、Syamuも引退と復活を繰り返すなど面白みがなくなり、aiueo700やカツドンチャンネルも諸事情でユーザーが減ったため、例のアレは暗黒期を迎えることになった。
だが、ヒカマニが淫夢動画のノウハウも取り込み、ポスト・例のアレのコンテンツとして成長株となったことで、旧来の例のアレを影響を受けたコンテンツが。 廃れたなんJ及びニコニコに代わって、Twitter(後のX)とDiscordを拠点とする世界史界隈が淫夢を主導するようになり、X発の淫夢ネタの多くが世界史界隈民で生産されるようになった。
=該当するコンテンツ[編集]
Hikakin_Mania[編集]
日本のトップYouTuberであるHIKAKINの動画を下ネタ改変したコンテンツで、2017年に開設されたYouTubeチャンネル『Hikakin_Mania』から始まった(2023年にチャンネルが自主削除された)。
ヒカキンのMAD動画としては、ヒカマニに流行以前にボイパ対決シリーズがあった。
卵シリーズは、ヒカマニより早い2016年に登場したが、後にヒカマニに吸収された。
TikTokでは、派生であるヒカニチが流行し、後に猫ミームを産んだ。
世界史界隈[編集]
歴史や政治をネットミームとして消費することを主な目的とする界隈。ポーランドボールも現在では世界史界隈に属するものとされる。
主なコンテンツとしては世界史替え歌がある。
源流としては架空戦記のほか、ネット黎明期から存在する共産趣味コンテンツや、国家擬人化漫画であるヘタリアが挙げられる。ニコニコ動画で赤いニコニコ動画や、主役は我々だ!がデビューを飾ったハーツオブアイアンの実況動画が流行していたほか、前身として総統閣下シリーズがあり、架空国家界隈も一定の勢力があったが、この頃はまだ現在にみられるような淫夢色は強くなかった。淫夢色が強くなるのは、真夏の夜の淫夢のジャンルである従軍先輩シリーズ(及び従軍クッキー☆シリーズ)の流行によるものと思われる。淫夢実況においてFPSゲームやパラドゲーが取り上げられたことが、淫夢と政治・軍事を結びつけることをさらに加速させたといえる
2010年代の世界史やミリタリーブームと、なんJ・淫夢ブームを経験した層が中心となっており、主な年齢層は2000年代(平成中期)生まれであるが、さらに低年齢化しているとも言われる(淫夢民の主流派は小学生~高校生である)。
Xの淫夢民の主流派を占める一大勢力であり、なんJが廃れた後の淫夢コンテンツは世界史界隈の影響が強い。淫夢垢のリプ欄には世界史界隈民が高確率で出現し、バズった淫夢ポスト(ツイート)が世界史界隈民のものであることが多くあり、現在の淫夢を牽引する存在となっている。
なんJの影響が強く、かつ戦争や事件を遊ぶという一般的には不謹慎と認識されることしており、攻撃的な性向が強く、前身となる界隈が内紛で何度も崩壊し続けているといった点から、恒心教との共通点もみられる。Xではよく炎上する界隈として煙たがられることが多い。また、野獣邸にけんまを行う淫夢厨には、ソ連国旗の掲揚や『攻撃戦だ(コンギョ、従軍先輩シリーズ経由でネットミームとなった)』を合唱する者が現れるなど、世界史界隈への感化が進行していることがわかる。
Discordでは界隈民によって複数の政治系コミュニティが運営されており、実際の政治家と交流がある者もいる。
2021年頃に世界史界隈で上記のヒカマニが流行し、現在でもヒカマーと世界史界隈民の掛け持ちがおり、それをセカマーという。
ブルアカ淫夢[編集]
ブルーアーカイブのキャラクターに淫夢ネタを言わせるというミーム。
二次元IPを制服して成立させたという点では、クッキー☆と共通する点がある。
ブルーアーカイブは、淫夢厨、ヒカマ一、世界史界隈民がたしなむコンテンツとして、かつての東方Projectや恒心教徒の標的になった艦隊これくしょんと似たような立ち位置にあると言える。
ずんだもん[編集]
ずんだもんやVOICEVOXキャラを使った、下ネタなどの例のアレ系動画もみられる。 そもそもニコニコ動画では、ネット文化の中心がYouTubeに移り、VOCALOIDやゆっくりがYouTubeに流出した後はVOICEROIDが音声合成コンテンツの主流派となった。だが、ニコニコは同時期にアングラコンテンツである淫夢が支配するようになり、ボイロは淫夢とは隣り合わせになり、淫夢ネタを使ったボイロ動画も多く存在した。
ずんだもんが流行し始めるのは2022年以降であり、ニコニコを中心にさまざまな動画も作られることになったが、BB素材だったりと、明らかに淫夢のノウハウを取り込んでいるものが見受けられた。
下ネタの題材になることも多い。
なお、東北ずん子プロジェクトのガイドラインでは、イメージがわるくなるものへの使用は禁じており、淫夢も該当する可能性がある。
安倍晋三[編集]
ネットミームとしての安倍晋三は、嫌儲板で生まれたものである。
なんJでは語録が使われ、猛虎弁や淫夢語録と並ぶ会話手段となっていた。聖帝語録という。
令和4年に安倍晋三銃撃事件によって統一教会問題が起きると、安倍晋三をからかう目的で安倍晋三を題材にしたミーム、MAD動画の制作や、「AI安倍晋三」が登場した。
なお、世界史界隈では「安倍マニ」というものが生産されていた。名称からわかるようにヒカマニの安倍版である。
猫ミーム[編集]
2023年頃から流行し始めた、海外ミーム及び、Hikakin_Maniaの派生であるヒカニチからインスパイアされたコンテンツ群。 TikTokを中心に流行し、テレビメディアに取り上げられるほど話題になった。現在では下火になる傾向にあるが、現在でもYouTubeでは5桁~6桁の再生数を誇る動画が現れるため、まだ
一過性のもの[編集]
以下は一時話題になったでけで、現在ではほぼユーザーがいないコンテンツである。
おとわっか[編集]
ファイナルファンタジーXの登場キャラクターであるワッカを題材にしたMAD作品で、原動画はおとめっど。
短期間で600万再生を記録し話題となり、複数のネットニュースに取り上げられ、MAD動画としては異例のウィキペディアに記事が作られることになった。
動画がスクウェア・エニックス公式に消された。なお、これを取り上げた記事では同性愛差別も指適されていた。
薩摩ホグワーツ[編集]
ハリー・ポッターの二次創作を発祥とするネットミーム。
関連項目[編集]