kiDnap GAME
キッドナップ・ゲーム/키드냅 게임
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主演・新出敏郎役の坂口健太郎(2024年。出典:Wikimedia Commons、撮影:Ten Asia、CC BY 3.0)
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ハン・キジュ役のイ・ジュンギ(2016年。出典:Wikimedia Commons、撮影:Yoon Min-hoo、CC BY 4.0)
ジャンル サスペンス・サバイバルスリラー
放送シーズン 2026年10月期
放送期間 2026年10月6日 -
放送時間 毎週火曜 21:00 - 21:54(初回15分拡大)
放送国家 日本・韓国ほか
言語 日本語・韓国語ほか
放送局 フジテレビ系(日本)、チャンネルA(韓国)
配信 TVer、FOD(日本)、Rakuten Viki(海外)
制作
企画 加藤裕将
プロデューサー 加藤裕将(フジテレビ)
演出 加藤裕将(フジテレビ)
制作 フジテレビ、MakerVille(香港)、SIMSTORY(韓国)/制作協力:ROBOT
出演者 坂口健太郎
イ・ジュンギ
桜井ユキ
岡崎紗絵
満島真之介
笠松将
山崎竜太郎
マキタスポーツ
尾野真千子
アリス・クー
スタンリー・ヤウ
キャリー・ウォン
ジョエル・トーレ
プレーオ=ナルポーンカモン チャイセーン
イ・ソファン
キム・ジェギョン
チェ・ソユル
その他
原作 なし(オリジナル)
関連番組 『kiDnap GAMEいよいよスタート!坂口健太郎×イ・ジュンギ日韓スター競演』『kiDnap GAME攻略ガイド』
外部リンク https://x.com/kidnapgame_jp

概要[編集]

kiDnap GAME(キッドナップ・ゲーム)とは、2026年10月6日からフジテレビ系「火9」枠で放送されている連続ドラマである。フジテレビが香港のMakerVille、韓国のSIMSTORYと組んだ国際共同製作作品で、坂口健太郎とイ・ジュンギがW主演を務める。アジア7都市で同時に起きた誘拐事件をめぐる命懸けのサバイバルスリラー。

詳細[編集]

「救われるのは一人だけ」というルール[編集]

物語の舞台は東京(東京都)、ソウル、台北、シンガポール、バンコク、那覇、マニラのアジア7都市。この7都市で同時多発的に誘拐事件が発生し、被害者の家族のもとに「kiDnap GAMEにエントリーされました。愛する人を救うために、どこまでできますか?救われるのは一人だけ」というメールが届く。

ゲームの期限は10日間。国籍も職業も、宗教も違う7人の出場者には、それぞれ異なる「指令」が課され、それをクリアしなければ大切な人は戻ってこない。しかも救われるのは一人だけ。協力すれば全員が負け、出し抜けば誰かの家族が犠牲になるかもしれない……という、えげつないジレンマが作品の芯になっている。

フジテレビ史上最大規模の国際共同製作[編集]

番組公式Xのプロフィールでは、本作は「フジテレビ史上最大規模の国際共同製作ドラマ」とうたわれている。製作はフジテレビ、香港のMakerVille、韓国のSIMSTORYの3社で、制作協力はROBOT。日本と海外の複数都市でロケが行われ、放送前の段階で18の国と地域での放送・配信が決まったと発表された。

プロデュースと演出を兼ねるのはフジテレビの加藤裕将。パートナー2社は出資だけでなく、現地での撮影協力も一緒に担ったと加藤は説明している。インタビュー記事では、本作がフジテレビにとってのグローバル展開への挑戦の第1弾と位置づけられていると紹介された。

日本の刑事と韓国の外科医[編集]

W主演の2人は、それぞれ東京とソウルの「被害者家族」として登場する。坂口健太郎が演じるのは、高い検挙率を誇る正義感の強い刑事・新出敏郎。イ・ジュンギが演じるのは、卓越した腕を持ちながら医療の現場を離れているソウルの外科医ハン・キジュだ。

新出は妻を、キジュは視覚障害のある娘を誘拐され、ゲームに参加させられる。韓国メディアのSoompiは、2人が最終的に手を組むのか、それとも敵として対立するのかが見どころの一つだと紹介している。

あらすじ[編集]

第1話[編集]

刑事の新出敏郎は、妻・沙織と結婚記念日を祝うはずだった。ところが帰宅すると沙織の姿はなく、部屋には赤いバラの花びらだけが残されていた。

同じころ、東京、ソウル、シンガポール、バンコク、マニラ、台北、那覇のアジア7都市で誘拐事件が相次いでいた。新出をはじめとする被害者の家族たちのもとに、例の「救われるのは一人だけ」というメッセージが届く。新出ら7人は「kiDnap GAME」に強制的にエントリーされ、10日間のうちに指令を果たさなければならなくなる。

新出に下された指令は「事件の首謀者の確保」。刑事である彼にとっては本業そのものだが、妻の命がかかった状態で、しかも誰かを出し抜かなければならない。一方ソウルのキジュには、医師であるがゆえの難しい指令が課されるという。

登場人物とキャスト[編集]

7都市のゲーム参加者[編集]

東京の刑事。学生時代の同級生と結婚し、幸せな日々を送っていたが、妻が誘拐される。指令は「事件の首謀者確保」。
ソウルの外科医。腕は超一流だが、今は医療現場を離れて平凡に暮らしている。美容ブランドのオーナーである妻との間に視覚障害のある娘がいて、その娘が誘拐される。
  • クリスティーナ(演:アリス・クー)
台北のインフルエンサー主婦。
  • ジャニス(演:キャリー・ウォン)
シンガポールのキャビンアテンダント。
  • ミゲル(演:ジョエル・トーレ)
マニラのタクシー運転手。
  • バンコクのホステス(演:プレーオ=ナルポーンカモン チャイセーン)
  • 比嘉蔵之介(演:満島真之介)
システムエンジニア。那覇でゲームに参加する。母が誘拐される。

日本の主な登場人物[編集]

  • 新出沙織(演:桜井ユキ)
新出の妻。誘拐の被害者。
  • 磯部明菜(演:岡崎紗絵)
テレビ局の報道記者。
  • 上村園美(演:尾野真千子)
沙織の友人。病院の敷地でキッチンカーを営んでいる。
  • 漆原春樹(演:笠松将)
謎の青年。
  • 兵藤遼平(演:山崎竜太郎)
新宿署の刑事。
  • 高槻正明(演:マキタスポーツ)
新宿署の生活安全課長。

香港・韓国の主な登場人物[編集]

  • アンディ(演:スタンリー・ヤウ)
香港出身の国際弁護士。
  • パク・ドングク(演:イ・ソファン)
謎の葬儀屋。
  • ナム・アユン(演:キム・ジェギョン)
キジュの妻。
  • ハン・リアン(演:チェ・ソユル)
キジュの娘。誘拐される。

制作[編集]

企画のきっかけは『イカゲーム』[編集]

加藤裕将が本作を立ち上げたのは放送の約3年前。きっかけは、世界的なヒットとなったNetflixの韓国ドラマ『イカゲーム』で、加藤は「『イカゲーム』のようなグローバルヒットを日本で、そしてフジテレビで作りたい」という思いが原点だったと語っている。

もっとも、ネタそのものは加藤の昔からのストック。30代のころのネタ帳に書いていた「都内7カ所で同時に誘拐が起きる」というアイデアを、舞台をアジア7都市に広げてグローバル仕様にしたのが本作だという。単なるデスゲームではなく、「他人を蹴落としてまで愛する人を助けるのか」という問いを突きつける人間ドラマを目指したとされる。

パートナー企業との出会い[編集]

韓国側パートナーのSIMSTORYは、CEOのソン・ソンウィ(Song Seon Eui)が2024年に加藤と初めて会ったことがきっかけで参加を決めたと明かしている。グローバルな視聴者に広く共感される将来性を感じた、というのがその理由だ。香港のMakerVilleとあわせ、3つの国・地域の会社が出資から撮影までを分担する体制になった。

海外ロケの裏側[編集]

撮影は日本と海外の複数都市で行われた。加藤によると、シンガポールでのクランクインでは前日になってロケ地が使えなくなり、急きょロケハンに走る羽目になったという。

海外のスタッフはハリウッド式に役割が細かく分かれていて人数も多く、スケジュールの組み方も日本より柔軟な傾向があったと振り返っている。各国のロケが同じ1本のドラマにつながる、というのは言うのは簡単だが、現場は相当カオスだったようだ。

映像のこだわり[編集]

カメラは映画『東京リベンジャーズ』の撮影チームが担当。ステディカムを多用し、ドキュメンタリーのような臨場感で登場人物の切迫した心情に迫る撮り方をしている。

加藤は、日本のドラマは欧米の市場ではほとんど知られておらず、繊細さだけで勝負してもなかなか伝わらないと分析。だからこそ一言で説明できる「ハイコンセプト」な設定で世界に打って出る、というのが本作の戦略だという。

キャスティング[編集]

坂口健太郎[編集]

加藤によると、主人公の新出役で「最初に思い浮かんだ」のが、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や映画『余命10年』などで知られる坂口健太郎だった。アジア各国での知名度も考慮したうえでの起用で、加藤は坂口を「世界レベルの俳優」と評し、クランクイン前から何度も話し合いを重ねてキャラクターを作り上げたという。ラストシーンの芝居は今も脳裏に鮮明に焼き付いている、とまで語っている。

坂口本人は、最初に企画を聞いたときは「本当に撮れるのかな」と半信半疑だったと明かした。監督からは「怒り」を象徴的に描くよう求められたが、静かな怒りと悲しみを同時に表現するのが難しい課題だったという。役作りでは体重を増やしてトレーニングを積み、海外の俳優を迎える立場として現場の雰囲気づくりにも気を配った。「新しさのある作品を日本で生み出すことは大きな一歩」とも語っている。

イ・ジュンギ[編集]

加藤はイ・ジュンギについて、『悪の花』や『アゲイン・マイ・ライフ』で見せた演技力、ハリウッド映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』でのアクション、さらに英語と日本語が堪能な点を挙げ、「ソウルの医師役ハン・キジュはイ・ジュンギさん以外に考えられませんでした」とコメント。韓国メディアの取材には、イ・ジュンギは自分が想像した通りの「本物の俳優」だったとも語っている。韓国では、イ・ジュンギにとって約3年ぶりの新作として報じられた。

イ・ジュンギ自身は「久しぶりにこういう国際的なドラマに携わることができて、とてもうれしく思っています」とコメント。かつて出演したフジテレビ作品、日韓合作映画『ホテル ビーナス』(草彅剛主演)の縁にも触れ、再びフジテレビの作品に参加できることに感謝を述べた。坂口については「以前から出演作を拝見して共演したいと思っていた」と語り、撮影現場で毎日情熱を持って全力を尽くす姿から多くを学んだという。

日本キャストの起用理由[編集]

満島真之介は、沖縄ロケが決まった時点で起用が決まったという。那覇パートの参加者・比嘉を演じるのにぴったり、という判断だ。笠松将については、加藤は「型にハマらない芝居」が魅力だとしている。

アジア各国の実力派[編集]

各都市の参加者には、その国を代表する俳優が起用されている。加藤は「各都市の作品を見て、イメージに合う俳優を探すところから始めた」と説明。台湾のアリス・クー、香港のスタンリー・ヤウ、シンガポールのキャリー・ウォン、フィリピンのジョエル・トーレ、タイのプレーオ=ナルポーンカモン チャイセーンが顔をそろえた。

2026年9月には韓国キャストの追加も発表。『イカゲーム』シリーズでパク・ジョンベ役を演じたイ・ソファン、アイドルグループRAINBOWの元リーダーで、ドラマ『バッドパパ』でMBC演技大賞の最優秀助演女優賞を受賞したキム・ジェギョン、そしてパク・チャヌク監督の映画『しあわせな選択』でイ・ビョンホンの娘役を演じた子役チェ・ソユルが加わった。

放送・配信[編集]

日本での放送[編集]

日本ではフジテレビ系の火曜21時枠(火9)で、2026年10月6日にスタート。通常は21:00から21:54までの放送で、初回は15分拡大と報じられた。

放送直前の10月4日(日)には『kiDnap GAMEいよいよスタート!坂口健太郎×イ・ジュンギ日韓スター競演』、10月5日(月)には『kiDnap GAME攻略ガイド 話題の国際共同製作ドラマいよいよ明日スタート!』という関連特番も放送され、TVerで配信された。

日本での配信[編集]

地上波と同時にTVerのリアルタイム配信でも視聴できる。放送後はTVerで見逃し配信が行われるほか、フジテレビの動画配信サービスFODでも配信されている。

海外での放送・配信[編集]

韓国では総合編成チャンネルのチャンネルAで、日本と同じ10月6日の夜10時(韓国時間)から放送。英語圏向けのニュースサイトSoompiによると、海外ではRakuten Vikiで配信される。日本・香港・韓国の3社による国際共同製作という性格上、放送前の時点で18の国と地域での放送・配信が決まっていた。

ワールドプレミア[編集]

放送開始に先立つ2026年10月2日には、アジアのキャストが集まるワールドプレミアが開催された。登壇したのは坂口健太郎、岡崎紗絵、満島真之介、イ・ジュンギ、アリス・クー、スタンリー・ヤウ、キャリー・ウォン、ジョエル・トーレ、プレーオ=ナルポーンカモン チャイセーンと、日韓だけでなく東南アジアの俳優陣までずらりと並ぶ豪華な顔ぶれだった。

余談[編集]

  • タイトルは「kiDnap GAME」と、先頭のkが小文字でDだけが大文字という独特の表記。番組公式Xアカウント(@kidnapgame_jp)は2026年3月に開設されている。
  • イ・ジュンギは韓流ブーム初期の2004年、フジテレビ作品の『ホテル ビーナス』で映画デビューしている。本作は20年以上を経たフジテレビとの再タッグにあたる。
  • 那覇パートを担う満島真之介の起用は、「沖縄でロケをする」と決まった瞬間に決まったという。
  • キジュの娘役のチェ・ソユルは、パク・チャヌク監督作でイ・ビョンホンの娘を演じた子役で、本作でも「誘拐される娘」という重要な役どころを担う。
  • 撮影チームは『東京リベンジャーズ』と同じ。ステディカムで追いかける映像は、ドラマというよりドキュメンタリーに近い手触りを狙っている。

外部リンク[編集]

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