ジェイホープ(J-HOPE)

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ジェイホープ(J-HOPE)
제이홉 / j-hope
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W Korea乳がん啓発キャンペーンでのJ-HOPE(2025年10月)(出典:ウィキメディア・コモンズ、CC BY 4.0)
基本情報
本名 チョン・ホソク(鄭號錫、정호석)
誕生日 1994年2月18日
年齢 32歳
出身地 韓国・光州広域市
国籍 韓国
居住地 韓国・ソウル
学歴 グローバルサイバー大学 放送演芸学科卒業
ジャンル ヒップホップ、K-POP、R&B
ポジション ラッパー、メインダンサー
活動期間 2013年 -
デビューアルバム 『Hope World』(ミックステープ、2018年)、『Jack In The Box』(1stソロアルバム、2022年)
身長 / 体重 ― cm / ― kg
レーベル BIGHIT MUSIC
事務所 BIGHIT MUSIC(HYBE傘下)
所属グループ BTS
ファンクラブ ARMY
その他 2018年 花冠文化勲章(BTSとして)



概要[編集]

ジェイホープ(J-HOPE)とは、韓国の7人組アイドルグループBTSのメンバーで、ラッパー・ダンサー・ソロアーティストである。本名はチョン・ホソク。2022年にK-POPの韓国人アーティストとして初めて米国の大型フェス「ロラパルーザ」のメインステージでヘッドライナーを務め、兵役後の2025年には初の単独ワールドツアーで約50万人を動員した。

詳細[編集]

1994年2月18日、韓国・光州広域市生まれ。芸名の「J-HOPE」は、ファンとメンバーにとっての「希望」でありたいという意味に加え、ギリシャ神話の「パンドラの箱」で最後に残った「希望」にちなむと説明されている。この「パンドラの箱」のモチーフは、後の1stソロアルバム『Jack In The Box』のコンセプトにそのままつながっている[1]。

グループ内ではラップとダンスの両輪を担い、RM・シュガ(SUGA)と並ぶ「ラップライン」の一人として知られる。ボーカルラインのジン(JIN)・ジミン(JIMIN)・V(BTS)・ジョングク(JUNGKOOK)とは異なる立ち位置から楽曲を支える。一方で振付の中心的存在でもあり、グループのパフォーマンスを支える役回りとして語られることが多い。愛称は「ホビ」。所属事務所はBIGHIT MUSICで、親会社のHYBEを通じて日本でも活動している。

ソロとしては2018年のミックステープ『Hope World』を皮切りに、2019年の「Chicken Noodle Soup (feat. Becky G)」、2022年の『Jack In The Box』、2024年の『HOPE ON THE STREET VOL.1』と作品を重ねた。特に『Jack In The Box』期以降はダンス主体の「明るいホビ」像から一歩踏み出し、ダークでエッジの効いたヒップホップにも振り切ったことで評価を高めた[2]。

2023年4月にBTSメンバーとして2番目に入隊し、2024年10月に除隊。除隊後はメンバーの中でいち早く本格的なソロツアーに乗り出し、2025年の「HOPE ON THE STAGE」ツアーでアジア・北米を回った。2026年3月にはグループの5thフルアルバム『ARIRANG』を発表し、7人そろっての完全体活動を再開している。

経歴[編集]

デビュー前:光州のストリートダンサー[編集]

小学校4年生から高校1年生まで地元の光州ミュージックアカデミーでダンスを学び、アンダーグラウンドのダンスチーム「NEURON(ニューロン)」で活動していた。2008年には全国規模のダンス大会で1位を獲得したとされる[3]。

練習生時代の2012年には、チョ・グォンの楽曲「Animal」にフィーチャリングラッパーとして参加している。BTSにはRM、SUGAに続いて3番目に合流したメンバーで、ダンサー出身ながらラッパーとしてデビューすることになった。この「NEURON」という名前は、のちに2024年のソロ作品のタイトル曲名として再び登場する。

BTSとしてのデビューと活動[編集]

2013年6月13日、Mnet『M COUNTDOWN』のステージでBTSとしてデビュー。以後、グループの世界的ブレイクとともに活動の場を広げ、2018年には他のメンバーとともに韓国政府から花冠文化勲章を受章、2021年7月には「未来世代と文化のための大統領特別使節」にも任命された。

2020年1月には韓国音楽著作権協会の正会員に昇格しており、作詞・作曲面でもグループに貢献してきた。学業面ではグローバルサイバー大学で放送演芸を専攻して卒業し、2019年にはハニャンサイバー大学大学院(広告メディアMBA)にも進学している。

ソロ始動:『Hope World』と「Chicken Noodle Soup」[編集]

2018年3月1日、初のミックステープ『Hope World』を公開。リード曲は「Daydream」で、同作は米Billboard 200で最高38位を記録し、当時の韓国人ソロアーティストとして最高順位となった[4]。

2019年9月27日には、米国の歌手ベッキー・Gを迎えた「Chicken Noodle Soup」を発表。同曲はBillboard Hot 100で81位に初登場し、BTSメンバーとして初めてソロ名義でHot 100入りを果たした。

『Jack In The Box』とロラパルーザ[編集]

2022年7月15日、1stソロアルバム『Jack In The Box』をリリース。「パンドラの箱」の物語を軸に、情熱・野心・未来への不安を描いたコンセプトアルバムで、オールドスクールなヒップホップを基調にグランジやR&Bの要素を混ぜた作品となった。先行シングル「MORE」(7月1日)とタイトル曲「Arson」はいずれもHot 100にチャートインし、アルバムはBillboard 200で17位に初登場。Metacriticでは87点を獲得している[5]。

面白いのはその「形」で、当初はデジタル配信のみ、フィジカルはCDの代わりにカードホルダーやフォトカード、デジタルコンテンツにアクセスするQRコードを収めたパッケージで発売された。HYBEの環境配慮の取り組みの一環とされ、アナログ盤(2022年12月)やCDはのちに限定で追加されている。それでも発売初週の販売は47万枚を超え、韓国ではプラチナ認定を受けた。2023年8月18日には、2022年のロラパルーザ公演のライブ音源3曲とインストゥルメンタル2曲を追加した「HOPE Edition」も発売された。この特別版は入隊前に本人が構成・企画に参加していたと発表されている[6]。

同年7月31日、シカゴで開かれた米国最大級の音楽フェス「ロラパルーザ」でメインステージのヘッドライナーを務め、韓国人アーティストとして初めて米大型フェスのメインステージでトリを飾った。これがソロとしての本格的なライブデビューでもあった。本人は米ローリング・ストーン誌の取材に対し、「MORE」「Arson」について「いつもの武器であるダンスではなく、声とバイブスだけで勝負しなければならない曲」と語り、メンバーがいない初のステージについても「メンバーが恋しい」と明かしている[7]。

「on the street」と兵役[編集]

2023年3月3日、米ラッパーのJ・コールをフィーチャリングに迎えた「on the street」を発表。全英シングルチャートで37位に初登場し、BTSメンバーのソロ曲として初めて全英トップ40入りした。Hot 100では最高60位を記録している。

2023年4月18日、江原道の陸軍新兵教育隊に入所し、兵役に就いた。BTSではジン(JIN)に次ぐ2人目の入隊である。基礎訓練修了後は江原道原州の第36歩兵師団で新兵の助教(訓練補佐)を務め、2024年10月17日に18か月の服務を終えて除隊した[8]。

『HOPE ON THE STREET』[編集]

入隊中の2024年3月28日、ダンスをテーマにしたドキュメンタリーシリーズ『HOPE ON THE STREET』(全6話)がAmazonプライム・ビデオとTVINGで公開された。自身のルーツであるストリートダンスに立ち返り、各地のダンサーと交流する内容である。

翌29日にはサウンドトラックとなるスペシャルアルバム『HOPE ON THE STREET VOL.1』(全6曲)をリリース。タイトル曲「NEURON」には韓国ヒップホップ界のベテランであるGAEKO(ダイナミック・デュオ)とユン・ミレが参加したほか、ジョングク(JUNGKOOK)との「i wonder...」、ベニー・ブランコとナイル・ロジャースを迎えた「lock / unlock」、LE SSERAFIMのホ・ユンジンとの「i don't know」などが収録された。同作はBillboard 200で5位に初登場し、J-HOPE自身の最高位を更新。韓国人ソロアーティストとして初めてBillboard 200のトップ10に2作品を送り込んだ[9]。

除隊後:HOPE ON THE STAGEツアー[編集]

除隊後初の音楽的な公の場は、2025年1月にフランス・パリで開かれたチャリティーイベント「Le Gala des Pièces Jaunes」で、約3万5000人の観客の前でパフォーマンスを行った。

そして2025年2月28日〜3月2日、ソウルのKSPO DOMEで初の単独ワールドツアー「HOPE ON THE STAGE」が開幕。韓国での単独コンサートはこれが初めてだった。ツアーはブルックリン、ローズモント(シカゴ近郊)、メキシコシティ、サンアントニオ、オークランド、ロサンゼルスの北米各地と、マニラ、シンガポール、ジャカルタ、バンコク、マカオ、桃園などアジアを巡り、日本では4月19・20日にさいたまスーパーアリーナ、5月31日・6月1日に京セラドーム大阪で公演を行った[10]。

フィナーレはBTSのデビュー12周年と重なる2025年6月13・14日、高陽総合運動場主競技場。全33公演で総動員数は50万4080人、興行収入は8470万ドルに達した。

ツアー中の新曲ラッシュ[編集]

ツアーと並行して新曲も立て続けに発表した。3月7日には米R&Bシンガーのミゲルを迎えた「Sweet Dreams」(Hot 100最高66位)、3月21日には「MONA LISA」をリリース。「MONA LISA」はブルックリン公演(3月13・14日)で先行披露され、本人はファンへの愛を表現した曲だと紹介した。Hot 100で65位、Billboard Global 200で14位を記録し、『M COUNTDOWN』で2週連続1位を獲得している[11]。

ツアー最終日の6月13日には、米ラッパーのグロリラを迎えた「Killin' It Girl」を発表。Hot 100で40位、Billboard Global 200で3位を記録し、2025年のJ-HOPEのソロ曲では最も高い順位となった[12]。さらに7月にはドイツ・ベルリンのオリンピアシュタディオンとオリンピアパークで開かれた「ロラパルーザ・ベルリン2025」でもヘッドライナーを務め、2022年のシカゴ以来約3年ぶりにロラパルーザのステージに立った。約90分のステージには推定6万人が集まり、ソロ曲に加えて「Dynamite」「MIC Drop」「Butter」などBTSの楽曲も披露したと報じられた[13]。

2026年の動向[編集]

2026年3月20日、BTSは完全体としての5thフルアルバム『ARIRANG』をリリースした。リード曲は「SWIM」で、同作はBillboard 200で初登場1位(初週64万1000ユニット)、「SWIM」もHot 100で1位を獲得。J-HOPEはジミン(JIMIN)らとともに複数の収録曲でソングライティングにクレジットされている。翌21日にはソウル・光化門広場でカムバック公演を行い、Netflixで独占ライブ配信され、世界で1840万人が視聴したとされる[14]。

4月9日には高陽総合運動場でワールドツアー「ARIRANG」が開幕。2027年3月まで34都市を回る、グループ史上最大規模のツアーとなっている。日本では4月17・18日に東京ドーム公演が行われ、2日間で9万5200人を動員した[15][16]。

5月25日にラスベガスで開催された第52回アメリカン・ミュージック・アワードでは、BTSが「Artist of the Year」と「Best Male K-Pop Artist」を受賞し、アレジアント・スタジアムで事前収録した「Hooligan」のステージがオープニングを飾った[17]。ツアーは北米・欧州を経て2026年9月時点でも進行中で、ラスベガスのアレジアント・スタジアム4公演は24万6000人を動員し、ツアー中最高の4950万ドルを売り上げた。

余談[編集]

  • デビュー前に所属していたダンスチームの名前「NEURON」を、2024年のスペシャルアルバムのタイトル曲名に使っている。原点回帰をテーマにした『HOPE ON THE STREET』らしい選曲である。
  • 『Jack In The Box』は当初デジタル配信とCDなしの「Weverse Albums」版のみで発売され、CDは後から限定発売されたという、K-POPのソロ作品としてはかなり珍しい流れをたどった。
  • 2018年から韓国の児童福祉団体「チャイルドファンド・コリア」の高額寄付者クラブ「グリーンノーブルクラブ」の会員で、母校である光州の高校への支援をはじめ、2023年のトルコ・シリア地震、2024年12月のチェジュ航空機事故、2025年の韓国山火事などに寄付を行ってきた[18]。
  • 2025年のツアーファイナルがちょうどBTSデビュー記念日の6月13日に重なり、その同じ日に新曲「Killin' It Girl」をリリースしている。
  • ロラパルーザには2022年のシカゴ、2025年のベルリンと2度ヘッドライナーとして出演している。

脚注[編集]

  1. ↑ J-Hope Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  2. ↑ Jack in the Box (album) Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  3. ↑ J-Hope Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  4. ↑ J-Hope Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  5. ↑ Jack in the Box (album) Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  6. ↑ j-hope of BTS announces Jack in the Box (HOPE Edition) Consequence、2023年7月17日
  7. ↑ J-Hope Talks 'Meaningful Moment' Making Lolla Headlining Debut Rolling Stone、2026年9月29日閲覧
  8. ↑ J-Hope Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  9. ↑ Hope on the Street Vol. 1 Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  10. ↑ Hope on the Stage Tour Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  11. ↑ Mona Lisa (J-Hope song) Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  12. ↑ Killin' It Girl Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  13. ↑ Lollapalooza Berlin: BTS' J-Hope's marks his return to festival after 3 years WION、2025年7月14日
  14. ↑ Arirang (album) Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  15. ↑ Arirang World Tour Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  16. ↑ BTS WORLD TOUR 'ARIRANG' IN JAPAN 特設サイト HYBE JAPAN、2026年9月29日閲覧
  17. ↑ American Music Awards of 2026 Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧
  18. ↑ J-Hope Wikipedia(英語版)、2026年9月29日閲覧

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