株式会社HYBE HYBE Co., Ltd. | |
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国家 | 大韓民国 |
種類 | 株式会社 |
市場情報 | KRX: 352820 |
業種 | サービス業、エンターテインメント |
本社所在地 | ソウル特別市 龍山区 漢江大路 42 龍山トレードセンター |
代表者 | パン・シヒョク |
時価総額 | 14兆4,323億ウォン(2021年12月31日) |
主要株主 | |
主要子会社 | |
外部リンク | HP Twitter |
概要[編集]
HYBEは2005年、作曲家兼プロデューサーのパン・シヒョクが設立し、音楽を基盤とするエンターテインメントライフスタイルプラットフォーム企業。
自社HPの会社説明には「『We believe in music』というミッションの下、音楽産業のビジネスモデルを革新する企業」であり、「音楽に基づいた世界最高のエンターテイメントライフスタイルプラットフォーム企業を目指しています」とある。
以前の社名はBig Hit Entertainmentだったが、2021年 3月31日にこの社名に変更された。
社屋[編集]
会社設立以後、何度も社屋を移転している。
最初は2005年2月4日、ソウル特別市瑞草区蚕院洞にあるチョンハビル2階に位置。その後2月17日、ソウル特別市江南区三成洞に位置するミケラン147ビルの3階に移転。そして2006年6月16日に同区論峴洞にあるウジンビル4階に移転し、2007年10月18日には同じ洞にあるチョングビル2階に移転した。ここでBTSが誕生した。2011年にはその社屋から徒歩5分のソウルビル2階にも社屋を拡張した。BTSがグローバルアーティストに急成長し、従業員数も急増。そのため、17年の下半期に同区の論峴洞の鶴洞駅周辺に社屋を移転。2018年11月に同区の大峙洞にあるMDMタワーに再び移転し、3階を使用した。2021年上半期頃にはMDMタワーから、2020年1月に完成したソウル特別市龍山区漢江大路42龍山トレードセンターに拡張移転する。
新社屋は地下7階から地上19階までの計26階建てで、建物全体をビッグヒットレーベル及び関連企業が使用する。本来、2020年5月入居予定だったが、2020年8月30日、建物周辺に安全フェンスを設置し、本格的に内部インテリア工事に着手し、2021年上半期に延期された。有価証券届出書によると25年4月まで契約がされている。HYBEが龍山新社屋を購入できたにもかかわらず、家賃契約で年180億ウォンに達する金額を支出する理由は、主な収入源が外貨であるため、建物の買い入れのために大量の両替をしなければならないため、税金を重複して負担するより賃借を選び、現金フローを維持するためだ。
ビッグヒットは「最高のコンテンツ制作とグローバル事業拡大に拍車をかけるため、新社屋に移転することになった」、「新社屋への移転は人員規模の急成長と必要施設拡充による変化であり、しっかりした物理的·空間的基盤を通じて本格的なトップグローバル企業に跳躍するための本拠地になる」と明らかにした。特に新社屋内にはマルチレーベル及び多様な関係者のための事務所、練習室、音楽作業室、文化施設、社内食堂、フォトスタジオなどの業務施設だけでなく、アーティストミュージアムなどのファンのニーズを満たす特別な空間も用意する予定だという。地下3階から地下7階までは駐車場になっている。練習室は全部で3つの階にあるが、予約制で運営。ビックヒットミュージックを始め、傘下レーベルは別法人であるため、練習室の使用料を払わなければならない。
2021年3月19日、新ブランドが公開され、リニューアルされた新社屋の様子が公開された。 2019年7月に迎え入れられたミン・ヒジンCBOの感覚が引き立つ空間デザインで設計されており、「空間は態度を作り、態度は価値と文化をつくります。多様性を持った構成員各自がインスピレーションを得て、便宜を得られる空間を造成し、このような空間で自由に働く文化が企業の新しい価値を生み出すでしょう」と述べた。2階から6階までは、ビックヒットミュージックやビリーフラップ、SOURCE MUSIC(ソースミュージック)、PLEDISエンターテインメント、KOZ ENTERTAINMENT、ADOR(All Doors One Room)など、テンプレート:HYBE LABELSに属した企業が入る。2021年3月22日、ついに龍山の新社屋に入居した。
地下1〜2階に延べ面積約4,700㎡規模のHYBEレーベルアーティスト関連ミュージアムが作られ、有料で運営される。2021年5月14日、HYBEミュージアムHYBE IN SIGHTがオープンする。ハイブレーベルアーティストが参加して作った様々なコンテンツと、アーティストの栄光の瞬間を記録した空間、観覧客が五感を活用して音楽を体験できる空間なども設けられ、オンライン事前予約制で運営される。
歴史[編集]
創立(2005年~2007年)[編集]
パン・シヒョクがJYPから独立後、2005年に設立した会社で、元々の会社名は「ザ·ビッグヒット·エンターテインメント」だったが、設立から約1ヵ月後の2005年2月24日、「ビッグヒット·エンターテインメント」に変更した。ビッグヒット初期からJYPと提携関係にあった。正確に言えばパン・シヒョクがビッグヒットを運営しながらもJYPの内部プロデューサーとして一緒に活動した。
JYPとの友好的関係(2007年~2012年)[編集]
2007年8月、ビックヒット初のアーティストである混成グループ「8eight」をローンチ。
パン・シヒョクとパク・ジニョンの関係はとても深い。まずパン・シヒョクがインターネットに載せた曲を聞いてスカウトしたのがパク・ジニョンでJYP共同創業主だ。パク・ジニョンがパン・シヒョクにプロデュースのAtoZを教え、JYPの首席プロデューサーとして育てあげた。
パン・シヒョクが作曲したペク・ジヨンの「총 맞은 것처럼」は、彼が作曲家としてスランプに陥っていた時にパク・ジニョンの心を込めた忠告に衝撃を受けて書いた曲という逸話もあり、パン・シヒョクがBTSのAMA授賞式の関係で米国に向かう際、空港から最後に電話をかけたのがパク・ジニョンだという話もある。初期の会社として安定するまでの定着時期には、JYPエンターテインメント所属のボーカルグループ2AMのマネジメント契約をキューブエンターテインメントから受け継ぎ、マネジメント会社としての規模を拡大することができた。
2010年代初頭、ワンダーガールズの米国進出の際も、パク・ジニョンやパン・シヒョクが直接、米国でワンダーガールズの活動をケアしていた。この時までは、ビッグヒットエンターテインメントはそれほど大規模な芸能事務所ではなかった。そのため戦略的にかなり近い関係にあったが、だからといってJYPの下位レーベルであるわけではない。
ある面では、2009年までJYPの社長だったホン・スンソンが独立して設立したキューブエンターテインメントと似た面がある。だが、独立初期にJYPの練習生サポートや、ワンダーガールズのメンバーだったヒョナが移籍するほどに近かったにもかかわらず、仲違いしたキューブエンターテインメントとは違い、現在もJYPとかなり友好的な関係にある。
BTSローンチ&上り調子(2013年~2018年)[編集]
2013年にはビッグヒットの初のボーイズグループであるBTSを公開。
デビュー当初はそれほど注目されなかったBTSだったが、2015年の「花様年華」シリーズから徐々に有名になった。次第に人気を集め、2016 WINGSアルバムが大ヒットした後、2017年2月に発表したYOU NEVER WALK ALONEの成功以降全世界的な人気で、2017 BBMAs招待、Billboardチャートイン、AMAs公演など大ヒットしている。
BTSの世界的な人気と興行&社名変更(2019年~)[編集]
2019年3月4日にはボーイズグループTOMORROW X TOGETHERがBTSのデビューから約6年ぶりにデビューした。
2019年3月11日にはCJENMとの共同出資でKPOP ボーイズグループの養成を行うビリーフラップを設立した。2019年7月にはミン・ヒジン元SMエンターテインメント取締役を迎え入れた。
HYBE JAPAN TV[編集]
- 2022年6月8日、「HYBE JAPAN TV」と題してフジテレビで放送し、その後CS放送フジテレビTWOドラマ・アニメで、未公開映像を含めた1時間の完全版を毎月放送することが決まった。この番組はHYBE傘下のレーベルに所属する人気アーティストが入れ替わりで出演する予定で、出演者によって番組内容もフレキシブルに変化し、毎月1回、それぞれのアーティストの魅力や素顔をフィーチャーしていく。
- 初回放送
「HYBE JAPAN TV」 地上波版:6月28日(火)24時25分~24時55分 フジテレビ(関東ローカル)
CS完全版:7月10日(日)23時~24時 フジテレビTWOドラマ・アニメ
話題[編集]
- 2022年7月11日、韓国tvNのバラエティー番組「出張十五夜2」(7/15 夜10:30~)にて、SEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHERらHYBE所属グループが一同に会す運動会が行われることが明らかになった。HYBEの男女グループが一斉に参加するこの企画に、ファンからは不安の声が上がっている。
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