| 林愛夏 はやし まなつ / Manatsu Hayashi | |
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![]() ネット番組『林愛夏の音楽準備室』出演時の林愛夏(ベイビーレイズJAPAN時代。出典:ABEMA TIMES) | |
| 誕生日 | 1995年7月14日 |
| 年齢 | 31歳 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 国籍 | 日本 |
| 身長 | 159cm |
| 職業 | 女優、歌手、ミュージカル俳優 |
| 肩書 | 劇団四季所属俳優、元ベイビーレイズJAPAN |
| 活動期間 | 2001年 - |
| 代表的な実績 | ベイビーレイズJAPANのセンター/劇団四季『ライオンキング』ヤングナラ(子役)・ナラ/『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ジェニファー・パーカー |
| 事務所 | 劇団四季(2022年 - )、レプロエンタテインメント( - 2021年) |
| 関連活動 | ベイビーレイズJAPAN |
| あだ名 | まなつ、まなっちゃん |
概要[編集]
林愛夏(はやし まなつ)とは、神奈川県出身の女優・歌手であり、アイドルグループ「ベイビーレイズJAPAN」の元メンバー(センター)である。幼少期に劇団四季『ライオンキング』のヤングナラを演じた元子役で、グループ解散後はミュージカル女優に転身し、2022年に劇団四季へ入団。かつて子役で演じた役の「大人版」ナラを演じるという、ミュージカル界でも珍しいルートをたどった人物である。
詳細[編集]
子役から始まった芸歴[編集]
1995年7月14日生まれ。幼い頃から英会話・新体操・ダンススクールなどに通っていたとされ、2001年、TBSのドラマ『たのしい幼稚園』で子役としてデビューした。
最大の転機は2005年。劇団四季『ライオンキング』で主人公シンバの幼なじみ・ヤングナラ役に抜擢され、2007年頃まで約2年間、四季劇場[春]の舞台に立った。いわゆる「100代目ヤングナラ」とされる。のちのインタビューで本人は、この経験が「私の中ですごく大きくて」と語っており、林愛夏という俳優の原点はここにある。
その後もテレビ東京『ディズニータイム』(2008〜2010年)のレギュラー、映画『ハナミズキ』(2010年、木内美加役)、CM(大阪ガス、明治ブルガリアヨーグルトなど)と、子役としてキャリアを積み重ねていった。教育ビデオ「しまじろう」シリーズへの出演歴もある。
ベイビーレイズのセンター時代[編集]
2012年5月、レプロエンタテインメント所属の5人で結成されたアイドルグループ「ベイビーレイズ」に参加。メンバーは林のほか傳谷英里香(リーダー)、大矢梨華子、高見奈央、渡邊璃生で、林はセンターを務めることが多く、グループの歌の柱でもあった。同年9月26日にシングル「ベイビーレイズ」でポニーキャニオンからCDデビューしている。
2013年にはNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の劇中歌「暦の上ではディセンバー」を歌唱して一気に知名度を上げた。「2014年までに日本武道館公演ができなければ解散」という背水の公約を掲げ、2014年12月18日に武道館公演を実現。2015年からは「ベイビーレイズJAPAN」に改名し、「EMOTIONAL IDOROCK」を掲げる熱量全開のライブアイドルとして走り続けた。
解散、そしてミュージカルへ[編集]
2018年7月25日、グループは9月24日をもって解散すると発表。ラストライブは富士山のふもと、山梨県の「山中湖交流プラザ きらら」での野外ライブとなった。解散発表時、林は大学進学や恋愛を後回しにしてグループに打ち込んだ日々が人生を大きく変えた、と振り返り、この経験を糧に強く生きていくとコメントした。
解散後は舞台・ミュージカルを中心に活動。2020年には劇団四季『マンマ・ミーア!』にリサ役で出演し、子役時代以来の四季の舞台に戻ってきた。その後『ハウ・トゥー・サクシード』『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』など外部の大型ミュージカルにも出演し、2021年末でレプロとの契約を満了。2022年1月1日、劇団四季への入団を発表した。
経歴[編集]
幼少期〜子役時代(2001年〜2011年)[編集]
芸能界入りは幼稚園の頃。後年のOTOTOYのインタビュー(2016年)で「芸能界に入って約18年」と触れているように、ベイビーレイズ加入時点ですでに芸歴10年を超えるベテランだった。
幼少期には元PASSPO☆の槙田紗子と同じダンス教室に通っていたとされ、親同士も仲が良かったという。子役時代の大きな仕事は前述の『ライオンキング』ヤングナラ役で、2009年には東京芸術劇場中ホールでの舞台『作者をせかす六人の主人公たち』にサンデー役で出演している。
ヤングナラを卒業する際、共演した俳優たちから寄せ書きをもらい、そこに書かれていた「また一緒に舞台に立とうね」という言葉を支えにしてきた、と劇団四季の会報誌「ラ・アルプ」のインタビューで語っている。当時の四季の俳優陣について「俳優の皆さんの輝いている姿が記憶に残っています」と振り返り、自分の仕事に誇りを持ち互いに尊敬し合う環境に、子ども心に憧れたという。
ベイビーレイズ/ベイビーレイズJAPAN時代(2012年〜2018年)[編集]
2012年5月、グループ結成。結成当初から元アイドリング!!!の菊地亜美が「パイセン」的なポジションでグループに関わっており、同じ事務所の先輩グループ9nineとも共演・前座を務める機会があった。
グループ時代の林は、黒髪から2015年頃に金髪へとイメチェン。グループの改名・再始動にあたっての「覚悟」の表れだったとされ、金髪センターは当時のベビレのビジュアル的な象徴にもなった。
2016年発売の2ndアルバムのレコーディングでは、作曲家の前山田健一から「もっと愛夏ちゃんできるでしょ〜!」とハッパをかけられ、仮歌に寄せるのではなく自由に歌うスタイルを試したところ、それが採用された。本人はこの体験を「今まで自分を覆っていた薄い膜みたいなものがぺろっと剥がれる感覚があった」と表現し、思い入れのある曲として「Ride On IDOROCK」を挙げている。同年にはフランスの〈JAPAN EXPO〉にも出演し、「やっと世界の舞台に立てたことがとても嬉しかったです」と語った。
11thシングル「走れ、走れ」ではオリコンデイリーランキングで初の1位(週間3位)を獲得するなど、グループとしてのピークを迎えた時期でもある。
グループ活動と並行して、ネット番組でもソロ仕事が多かった。映像配信プラットフォーム「FRESH!」では、林を「アイドル界最強のボーカリスト」に育てることを目的とした音楽バラエティ『林愛夏の音楽準備室』を担当。番組の最終回のはずだった回で継続のサプライズを受け、「あががががが」と言葉を失うほど喜んだという。最終回ではスタッフ、歴代ゲスト、相方の作編曲家、視聴者に宛てた感謝の手紙を読み、涙ながらに頭を下げたと報じられている。後継番組と見られる『林愛夏のうにょうにょルーム』では香港のアイドルグループ「アリエルプロジェクト」をゲストに迎え、「マネージャーやらせてくれませんか?」と口走る一幕もあった。
テレビではテレビ東京『OHA OHA アニキ』(2017年)のアシスタント、TBS『日立 世界・ふしぎ発見!』(2018年)のゲスト解答者などを経験。ネット番組『えりぬきアイドルがその場で調べるニュースの結論(略して)バラ売り』(Kawaiian TV)にも準レギュラーからアシスタントとして出演した。
グループと並行して舞台にも出演し、浅草九劇の『ローファーズハイ!!』(2017年)では「パイセン」役・「サエ」役を演じている。
2018年9月24日、山中湖でのラストライブをもって解散。ライブ後にはメンバーが号泣し、よゐこの濱口優の「ステージでは泣けへんかったもんな…」という言葉とともに報じられた。
ミュージカル女優として(2018年〜2021年)[編集]
解散後は舞台を主戦場とする。主な出演作は以下のとおり。
- 劇団ぼるぼっちょ『クラブ・シャーリー』(2018年12月、ザ☆キッチンNAKANO)ティモナ役
- 『星屑の町 完結篇』(2019年3月)西真理子役 - ラサール石井らが出演する人気シリーズの完結篇再演
- ミュージカルコンサート「I LOVE MUSICAL」(2019年5月、第一生命ホール)
- 劇団ぼるぼっちょ×HMC『パンピスの森』(2019年5〜6月、浅草九劇)主演・ベルーカ役
- ミュージカル『鏡の法則』(2019年9月)栄子(少女期)役
- 劇団四季『マンマ・ミーア!』(2020年、KAAT 神奈川芸術劇場)リサ役 - 外部キャストとして出演
- 『ハウ・トゥー・サクシード』(2020年9〜10月、東急シアターオーブ/オリックス劇場)スミティ役 - 主演は増田貴久
- 『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』(2021年3〜4月、シアタークリエ)サリー役
- A New Musical『ゆびさきと恋々』(2021年6月、本多劇場)りん役
- 『ハウ・トゥー・サクシード』再演(2021年11〜12月)スミティ役
『マンマ・ミーア!』出演について本人は、子役時代から芸能活動を続けてきたのは「ここに立つため」だったと感じた、と語っている。『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』では、チャーリー・ブラウンの6歳の妹サリーを演じ、子どもの役だからこそ「上手に歌ってはいけない」難しさがあったと明かした。
『ゆびさきと恋々』は講談社「デザート」連載の森下suuによる人気少女漫画のミュージカル化で、林が演じたりんは、聴覚障害のあるヒロイン・雪の友人。他人の恋愛には的確なアドバイスをするのに、自分の気持ちには不器用なキャラクターである。
2019年12月22日にはYouTubeチャンネル「林愛夏の歌うチャンネル」を開設し、歌ってみた動画などを投稿していた。ソロライブ「林愛夏の音楽発表会」やバースデー・クリスマスライブも開催している。
劇団四季入団(2022年〜)[編集]
2021年12月31日でレプロエンタテインメントとの契約を満了し、2022年1月1日、Instagramで「私事ではありますが 本日から劇団四季に入団することになりました」と報告。レプロと劇団の双方への感謝を述べ、「劇団の期待に応えられるよう努めてまいります」と決意を記した。SNSアカウントは劇団の規定に沿って続けていくとしている。
入団後はディズニーミュージカル『リトル・マーメイド』の女性アンサンブル(アリエルの姉妹のひとりアラーナを含む枠)として、広島公演(2022年7〜10月)、仙台公演(2022年11月〜2023年3月)、札幌公演(2023年5〜11月)に出演したと、ファンサイトの出演者一覧に記録されている。2024年には『ジャック・オー・ランド』のエル役にも出演したとされる。
そして2024年8月30日、有明四季劇場の『ライオンキング』東京公演でナラ役にデビュー。子役時代にヤングナラを演じた本人が、約17年を経て大人のナラとして同じ作品に帰ってきた形であり、四季ファンのブログなどでも「新ナラ登場」として取り上げられた。「ラ・アルプ」2024年12月号では「Challenge」企画にナラ役として登場している。
2025年4月に開幕した劇団四季のミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、マーティの恋人ジェニファー・パーカー役の出演候補キャストに名を連ね、開幕初日のキャストとして舞台に立った。アンサンブルとしてコーラスにも加わっているとされる。
人物[編集]
歌声と俳優としてのスタイル[編集]
グループ時代からメインボーカル格として知られ、太く響く声が持ち味。四季のファンサイトではメゾソプラノと紹介されている。『鏡の法則』の音楽監督は、のちにナラを観劇した感想として「声の安定感半端ない」と自身のブログで絶賛している。
本人はミュージカルについて、歌・踊り・芝居の三つがそろって初めて成立する大変さがある一方で「目でも耳でも心でも楽しんでいただける」のが魅力だと語る。幼い頃からの夢は「ブロードウェーミュージカルに出ること」だった。
アイドル時代の経験[編集]
2021年のMANTANWEBのインタビューでは、アイドル活動は歌って踊るだけでなく、バラエティ、お芝居、コントのような仕事まで幅広く経験できる場だったと振り返り、「すごく濃い6年間」だったと語っている。そのおかげで、ミュージカルの現場でも「初めてやる」ことがほとんどないという。
好きなもの・プロフィール[編集]
- 愛称は「まなつ」。のちに「まなっちゃん」とも呼ばれるようになった。
- 好きな色は水色。
- 好きな食べ物は茄子とされ、得意料理も茄子やトマトを使ったものだという。苦手な食べ物はパクチーとされる。
- 趣味は絵、写真撮影、サッカー観戦、料理など。特技は声マネ、ピアノとされる。
主な出演作品[編集]
劇団四季[編集]
| 年 | 作品 | 役 |
|---|---|---|
| 2005〜2007 | ライオンキング | ヤングナラ(子役) |
| 2020 | マンマ・ミーア! | リサ(入団前・外部出演) |
| 2022〜2023 | リトル・マーメイド | 女性アンサンブル(アラーナ他) |
| 2024 | ジャック・オー・ランド | エル(とされる) |
| 2024〜 | ライオンキング | ナラ |
| 2025〜 | バック・トゥ・ザ・フューチャー | ジェニファー・パーカー |
テレビ・映画[編集]
- 『たのしい幼稚園』(2001年、TBS)- デビュー作
- 『ディズニータイム』(2008〜2010年、テレビ東京)- レギュラー
- 映画『ハナミズキ』(2010年)- 木内美加役
- 『OHA OHA アニキ』(2017年、テレビ東京)- アシスタント
- 『日立 世界・ふしぎ発見!』(2018年、TBS)- ゲスト解答者
ラジオ・配信[編集]
- 『林愛夏の音楽準備室』(FRESH!)
- 『ミュ〜コミ+プラス』(2020年、ニッポン放送)- ゲスト
- 『大矢・高見のしゃべりスタ!』(2021年、ラジオ日本)- ゲストパーソナリティ
余談[編集]
- 子役時代にヤングナラ、大人になってナラという「同じ役の子ども版と大人版」を両方演じた俳優は珍しく、ナラデビュー時には「ヤングナラが帰ってきた」と四季ファンの間で話題になったという話がある。
- 同じく声優・歌手の小林愛香(Aqours)と名前が似ているため、検索するとニュースが混ざることがある。読みも「まなつ」と「あいきゃん」でまったく違う。
- ベビレ時代、コンタクトレンズを2週間交換タイプなのに半年以上使っていたことを告白し、「2016年は絶対に2ウィークで替えていきたいです」と新年の抱負を語ったことがある。
- 劇団四季入団後はSNSの更新が激減しており、劇団の方針によるものと見られている。入団時には「劇団の規定に沿って」SNSを続けると説明していた。
- 子役時代の寄せ書きの「また一緒に舞台に立とうね」という言葉が、約17年越しに現実になった形である。
