| 松たか子 Takako Matsu | |
|---|---|
| 誕生日 | 1977年6月10日 |
| 年齢 | 49歳 |
| 出身地 | 東京都 |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 堀越高等学校卒業 |
| ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台、音楽 |
| 活動期間 | 1993年 - |
| 家族 | 父:二代目松本白鸚、兄:十代目松本幸四郎、姉:松本紀保、夫:佐橋佳幸 |
| 事務所 | スイングバイ |
| 代表作 | 『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』『HERO』『カルテット』『ヴィヨンの妻』『告白』『アナと雪の女王』(エルサ役吹替) |
| 関連活動 | 歌手、声優 |
| リンク | 公式サイト |
概要[編集]
松たか子(まつ たかこ)とは、日本の俳優、歌手である。1977年6月10日生まれ、東京都出身。歌舞伎俳優の家に生まれ、1990年代にフジテレビのドラマで大ブレイク。その後は映画・舞台・音楽でも第一線で活躍し、ディズニー映画『アナと雪の女王』のエルサ役の吹替と「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の歌唱で国民的な存在となった。
詳細[編集]
父は二代目松本白鸚、兄は十代目松本幸四郎という歌舞伎の名門・高麗屋の生まれ。1993年、16歳のときに歌舞伎座の『文七元結』で初舞台を踏み、1994年にNHK大河ドラマ『花の乱』でテレビドラマに初出演した。
1996年にはフジテレビの『ロングバケーション』で奥沢涼子を演じて注目を集め、同年末には19歳で「第47回NHK紅白歌合戦」の紅組司会に史上最年少で抜擢された。翌1997年、「明日、春が来たら」で歌手デビュー。同年の月9『ラブジェネレーション』では木村拓哉とW主演を務め、全話平均視聴率30%超えの大ヒットとなった。
2000年代以降は映画や舞台にも活動の軸を広げ、『ヴィヨンの妻』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、演技派としての評価を確立。2007年にはギタリスト・音楽プロデューサーの佐橋佳幸と結婚した。2011年に設立した個人事務所「スイングバイ」に所属している。
経歴[編集]
1990年代:月9ドラマでブレイク、歌手デビュー[編集]
学業は白百合学園中学校・高等学校から堀越高等学校に転校して卒業し、亜細亜大学に進学したが中退している。女優としては『ロングバケーション』(1996年)への出演に続き、『ラブジェネレーション』(1997年)で主演を務め、フジテレビの大ヒットドラマに立て続けに出演した。
歌手としては1997年のデビュー曲「明日、春が来たら」で同年の紅白歌合戦に初出場。1999年には「夢のしずく」で2度目の出場を果たしている。
2000年代:HEROと映画での飛躍[編集]
2001年、木村拓哉主演の月9『HERO』で検察事務官・雨宮舞子を演じ、木村との名コンビが再び話題に。映画では『四月物語』(1998年)、『隠し剣 鬼の爪』(2004年)などに出演し、2006年の『ブレイブ・ストーリー』で声優にも初挑戦した。
2009年の『ヴィヨンの妻』で第33回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。翌2010年の『告白』では主演を務め、第34回同賞の優秀主演女優賞に選ばれた。
2010年代:アナ雪とカルテット[編集]
2014年公開の『アナと雪の女王』で日本語吹替版のエルサ役を担当。劇中歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」は社会現象となり、フル配信で100万ダウンロードを達成した。2019年公開の続編『アナと雪の女王2』でも引き続きエルサを演じている。
2017年にはTBSの火曜ドラマ『カルテット』(脚本:坂元裕二)で、夫が失踪した第1ヴァイオリン奏者・巻真紀を演じ、第92回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞を受賞。同年はNHK連続テレビ小説『わろてんか』の主題歌「明日はどこから」を自ら作詞・作曲し、18年ぶりとなる3度目の紅白出場を果たした。
2020年代[編集]
2020年、第92回アカデミー賞授賞式で、各国のエルサ役声優たちとともに『アナと雪の女王2』の主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン」を歌唱。アカデミー賞授賞式で日本人が歌唱するのは史上初だった。
2021年には再び坂元裕二脚本の『大豆田とわ子と三人の元夫』で主演。2025年は正月に野木亜紀子脚本のTBS新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』で主演し、2月公開の映画『ファーストキス 1ST KISS』(監督:塚原あゆ子、脚本:坂元裕二)では松村北斗とW主演。同作は興行収入28億円を突破するヒットとなり、第49回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した。7月公開の映画『夏の砂の上』にも出演している。
主な出演作[編集]
テレビドラマ[編集]
- 花の乱(1994年、NHK) - テレビドラマ初出演
- ロングバケーション(1996年、フジテレビ) - 奥沢涼子 役
- ラブジェネレーション(1997年、フジテレビ) - 上杉理子 役
- HERO(2001年、フジテレビ) - 雨宮舞子 役
- カルテット(2017年、TBS) - 巻真紀 役
- 大豆田とわ子と三人の元夫(2021年) - 主演
- スロウトレイン(2025年、TBS) - 主演
- ブラッサム(2026年、NHK連続テレビ小説) - 藤川優子 役
映画[編集]
- 四月物語(1998年)
- 隠し剣 鬼の爪(2004年)
- ヴィヨンの妻(2009年)
- 告白(2010年)
- 夢売るふたり(2012年)
- 小さいおうち(2014年)
- ラストレター(2020年)
- ファーストキス 1ST KISS(2025年) - 硯カンナ 役
- 夏の砂の上(2025年) - 小浦恵子 役
- ナギダイアリー(2026年) - 主演・寄子 役
声優[編集]
- ブレイブ・ストーリー(2006年)
- アナと雪の女王(2014年)/アナと雪の女王2(2019年) - エルサ 役
舞台[編集]
- 文七元結(1993年、歌舞伎座) - 初舞台
- ラ・マンチャの男 - アルドンサ 役(複数回出演)
- ハムレット(蜷川幸雄演出)
- NODA・MAP作品(野田秀樹作・演出)、『兎、波を走る』(2023年)など
2026年の動向[編集]
2026年は映画とドラマの両方で大きな話題を集めている。
主演映画『ナギダイアリー』(監督・脚本:深田晃司)が、第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された。深田監督にとって初のコンペ選出作で、松は自然豊かな町「ナギ」で暮らす彫刻家・寄子を演じる。共演は石橋静河、松山ケンイチら。松は出品決定に際し「海を超えて、歴史あるカンヌ国際映画祭のスクリーンにかかること、大変嬉しく思っております」とコメントし、自身も初めてカンヌに参加した。日本では2026年9月25日に全国公開された。
さらに、2026年9月28日に放送が始まったNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(主演:石橋静河)に、主人公・葉野珠の秘書・藤川優子役で出演。作家・宇野千代をモデルにした作品で、松にとってはこれが初の朝ドラ出演となる。「『朝ドラ』に初めて出演させていただきます」「大変光栄に思っております」とコメントしている。第1回では晩年の珠(加賀まりこ)を支える姿で登場し、豪華なキャスティングがSNSで話題となった。
また3月には、『ファーストキス 1ST KISS』で第49回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞している(最優秀は倍賞千恵子)。
余談[編集]
- 1996年の紅白歌合戦で紅組司会を務めた時点で19歳。これは当時の史上最年少記録だった。
- 『カルテット』の主題歌「おとなの掟」(椎名林檎作)は、松・満島ひかり・高橋一生・松田龍平の出演者4人が歌唱。松のソロ・バージョンは、役名の巻真紀にかけた「Maki Maki」名義でアルバム『明日はどこから』(2017年)に収録された。
- 2014年の紅白歌合戦では「アナと雪の女王」の企画コーナーが組まれたが、ニューヨークからの中継で登場したのは英語版エルサのイディナ・メンゼルと日本語版アナの神田沙也加で、松は出演していない。
- アカデミー賞授賞式では着物姿でレッドカーペットに登場した。ステージ後には、各国のエルサ役と過ごした楽屋について「プリンセスをやった人の優しさにあふれてます」と語っている。
- 2018年公開の映画『嘘を愛する女』の主題歌「つなぐもの」は、作詞が坂元裕二、作曲が松たか子という組み合わせ。