| ドラゴン桜 Dragon Zakura | |
|---|---|
| 略称 | ドラ桜 |
| ジャンル | 学園ドラマ、受験ドラマ |
| 放送シーズン | 2(2005年版、2021年版) |
| 放送期間 |
2005年7月8日 - 9月16日(第1シリーズ) 2021年4月25日 - 6月27日(第2シリーズ) |
| 放送時間 |
金曜22:00 - 22:54(2005年版) 日曜21:00 - 21:54(2021年版) |
| 話数 | 全11話(2005年版)、全10話(2021年版) |
| 放送国家 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 放送局 | TBS系列 |
| 配信 | U-NEXT、Netflix(2021年版)、Amazonプライム・ビデオ ほか |
| 平均視聴率 | 16.4%(2005年版)、14.8%(2021年版)(ビデオリサーチ調べ・関東地区) |
| 制作 | |
| プロデューサー | 飯田和孝 ほか(2021年版) |
| 演出 | 福澤克雄 ほか(2021年版) |
| 制作 | TBSテレビ |
| 脚本 | オークラ ほか(2021年版) |
| 出演者 |
阿部寛、長澤まさみ (2005年版)山下智久、新垣結衣、小池徹平、中尾明慶、紗栄子、長谷川京子 (2021年版)髙橋海人、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太、江口のりこ、及川光博、早霧せいな |
| その他 | |
| 原作 | 三田紀房『ドラゴン桜』『ドラゴン桜2』(講談社) |
概要[編集]
ドラゴン桜とは、三田紀房の受験漫画『ドラゴン桜』およびその続編『ドラゴン桜2』と、それを原作にTBSテレビ系で放送されたテレビドラマシリーズである。元暴走族の弁護士・桜木建二が経営難の高校に乗り込み、落ちこぼれの生徒を東京大学に合格させようとする物語で、2005年版・2021年版ともに阿部寛が桜木を演じた。
詳細[編集]
原作漫画は講談社の青年漫画誌『モーニング』で2003年から2007年まで連載された。受験テクニックを具体的に盛り込んだ作風で話題を呼び、第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している[1]。
テレビドラマ化は2回行われた。第1シリーズは2005年7月期にTBSの金曜ドラマ枠(金曜22時)で放送され、社会的なブームを巻き起こした[2]。生徒役には山下智久、長澤まさみ、新垣結衣、小池徹平、中尾明慶、紗栄子と、のちに主演級となる若手が並んだ。
第2シリーズは16年後の2021年4月期に日曜劇場枠で放送された。原作は『ドラゴン桜2』で、前作から約15年後という設定で、「知識偏重の暗記テスト」から「実社会で使える力」を問う入試へと変わりつつある教育環境を反映した内容になった[3]。長澤まさみは、かつての教え子・水野直美として、桜木の側で働く弁護士役で続投した。
原作漫画[編集]
ドラゴン桜(2003年 - 2007年)[編集]
連載は『モーニング』2003年10月から2007年8月まで、単行本は全21巻。2021年7月時点でシリーズ累計発行部数は800万部に達している[4]。舞台は経営破綻寸前の私立・龍山高校。タイトルは「龍」と、合格を意味する「桜」を組み合わせた造語である。
主人公の桜木建二は元暴走族の弁護士という異色の経歴の持ち主で、学校の清算を請け負いながら「東大合格者を出して学校の価値を上げる」という再建策を打ち出す。作中では各教科の専門講師が登場し、具体的な勉強法を紹介する構成が特徴となっている。
ドラゴン桜2(2018年 - 2021年)[編集]
続編『ドラゴン桜2』は2018年から2021年まで連載され、全17巻。前作から10年後の龍山高校が舞台となる。人物・背景を含む作画を完全に外注化するという、漫画業界でも初の試みで制作されたことでも知られる。
また、スピンオフとして、転職をテーマにした『エンゼルバンク -ドラゴン桜外伝-』も発表されている。
原作とドラマの関係[編集]
2005年版は『ドラゴン桜』を、2021年版は『ドラゴン桜2』を原作としているが、2021年版の学校名は「龍海学園」、生徒の人物像もドラマ独自のものに再構成された。原作・ドラマの両方に共通する骨格は「偏差値の低い生徒に、東大受験という最難関の目標を与える」という逆転の発想である。
2005年版(第1シリーズ)[編集]
あらすじ[編集]
弁護士の桜木建二は、倒産寸前の三流私立校・龍山高校に債権者の代理として乗り込み、学校の解散と教師の解雇を通達する。しかし桜木は一転、「東大合格者を輩出する超進学校にする」と宣言し、特別進学クラスを立ち上げる[5]。
主なキャスト[編集]
- 桜木建二 - 阿部寛
- 井野真々子(教師) - 長谷川京子
- 矢島勇介 - 山下智久
- 水野直美 - 長澤まさみ
- 奥野一郎 - 中尾明慶
- 緒方英喜 - 小池徹平
- 香坂よしの - 新垣結衣
- 小林麻紀 - 紗栄子
視聴率[編集]
初回17.5%でスタートし、中盤は13.8%〜17.9%で推移。最終回(9月16日)で番組最高の20.3%を記録し、全11話の平均は16.4%だった[6]。
2021年版(第2シリーズ)[編集]
あらすじ[編集]
龍山高校の奇跡から約15年。桜木は、偏差値32の経営難校・龍海学園の再建に乗り出す。学園では改革派の教頭と、桜木の改革に反発する理事長が対立し、桜木は選抜した生徒たちで「東大専科」を立ち上げる[7]。
東大専科と主なキャスト[編集]
東大専科の生徒役は、2021年3月10日の東大合格発表日以降に1人ずつ順次発表され、最後にKing & Princeの髙橋海人と平手友梨奈の出演が明かされた。髙橋はこれがTBSドラマ初出演、平手はゴールデン帯の連続ドラマ初出演だった[8]。
- 桜木建二 - 阿部寛
- 水野直美 - 長澤まさみ(桜木法律事務所の弁護士)
- 岸本香 - 早霧せいな(桜木法律事務所のNo.2弁護士。連ドラ初レギュラー)
- 高原浩之 - 及川光博(改革に燃える教頭)
- 龍野久美子 - 江口のりこ(桜木と対立する理事長)[9]
- 瀬戸輝 - 髙橋海人
- 早瀬菜緒 - 南沙良
- 岩崎楓 - 平手友梨奈
- 天野晃一郎 - 加藤清史郎
- 藤井遼 - 鈴鹿央士
- 小杉麻里 - 志田彩良
- 原健太 - 細田佳央太
合格発表の結末[編集]
2021年6月27日放送の最終回では東大専科の合否が描かれ、瀬戸が文科二類、小杉が文科三類、原・天野・岩崎が理科二類に合格した。一方、藤井は理科一類に不合格となり翌年の再受験を選び、早瀬も東大は不合格だったが共通テスト利用で青山学院大学経営学部に合格した。放送後、ネット上では「歓喜と涙の反響」が巻き起こったと報じられた[10]。
視聴率[編集]
初回は14.8%で、第3話の12.6%を底に回を追うごとに上昇。第9話で15.4%、最終回で番組最高の20.4%(関東)を記録し、関西でも20.9%と大台に乗った[11]。全10話の平均は14.82%で、全話2桁を維持した。最終回には山下智久、新垣結衣、中尾明慶、小池徹平、紗栄子という2005年版の“卒業生”がサプライズ出演し、話題を集めた[12]。
名言「バカとブスこそ東大へ行け」[編集]
シリーズを象徴するのが、桜木の「バカとブスこそ東大へ行け」というセリフである。2021年版では第3話(5月9日放送)で、社会の仕組みや勉強の意味を生徒に説くシーンで「バカとブスこそ、東大に行け!」と叫んだ。同じ場面の「世の中の実態と仕組みを知らねぇってことがバカなんだよ」「勉強ってのはな、この国で許された唯一の平等なんだ」といった言葉も含め、ネットでは「16年ぶりの名言キター」「桜木先生の言葉刺さりまくるな」と大きな反響があった[13]。
2005年版から続く決め台詞であり、2021年版での再登場は「16年ぶり」の名言復活として受け止められた。乱暴な言い回しで社会の仕組みを突きつける桜木の語り口は、シリーズの看板となっている。
2026年の動向[編集]
2026年4月21日、原作者の三田紀房が理事を務める「一般財団法人ドラゴン桜財団」の設立が文部科学記者会で発表された。代表理事は東大生の学習支援を手がける西岡壱誠、理事には三田のほか佐渡島庸平(コルク)が名を連ねる。東大などの難関大学に挑戦したい全国の中高生(高卒3年以内も含む)を対象に、返済不要の給付型奨学金(学年に応じて1人30万〜60万円)と、月1回の授業・東京合宿・現役東大生との座談会などの教育プログラムを提供する。初年度の募集は4月21日〜28日、採用は3名程度とされた[14]。三田は会見で、地方やさまざまな環境の学生が交わることで生まれる多様性に期待を寄せた。
配信面では、2026年時点でU-NEXTが2005年版・2021年版・Paraviオリジナル版を見放題で配信しており、Netflixは2021年版、Amazonプライム・ビデオは両シリーズを見放題で扱っている[15]。
よくある質問[編集]
- ドラゴン桜はどこで見れる?
- 2026年時点では、U-NEXTで2005年版・2021年版ともに見放題。Netflixは2021年版、Amazonプライム・ビデオは両シリーズを見放題で配信している。Leminoは2005年版、TELASAはレンタル配信。配信状況は変動するため最新情報の確認を。
- ドラゴン桜の原作は?
- 三田紀房の漫画『ドラゴン桜』(全21巻)と続編『ドラゴン桜2』(全17巻)。いずれも講談社『モーニング』で連載された。
- 2021年版で東大に合格したのは誰?
- 東大専科7人のうち、瀬戸(髙橋海人)、小杉(志田彩良)、原(細田佳央太)、天野(加藤清史郎)、岩崎(平手友梨奈)の5人が合格。藤井(鈴鹿央士)と早瀬(南沙良)は不合格だった。
- 長澤まさみは2021年版にも出ている?
- 出ている。2005年版の生徒・水野直美が弁護士となり、桜木の法律事務所で働く役として続投した。
- 2021年版の最終回視聴率は?
- 関東地区で20.4%、関西地区で20.9%。いずれも番組最高を記録した。
- 「バカとブスこそ東大へ行け」は何話?
- 2021年版では第3話(2021年5月9日放送)で登場し、「16年ぶりの名言」として話題になった。
炎上とバズ[編集]
2021年版の「バカとブスこそ、東大に行け!」は大きな反響を呼んだ一方で、令和の価値観との関係を論じる声も出た。ライフスタイル媒体のミモレでは、コラムニストが「今や『ブス』は炎上ワード」と指摘し、ルッキズム(外見至上主義)が問題視される時代にこのセリフを使うことへの違和感を論じた[16]。一方で、前述のように「名言が帰ってきた」と歓迎する視聴者の声も多く、評価は分かれた。
余談[編集]
- 2021年版で理事長・龍野久美子を演じた江口のりこは、16年前の2005年版にも不良生徒役で出演していた[17]。
- 2021年版の東大専科の生徒役は、実際の東大合格発表日(2021年3月10日)から順番に発表されるという演出がとられた。
- 2021年版の放送に合わせ、2005年版は2021年4月5日から深夜枠で再放送された。
- 2005年版と2021年版の最終回は、いずれも20%を超え(20.3%、20.4%)、両シリーズとも最終回が番組最高という共通点がある。
- 『ドラゴン桜2』は、キャラクターも背景もすべて外注スタッフが作画するという、漫画業界初の制作体制で描かれた。
脚注[編集]
- ↑ ドラゴン桜 ウィキペディア、2026年9月29日閲覧
- ↑ ドラゴン桜:長谷川京子、山下智久、新垣結衣ら出演 2005年のドラマが今夜、再放送スタート MANTANWEB、2021年4月5日
- ↑ TBS日曜劇場「ドラゴン桜」新シリーズの詳細|16年ぶりに桜木が帰ってくる! CINEMAS+、2021年3月27日
- ↑ ドラゴン桜 ウィキペディア、2026年9月29日閲覧
- ↑ ドラゴン桜:長谷川京子、山下智久、新垣結衣ら出演 2005年のドラマが今夜、再放送スタート MANTANWEB、2021年4月5日
- ↑ 視聴率 2005年07〜09月 Audience Rating TV、2026年9月29日閲覧
- ↑ 日曜劇場「ドラゴン桜」キャスト&あらすじ【まとめ】 シネマトゥデイ、2021年
- ↑ 令和の「東大専科」生徒役、ついに全員集合! 平手友梨奈、キンプリ髙橋海人出演決定! モーニング公式サイト(講談社)、2021年3月18日
- ↑ TBS系日曜劇場『ドラゴン桜』キャスト第3報。及川光博、早霧せいな、江口のりこ出演決定! モーニング公式サイト(講談社)、2021年3月5日
- ↑ 『ドラゴン桜』東大専科の“合格発表”に歓喜と涙の反響 クランクイン!、2021年6月27日
- ↑ 「ドラゴン桜」 最終回視聴率20・4%、有終の大台で番組最高 デイリースポーツ、2021年6月28日
- ↑ ドラゴン桜:最終話視聴率大幅アップ20.4% 大台で有終の美 新垣結衣ら“卒業生”サプライズ出演 MANTANWEB、2021年6月28日
- ↑ 『ドラゴン桜』「バカとブスこそ、東大に行け!」 “桜木”阿部寛の名言に大反響 クランクイン!、2021年5月10日
- ↑ 【速報】『ドラゴン桜』を現実に─挑戦したい中高生に最大60万円の奨学金+教育プログラム等を継続的に提供する「ドラゴン桜財団」を設立 PR TIMES、2026年4月21日
- ↑ 「ドラゴン桜」配信はどこで見れる? 全シリーズを見放題で見る方法 アニメ!アニメ!、2026年2月18日(2026年9月16日更新)
- ↑ 「バカとブスこそ東大に行け!」は令和のルッキズムにどう響く?【ドラゴン桜】 mi-mollet(ミモレ)、2021年6月12日
- ↑ TBS系日曜劇場『ドラゴン桜』キャスト第3報 モーニング公式サイト(講談社)、2021年3月5日