放っておけない関係(ほうっておけないかんけい)とは、LINEマンガで配信されている韓国発のウェブトゥーン作品である。両親を交通事故で奪われた御曹司と、その事故を起こした運転手の娘が、復讐と愛憎の狭間で交錯していく様を描く、ドロドロのオフィスロマンス復讐劇として人気を集めている。
概要[編集]
本作は、韓国のウェブ小説投稿サービス「ネイバーシリーズ」で連載された小説を原作とするウェブトゥーンで、原作をFLADA、脚色をVODAUVEU、作画をクォンクォンが手がけている。韓国のNAVERウェブトゥーンで公開され、日本ではLINEマンガで日本語版が配信されている。
「復讐」「事故の真相」「歪んだ執着」といった要素を軸に、加害者と被害者、恨む者と恨まれる者の立場が物語の進行とともに二転三転していく重厚な人間ドラマが持ち味である。読者からは「また肝臓、また復讐」と評されるほど、韓国復讐系ロマンスの王道要素を凝縮した作品として知られる。
登場人物[編集]
海堂大雅(かいどう たいが)[編集]
本作の主人公。大企業「ケイグループ」会長の孫で、ケイ電子サービスセンターの支部長を務めるエリート。卓越した能力と完璧な外見・家柄を併せ持つ29歳。9歳のとき、運転手が起こした交通事故で両親を同時に亡くし、その運転手と娘である澪を強く恨み続けてきた。20年後、その澪が自分の会社に入社してきたことをきっかけに、彼女をそばに置いて追い詰める復讐を企てる。
桜井澪(さくらい みお)[編集]
本作のヒロイン。大雅の両親の命を奪った運転手の娘。ケイ電子サービスセンターでエンジニアとして働いている。恋人・亮斗の母親に自らの肝臓を提供する手術を受けるほど、家族思いで献身的な性格。しかしその献身は報われず、過酷な運命に翻弄されていく。
関谷亮斗(せきや りょうと)[編集]
澪の恋人で、大手法律事務所に勤める弁護士。澪が身を削って母親の肝臓移植のために犠牲になったにもかかわらず、その後は澪への関心を失い、同僚の弁護士・三島凪彩と付き合うために澪と別れてしまう。
三島凪彩(みしま なぎさ)[編集]
亮斗と同じ法律事務所に勤める弁護士。亮斗が澪と別れて付き合う相手となる。
あらすじ[編集]
9歳のとき、運転手が起こした事故で両親を一度に失った大雅。加害者となった運転手とその娘・澪への恨みを胸に、彼は20年の歳月を過ごしてきた。成長した大雅はケイ電子の部長として辣腕を振るう一方、同じ会社にエンジニアとして澪が入社してくる。
「どの面下げてうちの会社に入ってきたんだ」――その厚かましさが許せなかった大雅は、澪をそばに置いていびり抜くことで復讐を果たそうとする。しかし、献身的で芯の強い澪と接するうちに、単純な憎しみだけでは割り切れない感情が芽生えていく。恋人・亮斗に裏切られ、家族のために身を削り続けてきた澪の姿を通じて、大雅の中の「加害者の娘」というレッテルが揺らぎ始める。
結末[編集]
物語の終盤では、発端となった20年前の交通事故の「真相」が明らかになっていく。加害者として扱われてきた澪の父親の背後には、実は海堂家を巡る大きな陰謀が隠されていた。単なる不注意による事故ではなかったという事実が浮かび上がることで、大雅の復讐の前提そのものが覆されていく。物語の終盤、澪は亡き父の遺品を受け取るためにフィリピンを訪れることになる。復讐から始まった二人の関係が、真実の解明を経てどのような結末を迎えるのかが最大の読みどころとなっている。
作品の特徴[編集]
本作は、韓国ウェブトゥーンで人気の「復讐×ロマンス」ジャンルの中でも、肝臓移植・交通事故・企業を巡る陰謀といった重い要素を幾重にも積み重ねた濃密な作劇で知られる。加害者と被害者、恨む者と恨まれる者という単純な二項対立が、真相の解明とともに何度も反転していく構成が最大の特徴である。恋愛描写よりも人間関係のドロドロとした駆け引きに比重が置かれており、いわゆる「胸糞展開」と「カタルシス」を交互に味わわせる作りになっている。日本の読者の間でも「ネタバレを追ってでも先が気になる」ドロドロ系の代表格として語られ、最終回や結末を巡る考察が数多く投稿されている。
関連項目[編集]
- LINEマンガ
- ウェブトゥーン
- ピッコマ
- 華山転生 - 人気韓国ウェブトゥーン
- 更生島 - 人気韓国ウェブトゥーン
- 鉄槌教師 - 人気韓国ウェブトゥーン
- 枯れた花に涙を - 復讐・ヒューマンドラマ系ウェブトゥーン
- 悪役のエンディングは死のみ - 人気韓国ウェブトゥーン
- 戦利品の公爵夫人 - 韓国ロマンスウェブトゥーン
- 結婚商売 - 韓国ロマンスウェブトゥーン