| 吉高寧々 | |
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| Nene Yoshitaka | |
![]() DMM R-18 アダルトアワード2018(ディファ有明)での吉高寧々(出典:Wikimedia Commons、撮影:Bject、CC BY-SA 4.0) | |
| 生年月日 | 1995年12月1日 |
| 出身地 | 兵庫県神戸市 |
| 身長 | 155cm |
| 活動期間 | 2017年 - |
| デビュー | 2017年4月(グラビア)、2017年(AV) |
| ジャンル | 単体女優、グラビアアイドル |
| 専属 | S1 NO.1 STYLE(2017年 - 2020年1月)→FALENO(2020年 - ) |
| 事務所 | モデルプロダクションエイトマン |
| 主な受賞 | AV OPEN2017 総合部門・女優部門・ファン投票部門作品賞(三冠)、週刊プレイボーイ賞(2019年)ほか |
| 公式サイト | yoshitakanene.com |
概要[編集]
吉高寧々(よしたか ねね、1995年12月1日 - )とは、兵庫県神戸市出身のAV女優・グラビアアイドルである。2017年にグラビアでデビューし、同年S1からAVデビュー。2020年からはFALENO専属として活動している。
詳細[編集]
神戸の「田舎育ち」がグラビアへ[編集]
1995年12月1日、兵庫県神戸市に生まれた。神戸出身といってもおしゃれな港町のイメージとは無縁で、本人いわく幼少期にクマが出るような山の中へ引っ越した「田舎育ち」。家の周りは田んぼと川ばかりで、シカがぶつかって電車が止まるような地区だったという。
子どもの頃は引っ込み思案で、高校に入ってからは人前でうまく話せないほどのあがり症に悩まされた。京都の大学に進学したが、大学時代も人間関係で悩むことが多かったと後のインタビューで振り返っている。そんな彼女の転機は、カフェで働いていたときに受けたスカウトだった。グラビアの仕事にはもともと憧れがあったものの、自分から飛び込む勇気は出せずにいた。いくつかの誘いを受けたうえで、平凡な毎日に変化をつけたいとデビューを決めた。
グラビアアイドル時代[編集]
2017年4月、イメージDVD『初めての…』(Aircontrol)でグラビアアイドルとしてデビュー。当時21歳で、デビュー直後の取材では「自分の作品が売っているというのが不思議で、あまり実感がありません」と初々しく語っている。DVDで一番のお気に入りはヨガのシーンで、体が固くて大変だったのが逆に楽しかったという。
尊敬する人として挙げたのは杉原杏璃ら、グラビアだけでなくテレビでも活躍する先輩たちだった。デビュー直後から週刊誌のグラビアに次々と登場し、表紙も多数飾った。1st写真集『ねぇねぇ。』(ジーオーティー)も2017年に発売されている。
「やるなら全力で」AVデビューと三冠[編集]
グラビアで人気が出始めた頃、マネジャーからAVへの転身を提案された。本人の答えは「やるなら、全力でやりたい」。2017年、S1 NO.1 STYLEから『新人NO.1STYLE グラビアアイドル吉高寧々AV解禁』でAVデビューを果たした。
そしてデビュー作でいきなり結果を出す。同年の「AV OPEN2017」で総合部門・女優部門・ファン投票部門作品賞の三冠を達成し、総合グランプリを獲得した。グラビア出身の新人がデビュー年に業界の大型コンテストを制したことで、一気にトップ女優の仲間入りを果たした。
芸名の由来[編集]
「吉高寧々」という名前は、本人が女優の吉高由里子と大塚寧々に似ていることから、マネージャーが2人の名前を組み合わせて命名したものである。苗字と名前をそれぞれ別の有名女優から借りるという、なかなか大胆なネーミングだ。
ひらがなにすると「よしたか ねね」。知られている旧芸名や別名義はなく、グラビアデビューからAV、写真集、テレビ出演に至るまで一貫してこの名前で活動している。
S1時代(2017年 - 2020年)[編集]
S1専属時代はグラビア出身らしい清楚な雰囲気とスタイルを武器に、看板女優の一人として作品を重ねた。同じ時期のS1には三上悠亜らが在籍しており、業界最大手メーカーの層の厚いラインナップの中で存在感を示した。
AVと並行してグラビア・写真集の仕事も続けた。2017年12月には徳間書店から舞山秀一撮影の写真集『裸夢 はじらい』、2018年11月には竹書房から『らぶぱら 吉高寧々』を発売。『週刊プレイボーイ』『FLASH』『週刊ポスト』などのグラビアにも登場し、集英社や小学館からはデジタル写真集も多数リリースされている。2018年10月の『FLASH』では、シベリアの森をロケ地にしたグラビアが掲載された。
テレビ出演も始まり、2018年4月にはテレビ東京のバラエティ番組『ゴッドタン』、2019年3月には同局の『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』に出演した。
2019年3月には「FANZAアダルトアワード2019」で最優秀女優賞にノミネートされ、同年5月12日には週刊プレイボーイ賞を受賞している。
2019年11月10日、自身のXで「2020年1月発売の作品を最後に、S1を卒業させていただくことになりました」と発表した。
FALENO専属(2020年 - )[編集]
2020年1月21日、同年2月からFALENOの専属女優になることを発表した。FALENOはソフト・オン・デマンド(SOD)グループのプレミアムブランドとして設立されたメーカーで、吉高は初期から看板を張る一人となった。
FALENOに移ってからも人気は衰えず、2020年12月には『FLASH』の「2020年現役最強セクシー女優BEST100」読者投票で13位、2021年8月の「FLASH 2021セクシー女優ランキング」で54位に入った。2020年7月には同誌で橋本ありな・天使もえと共演した企画グラビアも掲載されている。
FALENOの所属女優が集まるファンイベント「FALENO FES」にも毎回のように出演しており、2024年2月の渋谷開催ではファッションショーに参加、2025年の「FALENO FES 2025」では18名の現役女優とともにステージに立った。複数メーカーの女優によるドキュメント企画『8woman』にも参加し、関連書籍『ドキュメント8woman』(徳間書店)にも登場している。
2026年10月時点でもXのプロフィールには「FALENO exclusive」と書かれており、専属歴は6年を超える長期戦となっている。
テレビ・ドラマ出演[編集]
AV女優としての活動を軸にしながら、地上波や配信ドラマへの出演も重ねてきた。
- 2018年4月:『ゴッドタン』(テレビ東京)
- 2019年3月:『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京)
- 2020年11月14日:『世にも奇妙な物語 2020年秋の特別編』「アップデート家族」(フジテレビ)
- 2021年:『全裸監督 シーズン2』(Netflix)飯山愛役
- 2025年1月5日:大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第1回(NHK)女郎役
なかでも大きな話題になったのが『べらぼう』である。2025年1月5日放送の第1回で、吉原の過酷さを象徴する、亡くなって打ち捨てられた女郎の役を演じた。同じ場面には藤かんな・与田りんといった現役のセクシー女優も出演しており、NHK大河ドラマに現役AV女優が出演したことはネットニュースやSNSで大きく取り上げられた。この作品では、性的な場面やヌードの撮影で俳優の心身をケアするインティマシー・コーディネーターが導入されたことも報じられている。
本人はこの出演について「まさかNHKで」と驚きを語り、出演をきっかけに知名度が大きく上がったと振り返っている。
#寧々密会[編集]
写真家・笠井爾示との2年4ヶ月[編集]
吉高のキャリアで大きな柱になっているのが、写真家・笠井爾示とのプロジェクト「#寧々密会」である。きっかけは、吉高が笠井の撮った葵つかさの写真集を見て「写真が生きている」と感じたこと。見た目の表面だけでなく感情まで写っていることに心を動かされ、所属事務所を通じて撮影を依頼した。
笠井は1970年東京都出身で、2023年に日本写真協会賞作家賞を受賞した写真家。一人の被写体を長期間撮り続けるスタイルで知られる。2人は段取りなしで撮影を重ね、その期間は約2年4ヶ月に及んだ。笠井は「密会である以上、インティメイトでなくてはならないが、私的領域になってはいけない」という距離感を意識していたという。
タイトルは当初「寧々散歩」のような案もあったが、吉高が「表面的な可愛さ」ではなく自分の多面性が伝わる言葉を求めて「密会」に落ち着いた。
写真集と恵比寿の写真展[編集]
写真集『#寧々密会』は2024年4月26日に徳間書店から発売(A4判・128ページ)。続けて2024年5月11日から19日まで、東京・恵比寿のギャラリー「AL」で入場無料の写真展を開いた。展示は80〜100点近く、その半数以上が写真集未掲載のカットだった。
吉高は全日程で会場に在廊することを自ら提案し、写真の購入者が吉高と一対一で撮影できる「密会タイム」という特典も用意した。本人は「この2年半は自分の人生で価値観が変わり、転機があった」とコメントしている。
「終活」という言葉[編集]
このプロジェクトを、吉高は「AV女優としての終活」と位置づけている。デビューから7年がたち、2024年の業界イベントで若い女優たちと並んだときに「どんなものにも終わりがある」と実感したという。流行りの「推しは推せる時に推せ」のような言葉ではなく、自分の言葉で表したいとして選んだのが「終活」だった。写真集の表紙には、本人いわく遺影のようにも見える静かな一枚を選んでいる。
京都・海宝寺の写真展[編集]
2025年、吉高は「#寧々密会〈京都編〉」として、京都の禅寺・海宝寺での写真展を企画した。AV女優が歴史ある寺院で写真展を開くという前代未聞の試みで、本人はクラウドファンディングのページで「これまで誰も挑戦したことのない“歴史的な出来事”を皆さんと一緒に作りたい」という趣旨の思いをつづっている。
資金はクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」で募集された。目標額300万円に対し、最終的に317人から1116万2500円が集まり、達成率は372%に達した。2025年8月には海外の支援者向けに国際転送サービスを使った支援方法も案内され、海外ファンからも応援が寄せられた。
写真展は2025年10月25日から11月9日まで、京都府の海宝寺で開催。徳間書店からは写真集『#寧々密会 京都海宝寺』(笠井爾示撮影)も刊行された。2025年末の『FLASH』の記事では、このお寺での撮影が吉高にとって「2025年の集大成」として紹介されている。
人物[編集]
あがり症からの脱却[編集]
本人がたびたび語るのが、もともとの性格とのギャップだ。幼少期は引っ込み思案で、高校からはあがり症、大学時代は人間関係に悩んだ。そんな自分を変えたいという気持ちがグラビアデビューの後押しになり、業界での経験を通じて実際に自分を変えることができたと語っている。
タレント転身を考えない理由[編集]
大河ドラマ出演などで一般層の知名度が上がった後も、タレントへの転身は考えていないという。2025年のインタビューでは「表に出る活動をし続けるのなら、AVをずっとやっていくと思う」と語り、AV以外のオファーには感謝しつつも本業を続ける意志をはっきり示した。グラビア出身の人気女優がAV卒業後にタレントへ転じるケースが多いなかで、「AVの人であり続ける」と宣言しているのは珍しい。
SNSとファンクラブ[編集]
Xのアカウント(@yoshitakanene)は2017年3月に開設され、2026年10月時点でフォロワーは約62万人。Instagramでも同じ@yoshitakaneneで発信している。
Xではイベント告知や新作情報のほか、季節の移ろいを感じる短いつぶやきも多い。公式ファンクラブ「もっと♥吉高寧々」も運営しており、自宅からのファンクラブ限定ライブ配信なども行っている。2026年秋には、2027年のカレンダーを10月31日に発売することを告知し、翌年がデビュー10周年の特別な年になることをファンに向けてつづった。名古屋の書店でのリリースイベントなど、ファンと直接会う機会も続けている。
炎上とバズ[編集]
- 2025年1月の『べらぼう』第1回では、女郎たちの遺体が打ち捨てられる場面の演出をめぐってSNSで賛否が分かれ、出演した現役セクシー女優たちにも注目が集まった。NHKは時代考証に基づく表現だと説明している。吉高自身はこの出演で一般層への知名度が上がったと語っている。
- 京都の寺院でAV女優が写真展を開くという企画は「前代未聞」として話題になり、クラウドファンディングは目標の3倍超を集めた。
余談[編集]
- 2017年の『FLASH』のインタビューで、チャームポイントとして「おへその上のホクロ」を挙げている。
- グラビアデビュー作のイメージDVDで初めて小さな水着を着たときは恥ずかしかったと語っている。
- 『#寧々密会』のきっかけになったのは、同じ事務所エイトマンの先輩にあたる葵つかさの写真集だった。
- AVデビューの年からカウントすると、2027年がデビュー10周年にあたる。
- 苗字の由来となった吉高由里子も、2024年に大河ドラマ『光る君へ』で主演を務めており、「吉高」の2人がそろって大河ドラマ出演経験者になった。
