| 吉高由里子 Yuriko Yoshitaka | |
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![]() 2012年撮影(出典:Wikimedia Commons「Yuriko Yoshitaka from acrofan.jpg」・CC BY-SA 3.0) | |
| 誕生日 | 1988年7月22日 |
| 年齢 | 38歳 |
| 出身地 | 東京都 |
| 国籍 | 日本 |
| ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台、CM |
| 活動期間 | 2006年 - |
| 事務所 | アミューズ |
| 代表作 |
『蛇にピアス』 『花子とアン』 『東京タラレバ娘』 『わたし、定時で帰ります。』 『最愛』 『光る君へ』 |
概要[編集]
吉高由里子(よしたか ゆりこ)とは、東京都出身の日本の女優である。映画『蛇にピアス』で注目を集め、連続テレビ小説『花子とアン』と大河ドラマ『光る君へ』というNHKの二大看板ドラマで主演を務めた、平成・令和を代表する主演女優の一人だ。
詳細[編集]
1988年7月22日生まれ。所属事務所はアミューズ。高校1年生のとき、原宿で買い物をしていたところをスカウトされたのが芸能界入りのきっかけで、スカウト担当が女性だったので信用して連絡先を教えたというエピソードがある。
2006年、映画『紀子の食卓』でデビュー。2008年には蜷川幸雄監督の映画『蛇にピアス』で主演に抜擢され、体当たりの演技で一気に知名度を上げた。以降はドラマ・映画の両方で主演級として活躍し、2014年の朝ドラ『花子とアン』でヒロインを演じて国民的女優の仲間入りを果たした。
その後も『東京タラレバ娘』『わたし、定時で帰ります。』『最愛』など、等身大の働く女性やミステリアスな役柄で幅広いヒット作を持つ。2024年には大河ドラマ『光る君へ』で紫式部(まひろ)を1年間演じ切った。
『光る君へ』以後は舞台『シャイニングな女たち』(2025年12月 - 2026年1月)で主演し、2026年6月公開の黒沢清監督の映画『黒牢城』に出演。同年9月にはサッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」の新CMシリーズ「大人トレイン」に起用されている。
経歴[編集]
デビューと『蛇にピアス』[編集]
2006年、園子温監督の映画『紀子の食卓』でデビューし、第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。早くから映画界で存在感を示した。
2007年9月、映画『蛇にピアス』の主演が決まった直後に交通事故に遭い、顎の骨を折るなどの重傷を負って集中治療室に入った。本人は公開時の取材で「集中治療室に入ったことで、痛みを感じて生きているという実感がわいて、この映画をやらなきゃと思わせてくれました」と語っている。
2008年公開の『蛇にピアス』では、金原ひとみの芥川賞受賞作を原作に、身体改造に傾倒していく少女ルイを演じた。大胆な描写も含む体当たりの演技が評価され、第32回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。一躍ブレイク女優となった。
映画・ドラマでの飛躍[編集]
2009年には『重力ピエロ』『カイジ 人生逆転ゲーム』などの話題作に出演。同年のフジテレビ月9ドラマ『東京DOGS』でヒロインを務め、2010年の『美丘-君がいた日々-』(日本テレビ)で連続ドラマ初主演を果たした。
2011年には『GANTZ』二部作に出演。2013年にはドラマ『ガリレオ』第2シーズンで福山雅治演じる湯川学の新たな相棒となる刑事を演じ、同年の映画『横道世之介』『真夏の方程式』にも出演した。
『花子とアン』と紅白司会[編集]
2014年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインに起用。『赤毛のアン』の翻訳者として知られる村岡花子をモデルにした主人公を演じた。左利きの吉高は、右利きだったモデルに合わせて箸を右手で使うよう変えたという。第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞を受賞している。
同年末の第65回NHK紅白歌合戦では紅組司会を担当。リハーサル段階から大トリの松田聖子の名前を「まつど…」と言い間違えるなど、そのマイペースぶりがニュースになった。
働く女性を演じて[編集]
2017年の日本テレビ系『東京タラレバ娘』では、東村アキコの人気漫画を原作に、アラサーの脚本家・倫子を演じてヒット。2019年のTBS系『わたし、定時で帰ります。』では、残業ゼロを信条とする会社員・東山結衣を演じ、働き方をめぐる議論も巻き起こした。同作で第101回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞を受賞。
映画では2017年『ユリゴコロ』、2018年『検察側の罪人』、2020年『きみの瞳が問いかけている』などに出演。2021年のTBS系『最愛』では、殺人事件の重要参考人となる実業家・真田梨央を演じ、松下洸平、井浦新との共演で考察ブームを呼んだ。
大河ドラマ『光る君へ』[編集]
2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で主演。大石静脚本のもと、『源氏物語』の作者・紫式部(劇中名まひろ)の生涯を1年にわたって演じた。藤原道長役は柄本佑。
左利きの吉高は、右手で筆を扱えるよう半年かけて書道を習得したとされる。放送は2024年12月15日に最終回を迎え、関東地区の期間平均世帯視聴率は10.7%。一方でNHKプラスでの配信平均視聴数は37.8万UBと、配信が始まって以降の歴代大河ドラマで最高を記録した。最終回を前にしたインタビューでは「最後の筆を置いたとき、クランクアップより泣きました」と語っている。
この役で第122回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞を受賞した。
『光る君へ』以後(2025年 - 2026年)[編集]
2025年12月から2026年1月にかけて、パルコプロデュースの舞台『シャイニングな女たち』で主演。劇作家・蓬莱竜太との初タッグで、東京公演のあと大阪・福岡・長野・愛知を巡演した。大学時代の女子フットサル部の仲間と告別式で再会し、記憶のズレに揺れる女性を演じ、舞台出演は2022年の『クランク・イン!』以来3年ぶりだった。
2026年6月19日公開の映画『黒牢城』(米澤穂信原作、黒沢清監督、本木雅弘主演)では、荒木村重の妻・千代保を演じた。黒沢監督自身の希望によるキャスティングで、監督は「度胸があるというか、ブレない感じがとても心強かった」「まさに千代保にぴったり」と評している。菅田将暉らも出演した同作は週末興行ランキングの邦画1位でスタートし、興行収入10億円を突破した。
2026年9月には、サッポロ生ビール黒ラベルの新CMシリーズ「大人トレイン」に出演。長年ブランドの顔を務める妻夫木聡と共演し、発表会では「放送まで時間があったのでドッキリなのかなって」と笑わせた。
人物[編集]
酒好き[編集]
酒好きとして知られ、特にハイボール好きは有名。2020年のバラエティ番組『おしゃれイズム』では、ハイボールのCMに起用された経緯として、以前から日常的にハイボールを飲んでいたことを明かした。酔っても様子が変わらないため、周囲から「普段から酔っぱらってるみたいだよね」とたまにいじられるという。
黒ラベルのCM発表会では、妻夫木聡が「吉高さんは、僕にとっては乾杯のイメージがすごくあって…本当にうれしそうに乾杯するんですね」と明かしている。
天然・マイペース[編集]
紅白の言い間違いに象徴されるように、飾らないマイペースな言動がたびたび話題になる。2026年には「生きてるときは、緊張してるか眠いかのどっちか」というコメントも報じられた。
一方で、もともと女優志望ではなかったとされ、役が決まるたびに悩みながら真剣に仕事と向き合うタイプとしても知られる。
交友関係[編集]
柴咲コウや杏との親交が知られている。
受賞歴[編集]
- 2007年:第28回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞(『紀子の食卓』)
- 2009年:第32回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『蛇にピアス』)
- 2014年:第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『花子とアン』)
- 2019年:第101回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『わたし、定時で帰ります。』)
- 2024年:第122回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『光る君へ』)
余談[編集]
- 左利きだが、朝ドラと大河ではどちらも役に合わせて右手での所作を習得している。朝ドラでは箸、大河では筆である。
- 芸能界入り前には、焼肉店やガソリンスタンド、コンビニなどでアルバイトをしていたとされる。
- 黒ラベルのCM発表会では「年を取って、あの世行きの電車に乗るところまで見届けてもらえるくらい続けたい」という趣旨のコメントで、長期シリーズへの意欲を語った。
