個人的なタクシー
개인적인 택시
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主演のチャ・テヒョン(2015年5月撮影/Wikimedia Commons・CC BY 4.0)
ジャンル ヒューマン・ミュージックドラマ(オムニバス)
放送期間 2026年10月1日 -(全話一挙配信)
話数 全8話
放送国家 日本・韓国(共同制作)
言語 韓国語
配信 FOD(日本・独占)、Netflix(韓国)
制作
演出 チョン・チャングン
制作 フジテレビ、BIGINSQUARE、STUDIO FLOW
脚本 キム・ジュンモ、ミン・ドンヒョン
音楽 パク・ソンイル、ハンセム
出演者 チャ・テヒョン、イ・ジェイン、イム・セミ、ヒョン・ボンシク、ミミ、チュ・ジョンヒョク、イェ・ジウォン、イ・ギュヒョン、イム・ハリョン、イェ・スジョン ほか
その他
原作 イ・モセ『個人的なタクシー』(NAVER Webtoon)

概要[編集]

個人的なタクシー(原題:개인적인 택시)とは、フジテレビと韓国の制作会社BIGINSQUARE・STUDIO FLOWによる日韓共同制作の全8話のドラマである。主演はチャ・テヒョン。予約客だけを乗せるタクシーで、乗客が「リクエスト曲」とともに自分の人生を語るオムニバス形式のヒューマン・ミュージックドラマで、2026年10月1日20時から日本ではFOD、韓国ではNetflixで全話一挙配信された。

原作はイ・モセによるNAVER Webtoonの同名ウェブトゥーン。韓国側の制作は、スタジオドラゴンのような大手スタジオではなく、BIGINSQUAREとSTUDIO FLOWの2社が担っている。韓国では配信直後の連休に視聴が伸び、Netflixの韓国ランキングで総合2位・シリーズ部門1位まで上昇した。

詳細[編集]

あらすじ[編集]

舞台は、予約した人だけが乗れる特別なタクシー。運転手のコ・ギサ(チャ・テヒョン)は、乗客から1曲だけリクエストを受け付ける。その曲が車内に流れ始めると、乗客は少しずつ自分の人生の記憶や、誰にも言えなかった悩みを語り出す。

1話ごとに乗客が入れ替わる構成で、音楽が各話の鍵になる。各話のタイトルには乗客がリクエストした曲名が使われており、世代をまたいだ韓国の名曲8曲が物語の軸になっている。復讐や事件で引っぱるタイプの作品ではなく、ごく普通の人々の日常の物語をヒューマンドラマとして、移動する車内という小さな空間で描く。

各話の乗客[編集]

韓国の報道で公開された8つのエピソードの乗客は次のとおり(話順は報道の並びによる)。

話 乗客(役名) 演者 人物像
1 ヨヌ イ・ジェイン テーマパークで着ぐるみに入って働く若者
2 ケヒャン イム・セミ 深夜の漢江沿いを走るランナー
3 テイル ヒョン・ボンシク 髪の悩みを抱えるエスプレッソのバリスタ
4 ミナ ミミ 長距離の乗車を予約したパン好きの若い女性
5 チャンシク チュ・ジョンヒョク 「ジャッキージャッキー」を名乗るDJで、LPレコードの愛好家
6 ヨンラン イェ・ジウォン かつてのスターで、今は忘れられた女優
7 ソクチュ イ・ギュヒョン かつて「北漢高デュース」というデュオを組んでいた中年男性
8 イム・ギサとプングム イム・ハリョン、イェ・スジョン 娘の結婚式を控えた、自身もタクシー運転手の老夫婦

このほか、イ・ヨニ、キム・ドヒョン、アン・ジホ、元ショートトラック選手のクァク・ユンギらが出演している。

使われる楽曲[編集]

各話のタイトル曲として、The Black Skirts(검정치마)、ユン・サン、イ・ハンチョル、イ・ジョク、ナミ、HYUKOH(ヒョゴ)、DEUX(デュース)、イム・インゴンらの楽曲が使われている。1980〜90年代のヒット曲からインディーロックまで年代が幅広く、親世代と子世代が同じ作品の中でそれぞれ「自分の曲」に出会う作りになっている。音楽監督はパク・ソンイルとハンセム。

主演チャ・テヒョンについて[編集]

チャ・テヒョンは1976年ソウル生まれの俳優。2001年の映画『猟奇的な彼女』で、強気なヒロインに振り回される大学生キョヌ役を演じてアジア全域で知られるようになった。その後も『過速スキャンダル』(2008年)や『ハロー!?ゴースト』(2010年)など、笑わせて最後に泣かせる作品で主演を重ね、2017年の『神と共に 第一章:罪と罰』は韓国で観客1,000万人を超えた。本作では、自分が物語を動かすのではなく、乗客の話を受け止める側の主人公を演じている。

制作[編集]

  • 原作:イ・モセがNAVER Webtoonで連載した同名作品。予約制のタクシーと乗客の人生という骨格は原作から引き継いでいる。
  • 企画・制作:BIGINSQUAREとSTUDIO FLOWの共同制作。STUDIO FLOWはNetflixへの配給を担当した。韓国コンテンツ振興院の2025年「OTT特化コンテンツ制作支援」(IP獲得部門)に選ばれている。
  • 日本との共同制作:フジテレビが共同制作契約を結んでおり、日本以外のアジア・北米・ヨーロッパへのリメイクや輸出も視野に入れた企画とされる。
  • キャスティングと撮影:2025年9月15日に主要キャスト12人が一斉に発表され、同月から撮影に入った。全8話のミッドフォーム(1話あたりの尺が地上波より短めの中編)シーズンドラマとして作られている。
  • スタッフ:演出はチョン・チャングン、脚本はキム・ジュンモとミン・ドンヒョン。

映画祭での上映[編集]

配信に先立ち、第22回堤川(チェチョン)国際音楽映画祭に招待され上映された。音楽映画を専門とする同映画祭が、ドラマシリーズを公式に招待したのは本作が初めてとされる。チャ・テヒョンは映画祭での初上映について感慨を語っている。

配信と反響[編集]

2026年9月24日、フジテレビがFODでの独占配信を発表した。日本では10月1日20時からFODで全8話を一挙独占配信。韓国では同日にNetflixで公開された。

韓国では公開直後に秋の連休が重なり、Netflixの韓国ランキングで10月4日に総合2位・シリーズ部門1位まで上昇し、10月5日時点でも総合3位・シリーズ部門2位を維持した。刺激の強い作品が続くなかで「温かい」「よくできている」と受け止められ、韓国メディアでは「순한맛(マイルド味)」のヒットと表現されている。

キャスト[編集]

役名 俳優 備考
コ・ギサ チャ・テヒョン 予約客だけを乗せるタクシー運転手。全話に登場
ヨヌ イ・ジェイン 1話の乗客
ケヒャン イム・セミ 2話の乗客
テイル ヒョン・ボンシク 3話の乗客
ミナ ミミ 4話の乗客
チャンシク チュ・ジョンヒョク 5話の乗客。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のクォン・ミヌ役で知られる
ヨンラン イェ・ジウォン 6話の乗客
ソクチュ イ・ギュヒョン 7話の乗客。『刑務所のルールブック』『ハイバイ、ママ!』に出演
イム・ギサ イム・ハリョン 8話の乗客
プングム イェ・スジョン 8話の乗客

見どころ[編集]

  • 1台の車と1曲で話が完結する構成:舞台が車内にほぼ限られるため、話の起伏は乗客の語りと選曲に委ねられる。乗客を毎話入れ替えるオムニバス型は、配信で一気見されることを前提にした全8話一挙配信とも相性がよい。
  • チャ・テヒョンの「聞き役」:『猟奇的な彼女』以来、相手に振り回されながら受け止める役柄を得意としてきた俳優が、客の話を聞く側の運転手を演じる。
  • 日本のプラットフォームで先行する日韓共同制作:韓流の韓国ドラマがNetflixなど海外配信を経由して日本に届く流れが一般的な中、日本の放送局の配信サービスで独占配信される形をとっている。
  • タクシーものの「逆張り」:韓国では『模範タクシー』のように、タクシーを舞台に復讐やアクションを描く作品がヒットしてきた。本作は同じ車という舞台を使いながら、音楽と会話だけで話を進める。
  • ベテランと若手の振れ幅:8話の老夫婦を演じるイム・ハリョンとイェ・スジョンから、1話のイ・ジェインまで、乗客役の年齢層が広い。

どこで見れる[編集]

日本ではFODの独占配信で、2026年10月1日20時から全8話が一挙に公開された。韓国ではNetflixで配信されている。日本のNetflixでの配信は、2026年10月5日時点では確認されていない。

余談[編集]

  • 主演発表時のコメントでチャ・テヒョンは「胸がじんとするような温かさと、愉快な笑いの両方を兼ね備えた作品」と語っている。
  • 韓国ではタクシーを舞台にした作品が複数ヒットしているが、本作は復讐やアクションではなく音楽と会話を軸にしている。
  • 主人公の名前「コ・ギサ」の「기사(ギサ)」は、韓国語で運転手を指す言葉でもある。役名がそのまま職業になっている。
  • 8話の乗客「イム・ギサ」も同じくタクシー運転手で、運転手が運転手の客になるという回になっている。
  • 出演者には元ショートトラック選手のクァク・ユンギも名を連ねており、俳優以外の顔ぶれも混ざっている。

外部リンク[編集]

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