| ハイバイ、ママ! 하이바이, 마마! / Hi Bye, Mama! | |
|---|---|
![]() 制作発表会に出席した主演のキム・テヒ(2020年2月18日・ソウル/Wikimedia Commons・CC BY 3.0) | |
| ジャンル | ファンタジー、ヒューマンドラマ |
| 放送シーズン | 2020年2月22日 - 4月19日 |
| 放送時間 | 土・日 21:00 |
| 話数 | 全16話 |
| 放送国家 | 大韓民国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 放送局 | tvN |
| 配信 | Netflix |
| 平均視聴率 | 5.473%(ニールセン・全国) |
| 制作 | |
| 演出 | ユ・ジェウォン |
| 制作 | スタジオドラゴン、MI Inc. |
| 脚本 | クォン・へジュ |
| 音楽 | イム・ハヨン |
| 出演者 | キム・テヒ、イ・ギュヒョン、コ・ボギョル、ソ・ウジン ほか |
| その他 | |
| 原作 | なし(オリジナル脚本) |
概要[編集]
ハイバイ、ママ!(原題:하이바이, 마마!)とは、2020年2月22日から4月19日までtvNの土日ドラマ枠で放送された全16話の韓国のファンタジー・ヒューマンドラマである。5年前に亡くなった「幽霊ママ」が、49日間だけ人間として生き返り、家族のもとへ戻るという設定で、家族を残して旅立った母親の後悔と愛情、そして残された家族の再生を描く。日本ではNetflixで配信され、「泣ける韓ドラ」の定番として長く親しまれている。
主演は、約5年ぶりのドラマ復帰となった女優キム・テヒ。夫役にイ・ギュヒョン、夫の再婚相手役にコ・ボギョルが出演した。演出は『ああ、私の幽霊さま』(2015年)を手がけたユ・ジェウォン、脚本はクォン・へジュ。制作はスタジオドラゴンとMI Inc.。
詳細[編集]
あらすじ[編集]
妊娠9か月の身で突然の事故に遭い、命を落としたチャ・ユリ(キム・テヒ)。彼女は成仏できないまま幽霊となり、無事に生まれた娘ソウと、夫で医師のチョ・ガンファ(イ・ギュヒョン)を見守り続けていた。だが、母が見守り続けたせいか、幼い娘ソウには幽霊が見える体質が宿ってしまう。
娘を危険にさらしていたと知ったユリが天に訴えると、49日間だけ人間として生き返るという思いがけないチャンスが与えられる。その49日のあいだに元いた居場所を取り戻せれば、そのまま生き返ることができるという。しかし夫ガンファはすでに新しい妻と暮らしており、ユリは「母として、妻として、自分はどうあるべきか」という難しい選択に直面していく。
主な登場人物[編集]
| 役名 | 俳優 | 人物像 |
|---|---|---|
| チャ・ユリ | キム・テヒ | 5年前に事故死した幽霊。49日間だけ人間に戻り、元の居場所を取り戻そうとする |
| チョ・ガンファ | イ・ギュヒョン | ユリの夫で心臓外科医。妻の死を乗り越え、ミンジョンと再婚している |
| オ・ミンジョン | コ・ボギョル | ガンファの再婚相手で元看護師。ソウを実の娘のように育てている |
| チョ・ソウ | ソ・ウジン | ユリとガンファの娘。幽霊が見える体質になってしまう |
| ミ・ドンテク | ユン・サボン | 幽霊と会話ができる霊媒師。ユリの事情を知る数少ない人物 |
| チャ・ヨンジ | キム・ミス | ユリの妹。姉の死後も家族とのつながりを保っている |
ユリの周りには、それぞれに未練を抱えて成仏できずにいる幽霊仲間も登場する。幽霊歴7年のチョン・グィスン(パン・ヒョジョン)、幽霊歴55年のソン・ミジャ(ペ・ヘソン)、幽霊歴22年のソ・ボンヨン(パク・ウネ)一家、野球選手の幽霊カン・サンボン(イ・ジェウ)などで、彼らのエピソードが一話ごとに描かれる。
制作と放送[編集]
- 企画段階の仮題は『グッバイ・ママ』だった。最終的に「出会い」と「別れ」の両方を込めた『ハイバイ、ママ!』に決まった。
- 2019年11月にキム・テヒの出演が確定し、2015年のドラマ以来、約5年ぶりの復帰作として大きな注目を集めた。
- 2020年2月18日、ソウル・麻浦区のCJ ENMセンターで制作発表会が開かれた。
- 放送はtvNの土日枠(21時台)。2020年4月4日・5日の週は1週休止し、13・14話は4月11日・12日に放送された。
- 演出のユ・ジェウォンは『ああ、私の幽霊さま』でも幽霊を題材にしたドラマを手がけており、同作に出演した俳優の起用もあった。
- 音楽はイム・ハヨンが担当した。
視聴率[編集]
| 区分 | 回 | 視聴率(ニールセン・全国) |
|---|---|---|
| 最高 | 第1話 | 5.895% |
| 最低 | 第16話(最終回) | 5.133% |
| 平均 | 全16話 | 5.473% |
ソウル首都圏では平均5.743%。ケーブル局tvNの週末ドラマとして、全話を通じて5%台を維持した安定した数字だった。初回が最高視聴率で、キム・テヒの復帰作として放送前から関心が高かったことがうかがえる。
OST[編集]
- Part 1:パク・ジミン「星のように輝く時間(별처럼 빛나는 시간)」
- Part 2:キム・ヨングン「Touch」
- Part 3:HEN「君へ(너에게)」
- Part 4:ソヒャン「ひまわり(하늘바라기)」
主演・キム・テヒについて[編集]
キム・テヒは1980年生まれの韓国の女優で、ソウル大学出身の知性派としても知られる。2000年代初めにデビューし、『天国の階段』(2003〜2004年)で注目を集め、『IRIS -アイリス-』(2009年)などのヒット作に出演した。2015年の『ヨンパリ』を最後にドラマから離れ、その間に結婚・出産を経験。本作が約5年ぶりのドラマ復帰作となり、自身と同じ「母親」という役柄を選んだことも話題になった。
テーマと評価[編集]
本作は単なる感動ファンタジーにとどまらず、大切な人を亡くした後の喪失と再生を丁寧に描いた点で高く評価された。残された家族がどう前を向くのか、亡くなった人をどう見送るのか——重いテーマを、温かなユーモアと美しい映像で包み込み、「泣ける韓ドラ」として強い支持を得た。
幽霊ママと、彼女を取り巻く成仏できない霊たちのエピソードも一話ごとに用意され、笑いと涙のバランスが巧みだと評判になった。キム・テヒは母としての強さと脆さを繊細に演じ、復帰作にふさわしい存在感を見せた。
制作発表会でキム・テヒは「幽霊であることを除けば、母親であり平凡な家庭の一員という点で、私自身と重なるところが多い」と語っている。また、夫役のイ・ギュヒョンは「最初はプレッシャーがあったが、キム・テヒさんのオープンな姿勢に助けられた」、コ・ボギョルは「幽霊たちとコミカルな要素がうまく混ざっていて楽しい作品」とコメントした。
見どころ[編集]
- 「二人の母」の物語:亡くなった実母ユリと、娘を育ててきた継母ミンジョン。どちらも悪役ではなく、それぞれの立場から娘を思う姿が描かれる。
- 幽霊たちのオムニバス:成仏できない霊たちの未練が一話ごとに解きほぐされ、本筋とは別に涙を誘う。
- 49日というタイムリミット:仏教の四十九日に重なる期限が、物語全体に切なさと緊張感を与えている。
幽霊仲間たちのエピソード[編集]
ユリが身を寄せる納骨堂には、それぞれの理由でこの世にとどまる幽霊たちがいる。長く幽霊として過ごしてきた年長の霊たちは、ユリにとって先輩であり、家族のような存在でもある。彼らが抱える未練――残してきた家族への思い、伝えられなかった言葉、果たせなかった夢――は、一話ごとに少しずつ明かされ、ユリ自身の「別れ方」を考えるきっかけにもなっていく。本筋の家族ドラマと並行して、こうした霊たちの物語がオムニバスのように描かれる点が、本作を単なる夫婦の三角関係ドラマにしない大きな要素になっている。
どこで見れる?[編集]
日本ではNetflixで全16話が配信されている(配信状況は時期により変わる場合がある)。韓国ではtvNで放送された。
似た雰囲気の作品[編集]
- 『ホテルデルーナ』『ゴブリン (韓国ドラマ)』:死者や霊が登場するファンタジー×ヒューマンドラマ。
- 『賢い医師生活』:同じtvN・スタジオドラゴン系の、人の温かさを描いた群像劇。
- 『涙の女王』:家族と夫婦の再生を描いたtvNの大ヒット作。
余談[編集]
- キム・テヒは本作の撮影当時、私生活でも母であり、母親役にいっそうの実感がこもっていると話題になった。
- 「ハイバイ(Hi Bye)」というタイトルには、再会の「こんにちは」と別れの「さようなら」という相反する意味が込められている。
- 企画時の仮題は『グッバイ・ママ』で、「さようなら」だけでなく「こんにちは」を加えたタイトルに変わったことで、作品の希望あるトーンが表現された。
- 放送期間(2020年2〜4月)は、韓国で新型コロナウイルスの感染が広がり始めた時期と重なっている。
- 日本では韓国放送と同じ2020年にNetflixで配信が始まり、日本語版ウィキペディアなどでは夫役の表記が「イ・キュヒョン」となっている場合もある。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- tvN公式サイト「ハイバイ、ママ!」
- Netflix 配信ページ
