マドンナ (アダルトビデオ)

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マドンナ
Madonna
略称 マドンナ、M
国家 日本
種類 アダルトビデオメーカー(ブランド)
業種 映像制作・販売
本社所在地 東京都
設立日 2003年12月
設立者 北都(後のCA)
上場 非上場
主要株主 WILL(親会社。旧・北都/CA)
主要部門 Madonna、Obasan、熟れコミ、MONROE、MADOOOON!!!!、ACHIJO
関係する人物 冨野(プロデューサー)、友田真希、北条麻妃、風間ゆみ、浜崎りお、明里つむぎ
代表作品 「若妻」シリーズ、『マドンナ20周年記念 ALL専属バスツアー』
別名 人妻・熟女No.1AVメーカー(公式X上の自称)
リンク https://www.madonna-av.com/
コミュニティ X:@Madonna_JUKUJO


概要[編集]

マドンナ(Madonna)とは、日本のアダルトビデオメーカーである。2003年12月に北都(のちのCA、現・WILL)傘下、いわゆる「アウトビジョン・グループ」の人妻・熟女専門メーカーとして作品リリースを開始した。「ドラマと熟女」をコンセプトに掲げ、ロゴはアルファベットの「M」。FANZAの女優ランキング上位を専属女優で大量に占める、熟女ジャンル最大手のブランドである。

詳細[編集]

誕生:北都グループの熟女部門[編集]

マドンナは、DMM創業者の亀山敬司が1990年に立ち上げた北都(HOKUTO Corporation)のグループ内メーカーとして生まれた。北都はMOODYZ、エスワン ナンバーワンスタイル、アタッカーズ、アイデアポケットなどを抱える巨大グループで、マドンナはその中の「熟女担当」という位置づけ。公式サイトのドメイン登録は2003年10月、最初の作品群の発売は2003年12月15日で、4作品が同時リリースされた(英語版Wikipediaでは設立を2002年としている)。

最初の作品[編集]

英語版Wikipediaによると、デビュー作は友田真希・友崎亜希・楠木まゆみの3人が出演した熟女ものだった。このうち友田真希は長くマドンナの顔として活躍し、2016年に6年ぶりに専属でAV復帰、2021年には40代女優向けレーベルMONROEへ移るなど、メーカーの歴史と歩みを共にした存在になっている。

熟女ブームとの関係[編集]

熟女・人妻ジャンルは1990年代半ばから日本のAVで伸びていた流れで、英語版Wikipediaは、1990年代後半に溜池ゴロー監督がこのジャンルを広めたと説明している。マドンナはそのブームを受けて、大手グループが本格的に参入した熟女専門レーベルとして登場した。立ち上げから5年目あたりで軌道に乗ったとされる。

発売日と規模[編集]

新作の発売日は毎月第2・第4火曜日。2011年11月の時点でDMMに登録されていたマドンナのDVDはすでに2,082タイトルに達していた。2025年1月時点では毎月60作品以上をリリースし、60名以上の専属女優を抱える規模になっている。

歴史[編集]

2000年代:熟女専門メーカーとして定着[編集]

2004年12月には、1980年代のAVブームを代表する女優の一人である菊池えりが、当時39歳でマドンナ作品によってAVに復帰している。「かつての人気女優の熟女としての復帰」はマドンナの初期を象徴する企画の一つだった。2007年11月には爆乳ジャンルに特化した姉妹レーベル「Fitch」(品番JUFD)を立ち上げ、同レーベルは2011年5月に独立メーカーとして分離した。

品番の変遷[編集]

メインレーベルの品番は時期ごとに切り替わっており、ファンの間では品番で年代がわかる。

  • JUKD:2003年12月 - 2008年12月(初期はVHS用のJUK、総集編用のJUS/JUSDもあった)
  • JUC:2009年1月 - 2012年12月
  • JUX:2013年1月 - 2016年10月
  • JUY:2016年10月 - 2019年10月
  • JUL:2019年10月 - 2022年9月
  • JUQ:2022年6月 -
  • JUR:2024年12月 -

すべて「JU(熟)」で始まるのがポイントで、熟女メーカーであることが品番からも読み取れる。

2010年:「若妻」シリーズの衝撃[編集]

2010年、プロデューサーの冨野の発案で、当時22歳の浜崎りおを起用した「若妻」シリーズがスタート。熟女メーカーが20代の女優を「若妻」として売り出すという逆転の発想がヒットし、以後マドンナでは20代女優の起用が増えた。この流れは業界全体にも波及し、「人妻もの=熟女」という図式を崩すきっかけになったとされる。

2011年:3D作品と新人オーディション[編集]

2011年2月には初の3D作品をリリース。同年12月には「第1回新人美熟AV女優グランプリ」を開催し、126名の応募者の中から青山葵が優勝した。熟女ジャンルに特化した新人発掘企画として開かれたものである。

2012年:サブレーベルの展開[編集]

2012年10月には40歳以上限定のレーベル「Obasan」(品番OBA)、同年12月には成年コミックの実写化レーベル「熟れコミ」(品番URE)を開始。本体が若妻路線に広がる一方で、年齢層の高い女優の受け皿となるレーベルを別に作る二本立てになった。

親会社の再編[編集]

母体の北都は2009年11月に社名を「CA」に変更。CAは2016年に株式会社ABCへ吸収合併されて解散し、ABCはのちに株式会社WILLへ社名変更した。現在マドンナはWILL傘下のメーカーの一つで、同社はMOODYZ、エスワン、アイデアポケット、アタッカーズ、Kawaii*、MUTEKI、本中、E-BODYなど多数のメーカーを抱える。なおDMM側は2017年にCAとの資本関係を解消したと説明している。

2020年代:専属女優の大量獲得[編集]

2020年代に入ると、他メーカーからの移籍組を含めて専属女優を急拡大。SODのSODstarから白石茉莉奈、アイデアポケットから栗山莉緒などが加わり、2021年から2022年にかけてはほぼ毎月のように新専属がデビューした。2021年7月には40代女優系レーベル「MONROE」(品番ROE)、同年11月には配信限定レーベル「MADOOOON!!!!」(品番MDON)を開始している。

20周年(2023年)[編集]

2023年11月、20周年記念作として全専属女優が参加するバスツアー企画を発売し、FANZAのフロアランキングで初登場3位、その後約1か月にわたりトップ10圏内に入った。同月には、アイデアポケットとアタッカーズのW専属だった明里つむぎのマドンナ移籍が発表され、大型移籍として話題になった。

レーベルと作風[編集]

ドラマと熟女[編集]

マドンナの看板は「ドラマ」。義理の家族、夫の上司、隣人といった関係性を軸に、ストーリー仕立てで人妻・熟女の背徳感を描く作品が中心で、英語版Wikipediaも近親相姦もののテーマを取り入れることがあると説明している。ドラマ性を重視する作風から、演技力のある女優が評価されやすいメーカーとされる。

レーベル一覧[編集]

  • Madonna:メインレーベル。品番はJUKD→JUC→JUX→JUY→JUL→JUQ→JURと変遷。
  • Obasan:40歳以上限定(2012年10月 - 、OBA)。
  • 熟れコミ:成年コミックの実写化(2012年12月 - 、URE)。
  • MONROE:40代女優系(2021年7月 - 、ROE)。
  • MADOOOON!!!!:配信限定(2021年11月 - 、MDON)。
  • ACHIJO:2020年代半ばに確認されるレーベルで、2025年には同レーベルから専属女優がデビューしている。
  • Fitch:爆乳系(2007年11月 - 2011年4月、JUFD)。2011年5月に独立。

異色の経歴を持つ専属女優[編集]

熟女メーカーでありながら、話題性のある経歴を持つ女優を多く専属に迎えてきたのも特徴。バスト124cm(Nカップ)の城エレン、テレビ番組『恋のから騒ぎ』に出演していた沢田麗奈、銀座の高級クラブのホステスだった向井莉奈などが挙げられる。2021年にデビューした綾瀬麻衣子(旧名:沢口まりあ)はSODの元「女子社員」という経歴を持つ。

監督・スタッフ[編集]

英語版Wikipediaでは、2011年末までに150本以上のマドンナ作品を手がけたチーフディレクターとして Eitaro Haga の名が挙げられている。またAVライターの沢木毅彦によると、マドンナの監督陣はFAプロのヘンリー塚本や、ながえスタイルの監督たちに敬意を払っているという。いずれも熟女・ドラマ系AVの老舗として知られる作り手である。

専属女優の歴史[編集]

初期〜2010年代[編集]

創設時からの友田真希のほか、2005年にマドンナデビューした風間ゆみ(2021年3月から2度目の専属)、2004年からマドンナ作品に出演している加山なつこ(2022年6月からMONROE専属)など、熟女AVのベテランがブランドを支えた。2010年の「若妻」シリーズで浜崎りおがブレイクし、若手路線の起点になった。

2010年代後半[編集]

2015年にマドンナデビューした大島優香、2016年デビューの一色桃子(2021年7月にMONROEへ移籍)、2017年デビューの水戸かなといった「マドンナ育ち」の女優が台頭。2009年からマドンナ作品に出演していたベテランの北条麻妃が2019年4月から専属となり、同年には神宮寺ナオ(2020年5月からMOODYZとのW専属)、三浦歩美(2021年に愛弓りょうへ改名)もデビューした。

2020年代[編集]

2020年に木下凛々子、SODstarから移籍の白石茉莉奈がデビュー。同年12月には水野朝陽が1年6か月ぶりに専属でAV復帰した。2021年以降は小松杏、栗山莉緒、佐田茉莉子(SODstarから移籍)、向井藍(2022年5月から専属)など、新人と移籍組が次々に加入。2023年11月の明里つむぎの移籍は、単体女優の人気者が熟女メーカーに移る流れを象徴する出来事になった。

評価・FANZA上の位置づけ[編集]

「熟女の総合デパート」[編集]

AVライターの沢木毅彦は、マドンナを「熟女の総合デパート」と呼んでいる。40代以上から20代の「若妻」まで、年齢層とシチュエーションを網羅するラインナップを端的に表した言葉である。

FANZAランキングでの存在感[編集]

月刊FANZA編集長の大木テングーは、マドンナについて「年齢層が下がり、熟女メーカーとしての色は幾分か薄まったが、それまで続けてきたドラマ制作力が売りになった」と評している。実際、月刊FANZA2024年10月号で発表された「FANZA2024年上半期女優ランキング」では、マドンナ専属女優が上位100位以内に23人、50位以内に20人ランクインした。単体女優中心のMOODYZやエスワン ナンバーワンスタイルと並んで、FANZAのランキングを動かすメーカーの一つになっている。

受賞歴[編集]

  • 2005年:北都グループの合同授賞式(MOODYZアワード)でマドンナ賞が設けられ、愛染恭子主演の未亡人ものが受賞。
  • 2009年:AVグランプリで、牧原れい子主演の女教師ものが熟女作品特別賞を受賞。

2000年代の合同授賞式では、マドンナは北都グループの主要メーカーの一つとして参加していた。

海外での認知[編集]

マドンナは英語版・中国語版・韓国のナムウィキなどにも項目があり、日本国外でも熟女ジャンルの代表的メーカーとして知られている。中国語版Wikipediaでは専属女優の一覧表が細かく整理されており、海外ファンの関心の高さがうかがえる。品番の頭文字「JU」は、海外のファンの間でもマドンナ作品の目印として扱われているとされる。

余談[編集]

  • 品番はすべて「JU」で始まり、「熟(JUku)」を意識したものとされる。公式Xのアカウント名も「@Madonna_JUKUJO」。
  • 公式Xのプロフィール名は「人妻・熟女No.1AVメーカー」と自称している。
  • 2011年に独立したFitchは、もともとマドンナの爆乳レーベルだった。
  • 熟女メーカーのオーディション「新人美熟AV女優グランプリ」には126人が応募した。
  • 1980年代のAVアイドル菊池えりが39歳で復帰した先もマドンナだった。

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