プレミアム (アダルトビデオメーカー)

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プレミアム
PREMIUM
略称 PREMIUM
国家 日本
種類 アダルトビデオメーカー(レーベル)
市場情報 非上場
業種 映像ソフトの企画・制作・販売
設立日 2006年3月
上場 非上場
主要株主 CA (アダルトビデオ)(親会社・旧北都)
主要部門 GLAMOROUS(2006年 - 2017年)、エレガンス(2017年 - )、PREMIUM 4K
関係する人物 穂花、冬月かえで、宇垣ちさと、山岸逢花、竹内有紀、星奈あい、星宮一花
代表作品 「100%彼女目線でアナタとHな同棲生活。」シリーズ、「ノーパン女教師」シリーズ、「○○NTR」シリーズ
リンク 公式サイト


概要[編集]

プレミアム(PREMIUM)とは、日本のアダルトビデオメーカー(レーベル)である。2006年3月に、DMM.comの源流でもある北都(のちのCA)傘下のメーカーとして発足した。キャッチコピーは「STYLISH BEAUTY」。「綺麗だけどエロい、綺麗だけどカワイイ」お姉さん系の単体女優を、スタイリッシュな映像で見せることを看板にしている。

詳細[編集]

母体・北都(CA)について[編集]

プレミアムを理解するうえで欠かせないのが、母体である北都の歩みである。北都は1990年3月の創業で、1994年には石川県の本社機能を残したまま東京にも拠点を置き、総合販売部門「アウトビジョン」の業務を広げた。1997年には当時の業界団体であった日本ビデオ倫理協会を脱退し、独自路線を進んでいる。1998年には映像配信サイト「DMM」を開設し、1999年11月には株式会社デジタルメディアマート(現在のDMM.com)を設立した。プレミアム作品がFANZAで扱われているのは、こうした成り立ちによるものである。

2000年ごろには月200本規模のリリースを抱えていたが、MOODYZの発足以降は点数を絞り、レーベルごとに個性を持たせる「メーカー化」へとかじを切った。2006年5月ごろまで北都とメーカー群の関係は対外的に明らかにされていなかったとされ、同年6月にはジャケット裏面の所在地表記が石川県加賀市に統一されている。つまりプレミアムは、グループの存在が表に出始めたまさにその時期に生まれたメーカーである。その後、2007年7月には倫理審査の窓口がビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合(VSIC)に移り、2009年11月には株式会社北都が株式会社CAへと社名を変更した。プレミアムのブランドはこうした親会社側の再編をくぐり抜け、発足以来同じ名前で続いている。

発足(2006年)[編集]

プレミアムが旗揚げしたのは2006年3月である。母体の北都は1990年に亀山敬司が石川県加賀市で創業した映像ソフト会社で、総合販売部門「アウトビジョン」を通じて多数のメーカーを束ねていた。2000年のMOODYZ発足を皮切りに、S1 NO.1 STYLE(2004年)、溜池ゴロー(2006年2月)と自社レーベルの「メーカー化」を進めており、プレミアムはその流れの中で溜池ゴローの翌月に誕生した、いわば同グループの第二世代にあたる。

旗揚げの目玉は、当時すでに知名度の高かった穂花のセルビデオデビューであった。デビュー作『ディープインパクト 穂花』(品番PGD-001、2006年3月7日発売)は同月のS1作品と並んで話題を集め、同年のグループ合同の表彰イベントでベストタイトル賞を得ている。あわせて金城アンナ、乃亜、広瀬奈央美といった実績のある女優を「復活」させる形で起用し、新人発掘よりも「すでに完成された美女をより美しく撮る」路線を最初から打ち出していた。

拡大期(2006年 - 2013年)[編集]

発足と同時にメインレーベル「GLAMOROUS」のほか、「Jewel」「XANADU」を立ち上げ、4月には「誘惑女教師」「アナタのオナニータイム」、6月には「PREMIUM STYLISH SOAP」、8月には「JAPANESE PARTY HARDCORE」と、半年足らずで多数のシリーズを並べた。

2007年12月には、現役レースクイーンという触れ込みの冬月かえでが専属デビューする。そのデビュー作はAVグランプリ2008で女優部門の最優秀賞作品に選ばれ、パッケージデザイン賞の優秀賞にも名を連ねた。プレミアムにとっては発足2年目でつかんだ大きな勲章で、冬月は2012年1月まで約4年にわたって専属を務めている。

2008年から2010年にかけては「ノーパン女子高生」「100%彼女目線でアナタとHな同棲生活。」「手コキ・淫語・誘惑痴女」「淫・女尻」「ノーパン女教師」「放尿、潮吹き、大失禁。」と、企画色の濃いシリーズを次々に投入した。2011年5月には新レーベル「Image」を開始し、同年12月28日に公式X(当時のTwitter)アカウントを開設している。

整理と再編(2013年 - 2017年)[編集]

2013年はプレミアムにとって大掃除の年であった。1月の「手コキ・淫語・誘惑痴女」を皮切りに、3月「アナタのオナニータイム」、5月「ノーパン女教師」、8月には「ノーパン女子高生」「100%彼女目線」「放尿、潮吹き、大失禁。」「JAPANESE PARTY HARDCORE」が一斉に終了した。12月には「Jewel」「XANADU」「Image」の3レーベルと「濃厚、密着、セックス。」も幕を下ろし、2014年3月の「淫・女尻」終了をもって、立ち上げ期から続いた企画シリーズの多くが姿を消した。

以降は単体女優作品を軸にした体制へと絞り込まれていく。2016年8月には「元地方局アナウンサー」の触れ込みで宇垣ちさとがデビュー、2017年7月には同じく元アナウンサーの山岸逢花が専属デビューし、プレミアムの「知的なお姉さん」路線を象徴する存在となった。

2017年には4月に「○○NTR」シリーズが始まり、5月に創業以来のメインレーベル「GLAMOROUS」が、7月に「PREMIUM STYLISH SOAP」が終了。入れ替わる形で新レーベル「エレガンス」が始動した。

VR・4K時代(2018年 - )[編集]

2019年7月には竹内有紀が専属デビューする。竹内は2020年2月にVR作品を解禁し、2021年11月にはFANZAの「VR動画5周年キャンペーン」で「VRセクシー戦士(プレミアム担当)」に任命されるなど、メーカーの顔としてVR展開を引っ張った。2023年7月には8K対応のVR作品をもってプレミアムを卒業している。

2021年1月1日には、「PREMIUM 4K」名義でUltra HD Blu-ray規格のソフトを発売した。アダルトビデオとしては業界初とされ、同じグループのアイデアポケット、ダスッ!との同時発売であった。物理メディアの縮小が進む中で、あえて最高画質の円盤を出すという、「綺麗さ」を売りにするプレミアムらしい一手といえる。

2020年代に入ると、他メーカーからの移籍組が目立つようになる。2020年11月に星奈あいがプレミアム専属として復帰し、2022年10月にはS1を卒業したひなたまりんが移籍。2024年2月発売作品からは、S1に約5年在籍した星宮一花が専属移籍している。

レーベルの特徴[編集]

「STYLISH BEAUTY」というコンセプト[編集]

プレミアムのコンセプトは「時代が求める女優を、スタイリッシュな映像で贈る」と説明される。公式サイトのタイトルにも「綺麗だけどエロい、綺麗だけどカワイイのAVメーカー」と掲げられており、清楚さや上品さとのギャップを前面に出す作風である。週刊プレイボーイは「綺麗だけれどエロいお姉さん系のメーカー」と紹介しており、外からの評価もおおむねこのイメージで一致している。

週刊大衆系のウェブメディア「夕やけ大衆」では、プレミアムをAV界の「東大理III」にたとえたことがある。女優のルックスやプロフィールの「偏差値」が高い、という意味合いの比喩であり、プレミアムのブランドイメージを端的に表した表現としてしばしば引き合いに出される。

「元アナウンサー」路線[編集]

プレミアムの新人には、放送業界出身を打ち出した女優が繰り返し登場する。代表例は以下のとおりである。

  • 宇垣ちさと(2016年8月デビュー、元地方局アナウンサー)
  • 山岸逢花(2017年7月デビュー、元地方局アナウンサー)
  • 松本梨穂(2022年7月デビュー、元関西ローカル局の気象キャスターとされる)
  • 広瀬ゆり(2023年4月デビュー、元地方局アナウンサー)
  • 和香なつき(2025年2月デビュー、元地方局アナウンサー)

約10年にわたって同じ系統のデビューが続いていることから、ファンの間では「プレミアムといえば女子アナ」というイメージが定着しているとされる。知的で落ち着いた雰囲気というメーカーカラーと、肩書きの持つ説得力がうまく噛み合った結果といえる。

他メーカーとの「W専属」[編集]

同じグループ内の巨乳系メーカーOPPAIと組んだ「W(ダブル)専属」が多いのも特徴である。2021年10月には楪カレンがOPPAIとプレミアムのW専属となり、2023年9月には松本梨穂もOPPAIとのW専属を発表した。グループ内でメーカー同士が女優を共有することで、それぞれの得意ジャンルを掛け合わせた作品づくりが可能になっている。

品番[編集]

品番の頭文字はおおむね次のように使い分けられている。

  • PGD … 初期のGLAMOROUSレーベル(穂花のデビュー作PGD-001など)
  • PRED … 現行の単体作品
  • PBD … ベスト盤(星宮一花の『プレミアム初BEST 12時間』PBD-487など)
  • PRVR … VR作品

主なシリーズ[編集]

現行[編集]

  • ○○NTRシリーズ(2017年4月 - )
寝取られ(NTR)を題材にしたドラマ系シリーズ。タイトルの「○○」には設定に応じた言葉が入る。現行レーベル「エレガンス」と並ぶ、2010年代後半以降のプレミアムの柱である。

過去のレーベル[編集]

レーベル名 期間
GLAMOROUS 2006年3月 - 2017年5月
Jewel 2006年3月 - 2013年12月
XANADU 2006年3月 - 2013年12月
PREMIUM STYLISH SOAP 2006年6月 - 2017年7月
Image 2011年5月 - 2013年12月

過去のシリーズ[編集]

シリーズ名 期間
アナタのオナニータイム 2006年4月 - 2013年3月
誘惑女教師 2006年4月 - 2009年11月
JAPANESE PARTY HARDCORE 2006年8月 - 2013年8月
ノーパン女子高生 2008年3月 - 2013年8月
100%彼女目線でアナタとHな同棲生活。 2008年5月 - 2013年8月
手コキ・淫語・誘惑痴女 2008年6月 - 2013年1月
淫・女尻 2009年1月 - 2014年3月
ノーパン女教師 2009年4月 - 2013年5月
放尿、潮吹き、大失禁。 2010年2月 - 2013年8月
濃厚、密着、セックス。 2012年4月 - 2013年12月

「100%彼女目線」は、カメラを恋人の視点に固定した主観映像の同棲ものとして知られる。視聴者自身が恋人になったかのように見せるつくりは、のちのVR作品の発想にも通じるものがある。なお、篠田ゆうもノーパン系シリーズ(『ノーパン・ハイスクール 4』)に出演した記録がある。

専属女優の変遷[編集]

ここでは、報道・各種資料で専属時期を確認できた主な女優を時系列で挙げる。

女優名 専属時期 備考
穂花 2006年3月 - 2008年12月 旗揚げ作品でセルデビュー。S1との並行活動。2008年12月発売作で引退
冬月かえで 2007年12月 - 2012年1月 元レースクイーン。デビュー作がAVグランプリ2008女優部門の最優秀賞作品
宇垣ちさと 2016年8月 - 2018年2月 元地方局アナウンサー。全作品がプレミアム
山岸逢花 2017年7月 - 元地方局アナウンサー。2020年に恵比寿マスカッツへ加入。のちに「山岸あや花」に改名
竹内有紀 2019年7月 - 2023年7月 VR展開の顔。卒業後はマドンナへ移籍
星奈あい 2020年11月 - 休業を経てプレミアム専属として復帰
楪カレン 2021年10月 - OPPAIとのW専属
松本梨穂 2022年7月 - 元気象キャスターとされる。2023年9月からOPPAIとW専属
ひなたまりん 2022年10月 - 2023年11月 S1から移籍。2023年11月の作品で引退
広瀬ゆり 2023年4月 - 2023年10月 元地方局アナウンサー。2023年11月にマドンナへ移籍
星宮一花 2024年2月 - S1に約5年在籍後に移籍
和香なつき 2025年2月 - 元地方局アナウンサー

このほか、旗揚げ時には金城アンナ、乃亜、広瀬奈央美が起用され、2022年には香椎かの、桜井まみらの専属情報も解禁されている。

傾向[編集]

専属女優の動きを並べると、いくつかの傾向が見えてくる。

第一に、マドンナへの「卒業移籍」が目立つ。竹内有紀は2023年7月にプレミアムを卒業して同年9月にマドンナ専属となり、広瀬ゆりも2023年11月28日に自身のXで「マドンナさん専属移籍になりました! プレミアムさんありがとうございました」と報告している。若手からお姉さん系へ、そして人妻・熟女系へという、グループ内での自然なキャリアの流れの中にプレミアムが位置づけられているといえる。

第二に、S1からの受け入れである。ひなたまりん(2022年)、星宮一花(2024年)と、S1で実績を積んだ女優が「次のステージ」としてプレミアムを選ぶ例が続いている。S1が「王道の単体」なら、プレミアムは「大人の美しさ」を見せる場という役割分担が読み取れる。

第三に、山岸逢花のようにデビューから長期間プレミアム専属を続け、恵比寿マスカッツなどメーカー外の活動でも名を上げた女優がいることである。メーカーの看板が個人のタレント活動を後押しした例といえる。

受賞歴[編集]

  • 2006年 - グループ合同アワード(MOODYZ主催・DMM系メーカー合同)ベストタイトル賞:『ディープインパクト 穂花』
  • 2008年 - AVグランプリ2008 女優部門 最優秀賞作品:冬月かえで『現役レースクイーン絶頂潮吹きAVデビュー!!』(同作はパッケージデザイン賞の優秀賞にも名を連ねた)
  • 2021年 - FANZA「VR動画5周年キャンペーン」で竹内有紀が「VRセクシー戦士(プレミアム担当)」に任命(賞ではなくキャンペーン起用)

FANZAアダルトアワード(旧DMMアダルトアワード)では、山岸逢花が2018年に新人賞、星奈あいが2019年に最優秀女優賞にそれぞれノミネートされているが、受賞には至っていない。ひなたまりんは2020年の「月刊FANZA」の新人部門で2位に入っているが、これはS1在籍時の記録である。メーカーとしての大賞級の受賞は、確認できる範囲では上記のAVグランプリ2008が最大の勲章である。

配信・販売[編集]

プレミアムの作品は、DVD・Blu-ray(2021年以降はUltra HD Blu-rayの「PREMIUM 4K」を含む)として販売されるほか、グループの成り立ちからDMM系列のFANZAで動画配信・通販されている。VR作品(PRVR品番)もFANZAのVR動画で配信されており、8K対応のVR作品も発売されている。

公式サイト「premium-beauty.com」では新作情報や女優プロフィールを掲載しており、著作権表記は「copyright © since2006 PREMIUM」である。公式Xアカウントは2011年12月に開設された。

グループ内での立ち位置[編集]

北都(CA)系、いわゆるアウトビジョングループには、MOODYZ、S1、アイデアポケット、アタッカーズ、マドンナ、kawaii*、Kira☆kira、E-BODY、OPPAI、ダスッ!、MUTEKIなど多数のメーカーが並ぶ。その中でプレミアムは、王道アイドル系のS1、人妻系のマドンナ、巨乳系のOPPAIやE-BODYの間を埋める「大人のお姉さん系・美人系」の担当という位置づけである。なお、ソフト・オン・デマンド(SODグループ)やプレステージ、FALENOなどは別系統のメーカーであり、プレミアムとは資本関係がない。

2026年時点の動向[編集]

2025年2月に元地方局アナウンサーの和香なつきがデビューするなど、「元アナ」路線と移籍組の受け入れを両輪とする体制は2020年代半ばも続いている。元専属の竹内有紀は2025年1月1日に同年12月31日をもってのAV業界引退を表明しており、2026年はプレミアム出身の世代交代がいっそう進む年となっている。2026年10月時点で、メーカーの統合・休止といった大きな組織変更の報道は確認できない。

余談[編集]

  • 発足は2006年3月で、2026年に創立20周年を迎えた。
  • 2021年元日の「PREMIUM 4K」は、アダルトビデオ初のUltra HD Blu-rayとされる。画質を売りにするメーカーらしい「業界初」である。
  • 週刊大衆系の「夕やけ大衆」がプレミアムをAV界の「東大理III」にたとえたことは、ファンの間でもネタとして語られることがあるという。
  • 竹内有紀はFANZAのキャンペーンで「VRセクシー戦士(プレミアム担当)」という、戦隊ヒーローのような肩書きを与えられたことがある。
  • 広瀬ゆりはマドンナへの移籍を報告する際、Xで「プレミアムさんありがとうございました」と古巣に感謝を述べている。
  • 2024年1月には、能登半島地震の影響で発売日を変更する旨を公式サイトで告知している(母体の北都は石川県加賀市の創業である)。

外部リンク[編集]

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