Dengan
でんがん
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奈良学園大学での講演会「『でんがん』が語る、大学選びの本質」の様子(2023年6月18日。出典:奈良学園大学公式サイト)
ID @dengan875(X)
本名 田丸(名字のみ本人が言及)
誕生日 1993年2月10日
年齢 33歳
出身地 兵庫県
国籍 日本
家族 妻・あすか(2022年8月に結婚を発表。会社員時代の同期)
学歴 兵庫県立芦屋高等学校 卒業(1浪)、大阪大学基礎工学部電子物理科学科 卒業、大阪大学大学院基礎工学研究科 修士課程 修了(2018年、修士(工学))
職業 YouTuber(教育系)、著述家
肩書 元はなおでんがん
フォロワー数 「日常でんがん」登録者約36.4万人(2026年10月)
活動期間 2010年代半ば - (専業は2018年 -)
代表的な実績 はなおでんがん(最大登録者170万人超)、YouTube Originals『30 DAYS WITH: はなおでんがん』(2020年)、TBS『東大王』出演(2020年)、著書『マンガでカンタン!微分積分の基本は7日間でわかります。』(2025年)
事務所 フリー(2018年4月 - 2021年2月はUUUM所属)
関連活動 はなおでんがん、日常でんがん、たまる☆クエスト(夫婦チャンネル)
その他 動画冒頭のあいさつは「おはえりすめんてん、でんがんです」
リンク YouTube(日常でんがん)、X(@dengan875)


概要[編集]

でんがん(でんがん)とは、兵庫県出身の日本の教育系YouTuberである。1993年2月10日生まれ。大阪大学の同級生・はなおとの理系コンビ「はなおでんがん」(2023年3月解散)のメンバーとして知られ、現在は個人チャンネル「日常でんがん」で数学・受験系の動画を発信している。夫婦チャンネル「たまる☆クエスト」も運営する。

詳細[編集]

名前の由来は名字の「音読み」[編集]

活動名「でんがん」は、本名の名字「田丸(たまる)」を音読みしたもの。「田」を「でん」、「丸」を「がん」と読んだだけのシンプルな由来で、東洋経済オンラインのインタビュー記事でも本名の名字から来ていると紹介されている。ちなみに夫婦チャンネルの名前「たまる☆クエスト」は、逆にそのまま訓読みの名字を使ったネーミングである。

「理系の楽しさを日常的に」[編集]

個人チャンネル「日常でんがん」の概要欄には「理系の楽しさを日常的に伝えていくチャンネルです」「勉強を中心にした企画や、数学の解説動画などを出しています」と書かれている。冒頭のあいさつは独特な「おはえりすめんてん、でんがんです」。コンビ時代から掲げていた「文系でも楽しめる理系動画」の路線を、ひとりになっても続けている形だ。

編集はダンボが担当し、よっしー、たくや、しげが編集協力としてクレジットされている。チャンネル概要欄には「昔ははなおでんがんというチャンネルをやっていましたが、今は一人で頑張っています」という一文もある。

阪大院卒→大手メーカー→1年足らずで専業YouTuber[編集]

学歴は本人が動画やプロフィールで公表している。兵庫県立芦屋高校を卒業後、1年浪人して大阪大学基礎工学部電子物理科学科に入学。そのまま同大学院基礎工学研究科の修士課程に進み、2018年に修了した。

修了後は新卒で大手メーカーに入社したが、同じ2018年のうちに退職し、はなおとのYouTube活動に専念する道を選んだ。いわゆる「高学歴を捨ててYouTuberになった人」の代表例として、就活生向けのセミナーや大学の講演会に呼ばれることも多い。

経歴[編集]

陸上部に打ち込んだ高校時代[編集]

中学・高校の部活は「完全燃焼した」と胸を張れるほど打ち込んだという。高校では陸上部に所属し、高3の10月まで部活漬け。そのため10月に受けたセンター模試の得点率は約4割しかなかった。そこから数か月の猛勉強で、1月のセンター試験本番では約6割まで引き上げている。

とはいえ第一志望だった大阪市立大学のボーダーは7〜8割とされ、前期・後期ともに不合格。東洋経済オンラインの記事の見出しでは「200点差で不合格」と表現されている。滑り止めの関西大学には合格していた。

父が払ってくれた入学金と浪人の決断[編集]

私立の入学金の振込期限は国公立の合格発表より早いことが多い。でんがんも関西大学の入学金(約20万円)を払うかどうか迷ったが、父親が支払ってくれ、「行くかどうかに関係なく、将来を考えろ」と言葉をかけてくれたという。本人はこの対応にいまも深く感謝していると語っている。

それでも「あと1年やったら伸びるかもしれない」「不完全燃焼のまま受験生活を終えたくない」という思いから、親に頭を下げて浪人を選択。1年後、大阪大学に合格した。2020年3月に公開した動画「でんがんはどうして浪人することにしたの?」では、結果が報われるとは限らなくても、完全燃焼できたかどうかがその後の人生を左右する、と浪人経験を振り返っている。

はなおとの出会い[編集]

大阪大学入学後、同学年のはなおと出会う。2人は大学のウィンドサーフィン部で知り合ったとされる。はなおは2014年11月にYouTubeチャンネル「はなおチャンネル」を始め、でんがんはその動画の常連として出演するようになった。初期は「歌ってみた」系の動画が中心だったという。

2017年6月、東京大学の学園祭で「理系っぽく」商品を注文する動画がヒットし、チャンネルは急成長。2018年4月にはUUUMに所属し、同年11月には登録者100万人を突破した。

会社員生活と「違和感」[編集]

2024年11月に公開した動画で、でんがんは新卒入社した大手企業を辞めた理由を詳しく語っている。最大の理由ははなおとYouTubeに専念するためだったが、本人いわく「それだけの理由だったら辞めていなかったかもしれない」。

4月下旬の配属決定後、課長に意気込みを伝えると「へ〜、頑張るんだ〜」と返された。指導担当者には毎日報告メールを送っていたが、同期にはアドバイス付きの返信があるのに自分には約1か月返事がなく、確認すると「見ました」とだけ返ってきた。8月に大阪へ配属された際のスライドを使った自己紹介では、課長が居眠りをしていたという。こうした「違和感」の連続と、はなおからの誘いが重なって退職を決めた。

ただし本人は「大企業にいるメリットは多いので、不満があっても深く考えずに辞めるのはリスクが高い」とも話しており、勢いでの退職を勧めているわけではない。

「はなおでんがん」誕生[編集]

2018年、はなおからチャンネル名を2人の名前に変えないかと打診されたが、でんがんは「もう少し俺に実力がついた時もう一度誘ってくれないか」と断った。それから2年後の2020年1月25日、はなおが「はなおチャンネルは1月をもって終了します。」というニュース番組仕立ての動画を公開し、ファンを騒然とさせる。5日後の1月30日、「終わり。からの始まり。」で真相がチャンネル名の変更だと明かされ、新チャンネル名は「はなおでんがん」になった。でんがんは概要欄で、2年をかけて自分を認められるようになったこと、2人で上を目指すことをつづっている。

同年2020年9月16日にはTBSのクイズ番組『東大王』に単独で出演。東海ラジオ『クリエイターズ』にもはなおと共にレギュラー出演した。2021年2月にはUUUMを退所している。

解散[編集]

2022年12月1日、2人は動画「【報告】はなおでんがんは解散します。あと何日で解散するかくじ引きで決める。」で解散を発表した。解散日はくじ引きで2023年3月20日に決定。はなおが30歳を迎える日でもあった。当初は2024年の予定だったものが1年前倒しになったと報じられている。

でんがん自身は「このまま続けたい」と思っていたが、別の道に進むのにいいタイミングだと考えたはなおの意見を尊重したという。結成当初から「いつかは解散する」という話はしていたとされる。3月19日には大阪で最後のファンミーティング「解散に収束したはなでん方程式」を開催。翌20日の最後のライブ配信では、約1メートル先のペン立てにペンを投げ入れた瞬間に解散・配信終了という企画が行われ、約31分で成功して約8年の活動に幕を下ろした。これははなおが2014年11月に初投稿したペン投げ動画にちなんだ演出だった。

個人チャンネル「日常でんがん」[編集]

チャンネルの基本データ[編集]

「日常でんがん」の開設は2015年2月1日で、コンビ時代からのサブチャンネル的な存在だった。2020年3月時点の登録者は約17.7万人、2021年6月時点で約23万人、2024年秋には約32万人と伸び、2026年10月時点では約36.4万人、総再生回数は約2億9000万回、動画数は約660本に達している。

将棋ドッキリと数学ショート[編集]

人気動画の上位には、意外にも将棋ネタが並ぶ。2021年3月の「【ドッキリ】もしも将棋素人の俺がプロレベルに強かったら、ヨビノリたくみは気づくのか?【神回】」は700万回超、2023年6月の「将棋素人がプロ棋士に操られて最強になった結果、、」は740万回を超え、チャンネル最多再生となっている。

解散後に大きく伸びたのが短尺の数学クイズ。2024年4月にはばんばんざいのメンバーと組んだ「予測して答えろ!!中卒女子が出題する数学クイズ」初級編・中級編がそれぞれ600万回を超えた。2024年8月の「1+1を数学アキネーターで出題したら、逆に答えられない説」も500万回超え。「関数アキネーター」「素数アキネーター」「数学ドボンクイズ」など、ゲーム形式で数学に触れさせるシリーズが看板になっている。

2026年の動画[編集]

2026年に入ってからも投稿ペースは衰えていない。1月には「1週間『バリウム』についてだけ鬼勉強したらどんな問題でも解ける説」、3月には「このメルセンヌ素数を当てろ!素数アキネーター初級編!」を公開。8月の「【理系】〇〇に入る文字は何?【アインシュタイン編】」は270万回を超え、ニュートン編・素数編とシリーズ化された。

9月〜10月には「問題文が"1行"の問題、良問しか存在しない説」、積分サークルとコラボした「理系なら"文字数"さえわかれば、数学の問題復元できる説」、「来年の共通テストに出そうな数Tier」、そして10月11日の「2026年度で出題された『正答率が0.0%の数学の問題』がヤバすぎる件」など、受験シーズンを意識した企画を連投している。

人物[編集]

嵐ファン[編集]

嵐のファンとして知られる。2022年8月20日に結婚を発表した翌日には、嵐の二宮和也から祝福のメッセージが届いたとされ、ファンの間で話題になった。

結婚と夫婦チャンネル[編集]

妻のあすかは会社員時代の同期。結婚発表に合わせて夫婦チャンネル「たまる☆クエスト」を開設した。コンセプトは、夫婦の「レベル」を上げながら困難を2人で乗り越えていくこと。2026年8月時点の登録者は約9万人。

2026年8月2日には報告動画を公開し、妻のあすかが手術を受けて無事に終わり、リハビリ中であることを伝えた。でんがんは入院期間中、病院近くのホテルに滞在していたという。

教育への思い[編集]

2021年のセミナー告知では「将来は教育者として経験や知識を伝えたい」と紹介されている。2023年6月18日に奈良学園大学で行った講演「『でんがん』が語る、大学選びの本質」では、「大学選びに正解はない」としたうえで、「夢中」「憧れ」「環境」の3つを意識すること、そして選んだ後はその選択を正解にする努力が大切だと語った。2023年3月26日には武蔵野大学で開かれた「教育クリエイターフェスSCHOOL」にも「超大規模授業の先生」の一人として登壇している。

元相方との関係[編集]

解散後も2人の関係は良好。2024年10月5日には、体調不良で療養中だったはなおの自宅をお見舞いする動画を「超絶特別回」として公開した。はなおの帰宅を待つ間、はなおが現役時代に落ちたという名古屋大学の入試問題を解いて待ち伏せするなど、いかにも2人らしい再会だった。体調を気遣ってドッキリ企画は取りやめたという。2人が顔を合わせたのは、6月のマラソン大会以来約2か月ぶりだった。

コラボ・交友関係[編集]

コンビ時代から教育系・高学歴系のYouTuberとの共演が多い。

  • QuizKnock - 2018年5月から交流が始まり、2019年には合同の夏合宿を実施した。
  • ヨビノリたくみ(予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」) - QuizKnockを交えた3チャンネル共演や学歴対決のほか、個人チャンネルの将棋ドッキリでも「仕掛けられる側」として登場。
  • ゆきりぬ - QuizKnockを交えた3チャンネルでのコラボを行った。
  • かこちん(日常かこちん) - でんがんがYouTuberデビューを手伝い、プロデュースした。はなおは動画編集を教えた。
  • ゆたぼん - 2人で積分を教え、東京大学の入試問題に挑戦させる動画を公開した。
  • ヒカル - UUUMを離れる際に相談に乗ってもらったとされ、関連するコラボ動画もある。
  • 水溜りボンド - トミーとの「7年越しのコラボ」が2022年に実現した。
  • パオパオチャンネル - 2018年にコラボし、2022年の活動終了直前のイベントにも出演した。
  • ばんばんざい - 2024年の数学クイズショートでチャンネル屈指のヒットを生んだ。
  • 河野玄斗(Stardy) - 2024年12月の「答えが存在しない問題でも天才河野玄斗なら気づく?」で共演した。
  • 積分サークル - はなおが2014年に大阪大学で作った学生サークル。解散後もでんがんの企画にたびたび参加している。

主な出演・著作[編集]

映像作品・テレビ・ラジオ[編集]

  • YouTube Originals『30 DAYS WITH: はなおでんがん』(2020年12月、全4話+特別映像) - コロナ禍でイベントを失った高校生の思い出づくりを支える30日間を追ったドキュメンタリー。日本初の「30 DAYS WITH」作品。
  • 『東大王』(TBS、2020年9月16日)
  • 『クリエイターズ』(東海ラジオ) - はなおと共にレギュラー出演

書籍[編集]

  • 『その悩み、僕らなら数学で解決できます!』(河出書房新社、2020年) - はなおでんがんとしての共著
  • 『人生を変える『ドラえもん』セレクション おとなになるのび太たちへ』(小学館) - 分担執筆
  • 『マンガでカンタン!微分積分の基本は7日間でわかります。』(Gakken、2025年10月9日、漫画:弓家キョウコ) - でんがんの講義をストーリー仕立てのマンガにした入門書。

講演・イベント[編集]

  • CheerCareer「スキルアップスクール」オンラインセミナー『新卒で大手メーカーへ就職後、再びYouTuberとなった理由とは?』(2021年6月11日)
  • 教育クリエイターフェスSCHOOL(武蔵野大学、2023年3月26日)
  • 奈良学園大学 講演会「『でんがん』が語る、大学選びの本質」(2023年6月18日)

炎上とバズ[編集]

解散発表の反響[編集]

2022年12月の解散発表は、受験期に動画を見て育ったファンに大きな衝撃を与え、ネットニュースでも広く報じられた。コメント欄には「受験期に救われた」といった感謝の声や「残りのユーチューバーライフ楽しんで」という応援が並んだ。

数学ショートのヒット[編集]

解散後、ひとりになってからの最大のバズは数学クイズのショート動画。とくにばんばんざいメンバーと組んだ「中卒女子が出題する数学クイズ」は2本で計1300万回を超え、コンビ時代を知らない層にも名前が広がるきっかけになった。

退職理由動画[編集]

2024年11月の「大手企業を辞めた理由」の動画は、配属先でのリアルなエピソードがYouTubeニュースサイトで記事化された。コメント欄には会社に依存しない生き方に共感する声が多く寄せられた。

余談[編集]

  • 浪人時代、私立大学の入学金を払ってくれた父親の「行くかどうかに関係なく将来を考えろ」という言葉が、浪人を決断する後押しになったという。
  • 2018年にはなおからチャンネル名変更を打診された際に一度断り、2年後に受け入れた経緯は、ファンの間で「はなでん」誕生秘話として語り継がれている。
  • LINEの調査では、コンビとして男子高校生の好きなYouTuberランキングで2020年に4位、2021年に2位に入ったとされる。
  • チャンネル最多再生の動画が数学ではなく「将棋」ネタというのは、教育系YouTuberとしてはちょっとした意外性である。
  • 解散時の最後の企画「ペン投げ」は、はなおの初投稿動画へのオマージュ。始まりと終わりを同じネタでそろえた演出だった。
  • 2人が幼なじみだとする紹介記事もあるが、本人の発信では大学入学後に出会ったとされている。

外部リンク[編集]

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