明石家さんま

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概要[編集]

明石家さんま(あかしや さんま、1955年7月1日 - )とは、日本のお笑いタレント・司会者である。吉本興業に所属し、ダウンタウンらと並んで日本のお笑いを代表する存在とされる。

詳細[編集]

和歌山県東牟婁郡古座町(現・串本町)に生まれ、奈良県奈良市で育った。落語家を志して2代目笑福亭松之助に入門し、当初は「笑福亭さんま」として高座に上がっていたが、師匠の勧めでタレントへ転向し、屋号を「明石家」に改めた。

ここが経歴上の分岐点である。落語は一人で複数の人物を演じ分け、間と呼吸で客を動かす話芸で、ピン芸人と同じく状況説明も笑いどころの提示も1人で完結させる訓練になる。高座を離れたあとに残ったのはその訓練だけで、演目は残らなかった。台本のない場で話を回す能力が武器になったのは、この順序による。

司会者としての型[編集]

さんまの司会は、進行役が一歩引いて出演者に喋らせる形ではなく、進行役が最もよく喋り、かつ最もよく笑う形である。自分が笑うことで「今のは面白かった」という判定を場に示し、出演者の発言を引き出す。判定と進行を同時に行うため、番組の構成が台本から外れても成立する。

ダウンタウンが持ち込んだのが「その場で反応する能力」を評価軸にする流れだとすれば、さんまはその前の世代から同じ土俵に立ち続けている。世代ごとに笑いの形が入れ替わるなかで、特定の形式に縛られていないことが、40年以上にわたって第一線に残った条件になっている。特定のネタや持ちギャグに依存しない芸風は、流行が変わっても価値が減りにくい。

主な番組[編集]

長く続く冠番組が多い点も特徴で、『踊る!さんま御殿!!』『ホンマでっか!?TV』『さんまのお笑い向上委員会』『痛快!明石家電視台』、関西テレビ放送の『さんまのまんま』などに出演している。

冠番組を複数の系列局に持てるのは、出演者が番組の内容そのものになっているからである。企画や設定を変えても同じ人が回せば成立するため、局を越えて同じ形式が成立する。これはお笑いの演者が番組制作の側から見たとき「枠を埋める手段」として扱えることを意味し、テレビ番組の編成上きわめて扱いやすい。

余談[編集]

  • 「さんま」という名は、実家が水産加工業を営んでいたことに由来するとされる。魚の名前をそのまま芸名にした例としては、おそらく最も知られている。
  • 賞レースの審査員を基本的に務めないことで知られる。M-1グランプリR-1グランプリが「評価の窓口を増やした」大会である一方、評価する側に回らないという選択を長く続けている。
  • ラジオ番組を長期にわたって続けており、映像を伴わない場で話芸だけを評価される機会を手放していない。ラジオが話そのものを商品にする媒体であることと、落語出身という経歴は無関係ではない。
  • ビートたけし、タモリとともに「お笑いBIG3」と呼ばれる。3人とも漫才コントという形式そのものより、司会・トークの領域で長く残った点が共通している。

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