| 殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女です | |
|---|---|
| 作画 | さっちゃん |
| ジャンル | ロマンスファンタジー、聖女もの、婚約破棄もの |
| 出版社 | 一迅社(一迅社ノベルス) |
| 配信 | コミックシーモア、めちゃコミック ほか |
| 原作 | 狭山ひびき(同名の小説) |
| その他 | キャラクター原案:紫藤むらさき |
概要[編集]
殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女です(でんか、あなたがすてたおんながほんもののせいじょです)とは、狭山ひびきによる日本の小説、およびそれを原作とするコミカライズ作品である。婚約者の王子から一方的に婚約破棄された侯爵令嬢が、その直後の儀式で「本物の聖女」に選ばれる、婚約破棄もの・聖女ものに分類されるロマンスファンタジーである。
詳細[編集]
原作は「小説家になろう」「カクヨム」に投稿された同名のウェブ小説で、一迅社ノベルスから書籍版が刊行されている。コミカライズはさっちゃんが作画を担当し、キャラクター原案を紫藤むらさきが手がける。コミカライズは2023年の「pixivコミックランキング」ファンタジー部門で3位に入賞するなど注目を集め、コミックシーモア・めちゃコミック・BookWalkerなど各電子書店で配信されている。
原作者の狭山ひびきは、悪役令嬢もののヒット作王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思いますの原作者としても知られる。本作は「婚約破棄された令嬢が本領を発揮して見返す」という点で同作と共通するテーマを持ち、嫌われ公女は婚約破棄を待つや悪役に仕立てあげられた令嬢は財力を隠すといった韓国原作のウェブトゥーンとも同じ「婚約破棄・ざまぁ」もののカタルシスを備える。とりわけ「聖女」という力を軸に据える点では、大公家に転がり込んできた聖女様など聖女ものの系譜にも連なる。
あらすじ[編集]
強い癒しの力を持ち、国に繁栄をもたらす「聖女」と呼ばれる存在がいるランバース国。侯爵令嬢アイリーンは、第一王子メイナードの婚約者だったが、「次期聖女がほしい」という身勝手な理由で、ある日突然婚約を破棄されてしまう。
しかし、その後に行われた聖女選定の儀式で、本物の聖女として選ばれたのは、ほかならぬ捨てられた側のアイリーンだった。自分を軽んじた王子に「ざまぁ」と胸のすく思いを抱きつつ、アイリーンは「殿下、あなたが捨てた女こそが本物の聖女」という立場から、自らの手で新たな幸せをつかもうと歩み出す。婚約破棄をきっかけに運命が逆転していく、痛快な聖女ロマンスである。
主な登場人物[編集]
アイリーン 本作の主人公。ランバース国の侯爵令嬢で、第一王子メイナードの婚約者だったが一方的に婚約破棄される。その後、本物の聖女として選ばれ、運命が大きく変わっていく。
メイナード ランバース国の第一王子。「次期聖女がほしい」という理由でアイリーンとの婚約を破棄するが、彼女こそが本物の聖女であったことが判明する。
作品の特徴[編集]
「婚約破棄された令嬢が、実は最も価値ある存在だった」という逆転劇を、「聖女」という設定で描く点に特徴がある。婚約破棄を物語の起点とする構成は、よくある令嬢転生だと思ったのにやさよなら浮気な婚約者様、次のゲームで幸せになりますなど近年の人気作と共通するが、本作は復讐の陰湿さよりも、主人公が新天地で前向きに幸せを築いていく爽快さに重きを置いている。原作小説・コミカライズともに、ピッコマやLINEマンガで人気の悪役令嬢・聖女ジャンルを好む読者層に親しまれている。
余談[編集]
- 原作者の狭山ひびきは複数の「婚約破棄もの」を手がけており、王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思いますと本作はいずれも「見返し」のカタルシスを核とする。
- 「捨てた女が本物の聖女だった」という構図は、婚約破棄ものにおける「見る目のない相手への痛快な逆転」という定番の魅力を凝縮している。
外部リンク[編集]
- 一迅社ノベルス 作品ページ
- コミックシーモア 作品ページ