| 王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います | |
|---|---|
| 作画 | 南乃映月 |
| ジャンル | ロマンスファンタジー、悪役令嬢もの、婚約破棄もの |
| 出版社 | マッグガーデン |
| 配信 | MAGCOMI、LINEマンガ ほか |
| 略称 | バカのふり |
| 原作 | 狭山ひびき(同名の小説) |
| その他 | 原作イラスト:硝音あや |
王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思いますとは、狭山ひびきによる日本の小説、およびそれを原作とするコミカライズ作品である。婚約者の王太子から「バカのふり」を命じられていた天才公爵令嬢オリヴィアが、婚約破棄をきっかけに本来の聡明さを取り戻していく、「悪役令嬢・婚約破棄もの」のロマンスファンタジーである。
概要[編集]
「小説家になろう」に投稿された同名小説を原作とし、PASH!ブックスから書籍版(イラスト:硝音あや)が刊行された。コミカライズは南乃映月が作画を手がけ、マッグガーデンのウェブコミックサイト「MAGCOMI」で連載されているほか、LINEマンガ・コミックシーモア・BookWalkerなど各電子書店でも配信されている。
詳細[編集]
本作は、聡明なヒロインがあえて愚かに振る舞ってきたという設定を軸に、婚約破棄を転機として自らの本領を発揮していく展開を描く。近年ピッコマやLINEマンガで人気を集める韓国原作のウェブトゥーン(嫌われ公女は婚約破棄を待つや悪役のエンディングは死のみなど)と同じ「悪役令嬢・婚約破棄もの」に分類されるが、本作は日本の「小説家になろう」発の小説を出発点とする点が異なる。翻訳を介さない日本語オリジナルの地の文と、コメディ寄りのテンポの良さが持ち味となっている。
同種のテーマを扱う作品としては、よくある令嬢転生だと思ったのにや悪役に仕立てあげられた令嬢は財力を隠す、転生したら宿敵に溺愛されすぎて困りますなどが挙げられ、いずれも「不遇な立場のヒロインが誤解や陰謀をはね返して幸せをつかむ」というカタルシスを共有している。検索面では、あらすじやネタバレ、最新刊の発売情報を扱うまとめ系の記事が競合となる。
あらすじ[編集]
天才的な頭脳を持ちながら、婚約者である王太子アランの意向で、長年「バカのふり」を続けてきた公爵令嬢オリヴィア。ある日アランは、教養が足りないことを理由に、オリヴィアとの婚約を一方的に破棄する。しかしオリヴィアは取り乱すどころか、むしろこれを好機ととらえ、「もうバカのふりはやめよう」と決意する。
ところがその直後、長年オリヴィアに片思いを寄せていた第二王子サイラスが、衆人環視の中で突然プロポーズし、事態は思わぬ方向へと転がっていく。本来の聡明さを取り戻したオリヴィアが、周囲の思惑をかいくぐりながら自分の人生を歩み直していく姿が描かれる。
主な登場人物[編集]
- オリヴィア
- 本作のヒロインである公爵令嬢。天才的な頭脳を持つが、婚約者アランの命令で長らく「バカのふり」を演じてきた。恋愛ごとには疎い。婚約破棄をきっかけに、本来の聡明さを発揮していく。
- アラン
- 王太子。オリヴィアに「バカのふり」を命じていた張本人で、教養不足を理由に婚約を破棄する。
- サイラス
- 第二王子。長年オリヴィアに片思いをしており、婚約破棄の場で公然とプロポーズする。
書籍・コミカライズ[編集]
原作小説は「小説家になろう」で公開され、PASH!ブックスから書籍化された(著:狭山ひびき、イラスト:硝音あや)。コミカライズ版は南乃映月の作画によりマッグガーデンから刊行されており、単行本は複数巻(第7巻まで確認)が発売されている。電子書店ではコミックシーモア、BookWalker、LINEマンガなどで試し読み・配信が行われている。原作・漫画の双方を追える点は、皇帝の一人娘や誰かが私に憑依したのように原作つきで展開する悪役令嬢ものと共通する。
よくある質問[編集]
- 漫画・原作はどこで読める?
- 漫画版はマッグガーデンの「MAGCOMI」で連載され、LINEマンガ・コミックシーモア・BookWalkerなどの電子書店で配信されている。原作小説は「小説家になろう」で公開され、PASH!ブックスから書籍化されている。
- 韓国のウェブトゥーンが原作?
- いいえ。本作は日本の「小説家になろう」発の小説が原作で、韓国webトゥーンの翻訳ではない。
- 結末・ネタバレは?
- 物語の核心に関わるため、本項では詳細な結末には触れない。単行本や連載で確認してほしい。
余談[編集]
- タイトルにある「バカのふり」は、聡明なヒロインがあえて愚かに振る舞ってきたという本作の中心設定を端的に表している。
- 「婚約破棄をきっかけにヒロインが本領を発揮する」という筋立ては、嫌われ公女は婚約破棄を待つやよくある令嬢転生だと思ったのになど、近年人気の悪役令嬢ものと共通するモチーフである。
- 日本の「小説家になろう」発の悪役令嬢ものが縦読み全盛のなかでコミカライズ人気を保っている例として、韓国原作のウェブトゥーン群とは異なる系譜を示す作品でもある。