| 病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?) | |
|---|---|
| 作画 | 小箱ハコ |
| ジャンル | ロマンスファンタジー、悪役令嬢もの、ラブコメディ |
| 出版社 | KADOKAWA(FLOS COMIC) |
| 配信 | ピッコマ、カドコミ ほか |
| 略称 | 病弱な悪役令嬢 |
| 原作 | 沢野いずみ |
概要
病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)(びょうじゃくなあくやくれいじょうですが、こんやくしゃがかほごすぎてにげだしたい)とは、沢野いずみ原作・小箱ハコ作画による日本のコミカライズ漫画である。乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公が、病弱な体質を改善したことをきっかけに、犬猿の仲だった婚約者から過保護なまでに溺愛される様子を描く、悪役令嬢もの・転生もののラブコメディである。
詳細
原作は沢野いずみによるウェブ小説で、コミカライズは小箱ハコが作画を手がけ、KADOKAWAの女性向けコミックレーベル「FLOS COMIC」から単行本が刊行されている。KADOKAWAのウェブコミックサービス「カドコミ(コミックウォーカー)」で連載されるほか、ピッコマ・コミックシーモア・BookWalker・ebookjapanなど各電子書店でも配信されており、単行本は複数巻が刊行されている。
本作は「乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢」という、嫌われ公女は婚約破棄を待つや悪役に仕立てあげられた令嬢は財力を隠すなどで知られる悪役令嬢ジャンルの定番設定を土台としつつ、「なぜ悪役令嬢は意地悪だったのか=体調が悪くて当たり散らすしかなかったから」という独自の解釈を導入している点に特徴がある。王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思いますやさよなら浮気な婚約者様、次のゲームで幸せになりますと同じく、日本の女性向けウェブ小説を出発点とする「和製・悪役令嬢もの」に位置づけられる。
あらすじ
前世で過酷な労働に追われた社畜だった主人公は、乙女ゲームの世界の悪役令嬢フィオナに転生する。今世こそは悠々自適なスローライフを送ろうと意気込むが、フィオナには公式設定には存在しない「病弱な体質」という誤算があった。
しかし、それこそがゲームでフィオナが悪役令嬢だった理由だと気づく。体調が優れないために、周囲へ当たり散らすしかなかったのだ。このままでは望んだスローライフなど送れない――そう考えたフィオナは、まず自身の体調を整えることから始め、生活習慣と人への態度を根本から改めていく。すると、これまで険悪で「犬猿の仲」だったはずの婚約者ルイスが、彼女の事情を知った途端に態度を一変させ、過保護と言えるほどにフィオナを溺愛し始めるのだった。
主な登場人物
フィオナ 本作の主人公。乙女ゲームの悪役令嬢に転生した令嬢で、前世は社畜。公式設定にない病弱体質に苦しむが、体調と態度の改善に努める。
ルイス フィオナの婚約者。当初は互いに反目し合う「犬猿の仲」だったが、彼女の病弱という事情を知って以降、過保護なほどに献身的な態度へと変わっていく。
作品の特徴
悪役令嬢の「悪役らしさ」を病弱という身体的理由から読み解く発想が新鮮で、断罪や復讐といった重い展開ではなく、体調回復とすれ違いの解消を軸にしたやわらかなラブコメディとして描かれる。険悪だった二人が距離を縮めていく「犬猿の仲」からの関係変化は、副題「私たち犬猿の仲でしたよね!?」にも表れており、転生したら宿敵に溺愛されすぎて困りますのような「敵対関係からの溺愛」ものを好む読者にも親しみやすい。重厚な宮廷政治劇である悪女は2度生きるや皇帝の一人娘とは対照的に、日常のあたたかさとコメディを前面に押し出した作風が持ち味である。
余談
- 主人公が「前世社畜」という設定は、ウェブトゥーン・なろう系の転生ものに頻出するモチーフである。
- 「病弱ゆえに不機嫌だった」という悪役令嬢像は、キャラクターの内面を掘り下げる近年の悪役令嬢ものの傾向を示す一例といえる。
外部リンク
- カドコミ(コミックウォーカー)作品ページ
- ピッコマ 作品ページ