| 痴女ヘブン | |
|---|---|
| 国家 | 日本 |
| 種類 | アダルトビデオメーカー(内部レーベル) |
| 業種 | 映像制作・販売 |
| 設立日 | 2008年12月 |
| 主要株主 | 北都グループ(アウトビジョングループ) |
| 別名 | 美(2008年12月 - 2015年11月) |
概要
痴女ヘブンとは、北都グループ(アウトビジョングループ)の内部レーベルの一つである。2008年12月に「美」という名称で設立され、2015年11月にメーカー名を現在の「痴女ヘブン」へ変更した。
詳細
北都グループはエスワン・MOODYZ・マドンナ・OPPAI・本中など20を超える内部レーベルを並行して運営しており、痴女ヘブンもその一つである。棚の上では別々のメーカーに見えても、企画・制作・流通の後ろ側では同じグループの資源を共有している構造は、北都グループの項に詳しい。
レーベルの分け方には、出演者の属性で分ける型(体型ならE-BODYやOPPAI、年齢層ならマドンナ)と、作品の演出の型で分ける型(本中など)がある。痴女ヘブンは後者にあたり、名前がそのまま扱う演出の型を示している。
改名という珍しい経緯
設立時の名称「美」から2015年11月に「痴女ヘブン」へ変更された経緯は、レーベル史としてはやや変わっている。メーカー名の変更は、それまで積み上げた品番の系統や認知をいったん切り捨てることになるため、通常は避けられる。この改名は、業界横断のイベントであるAV OPEN 2015での公約に沿って行われたものとされる。
改名後の名前が抽象的な一文字から具体的な語に変わった点は、レーベル名の設計思想の変化としても読める。OPPAIの項で触れたとおり、配信が主流になると棚の面積という制約が消える代わりに、検索語とタグが棚の役目を引き受ける。この環境では「美」のように意味の幅が広い名前より、利用者が実際に打ち込む語と一致する名前のほうが機能する。レーベル名がジャンル名とほぼ同義になる設計は、配信時代に有利に働く。
レーベルが細分化される理由
北都グループが20以上のレーベルを並行させているのは、レーベル名が「この先にどういう作品があるか」を示す標識だからである。ひとつに全部入れると探している利用者がたどり着けず、分けすぎると個々のレーベルの認知が薄くなる。この綱引きの結果として、レーベルの新設と統合が繰り返されてきた。
2008年前後は北都グループがレーベルを次々に立ち上げてジャンルを細分化していた時期にあたる。この時期に設立されたレーベルのうち現在まで残っているものは多くなく、十年以上続いているということ自体が、そのジャンルの需要が安定していることを示している。
よくある質問
- 痴女ヘブンはどこのメーカー?
- 北都グループ(アウトビジョングループ)の内部レーベルの一つ。エスワンやMOODYZと同じグループに属する。
- 「美」というメーカーと同じ?
- 同じである。2008年12月に「美」として設立され、2015年11月に「痴女ヘブン」へ改名した。
- なぜ名前を変えたの?
- AV OPEN 2015での公約に沿った変更とされる。メーカー名の変更自体が業界では珍しい。
- 専属女優はいる?
- マドンナのような専属体制ではなく、他レーベルでも活動する出演者が企画に応じて参加する形が中心である。
余談
- メーカー名を後から変えた場合、改名前の品番と改名後の品番が配信サイト上で別の系統として残ることになる。利用者から見ると同じレーベルの作品が2系統に分かれて見えるため、改名は認知の面で損をしやすい。それでも変えたという点が、この事例が言及される理由である。
- 海外の利用者はレーベル名の日本語の読みが分からなくても品番の英字コードで作品を特定できるため、北都グループの資本関係を知らないまま「同じところが作っている」ことに品番の系統から気づく、という順序になりやすい。
- 日本語の一般語や俗語をそのままレーベル名にする手法はOPPAIにも見られ、検索語としての強さと、社名や媒体名として書きにくいという扱いにくさが同居している。