| パヴォリア・レイネ Pavolia Reine | |
|---|---|
| 職業 | バーチャルYouTuber |
| プラットフォーム | YouTube |
| 登録者数 | 約85.5万人(2026年9月) |
| 活動期間 | 2020年 - |
| ジャンル | 雑談/ゲーム配信/歌 |
| 代表作品 | 「Love Me Love Me」「Gate Open: START!」「Figure It Out」 |
| 事務所 | カバー(ホロライブインドネシア) |
概要
パヴォリア・レイネ(Pavolia Reine)とは、カバーが運営するホロライブインドネシアに所属するVTuberである。2020年12月にホロライブID2期生としてデビューし、孔雀をモチーフにした意匠と落ち着いた話し方、そして継続的なオリジナル曲のリリースで知られる。
詳細
YouTubeチャンネル「Pavolia Reine Ch. hololive」の登録者数は約85.5万人、投稿動画は2,045本(いずれも2026年9月14日時点)。同期はホロライブID2期生のクレイジー・オリーとアーニャ・メルフィッサで、3名とも2020年12月初旬に相次いで初配信を行っている。
キャッチの一節は「風に吹かれた孔雀の姫(Sang putri merak yang tertiup angin)」。インドネシア語・英語・日本語を扱い、他部門のタレントとのコラボで通訳的な役回りを担うことも多い。
オリジナル曲には「Love Me Love Me」(2021年)、「Gate Open: START!」、そして2025年9月10日に各配信サービスで公開された「Figure It Out」などがある。
動画本数2,045本という数字
同期3名の中で目を引くのは、投稿動画が2,045本と多いことである。アーニャ・メルフィッサが1,231本、クレイジー・オリーが約1,475本であることと比べると、活動期間が同じであるのに本数が4割ほど多い。
配信を主体とするVTuberの場合、この差は主に配信頻度と一本あたりの長さの組み合わせから生じる。長時間の配信を少数行う形と、短めの配信を高頻度で行う形では、同じ配信時間でも残るアーカイブの本数が変わる。
本数が多いことには実務的な意味がある。アーカイブは一本ごとに検索やおすすめの対象になる入口であり、本数が多いほど新規の視聴者が偶然たどり着く経路が増える。逆に、一本あたりの視聴回数は分散するため、一本ごとの数字は目立ちにくい。どちらが有利という話ではなく、伸び方の形が変わる。
登録者数が同期内で最も多いことと、この本数の多さは無関係ではないと見る向きがある。ただし歌やコラボの影響も重なるため、単一の要因に帰することはできない。
音楽という出力
ホロライブインドネシアでは、所属タレントが継続的にオリジナル曲を発表する形が定着している。これは趣味的な副産物ではなく、地域部門にとって実務的な意味を持つ。
雑談配信は言語の壁をそのまま受ける。インドネシア語で行われた配信は、日本語圏や英語圏の視聴者にとって内容が分からない。ところが歌は、歌詞の意味が分からなくても音程・声質・曲構成が直接伝わる。視聴が言語で頭打ちになる地域部門にとって、音楽は最も国境を越えやすい出力形式である。
さらに、配信のアーカイブは基本的にその配信を追っている層にしか届かないのに対し、ミュージックビデオは音楽として単独で流通し、配信を見ていない層にも届く。活動年数が長くなるほど「残る形」の比重が上がるのは、この違いによる。2021年の「Love Me Love Me」から2025年の「Figure It Out」まで断続的にリリースが続いているのは、その積み上げにあたる。
音楽がストリーミングで再生されるたびに収益になる仕組みは、一度きりの配信とは収益の形が根本的に違う。
ブランド統合
2026年9月7日、カバーは番組「hololive Next」において、ロゴの刷新と、地域・グループごとに分かれていたブランドを一つの「hololive」へ統合することを発表した。これによりhololive Japan・hololive Indonesia・hololive English・hololive DEV_ISという区分の表記は整理されていく。
チャンネルやSNSは継続されるため活動そのものが止まるわけではないが、受け止め方は分かれている。部門をまたいだ企画の障壁が下がるという評価と、現地語で活動してきた部門の文脈が見えにくくなるという指摘の両方があり、評価はまだ定まっていない。
ホロライブインドネシアという部門
ホロライブインドネシアは2020年4月にカバーが立ち上げた地域部門で、1期生のムーナ・ホシノヴァ・アイラニ・イオフィフティーン・アユンダ・リスに続き、同年12月に2期生のクレイジー・オリー・アーニャ・メルフィッサ・パヴォリア・レイネがデビューした。
部門としての選定理由はしばしば市場規模で説明されるが、実際にはそれだけではない。インドネシアは人口約2億8千万人で、スマートフォン経由のYouTube視聴が日常化している一方、現地語で配信するVTuberがほぼ不在だった。市場が大きいから入ったのではなく、言語の壁だけが障害になっていた市場だから先に入ったという順序である。
読みが数字に出たのは3期生のこぼ・かなえるで、約105日でチャンネル登録者100万人、ID部門初の200万人を記録している。1期生・2期生はその前提を作った側にあたる。
ホロライブ全体ではホロライブEnglishやReGLOSSなど複数の区分が並んでおり、にじさんじをはじめ他社も海外展開を行っているが、インドネシア語圏に6年以上にわたって常設部門を維持した例は限られる。
よくある質問
- 読み方は?
- 「パヴォリア・レイネ」。英語表記はPavolia Reine。
- 日本語の配信はある?
- 日本語を用いる回はある。インドネシア語・英語・日本語を扱う。
- オリジナル曲はどこで聴ける?
- YouTubeのミュージックビデオのほか、各種の音楽配信サービスでも公開されている。
- 同期は?
- ホロライブID2期生のクレイジー・オリーとアーニャ・メルフィッサ。
余談
- 名前の「Pavolia」は孔雀を意味するラテン語系の語(pavo)を思わせる綴りで、意匠の孔雀と対応している。一般名詞と衝突しない固有表記になっている点は、検索で名前がそのまま自分の情報に結びつくという実務上の利点がある。
- 同期3名の性格の差はよく語られる。クレイジー・オリーが音量と勢いで押すのに対し、レイネは落ち着いた進行で場を整える側に回ることが多い。3名で組んだときに役割が重ならないのは、キャラクター設計の段階から意図されていたと見られる。
- ホロライブインドネシアの1期生(ムーナ・ホシノヴァ・アイラニ・イオフィフティーン・アユンダ・リス)がそれぞれ建築・イラスト・歌という言語に依存しない領域を持っていたのに対し、2期生は言語そのものを複数扱う形で同じ課題に答えている。
- にじさんじなど他社の海外展開と比べても、インドネシア語圏に常設部門を置いた期間の長さは際立っている。