カバー (企業)

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カバー株式会社
COVER Corporation
略称 カバー
国家 日本
種類 株式会社
市場情報 東証グロース(5253)
業種 VTuber事務所運営・エンターテインメント
本社所在地 東京都港区
設立日 2016年6月13日
年齢 10周年
設立者 谷郷元昭
代表者 谷郷元昭(代表取締役社長CEO)
上場 2023年3月27日(東証グロース)
年間売上 約493億円(2026年3月期)
代表作品 ホロライブプロダクション(ホロライブ/ホロスターズ/hololive English)


概要[編集]

カバー株式会社とは、VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営する日本のエンターテインメント企業である。2016年に谷郷元昭氏が設立し、2023年3月に東証グロース市場へ上場した。ANYCOLORにじさんじ運営)と並ぶVTuber業界の二強の一角で、グッズ販売とライセンスを収益の柱とする。

詳細[編集]

カバーは2016年6月13日に設立された。創業当初はVR技術を使ったコンテンツ開発を志向しており、自社開発の配信アプリとキャラクターを使って2017年9月にデビューしたときのそらが「ホロライブ」の第0期生にあたる。2018年以降、白上フブキさくらみこらを含む期生制でタレントを増やし、2019年に男性VTuberグループ「ホロスターズ」を含む総称として「ホロライブプロダクション」を掲げた。

にじさんじが多人数・高頻度のライバー展開で伸びたのに対し、カバーは所属タレント数を比較的絞り、モーションキャプチャースタジオを使った3Dライブや、hololive Englishなどの海外グループによる英語圏展開で存在感を高めた。2020年から2021年にかけて兎田ぺこら宝鐘マリン星街すいせいらがYouTubeで登録者100万人を超え、英語圏では森カリオペやがうる・ぐらが海外VTuber人気の火付け役となった。

事業内容はVTuberのキャラクター開発とプロダクション運営で、収益はグッズ・デジタルコンテンツなどの「マーチャンダイジング」、企業とのコラボやゲーム・アニメへの出演を含む「ライセンス・タイアップ」、YouTube上の配信収益、ライブ・イベントに分かれる。決算資料では、タレント人気を物販に変換するマーチャンダイジングの比率が高く、ANYCOLOR同様にIPビジネスとしての性格が強い。

経営と業績[編集]

2023年3月27日に東京証券取引所グロース市場へ上場した(証券コード5253)。その後プライム市場への市場区分変更を申請したが、審査に時間を要して申請内容に変更が生じるとして一度取り下げ、改めて申請する予定であると公表している。2026年3月期の通期業績は、売上高約493億円、営業利益約70億円、純利益約30億円で、増収ながら純利益は前期比で大きく減少したと報じられた。減益の要因としては、メタバース事業「ホロアース」の終了や、タレント卒業にともなうグッズ売上の変動などが挙げられている。

代表取締役社長CEOの谷郷元昭氏は決算説明会で「選択と集中」を経営方針に掲げ、「量的拡大」から「質的拡大」への転換、タレントファーストの徹底を強調した。中期経営目標として2030年3月期に売上高1,000億円・営業利益250億円以上を掲げ、グローバルなクリエイター経済圏の確立を目指すとしている。

炎上とバズ[編集]

所属タレントの人気が大きいぶん、卒業・契約解除のたびに大きな話題になる。2024年には湊あくあの卒業、2025年以降も複数タレントの卒業が相次ぎ、そのたびに「ホロライブは大丈夫か」という議論がSNSで盛り上がった。2026年に発表されたメタバース事業「ホロアース」の終了については、谷郷氏が「メタバース自体の衰退ではなく技術統合による質的拡大」と説明している。一方で、2019年の中国市場からの撤退(台湾表記をめぐる騒動)は、VTuber業界における国際政治リスクの象徴的事例として今も語られる。バズの面では、ホロライブのタレントが東京ドームや海外の大型会場で3Dライブを行うたびに「VTuberがドームを埋める時代」として一般メディアにも取り上げられている。

よくある質問[編集]

ホロライブとカバーの関係は?
ホロライブ(ホロライブプロダクション)はカバー株式会社が運営するVTuberグループの名称。会社名がカバー、事務所ブランドがホロライブである。
にじさんじとの違いは?
にじさんじの運営会社はANYCOLORで別会社。カバーはタレント数を絞った3Dライブ・海外展開重視、ANYCOLORは多人数の2D配信中心、という違いがよく指摘される。
上場している?
2023年3月から東証グロース市場に上場している(5253)。プライム市場への移行は一度申請を取り下げており、2026年時点ではグロース市場のまま。
社名の由来は?
「COVER」は「あらゆるものを覆う(カバーする)」という意味で、テクノロジーで新しいエンターテインメントを包み込む、という趣旨だと説明されている。

余談[編集]

  • 会社設立当初はVTuber事務所ではなく、VRゲームやアプリを作るテクノロジー企業だった。ときのそらのデビューも、自社アプリの技術デモ的な側面があった。
  • 本社には大型のモーションキャプチャースタジオがあり、3Dライブや「ホロライブ・オルタナティブ」などの映像作品制作に使われている。
  • VTuberの海外人気を語るとき、hololive Englishのがうる・ぐらが「YouTube登録者数世界一のVTuber」として引き合いに出されることが多い。
  • 上場企業になったことで四半期ごとの決算説明会が開かれ、ファンが決算資料を読み込んで「推しの事務所の経営状態」を語るという、VTuber文化ならではの風景が定着した。

外部リンク[編集]

  • カバー株式会社 公式サイト(cover-corp.com)

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