| X X (formerly Twitter) | |
|---|---|
| サイト名 | X |
| 言語 | 日本語ほか多言語 |
| タイプ | ソーシャル・ネットワーキング・サービス |
| 国 | アメリカ合衆国 |
| 種類 | SNS、ミニブログ |
| 創設 | 2006年7月15日(Twitterとして) |
| 創設者 | ジャック・ドーシー、ビズ・ストーン、エヴァン・ウィリアムズ、ノア・グラス |
| 運営者 | X Corp. |
| 収益 | 広告収入、サブスクリプション |
| 営利性 | 営利 |
| 登録 | 必要(一部の閲覧は登録なしでも可) |
| 開始 | 2006年7月15日 |
| 現在の状態 | 運営中 |
| 別名 | Twitter、ツイッター、旧Twitter |
| リンク | https://x.com/ |
概要
X(エックス)とは、短い文章や画像・動画を投稿して共有するアメリカ発のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)である。2006年に「Twitter」として始まり、2023年に現在の名称へ変更された。日本は世界でも有数の利用者を抱える主要市場として知られる。
詳細
最大の特徴は、投稿が短く、フォローしていない相手の発言でも拡散によって一気に届く点にある。リポスト(旧リツイート)による情報の連鎖と、ハッシュタグによる話題の集約は他のSNSにも広がった仕組みだが、その原型を作ったのがTwitterである。
日本語では1文字が英語より多くの情報を持つため、同じ140字でも書ける内容が多く、日本語圏では初期から独自の使われ方が定着した。実況、大喜利、ニュース速報、災害情報、VTuberやYouTuberの告知、K-POPや韓国ドラマのファン交流など、用途は極めて幅広い。
歴史
2006年3月に開発が始まり、同年7月15日に一般公開された。当初は「いまなにしてる?」という近況報告のサービスとして設計されていたが、利用者の側からリツイートやハッシュタグといった慣習が生まれ、後に公式機能として取り込まれていった。
2022年10月、実業家のイーロン・マスクが約440億ドルで同社を買収し、経営体制と機能の方針が大きく変わった。認証バッジの有料化、APIの有料化、アルゴリズムの見直しなどが短期間に実施され、賛否の大きい議論を呼んだ。
2023年7月にはサービス名とロゴが「X」へ変更された。青い鳥のアイコンが黒地に白の「X」へ置き換わったこの改称は世界的なニュースとなり、日本でも「旧Twitter」という言い回しが定着した。2025年には親会社が人工知能企業と統合されたと報じられ、対話型AIのGrokがサービス内に組み込まれる形で機能が拡張されている。
日本での普及
日本での利用者数は非常に多く、2023年初頭の公表値では月間利用者が6,000万人台に達し、アメリカに次ぐ規模とされていた。以後は公式の数値公表が減り、現在の正確な利用者数は各社の推計に頼らざるを得ない状況にある。
日本での強さの背景には、匿名で使いやすいこと、日本語の情報密度が高いこと、テレビ番組の実況やアニメ・ゲーム実況の話題と相性がよいことなどが挙げられる。にじさんじやホロライブといった事務所所属の配信者にとっては配信告知の主戦場であり、歌い手やAdoのような音楽系のクリエイター、インフルエンサーと呼ばれる発信者にとっても、告知とリリース情報を届ける中心的な場になっている。
主な機能と用語
- ポスト(旧ツイート) - 投稿のこと。日本語では長らく「ツイート」の呼称が使われ続けている。
- リポスト(旧リツイート) - 他人の投稿を自分のフォロワーに共有する機能。拡散の中核。
- 引用 - 他人の投稿にコメントを添えて共有する形式。
- ハッシュタグ - 「#」を付けて話題を集約する仕組み。利用者発の慣習から公式機能になった。
- トレンド - 短時間に急増している話題の一覧。日本ではテレビ番組やZ世代の流行を映す指標として扱われることが多い。
- コミュニティノート - 誤解を招く投稿に利用者が補足を付ける仕組み。
X Premium(有料プラン)
有料サブスクリプションは複数の段階に分かれており、上位のプランほど下位の機能をすべて含む積み上げ式になっている。広告表示の削減、投稿の編集、長文投稿、認証バッジ、クリエイター向けの収益化、AI機能の利用上限拡大などが段階的に開放される。料金や特典の内容は改定が多く、契約前に公式の最新情報を確認するのが確実である。
課題と論争
買収以降、モデレーション体制の縮小によるスパムや誹謗中傷の増加、認証バッジの有料化によるなりすまし、APIの有料化による研究・開発用途の縮小などが繰り返し指摘されてきた。一方で、コミュニティノートのように利用者参加型の是正機能が評価される場面もある。
日本では、なりすましアカウントによる投資詐欺広告や、著名人の名前を騙る誘導が社会問題として報じられている。運営元が海外企業であるため対応の遅れが指摘されることも多く、利用者側の自衛が求められる状況が続いている。
余談
- サービス名の由来だった青い鳥のキャラクターには「Larry(ラリー)」という愛称があり、改称時には別れを惜しむ投稿が世界中で相次いだ。
- 「バズる」「エゴサ」「クソリプ」など、日本語のネットスラングの多くがこのサービスから広まった。
- 日本では新年の「あけおめ」投稿が集中してサーバーに負荷がかかる現象が長年の風物詩になっていた。
- 「X」という一文字の名称は検索しづらく、記事や報道では「旧Twitter」と併記されることが多い。この検索性の悪さ自体が改称時の批判点のひとつだった。