| 暴君様を捨てたことなんてありません | |
|---|---|
| 作家 | SoonMoo(原作) |
| 作画 | Walrunoon |
| スタジオ | Studio1pic |
| ジャンル | ファンタジー、ロマンス、憑依、悪役令嬢 |
| 出版社 | カカオピッコマ |
| 配信 | ピッコマ(SMARTOON) |
| 連載期間 | 2023年9月16日 -(配信中) |
| 連載周期 | 毎週土曜 |
| 原作 | 韓国のウェブ小説・ウェブトゥーン |
| その他 | ピッコマ独占SMARTOON |
概要
暴君様を捨てたことなんてありませんとは、原作SoonMoo・作画Walrunoonによる韓国発のウェブトゥーンで、カカオピッコマグループのスタジオ「Studio1pic」が制作したピッコマ独占のSMARTOONである。2023年9月16日に配信が始まり、毎週土曜に更新される憑依系のロマンスファンタジー作品である。
詳細
本作は、物語の中の「脇役」に憑依した主人公が、本来なら冷酷な暴君になるはずの男主人公を幼少期から育て直すことで運命を変えようとする、いわゆる「小説憑依」ジャンルのロマンスファンタジーである。憑依した主人公が悲劇的な結末を回避するために立ち回るという構図は、誰かが私に憑依したや富豪の悪女に転生したのに死亡フラグが多すぎるといった同ジャンルの人気作と共通しており、ピッコマの女性向けロマンスファンタジー群の中で親しまれている。
制作を手がけたStudio1picは、カカオピッコマグループに属するSMARTOON制作スタジオであり、本作はその作品のひとつとして日本のピッコマで独占配信されている。SMARTOONは日本市場向けに縦読み・フルカラーで最適化された作品ブランドであり、LINEマンガなど他の縦読みプラットフォームとともに、日本語圏でのウェブトゥーン文化の広がりを支えている。
「育て直し」と「再会」という二段構えの物語構造が本作の魅力で、主人公が身を挺して守り育てた相手が、時を経てどのような姿で自分の前に現れるのか――という緊張と甘さの落差が読者を引きつける。悪役令嬢ものの様式を踏まえつつ、憑依・育成・すれ違いのロマンスを丁寧に描く点が支持を集めている。
あらすじ
主人公は、小説『一つの願い』の中で、男主人公に殺される運命にある名もなき脇役・ラリーに憑依してしまう。ラリーは平民出身のメイドで、原作では主人公の遺品を盗もうとして命を落とす端役だった。
死の運命から逃れるため、主人公は将来無慈悲な暴君になるとされる男主人公ティエリーを、誠心誠意お世話しながら育てていく。ところが、ある日突然の事故によって意識を失ってしまう。目を覚ましたとき、主人公はアシュタード王国の姫アリシアの体に憑依していた。
いつの間にか七年もの歳月が流れており、かつて手塩にかけて育てたティエリーは、皮肉にも暴君へと成長していた。戸惑いを隠せないアリシアだったが、偶然のきっかけから、二人は再び巡り会うことになる。
主な登場人物
- ラリー / アリシア(主人公)- はじめは平民のメイド・ラリーに、後にアシュタード王国の姫アリシアに憑依する。悲劇の運命を変えるためにティエリーを育て直す。
- ティエリー(男主人公)- 本来は無慈悲な暴君になる運命にある人物。主人公に育てられた後、七年の時を経て成長した姿で再会する。
配信中の作品であり、上記以外の主要人物の詳細は今後の展開で明らかになっていく。
作品の特徴
「小説の脇役に憑依する」という設定に、「暴君を幼い頃から育てる」という育成要素を組み合わせた点が本作の個性である。育てた相手が暴君になってしまうという皮肉なすれ違いが、再会後のロマンスに独特の緊張感を与えている。悪役令嬢・憑依・溺愛といった要素を好む読者に向けた、ピッコマの女性向けロマンスファンタジーの定番的な魅力を備える。
余談
- 制作したStudio1picは、カカオピッコマグループのSMARTOON制作スタジオである。
- 「小説憑依」ものとしては、悪役令嬢の推しに選ばれましたや捨てられた皇妃、魔王の子として生き残る方法などと同じく、原作つきの物語世界に入り込んだ主人公が結末を書き換えようとする構図を共有している。
- 皇帝の一人娘や大公家に転がり込んできた聖女様、悪女は2度生きるといった作品とともに、ピッコマのSMARTOONロマンスファンタジー群を形づくる一作である。