M.S.S Project
Middle School Second Sickness Project
プラットフォーム ニコニコ動画YouTube
活動期間 2009年 -
ジャンル ゲーム実況/音楽制作
関連活動 FB777/KIKKUN-MK-II/あろまほっと/eoheoh
別名 MSSP
その他 北海道出身の4人組


概要[編集]

M.S.S Project(エムエスエスプロジェクト、通称・MSSP)とは、ゲーム実況と音楽制作の両方を手がける、日本の4人組クリエイターユニットである。メンバーはFB777(エフビー)、KIKKUN-MK-II(きっくん)、あろまほっと、eoheoh(いお)の4人で、全員が北海道出身。ニコニコ動画の黎明期からゲーム実況グループとして活動を始め、やがてオリジナル楽曲の制作・ライブ活動へと活躍の場を大きく広げた、実況界でも稀有な「実況×音楽」の二刀流ユニットである。

グループ名の「M.S.S Project」は、「Middle School Second Sickness Project」、すなわち「中二病プロジェクト」の略である。その名のとおり、中二病的なノリやカオスな掛け合いを大切にした世界観が魅力で、4人の濃いキャラクターがぶつかり合う実況動画は唯一無二の中毒性を放つ。実況で人気を博すだけでなく、自分たちで作詞・作曲・演奏まで手がけた楽曲でライブを成功させるなど、ネット出身クリエイターの可能性を大きく押し広げた存在として知られる。4人という人数は、コンビよりも掛け合いが複雑になり、ソロよりも役割分担がはっきりするため、グループ実況の面白さを最大限に引き出せる絶妙な編成だといえる。本記事では各メンバーが公開していない本名などの個人情報については記述を控える。

結成の経緯[編集]

M.S.S Projectの始まりは、FB777が高校時代の友人たちを誘って、オンライン対戦ゲーム『Halo』を一緒にプレイしたことにさかのぼる。北海道の同級生という気心の知れた仲間が集まり、ゲームを楽しむうちに、その様子を実況動画としてニコニコ動画に投稿するようになった。当初は数人でのプレイ動画だったが、ゲーム中に「自分も喋らせろ」とあろまほっとが要求したことで、現在の賑やかな掛け合いスタイルが形作られていったという逸話が残っている。ゲーム仲間がそのまま実況グループになり、さらに音楽ユニットへと進化していくという流れは、まさにネット文化が生んだ偶然と必然の産物だった。

ニコニコ動画でゲーム実況が一大ブームとなっていた時代に、MSSPは個性的な4人の掛け合いと中二病的な世界観で人気を集め、実況グループとしての地位を確立した。やがて活動はゲーム実況の枠を超え、オリジナル楽曲の制作へと発展。メンバーそれぞれが持つ音楽的才能を結集し、作詞・作曲・演奏・歌唱まで自分たちで手がける本格的な音楽ユニットとしても活動するようになった。ゲーム実況から音楽へという活動の広がりは、ネット出身クリエイターのキャリアの新たな可能性を示すものだった。メンバー全員が北海道という同じ土地で育ち、高校時代からの友人だったという背景が、4人の自然体な掛け合いと強い結束を生んでいる。

メンバー[編集]

M.S.S Projectは、4人それぞれが濃い個性を持つことで知られる。FB777は、動画の撮影・投稿・編集やテーマ曲制作などを担う、グループの技術的な中核を担う存在。音楽ライブではショルダーキーボードを演奏し、血液型はA型。グループの土台を支える縁の下の力持ち的な役割を果たしている。KIKKUN-MK-II(きっくん)は、ハイテンションで自由奔放なキャラクターでグループの盛り上げ役を担当。その破天荒な言動は動画の見どころの一つとなっている。

あろまほっとは、毒舌な解説やツッコミを得意とするメンバーで、カオスになりがちなグループのなかで鋭いツッコミを入れて場を引き締める。音楽ライブではパフォーマーとして活躍する。eoheoh(いお)は、ゲーム実況者・ミュージシャンとして活動し、1985年3月24日生まれ、北海道出身で現在は東京在住。身長172cm、血液型O型、イメージカラーは緑。落ち着いた立ち位置からグループを支える存在だ。この4人の個性が絶妙に噛み合うことで、MSSP独特のカオスで楽しい空気が生まれている。ハイテンションなきっくんと毒舌のあろまほっと、技術屋のFB777と落ち着いたeoheoh――まるで性格を意図的に散らしたかのようなバランスが、グループの会話を立体的にしている。

音楽活動[編集]

M.S.S Projectが他の多くのゲーム実況グループと一線を画すのは、本格的な音楽活動を展開している点である。メンバー自らが作詞・作曲を手がけたオリジナル楽曲を発表し、CDをリリースするだけでなく、ライブやコンサートを開催して観客を熱狂させてきた。ゲーム実況で築いたファンベースを土台に、音楽アーティストとしても確固たる地位を築いたその歩みは、ネット発のクリエイターの成功モデルの一つとして語られる。実況者が自分たちでアーティストとして音楽シーンに乗り込み、ライブ会場を満員にするという光景は、当時としては非常に新鮮なものだった。

音楽ライブでは、FB777がショルダーキーボードを演奏し、あろまほっとがパフォーマーを務めるなど、メンバーそれぞれが舞台上で役割を持って活躍する。中二病的でエネルギッシュな楽曲は、MSSPの世界観をそのまま音楽に昇華したもので、実況のファンだけでなく音楽ファンからも支持を集めている。ゲーム実況と音楽という、一見すると異なる二つの分野を高い次元で両立させているMSSPは、マルチに活動するネットクリエイターの先駆的存在といえるだろう。プロの音楽家が片手間に実況をするのではなく、実況者が本気で音楽に取り組んで結果を出したという順序こそが、MSSPの物語を特別なものにしている。

ゲーム実況シーンにおける位置づけ[編集]

M.S.S Projectは、日本のゲーム実況文化がニコニコ動画を中心に花開いた黎明期から活動を続ける、古参のグループの一つである。2009年前後といえば、ゲーム実況がサブカルチャーとして急速に盛り上がっていた時代であり、MSSPはその波のなかで「グループ実況」という形式を確立した先駆者たちの一角だった。複数人でわいわいとゲームを遊び、その掛け合いそのものをエンターテインメントにするスタイルは、後の多くの実況グループに影響を与えた。

MSSPが特異なのは、実況で得た人気をそのまま音楽活動へと展開し、両分野で成功を収めた点にある。多くの実況者が動画投稿の枠内で活動するなか、MSSPは自らの手で楽曲を作り、ステージに立ち、観客を熱狂させた。これは、ネット出身のクリエイターが「動画の人」から「アーティスト」へと飛躍できることを示した画期的な事例であり、ゲーム実況というジャンルの可能性を大きく広げた。こうした「実況×音楽」という独自路線は、後にネットから音楽シーンへ進出するクリエイターたちの道を切り拓いたともいえる。中二病という一見ふざけたコンセプトを、本気のクオリティで貫いたところに、MSSPの底力がある。中二病という言葉が持つ自虐的でユーモラスなニュアンスを、恥ずかしげもなく前面に押し出すその潔さこそ、MSSPが多くのファンに愛される理由の一つである。誰もが通る思春期の感性を全力で肯定してくれるMSSPの存在は、ファンにとって心地よい居場所になっている。

ファンとの関係[編集]

M.S.S Projectのファンは、4人それぞれの濃いキャラクターと、その掛け合いが生むカオスな空気を愛している。誰か一人を推すというより、4人の関係性そのものを楽しむ層が多く、メンバー同士のいじり合いやノリのよいやり取りが、ファンにとってのご褒美となっている。実況動画で笑い、音楽ライブで熱狂する――二つの異なる楽しみ方を提供してくれるMSSPは、ファンにとって飽きることのない存在だ。

実況から入ったファンが音楽ライブに足を運び、逆に音楽から知ったファンが実況動画にハマる、という双方向の流れもMSSPならではの強みである。中二病的な世界観を共有することで生まれる独特の一体感は、ファンコミュニティを強く結びつけている。長年にわたって活動を続けてきたことで、古参ファンから新規ファンまで幅広い層に支持されており、ネット発のユニットとしては息の長い人気を誇っている。実況と音楽、その両輪で築き上げた信頼が、MSSPの揺るぎない土台となっている。

炎上とバズ[編集]

  • グループ名が「中二病プロジェクト(Middle School Second Sickness Project)」の略であることは、MSSPの世界観を象徴するものとしてファンに親しまれている。
  • ゲーム実況グループでありながら本格的な音楽ライブを成功させたことは、ネット出身クリエイターの可能性を示す事例として注目された。
  • メンバーの濃いキャラクターが生むカオスな掛け合いが切り抜き動画として拡散され、新規ファンの入り口になっている。
  • KIKKUN-MK-IIとeoheohによる写真集「ZUTTOMO」シリーズなど、ユニークな企画もたびたび話題を呼んだ。
  • 結成のきっかけが『Halo』のオンラインプレイだったというエピソードは、ニコニコ実況黎明期の空気を伝えるものとして語り継がれている。

余談[編集]

  • メンバーは全員が北海道出身で、もともと高校時代の友人同士という気の置けない関係である。
  • グループ名「M.S.S Project」は「Middle School Second Sickness Project」=中二病プロジェクトの略。
  • 結成のきっかけは、FB777が友人たちをオンラインゲーム『Halo』に誘ったことだった。
  • あろまほっとが実況中に「自分も喋らせろ」と要求したことで、現在の掛け合いスタイルが生まれたとされる。
  • FB777は動画編集やテーマ曲制作を担い、音楽ライブではショルダーキーボードを演奏する。
  • KIKKUN-MK-IIはハイテンションな盛り上げ役で、あろまほっとは毒舌ツッコミ担当という対照的な個性を持つ。
  • eoheohは1985年3月24日生まれ、身長172cm、血液型O型、イメージカラーは緑とされる。
  • ゲーム実況と音楽制作を高い次元で両立させる、実況界でも珍しい二刀流ユニットである。

略年表[編集]

  • 2009年頃 - FB777が北海道の友人たちと『Halo』をプレイし、ニコニコ動画に実況動画を投稿し始める。
  • 2010年代 - 個性的な4人の掛け合いと中二病的世界観で人気実況グループとしての地位を確立。
  • 2010年代 - オリジナル楽曲の制作・CDリリース・ライブ活動を本格化し、音楽ユニットとしても成功。
  • 以降 - ゲーム実況と音楽の二刀流で、ネット発クリエイターの先駆的存在として活動を継続。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]