最終兵器俺達
Saishu Heiki Oretachi
出身地 北海道
プラットフォーム ニコニコ動画YouTube
活動期間 2009年 -
ジャンル ゲーム実況
関連活動 タレント、音楽活動
別名 最俺(さいおれ)
掲示板
n/インフルエンサー


概要[編集]

最終兵器俺達(さいしゅうへいきおれたち)は、北海道出身の幼なじみ4人で結成されたゲーム実況グループである。略称は「最俺」(さいおれ)。メンバーはキヨ。、フジ、ヒラ、こーすけの4人で、全員が高校時代の同級生という気心の知れた間柄らしい。2009年にニコニコ動画で活動を開始した、いわゆる「古参中の古参」にあたるゲーム実況グループで、日本のネット実況文化を語るうえで外すことのできない存在として知られている。

グループ名は、メンバーのこーすけが漫画『最終兵器彼女』を好きだったことに由来するというから、わりと適当な命名秘話があるのが微笑ましい。結成から十数年が経った現在でも第一線で活動を続けており、特にリーダー格のキヨ。は専業ゲーム実況者として日本トップクラスのYouTube登録者数を誇る、まさに「実況界のレジェンド」と呼ぶにふさわしい人物に成長した。

仲の良い男4人がワイワイとゲームをプレイしながら時に大喧嘩し、時に爆笑し、時に妙に感動的な空気になる――そんな「友達の家でゲームを覗き見しているような距離感」が最俺最大の魅力である。視聴者からは「実況を見て育った」という世代も多く、ネット実況黎明期から現在までを駆け抜けてきた生き証人的グループといえる。

メンバー[編集]

最俺は4人組だが、それぞれキャラが立っており、役割分担も自然とできあがっている。リーダー的存在で圧倒的な知名度を持つのがキヨ。。落ち着いたツッコミと毒舌、そして抜群のトークセンスでグループを牽引する。本人名義のYouTubeチャンネルは専業ゲーム実況者としては国内トップクラスの登録者数を抱え、最俺の枠を超えた一大ブランドになっている。

フジは陽気でハイテンション、場を一気に明るくするムードメーカー的存在。ヒラは天然でマイペース、独特の言動でメンバーや視聴者を和ませる癒し枠。こーすけはグループ名の名付け親であり、ゲームの腕前やトークでバランスを取る縁の下の力持ち的なポジションを担っている。4人それぞれの個性がぶつかり合うことで、最俺ならではの賑やかで温かいグループ実況が生まれているわけだ。

経歴[編集]

結成からブレイクまで[編集]

2009年、キヨ。がニコニコ動画のゲーム実況を見て「自分もやってみたい」と思い立ち、高校の同級生だったこーすけを誘ったのが最俺の始まりだとされる。その後、同年の11月にヒラとフジが助っ人として加わり、現在の4人体制が固まった。当時はゲーム実況というジャンルそのものが黎明期で、顔出しもせず声だけでゲームをプレイする文化はまだ一般的ではなかった。

そんな時代に、気の置けない友人同士が掛け合いをしながらゲームをプレイするスタイルは新鮮で、徐々にファンを増やしていった。協力プレイのホラーゲームや、対戦ゲームでの本気の喧嘩、シリーズもののRPGなど、扱う題材も幅広く、見る側を飽きさせない構成力が支持を集めた。

YouTube移行と大規模化[編集]

ニコニコ動画で着実に人気を積み上げた最俺は、時代の流れとともに活動の主軸をYouTubeへと移していった。とりわけキヨ。個人のチャンネルは爆発的に成長し、専業ゲーム実況者としては日本一とも言われる登録者数を記録するに至った。グループ活動と個人活動を並行させながら、フジ、ヒラ、こーすけもそれぞれ存在感を発揮し続けている。

長年にわたり活動するなかで、ゲーム実況の枠にとどまらず、音楽活動やイベント出演、グッズ展開など多角的な展開も見せてきた。古参でありながら新しいゲームにも積極的に挑戦し続ける姿勢が、世代を超えてファンを獲得し続ける理由となっている。

TOP4としての活動[編集]

キヨ。は最俺の活動と並行して、レトルト牛沢ガッチマンとともに「日本TOP4」というコラボグループでも活動している。これは『Friday the 13th: The Game』で「ジェイソンのゲームにおける日本トップ4」とネタで発言したことが由来とされる、いわば「最強の面白おじさん」たちの集まりである。

このTOP4は単なるコラボの枠を超え、ライブイベントを大規模会場で開催するほどの人気コンテンツへと成長しており、ゲーム実況者が東京ドーム級の会場を満員にする時代の象徴的存在となっている。最俺とTOP4、二つの軸で活躍するキヨ。を中心に、最俺の影響力はますます拡大しているといえるだろう。

作風・特徴[編集]

最俺の魅力は、何といっても「友達同士の素のやりとり」にある。台本めいたかしこまった進行ではなく、ゲーム中に自然と生まれる脱線トーク、内輪ネタ、些細なことでのじゃれ合いがそのまま動画になる。視聴者はまるで自分も友人グループの輪に加わっているかのような一体感を味わえる。

また、ホラーゲームでの過剰なリアクション、対戦ゲームでの本気の煽り合い、長編RPGをじっくり攻略する腰の据わった企画など、ジャンルごとに見せる顔が違うのも飽きさせないポイントだ。仲が良いがゆえに遠慮なく言い合える関係性が、笑いと緊張感を同時に生み出している。長く見ているファンほど「4人の関係性そのもの」にハマっていくと言われている。

代表的なゲーム・企画[編集]

最俺はジャンルを問わず幅広いゲームを実況してきたが、なかでも複数人で遊ぶ協力プレイや対戦プレイの企画は最俺の真骨頂とされる。仲間内だからこそ生まれる遠慮のない煽り合いや、土壇場での裏切り、勝利の瞬間の本気の歓声は、台本では決して作り出せない生のエンターテインメントとして高く評価されてきた。ホラーゲームの協力実況では、誰が一番怖がりかを競うような展開になり、メンバーの絶叫と笑い声が交錯する名場面がいくつも生まれている。

一方で、長編RPGやストーリー重視のアドベンチャーゲームをじっくりと腰を据えて攻略する企画も人気が高い。とりわけキヨ。の個人チャンネルでは、長時間に及ぶ大作ゲームのシリーズ実況が看板コンテンツとなっており、視聴者は何十時間もかけて物語を一緒に旅するような体験を味わえる。ゲームの内容を丁寧に咀嚼しながら、要所要所で笑いを挟むバランス感覚は、長年の活動で培われた職人芸といってよいだろう。期間限定の話題作からインディーゲーム、レトロな名作まで貪欲に手を広げる姿勢も、最俺が古びない理由のひとつである。

ネット実況史における位置づけ[編集]

最俺が活動を始めた2009年は、ニコニコ動画を中心にゲーム実況という文化がようやく形を成し始めた時期にあたる。当時はまだ「他人のゲームプレイを見て何が楽しいのか」という声すら珍しくなかった時代であり、そのなかで友人グループのありのままの空気を届ける最俺のスタイルは、後続の数多くの実況者に影響を与えた。今日では当たり前となった「複数人でのワイワイ実況」というフォーマットを、黎明期から実践してきた先駆者のひとつなのである。

キヨ。個人が専業ゲーム実況者として日本トップクラスの規模に到達したこと、そして「日本TOP4」がライブで大規模会場を満員にするまでになったことは、ゲーム実況が一過性のブームではなく、確固たるエンターテインメント産業へと成長したことを象徴している。その歩みの中心に最俺がいたことは、ネット文化史を振り返るうえで間違いなく特筆すべき点だ。後発の実況者やVTuberにとっても、最俺は「実況を仕事にできる」ことを身をもって証明した道しるべのような存在となっている。

炎上とバズ[編集]

  • グループとして長年活動するなかで、メンバー個々の発言や企画が一部で議論を呼ぶこともあったが、いずれも致命的な分裂には至らず、4人体制を維持し続けている点はファンから高く評価されている。
  • キヨ。YouTube登録者数が専業ゲーム実況者として日本トップに躍り出た際には、「実況だけでここまで来たのは本当にすごい」とネット上で大きな話題となった。
  • 「日本TOP4」としての大型ライブ開催が発表された折には、ゲーム実況者がドーム級会場を目指す時代の到来として、ファンのみならず業界全体がざわついた。
  • 古参ゲーム実況グループの代表格として、後発の実況者たちから「憧れの存在」「実況を始めるきっかけになった」と名前を挙げられることも多く、その影響力の大きさがしばしば語り草になっている。

余談[編集]

  • グループ名の由来となった『最終兵器彼女』は、こーすけの趣味全開のチョイスであり、メンバー内でも度々ネタにされているらしい。
  • メンバー全員が北海道出身の幼なじみという、現代のネット発グループとしては珍しい「リアルな地元仲間」構成である。
  • キヨ。はその毒舌キャラとは裏腹に、視聴者やメンバーへの気遣いが細やかだとファンの間で評判である。
  • フジのハイテンションぶりは動画の名物で、彼のリアクションを目当てに見るファンも少なくない。
  • ヒラの天然エピソードは数知れず、思わぬ発言でメンバーを混乱させる場面が動画のハイライトになることもしばしば。
  • こーすけはグループの中では比較的落ち着いた立ち位置だが、ゲームの腕前ではメンバーを驚かせることもある。
  • 結成から十数年という長寿グループでありながら、解散や活動休止の噂とほぼ無縁なのは、ネット実況界では非常に珍しいことだとされる。
  • 最俺を入り口にゲーム実況というジャンルそのものを知った、という視聴者は数多く、ジャンルの裾野を広げた功労者でもある。
  • 個人活動が大きくなっても「最俺」というグループ名を大切にし続ける姿勢が、長年のファンからの信頼につながっている。
  • ゲーム実況黎明期から走り続けてきたグループとして、ネット文化史を語るうえで欠かせない名前のひとつである。
  • 長年のファンの間では、メンバー同士の呼び方や口癖、定番のやりとりが「お約束」として愛されており、新規の視聴者が古参に「これが最俺だよ」と布教する光景もよく見られる。
  • グループでの活動と個人での活動を行き来しながらも、節目には必ず4人で集まる姿に「やっぱり最俺はこの4人」という安心感を覚えるファンが多い。
  • ゲーム実況者が顔出しをするのが一般的になった現在でも、声と編集とトークだけで勝負するスタイルを貫いており、その潔さもまた最俺らしさとして支持されている。
  • 後輩世代の実況者やVTuberからリスペクトを公言されることも多く、ジャンルの礎を築いた「兄貴分」的な立ち位置を確立している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • YouTube「最終兵器俺達」公式チャンネル
  • 各メンバーの個人チャンネル