羊宮妃那
Hina Youmiya
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羊宮妃那がボーカル・高松燈役を務めるMyGO!!!!!の9th LIVE「つなぎ目の向こうに」DAY1(2026年7月18日、ぴあアリーナMM)終演後のステージと客席(出典:ウィキメディア・コモンズ、深鸣撮影、CC BY-SA 4.0)
誕生日 2000年3月26日
年齢 26歳
出身地 奈良県
国籍 日本
ジャンル 声優、歌手
ポジション MyGO!!!!! ボーカル(高松燈役)
活動期間 2020年 -
事務所 青二プロダクション
代表作 『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』『BanG Dream! Ave Mujica』高松燈、『僕の心のヤバイやつ』山田杏奈、『その着せ替え人形は恋をする』乾心寿、『小市民シリーズ』小佐内ゆき、『ワンダンス』湾田光莉、『千歳くんはラムネ瓶のなか』内田優空
関連活動 バンドリ!プロジェクトの声優バンド「MyGO!!!!!」ボーカル、ラジオ「MyGO!!!!!の『迷子集会』」出演
あだ名 ようちゃん、ひなちゃん、みゃーたん
その他 第18回声優アワード新人声優賞(2024年)、剣道初段
リンク X(@Hina_Youmiya)


概要[編集]

羊宮妃那(ようみや ひな)とは、奈良県出身、青二プロダクション所属の声優である。2000年3月26日生まれ。『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の高松燈、『僕の心のヤバイやつ』の山田杏奈などで一気に名を上げ、第18回声優アワード新人声優賞を受賞した、いま最も勢いのある若手声優の一人である。

詳細[編集]

「羊宮」は「ようみや」と読む[編集]

まず最初につまずくのが名前の読み方。「羊宮妃那」と書いて「ようみや ひな」と読む。「ようきゅう」「ひつじみや」と読まれがちだが、正解は「ようみや」。ファンからの愛称も読みに由来する「ようちゃん」が定番で、ほかに「ひなちゃん」「みゃーたん」とも呼ばれている。

2000年3月26日生まれで、2026年10月時点で26歳。出身は奈良県。所属事務所は大御所から若手まで抱える老舗の青二プロダクションで、2020年4月11日にジュニア所属となり、2023年4月1日に準所属へ昇格した。デビューからわずか数年で主演・メインキャラクターを次々と任されるようになった、いわゆる「スピード出世組」である。

声優を志したきっかけは『FAIRY TAIL』[編集]

アニメにハマったきっかけは意外にも受け身で、アニメ好きの友人に付き合って観始めたことだったという。そこから作品に熱中していき、中学3年生のとき、テレビアニメ『FAIRY TAIL』の主人公ナツ・ドラグニルが放ったある言葉に心を動かされ、「職業としての声優」を意識するようになった。

キャラクターの台詞が一人の中学生の進路を決めてしまう――声優という仕事の力を、本人がまず受け手として体験していたわけである。のちに自身が演じたキャラクターの言葉で背中を押されたというファンが数多く現れることを考えると、なかなかエモい原点だ。

デビュー直後からメインキャラ[編集]

2020年に青二プロダクションへ所属すると、2021年にはテレビアニメ『SELECTION PROJECT』でメインキャラクターの八木野土香役に抜擢される。同作ではメインテーマCDで「いつか かなう 夢」を歌唱し、歌い手としても早くから存在感を示した。同年には『プラチナエンド』の六階堂菜々香役も担当している。

2022年には『その着せ替え人形は恋をする』で、身長178cmの長身で内気な中学生・乾心寿を演じた。コスプレイヤーの姉・紗寿叶を撮影するカメラマン役という、本編のキーパーソンの一人である。同年は『くノ一ツバキの胸の内』のモクレン、『それでも歩は寄せてくる』の御影桜子なども担当し、着実にキャリアを積み上げた。

2023年、ブレイクの年[編集]

羊宮妃那の名前が一気に広まったのは2023年である。この年、『僕の心のヤバイやつ』のヒロイン・山田杏奈役と、『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の主人公・高松燈役という、方向性のまったく違う2つの大役を同時期に担当した。さらに『【推しの子】』の寿みなみ、『陰の実力者になりたくて!』の665、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のレイニ・シアン、『星屑テレパス』の小ノ星穂波、『ティアムーン帝国物語』のエリス、『七つの魔剣が支配する』のパメラ=ゴートン、『うちの会社の小さい先輩の話』の来栖朱莉と、出演ラッシュが続いた。

これらの活躍が評価され、2024年3月の第18回声優アワードでは新人声優賞を受賞。同期受賞者には伊駒ゆりえ(『【推しの子】』ルビー役)、戸谷菊之介(『チェンソーマン』デンジ役)、榊原優希、原菜乃華が並んだ。

代表的な役とエピソード[編集]

高松燈(BanG Dream! It's MyGO!!!!! / Ave Mujica)[編集]

羊宮妃那を語るうえで外せないのが、バンドリ!プロジェクトの「MyGO!!!!!」でボーカルを務める高松燈である。燈は石や絆創膏を集めるのが好きな、人付き合いが苦手でちょっと不思議な少女。言葉を探しながら歌詞をノートに書きためる、繊細な役柄だ。

このオーディションで羊宮は、なんと自分で作った曲をアカペラで披露して役を勝ち取ったという。趣味に作詞・作曲、アコースティックギターの弾き語りを挙げる本人ならではのエピソードで、「詩を書く女の子」という燈のキャラクターと本人の資質が重なった配役だった。

2023年のTVアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』は、ギスギスした人間関係をリアルに描いた作風で大きな反響を呼んだ。とくに第5話の「バンドやろう!!」の場面は名シーンとして語り継がれている。続編『BanG Dream! Ave Mujica』(2025年)にあわせたインタビューで羊宮は、このシーンで燈は泣いておらず、祥子へのさまざまな思いを「バンドやろう!!」という気持ちでただストレートにぶつけていると解説。演じる側としては「心は泣いていて」も「身体は泣かないように」、身体と心を別々にするイメージで臨んだと明かしている。楽曲「春日影」については、もはや歌詞の意味ではなく「思い」がそこにある曲だと語った。

山田杏奈(僕の心のヤバイやつ)[編集]

桜井のりおの漫画を原作とする『僕の心のヤバイやつ』では、陰キャの中学生・市川京太郎が想いを寄せるクラスのマドンナ山田杏奈を演じた。天真爛漫でちょっと天然、でも実はまっすぐという山田の魅力を、柔らかい声で表現し、2023年の第1期、2024年の第2期というアニメシリーズを通してヒロイン人気を不動のものにした。

2026年2月13日には『劇場版 僕の心のヤバイやつ』が公開。テレビシリーズの再編集に加え、第2期のその後のエピソードとして山田の姉・香菜のライブシーンや市川と山田の新作映像が描かれた。公開決定時、羊宮は再び杏奈を演じられることが「とてもとても幸せ」だとコメントし、劇場で見守ってほしいと呼びかけている。

小佐内ゆき(小市民シリーズ)[編集]

米澤穂信のミステリー小説をアニメ化した『小市民シリーズ』では、「小市民」を目指す高校生・小佐内ゆきを演じた(2024年第1期、2025年第2期)。甘いもの好きで小動物のように見えて、実は怒らせると怖い……という二面性の塊のようなキャラクターである。

インタビューでは、ゆきは原作小説でも本人の視点で「こう思って行動した」と語られることが少ないため、イメージを固めすぎず、現場のディレクションを参考にしながら演じていると説明。役の疑問を自分なりに解決しようとすると自分自身の本心が芝居に出てしまう、とも話しており、あえて「ナチュラルさ」を残すことでキャラクターにリアルさを与えようとしている。

湾田光莉(ワンダンス)[編集]

2025年10月に放送されたTVアニメ『ワンダンス』では、ヒロインの湾田光莉役を担当。原作は珈琲が講談社の『アフタヌーン』で連載するダンス漫画で、アニメーション制作はマッドハウスとサイクロングラフィックス、ダンスプロデューサーはRIEHATA、オープニング主題歌はBE:FIRSTという豪華布陣だった。光莉は人目を気にせず自分の表現を追い求める少女で、主人公・小谷花木(声:内山昂輝)をダンスの世界へ引き込む存在。特技にダンスを挙げる羊宮にとって、まさにうってつけの役である。

そのほかの主な役[編集]

  • 『その着せ替え人形は恋をする』乾心寿(2022年、第2期2025年)
  • 『【推しの子】』寿みなみ(2023年〜)
  • 『カッコウの許嫁 Season2』望月あい(2025年)
  • 『忍者と殺し屋のふたりぐらし』草隠ありさ(2025年)
  • 『mono』玄熊虎代(2025年)
  • 『ある魔女が死ぬまで』ソフィ・ヘイター(2025年)
  • 『千歳くんはラムネ瓶のなか』内田優空(2025年〜2026年、原作は裕夢のライトノベル)
  • 劇場アニメ『トラペジウム』大河くみ(2024年)
  • 『コードギアス 奪還のロゼ』ルビィ(2024年)

このほか、『ぼっち・ざ・ろっく!』(2022年)や『怪獣8号』(2024年)などにも端役で出演している。

2026年1月のアニメ!アニメ!の「ネクストブレイク声優」企画では、すでに複数のヒロイン役を担いながら、『カッコウの許嫁』の望月あいや『mono』のクロクマ先生のような癖のある個性的な役まで演じ分ける振り幅の広さが注目を集めていた。

ゲーム出演[編集]

アニメだけでなくゲームでも出演作が多い。代表的なところでは『ウマ娘 プリティーダービー』のデアリングタクト、『鳴潮』の桃祈、『グランブルーファンタジー』のタラッタ、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』のセイズ・クワシル、『東方スペルバブル』の秦こころなど。

2025年には、名作恋愛アドベンチャーのリメイク版『ToHeart』でメイドロボのマルチ役を、『英雄伝説 空の軌跡 the 1st』ではクローゼ・リンツ役を担当した。いずれも長年のファンを抱える名作の人気キャラクターであり、新世代のキャストとして大役を任された形だ。

MyGO!!!!!としての音楽活動[編集]

迷子たちのバンド[編集]

MyGO!!!!!は、キャラクターを演じる声優本人が実際に楽器を演奏し、ライブを行うリアルバンドでもある。メンバーは羊宮妃那(ボーカル/高松燈役)、立石凛(ギター/千早愛音役)、青木陽菜(ギター/要楽奈役)、小日向美香(ベース/長崎そよ役)、林鼓子(ドラム/椎名立希役)の5人。

ライブでの燈は、語りかけるような歌声や、ポエトリーリーディングで楽曲の世界観を描き出すのが持ち味。ライブの冒頭では毎回「みなさんこんばんは。MyGO!!!!!です」とあいさつするのがお約束になっている。

ライブの歩み[編集]

5th LIVE「迷うことに迷わない」(KT Zepp Yokohama)では、MCで「好きっていう気持ちは一緒」でもアニメの見え方は人それぞれ違うと語り、夢に向かって握る拳も、大事なものを守るための拳も、どれも素敵だと観客に語りかけた。最後はメンバーに「拳を合わせて進んで行こうね」と呼びかけている。

2024年12月22日には7th LIVE「こたえなんてなくても」を、ロックの聖地として知られる日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で開催。野外ならではの寒さをネタにしたトークも繰り広げつつ、新曲を初披露した。

2025年4月には、同じくバンドリ!発のバンド「Ave Mujica」との合同ライブ「わかれ道の、その先へ」をKアリーナ横浜で開催。アニメのシーンをステージ上で再現する演出が話題を呼び、同年10月には上海での追加公演も行われた。のちに公開されたLIVE FILMの舞台あいさつでは、メンバー全員が最もエモーショナルだった曲として「詩超絆」を挙げ、羊宮も本当の気持ちで歌ったと振り返っている。

2026年の9th LIVE[編集]

2026年7月18日・19日には9th LIVE「つなぎ目の向こうに」をぴあアリーナMMで開催。新曲「羅永線」を初披露したほか、7月15日発売の3rdアルバムの楽曲も披露し、DAY1とDAY2でそれぞれ異なる17曲のセットリストが組まれた。ライブレポートでは、近年さらに熱を帯びた羊宮のボーカルと、MCでの立希(林鼓子)とのほほえましい掛け合いが伝えられている。

ラジオ・SNS[編集]

ラジオ[編集]

  • 『羊宮妃那の声ラブ』(2021年10月〜12月)
  • 『MyGO!!!!!の「迷子集会」』(2022年12月〜)
  • 『A&G NEXT STEP HOOOOPE!』火曜日担当(2023年4月〜)

「迷子集会」は出張版の公開イベントも開かれるほどの人気番組となり、2026年夏には第三弾となる埼玉公演も行われた。

X(旧Twitter)[編集]

X(旧Twitter)のアカウントは@Hina_Youmiyaで、2022年1月に開設。2026年10月時点でフォロワーは約25万人にのぼる。プロフィール欄では自身を青二プロダクション所属の新人声優と紹介し、応援への感謝と「明日がみなさんにとって幸せな日になりますように」という趣旨の言葉を添えている。人気声優になった今も「新人」と名乗り続けているあたりに、本人の謙虚な人柄がにじむ。

インタビューによると、SNSに投稿するときは言葉を一つ一つ検索して確認するのが習慣だという。文法や感情表現が適切かどうかまで気を配っているそうで、丁寧すぎるほど丁寧な文面はファンの間でもおなじみである。

人物[編集]

「羊宮節」と呼ばれる声[編集]

声質は柔らかく透明感があり、「癒し系ボイス」「天使のような声」と評されることが多い。息づかいで演技の緩急や抑揚をつける独特の節回しは、ファンの間で「羊宮節」と呼ばれている。囁くような芝居から、燈のように感情を爆発させる叫びまで、同じ「息の芝居」で振り幅を作れるのが強みである。

おっとり天然、でも芯は熱い[編集]

性格は天然でおっとりしているとされ、周囲からは「不器用」と言われることが多いという。本人は上京してから自分の天然さを自覚したらしい。番組ではおっとりした口調で、こちらが恐縮するほど丁寧な言葉遣いをするのが定番。

一方で、インタビューでは「話すのが苦手」で「言葉って怖い」と感じるため、ラジオでは補足を入れながら喋るようにしていると明かしている。理想は「誰かを温かく包み込めるような人」。人から優しい言葉をかけてもらうと自分もそうありたいと思える、と語り、役者としての目標には「人生の最後まで役者であり続けること」を掲げる。歌やダンス、作詞、さらには絵本づくりなど、表現の幅を広げたいという夢も語っている。

多趣味[編集]

趣味は絵を描くこと、読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、アコースティックギターの弾き語り、作詞・作曲。特技はダンスで、剣道初段の資格も持つ。ふんわりした声のイメージとは裏腹に、武道の段持ちというギャップもファンにはたまらないポイントである。

2026年の最新動向[編集]

2026年は、羊宮妃那にとって出演作が途切れない一年となっている。

  • 冬 - 『千歳くんはラムネ瓶のなか』第2クールで内田優空役を続投。
  • 2月13日 - 『劇場版 僕の心のヤバイやつ』公開。山田杏奈役。
  • 3月 - 『BanG Dream! It's MyGO!!!!!/Ave Mujica』の続編TVアニメが2027年1月から日本テレビ系全国30局ネットで放送されることが発表。高松燈役続投。
  • 7月18日・19日 - MyGO!!!!! 9th LIVE「つなぎ目の向こうに」(ぴあアリーナMM)。
  • 9月18日 - 『映画名探偵プリキュア! 不思議な庭と2人の秘密』公開。マシュタン役で出演。
  • 10月4日〜 - TVアニメ『ホテル・インヒューマンズ』第2期がテレビ東京系で放送開始。殺し屋専用ホテルの新たなコンシェルジュ・桐原シバ役で出演。

続編アニメ発表時の鼎談(林鼓子・佐々木李子と)では、放送まで「なんでまだあと1年あるんだろう(笑)?」と待ちきれない様子を見せつつ、だからこそ一瞬一瞬を大切にしたいとコメント。過去の映像を見返して初々しい燈に感慨深くなったこと、キャラクターを自分が決めつけるのはよくないと再認識したことも語っている。

炎上とバズ[編集]

大きな炎上騒動は確認されていない。バズの代表格はやはり『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』で、燈の「バンドやろう!!」や劇中歌「春日影」はSNSでミーム的に拡散され、作品を観ていない層にまで「迷子」の名を広めた。

余談[編集]

  • MyGO!!!!!のメンバーからは「ようちゃんの血はチョコでできている」と言われるほどのチョコレート好き。甘いもの全般が好物である。
  • 『小市民シリーズ』の小佐内ゆきもスイーツ好きのキャラクターであり、甘党つながりの配役になっている。
  • 9th LIVEのMCでは、夏のグランピングの話題で立希役の林鼓子とのやり取りがほほえましいと話題になった。
  • 第18回声優アワード新人声優賞の同期・伊駒ゆりえは『【推しの子】』のルビー役。羊宮も同作に寿みなみ役で出演しており、同じ作品で活躍する受賞者同士である。

外部リンク[編集]

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