BE:FIRST

概要[編集]

BE:FIRST(ビーファースト)は、BMSG所属の7人組ボーイズグループ。ラッパーでありプロデューサーのSKY-HI(日高光啓)が主宰するオーディションプロジェクト「THE FIRST(ザ・ファースト)」から誕生し、2021年11月に「Gifted.」でメジャーデビューした。メンバーはSOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEOの7人。

「実力主義」「アーティストファースト」を掲げるBMSGの理念のもと、歌・ダンス・ラップすべてにおいて圧倒的な実力を備えたパフォーマンス集団として、日本の音楽シーンに新風を吹き込んだ存在である。デビュー曲「Gifted.」がいきなり各種チャートで高評価を獲得し、その後も「Shining One」「Bye-Good-Bye」「Boom Boom Back」「Mainstream」「Masterplan」など、ヒット曲を次々と世に送り出している。デビューからわずかな期間で音楽番組や大型フェスの常連となり、その実力は世代を問わず認められている。K-POP的な完成度の高さと、日本独自の感性を融合させた「新世代の日本のボーイズグループ」として、若者を中心に絶大な支持を集めているらしい。オーディション番組を通じてファンが結成の瞬間から見守ってきたという背景もあり、デビュー時点ですでに熱心なファンダムを形成していたのも特徴的だった。

メンバー[編集]

  • SOTA(ソウタ):メインダンサー兼ラッパー。圧倒的なダンススキルとパフォーマンス力でグループを牽引。俳優としても活動。
  • SHUNTO(シュント):メインボーカル。最年少組ながら、伸びやかで力強い歌声でグループの音を支える。
  • MANATO(マナト):ボーカル兼ラッパー。多才で、作詞作曲やトラックメイクにも関わるクリエイティブな才能の持ち主。
  • RYUHEI(リュウヘイ):最年少(マンネ的存在)。THE FIRST出演時はまだ中学生だったが、抜群のダンスセンスで注目を集めた。
  • JUNON(ジュノン):ハイトーンボイスとビジュアルが魅力。グループの「ビジュアル担当」とも称される人気メンバー。
  • RYOKI(リョウキ):低音ボイスとラップが武器。クールな雰囲気でグループのサウンドに深みを加える存在。
  • LEO(レオ):パワフルな歌唱力を持つボーカル。安定感のある歌声でグループのサウンドの土台を支える。

THE FIRSTとは[編集]

BE:FIRSTを生んだ「THE FIRST」は、SKY-HIが私財を投じて開催したボーイズグループ発掘オーディション。2021年に放送され、参加者たちが過酷な合宿やクリエイティブな課題に挑む姿が大きな反響を呼んだ。単なる人気投票ではなく、「アーティストとしての実力と成長」を重視する選考方針が新鮮で、参加者一人ひとりの努力と葛藤のドラマが視聴者の心を打った。クリエイティブな課題に挑む参加者たちの姿は、オーディションでありながら一本の青春ドキュメンタリーのようでもあった。

このオーディションを勝ち抜いた7人がBE:FIRSTとして結成された。「ゼロからアーティストを育てる」というプロセスそのものをエンターテインメントとして見せた点で、日本のオーディション番組の歴史に新たな一ページを刻んだと評価されている。SKY-HIが審査員でありプロデューサーとして、参加者一人ひとりに真摯に向き合う姿も大きな感動を呼び、番組自体が社会現象となった。

BMSGとSKY-HI[編集]

BE:FIRSTが所属する「BMSG」は、SKY-HI(日高光啓)が2020年に設立した音楽レーベル・マネジメント事務所。「才能を殺さない」という理念のもと、アーティストの個性と実力を最大限に尊重する運営方針を掲げている。SKY-HI自身がAAAのメンバーとしての活動経験を持つ実力派アーティストであり、ソロでも長年ヒップホップシーンで活動してきた。その豊富な知見と情熱がBMSGの土台となっている。

SKY-HIがオーディション開催のために私財を投じたエピソードは、業界に大きなインパクトを与えた。「アーティストファースト」を体現する姿勢は、既存の芸能ビジネスへのアンチテーゼとして注目され、BE:FIRSTの成功とともにBMSGは日本の音楽シーンで存在感を増している。アーティストの自主性を尊重し、クリエイティブの主導権をアーティスト側に置く運営は、多くの音楽ファンから共感を得ている。

音楽性[編集]

BE:FIRSTの音楽は、ヒップホップやR&Bを基盤に、ポップス、EDM、ファンクなど幅広いジャンルを取り込んだ洗練されたサウンドが特徴。歌唱力・ダンス・ラップのすべてが高水準で、ライブパフォーマンスの完成度の高さには定評がある。メンバー自身が楽曲制作に参加することも多く、自分たちの音楽を自分たちの手で作り上げる「アーティスト性」を大切にしている。

代表曲「Bye-Good-Bye」のキャッチーなフックや、「Boom Boom Back」の中毒性のあるサウンドは、TikTokなどのSNSでも大きくバズり、グループの知名度を一気に押し上げた。バラードからアップテンポなダンスナンバーまで楽曲の幅も広く、グループとしての表現の引き出しの多さがうかがえる。

来歴[編集]

2021年、SKY-HIが主催するオーディション「THE FIRST」を通じて結成されたBE:FIRSTは、同年のプレデビュー曲「Shining One」を経て、11月に「Gifted.」で正式メジャーデビューを果たした。デビューと同時に高い完成度のパフォーマンスを見せつけ、「オーディション出身とは思えない実力」と各方面から評価された。

その後はシングル・アルバムを順調にリリースし、ライブやフェスへの出演を重ねながらファン層を拡大。全国ツアーやアリーナ公演を成功させ、デビューから数年で日本を代表するボーイズグループの一角へと成長した。チケットは即完売の常連となり、ドーム公演も視野に入る規模へと拡大している。音楽番組への出演や各種音楽賞の受賞も増え、その勢いはとどまるところを知らない。

パフォーマンス[編集]

BE:FIRSTの最大の武器は、何といってもライブパフォーマンスの圧倒的なクオリティである。激しいダンスを踊りながらも歌唱が乱れない高い基礎体力と技術、7人がぴたりと揃うフォーメーションダンス、そしてラップからハイトーンボーカルまでこなす表現力の幅広さ——どれをとっても一流の域にある。「生歌・生ダンスで魅せる」ことにこだわり、音源とライブのギャップが少ないことも高く評価されている。

メンバーそれぞれが歌・ダンス・ラップに高いスキルを持つため、楽曲ごとにパートやフォーメーションを柔軟に変えられるのも強み。観客を魅了するステージングは、回を重ねるごとに進化を続けている。ライブの演出やセットリストにもこだわりがあり、「行くたびに新しい発見がある」とファンを飽きさせない。

影響と評価[編集]

BE:FIRSTの登場は、日本の音楽シーンに大きな影響を与えた。それまで「アイドル」と「アーティスト」の間にあった境界を曖昧にし、「実力で勝負するボーイズグループ」という新しいスタンダードを打ち立てた。K-POPの完成度の高いパフォーマンス文化が世界を席巻する中で、日本発のグループとして真っ向から渡り合えるクオリティを示したことは、業界にとって大きな意味を持つ。

また、SKY-HIが提示した「アーティストファースト」「才能を殺さない」という理念は、旧来の芸能ビジネスのあり方に一石を投じ、後続のレーベルやアーティストにも影響を与えている。BE:FIRSTの成功は、単に一グループの躍進にとどまらず、日本のエンタメ産業の構造そのものに変化を促す象徴的な事例となっている。

炎上とバズ[編集]

  • デビュー曲「Gifted.」がいきなりビルボードジャパンの上位にランクインし、「オーディション出身グループの実力は本物」と業界に衝撃を与えた。
  • 「Bye-Good-Bye」「Boom Boom Back」などのダンスがSNSのダンスチャレンジでバズり、若者を中心に振り付けを真似する動画が大量に投稿された。
  • THE FIRSTの感動的なオーディションドラマは、デビュー後もファンの間で語り継がれ、「成長を見守ってきた」という強い愛着を生んでいる。
  • メンバーが音楽番組やフェスで披露する圧倒的な生歌・生ダンスのパフォーマンスは、たびたび「口パクなしで凄い」と称賛され話題になる。
  • メンバーの私生活やトレーニング風景を映したコンテンツも人気で、ストイックに自分を磨く姿が「推せる」とファンの支持を集めている。

余談[編集]

  • グループ名「BE:FIRST」には「自分自身であれ」「一番であれ」という意味が込められている。
  • SKY-HIは後進の育成に並々ならぬ情熱を注いでおり、BE:FIRSTに続くグループ「MAZZEL」やソロアーティストもBMSGから輩出している。一過性のブームではなく、持続的にアーティストを育てる仕組みづくりに力を入れている点が特徴。
  • メンバーのSOTAは俳優としても活動するなど、グループの枠を超えたマルチな活躍を見せるメンバーも多い。
  • THE FIRSTでは惜しくもデビューを逃した参加者もいたが、その中からも後にBMSG所属アーティストとして活動する者が現れ、ドラマは続いている。
  • BE:FIRSTのファンは「BESTY(ベスティ)」と呼ばれ、オーディション時代からグループとともに成長してきたという一体感が強い。アーティストとファンが二人三脚で歩んできた物語性が、ファンダムの結束を支えている。
  • 日本のボーイズグループでありながら、K-POPに匹敵するパフォーマンスの完成度を持つことから、「日本のボーイズグループの常識を変えた」と評されることもある。実際、BE:FIRST以降、実力重視のグループやオーディションが日本でも増えたと言われる。
  • 紅白歌合戦への出場も果たし、国民的グループへの階段を着実に上っている。
  • SKY-HIが「THE FIRST」開催にあたって私財を投じたという話は、アーティストの育成にかける本気度を象徴するエピソードとして語り継がれている。
  • デビュー以降もメンバーは歌唱やダンスのトレーニングを怠らず、「現状維持ではなく常に進化を目指す」姿勢がファンの信頼を集めている。
  • メンバーの平均年齢は若く、デビュー時に10代だったメンバーも複数いた。若さゆえの伸びしろと、すでに完成された実力の両方を兼ね備えている点が魅力。
  • グループ名の「:(コロン)」には、「BE(あれ)」と「FIRST(一番)」をつなぐ意味があり、ロゴデザインのこだわりにもファンは注目している。
  • BMSGはBE:FIRST以外にもアーティストを抱えており、レーベル全体での合同ライブやコラボも行われ、「BMSGファミリー」としての一体感がファンに愛されている。
  • メンバー同士の仲の良さや、オーディション時代から苦楽を共にしてきた絆の深さも、グループの大きな魅力として知られる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]