| 志尊淳 Jun Shison | |
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![]() 2018年9月撮影(出典:Wikimedia Commons「志尊淳 2.jpg」・撮影:スポーツ庁・CC BY 4.0) | |
| 誕生日 | 1995年3月5日 |
| 年齢 | 31歳 |
| 出身地 | 東京都 |
| 国籍 | 日本 |
| ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台 |
| ポジション | 俳優 |
| 活動期間 | 2011年 - |
| 事務所 | 個人事務所(2024年1月 - )/ワタナベエンターテインメント(2011年 - 2023年) |
| 代表作 | 『烈車戦隊トッキュウジャー』『女子的生活』『半分、青い。』『らんまん』『幽☆遊☆白書』(Netflix)『恋は闇』『10回切って倒れない木はない』 |
| ファンクラブ | あり(2023年開設) |
| 関連活動 | D2(若手俳優集団) |
| その他 | 第73回文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門 放送個人賞(『女子的生活』) |
| リンク | X:@jun_shison0305 |
概要[編集]
志尊淳(しそん じゅん、1995年3月5日 - )とは、東京都出身の日本の俳優である。『烈車戦隊トッキュウジャー』の主人公ライト役でブレイクし、朝ドラ、Netflixシリーズ、民放ゴールデン帯の単独主演まで駆け上がった「爽やか王子から怪物級の演技派へ」進化中の人。2024年からは個人事務所で活動している。
詳細[編集]
スカウトの常連からミュージカル俳優へ[編集]
東京都出身。学生時代から街でたびたびスカウトされていたことで芸能界に興味を持ち、最初は読者モデルとして活動を始めた。その後ワタナベエンターテインメントの養成所「ワタナベエンターテインメントスクール」に入学。養成期間3か月目の審査会でトップに選ばれ、スタッフの推薦でオーディションに合格して事務所直属の所属になったという、なかなかのスピード出世ぶりである。2011年にスクールを卒業すると、同事務所の若手俳優集団「D2」に加入した。
俳優デビューは同じ2011年7月、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン(いわゆるテニミュ)の向日岳人役。氷帝学園のアクロバット担当という身体能力ありきのキャラで、2014年までこの役を務めた。若手俳優の登竜門とされるテニミュで舞台度胸を鍛えたことが、その後のキャリアの土台になっている。
トッキュウジャーで「お茶の間の顔」に[編集]
大ブレイクのきっかけは2014年から2015年にかけてテレビ朝日系で放送されたスーパー戦隊シリーズ第38作『烈車戦隊トッキュウジャー』。主人公・ライト(トッキュウ1号)として主演を務め、劇場版『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』や『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』にも出演した。同作にはトッキュウ4号・ヒカリ役で横浜流星も出演しており、今振り返るとかなり豪華なメンバーがそろった戦隊である。
戦隊卒業後は『表参道高校合唱部!』(2015年、TBS)や映画『先輩と彼女』(2015年、主演)などの青春作品に立て続けに出演し、「爽やかでかわいい年下男子」枠のど真ん中を走ることになる。
個人事務所での再スタート[編集]
2023年12月29日、本人が個人SNSで、2011年から12年間在籍したワタナベエンターテインメントとの専属契約を同年12月31日で終了すると発表した。今後は「志尊淳個人として」活動していくという内容で、事務所側も本人の意向を尊重し、個人会社への出資という形でサポートを続けると表明したと報じられている。2023年10月には個人サイトの立ち上げやファンクラブの開設もしており、それが独立の布石だったと見られている。
独立後も仕事のペースは落ちるどころか加速しており、2025年の『恋は闇』、2026年の『10回切って倒れない木はない』と、主演作が続いている。
「かわいい」から「演技派」へ:役の振り幅[編集]
『女子的生活』で賞をとる[編集]
キャリアの大きな転機になったのが2018年1月にNHKで放送された全4回のドラマ『女子的生活』である。坂木司の小説が原作で、志尊淳は主人公のトランスジェンダー女性・小川みきを演じた。見た目は完全に女性で、ファストファッション企業に勤めながら自分らしく生きるみきを、メイク・所作・声色まで作り込んで演じ切り、第73回文化庁芸術祭賞のテレビ・ドラマ部門で放送個人賞を受賞。同年の第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞では主演男優賞も獲得した。
「かわいい若手」というイメージを逆手に取ったような配役で、ここから「志尊淳はただのイケメン枠ではない」という評価が一気に広まった。
朝ドラ『半分、青い。』のボクテ[編集]
同じ2018年、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演。演じたのは少女漫画家・秋風羽織のアシスタントで、「ボクって…」が口癖なことから「ボクテ」と呼ばれる藤堂誠。ゲイの美青年という設定だが、本人はインタビューで、セクシュアリティを強調するよりも「鈴愛のアシスタント仲間として、戦友として」演じることを意識したと語っている。セクシュアルマイノリティについて調べ、友人に話を聞くなど準備に時間をかけたという。「たくさんの人に観ていただくということで、責任を感じる」との発言もあり、朝ドラという大舞台での丁寧な役作りが話題になった。
『52ヘルツのクジラたち』の安吾[編集]
2024年3月1日公開の映画『52ヘルツのクジラたち』(成島出監督、杉咲花主演)では、トランスジェンダー男性の岡田安吾を演じた。原作は2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの小説。主人公を支えながら、自分の秘密を打ち明けられずにいる役どころで、批評家からも「痛みを知る者のやさしさと静かな強さ」を体現したと評された。初日舞台挨拶では、リハーサルで監督から「なんでここに座ったの?」と問われたことで、ものづくりの根っこを考え直したというエピソードも披露している。
主な出演作[編集]
テレビドラマ[編集]
- 『烈車戦隊トッキュウジャー』(2014年 - 2015年、テレビ朝日)主演・ライト/トッキュウ1号
- 『表参道高校合唱部!』(2015年、TBS)夏目快人
- 『きみはペット』(2017年、主演)合田武志
- 『女子的生活』(2018年、NHK)主演・小川みき
- 『半分、青い。』(2018年、NHK連続テレビ小説)藤堂誠(ボクテ)
- 『極主夫道』(2020年、日本テレビ)赤宮雅
- 『らんまん』(2023年、NHK連続テレビ小説)竹雄
- 『フェルマーの料理』(2023年、TBS)朝倉海
- 『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(2025年、フジテレビ)小原正助
- 『恋は闇』(2025年、日本テレビ)主演・設楽浩暉
- 『10回切って倒れない木はない』(2026年、日本テレビ)主演・キム・ミンソク(青木照)
配信ドラマ[編集]
映画[編集]
- 『先輩と彼女』(2015年)主演・美野原圭吾
- 『帝一の國』(2017年)榊原光明
- 『覆面系ノイズ』(2017年)杠花奏
- 『ドルメンX』(2018年)主演
- 『走れ!T校バスケット部』(2018年)主演・田所陽一
- 『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』(2019年)山田正義
- 『さんかく窓の外側は夜』(2021年)主演・三角康介
- 『極主夫道 ザ・シネマ』(2022年)赤宮雅
- 『52ヘルツのクジラたち』(2024年)岡田安吾
- 『SAKAMOTO DAYS』(2026年)X(スラー)
- 『キングダム 魂の決戦』(2026年)蒙恬
- 『存在のすべてを』(公開予定)
舞台[編集]
- ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン(2011年 - 2014年)向日岳人
- 『春のめざめ』(2017年)主演・メルヒオール
- 『Q:A Night At The Kabuki』(2019年・2022年)
朝ドラ・Netflix・恋愛ミステリー:2020年代の快進撃[編集]
『らんまん』の竹雄[編集]
2023年度前期の朝ドラ『らんまん』では、主人公・槙野万太郎(神木隆之介)の生家である酒蔵「峰屋」の番頭の息子・竹雄を演じた。年が近いことから万太郎のお目付け役を任され、振り回されながらも一番の理解者として支え続けるという、作品の「心のよりどころ」的ポジション。出演決定時には「『半分、青い。』ぶりに朝ドラに出演させていただくことになり、とてもワクワクしています」とコメントしており、撮影前から共演者とディベートを重ねるなど入念に準備していたことも伝えられた。
Netflixの蔵馬、そしてグラスハート[編集]
2023年12月に全世界配信されたNetflixの実写シリーズ『幽☆遊☆白書』(月川翔監督)では、冨樫義博の原作で絶大な人気を誇る蔵馬を担当。赤い長髪と中性的で妖しい雰囲気をまとったキャラクターで、実写版ならではのビジュアルで挑んだ。
2025年配信のNetflixシリーズ『グラスハート』では、超音楽マニアの孤独なピアニスト・坂本一至を演じ、バンドのキーボード・ベース・コーラスを担当。共同エグゼクティブプロデューサーも務めた主演の佐藤健から、数年前に食事に誘われた席で「坂本という役を志尊にお願いしたい」と熱量たっぷりに直接口説かれたことを本人が明かしている。共演には町田啓太、菅田将暉、宮崎優らが名を連ねた。
『恋は闇』で「危ない男」に[編集]
2025年4月から日本テレビ系水曜ドラマ枠で放送された『恋は闇』は、『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフによる完全オリジナルの恋愛ミステリー。志尊淳が演じたのは、連続殺人鬼かもしれない週刊誌のフリーライター・設楽浩暉で、岸井ゆきのとのW主演だった。プロデューサーは起用理由として、30歳を迎えた彼について「肩の力が抜けて、より自由な感じで、色気も出てきた」と評し、直接会って説得したと明かしている。第1話ラスト2分の急展開も大きな反響を呼び、「爽やか枠の人」というイメージがここで完全に塗り替えられた。
2026年の志尊淳[編集]
民放GP帯初の単独主演『10回切って倒れない木はない』[編集]
2026年4月12日から日本テレビ系日曜ドラマ枠(22時30分)で放送された『10回切って倒れない木はない』で、民放ゴールデン・プライム帯ドラマ初の単独主演を果たした。企画は秋元康、脚本は川﨑いづみ。幼少期に両親を亡くして韓国の財閥の養子となった日本人青年キム・ミンソク(日本名・青木照)が、養父の死後に失脚して韓国を追われ、23年ぶりに戻った日本で医師の桃子(仁村紗和)と出会い惹かれ合っていくオリジナルラブストーリーである。
韓国語での芝居にも挑み、本人は役との向き合い方について「ミンソクを誰よりも愛してあげること」と語っていた。6月14日の最終回放送後には「感動」「胸いっぱい」といった感想がSNSにあふれた。
『SAKAMOTO DAYS』で最強の敵に[編集]
2026年4月29日公開の実写映画『SAKAMOTO DAYS』(福田雄一監督、東宝配給)では、主演の目黒蓮演じる坂本太郎の前に立ちはだかる最強の敵・X(スラー)を演じた。原作は週刊少年ジャンプ連載の鈴木祐斗の漫画で、殺し屋だけを狙い現場に「X」の印を残す「殺し屋殺し」という役どころ。公開前は配役が伏せられており、明かされた瞬間SNSが騒然となった。共演は高橋文哉(朝倉シン役)、上戸彩(坂本葵役)ら。出番は多くないにもかかわらず存在感が強烈で、「続編で坂本とスラーの本格対決を見たい」という声が相次いだ。2026年9月にはPrime Videoでの配信決定も発表された。
ちなみに高橋文哉とは、2023年のTBSドラマ『フェルマーの料理』で共演済み(志尊淳は天才料理人・朝倉海役)である。
『キングダム 魂の決戦』で蒙恬役[編集]
2026年7月17日公開の実写映画シリーズ最新作『キングダム 魂の決戦』では、シリーズ初参加で若き武将・蒙恬(もうてん)を演じた。原作は週刊ヤングジャンプ連載の『キングダム』で、主演は引き続き山崎賢人。公式SNSで蒙恬の新ビジュアルが公開されるとファンから歓喜の声が上がった。本人はインタビューで、自分のパブリックイメージと実際の自分との乖離を実感していると語り、蒙恬について「もっと人間臭い部分も見せていきたい」とコメントしている。
次回作[編集]
2026年9月には、映画『存在のすべてを』への出演も発表された。「未解決誘拐事件の沈黙の被害者」とされる謎の天才画家という、また一筋縄ではいかない役どころである。2026年6月には雑誌『anan』のスペシャルエディション表紙を、山崎賢人・神尾楓珠とともに飾った。
人物[編集]
急性心筋炎で生死の境に[編集]
2021年3月、急性心筋炎を発症して入院した。本人はのちにテレビ番組で、苦しくなって立ち上がったら聞いたことのない心臓の鼓動がして、息ができなくなり目の前が真っ白になったと当時を振り返っている。入院直後には「もしかしたら死んでしまう可能性もある」と説明を受け、ICUでは約10日間カテーテルが入ったまま寝返りも打てない状態だったという。
この経験で「後悔が全部降ってきた」と語り、以降は「後悔しない、自分が『そうだ』と思うことを本当にやっていこう」と考えるようになったという。周りを大事にしたい、仕事でも人に喜んでもらいたいという気持ちがモチベーションになったとも話している。
17歳で家出[編集]
17歳のときに実家を出て一人暮らしを始め、約1年間家族と連絡を取らなかった時期があることを明かしている。
スポーツと寄付[編集]
野球やサッカー、総合格闘技の経験があるスポーツ好き。2020年6月には新型コロナウイルス対応にあたる医療従事者に向けて合計1000万円を寄付し、2024年1月には能登半島地震の被災地支援として500万円を寄付したことが報じられている。
受賞歴[編集]
- 2018年:第73回文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門 放送個人賞(『女子的生活』)
- 2018年:第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演男優賞(『女子的生活』)
- 2019年:ベストスタイリングアワード2019 男性部門
- 2019年:WEIBO Account Festival in Japan 2019 躍進俳優賞
- 2021年:GQ MEN OF THE YEAR 2021 メン・オブ・ザ・イヤー・インスピレーション賞
炎上とバズ[編集]
- 2023年12月の独立発表は、事前に事務所が報道各社の問い合わせに対して独立を否定していたこともあり、ちょっとした驚きとともに受け止められた。とはいえ円満な形での独立で、ネガティブな騒動には発展していない。
- 『SAKAMOTO DAYS』の配役解禁は、公開まで秘密にされていたぶん反響が大きく、SNSが大いに盛り上がった。
- 『恋は闇』第1話はラスト2分の急展開に大きな反響が寄せられた。
余談[編集]
- Xアカウントは2015年7月開設で、フォロワーは約77万人(2026年10月時点)。プロフィールは「I'm Jun Shison.」というシンプルさ。
- 『烈車戦隊トッキュウジャー』の同期には横浜流星がおり、のちにそれぞれが主演級の俳優に成長している。
- 『女子的生活』『半分、青い。』『52ヘルツのクジラたち』と、性的マイノリティの役を何度も演じているが、どれも誇張せず丁寧に作り込む姿勢が評価されている。
- 写真はスポーツ庁が2018年に撮影し、Commonsで公開しているもの。
外部リンク[編集]
- 志尊淳 公式サイト:ssj.net
- 志尊淳 公式X:https://x.com/jun_shison0305
