マドンソク
마동석
Don Lee.jpg
マドンソクの画像
本名 ドン·リーDon Lee돈 리
誕生日 1971年3月1日
年齢 53歳
出身地 大韓民国
国籍 アメリカ合衆国
学歴 コロンブス州立コミュニティカレッジ (スポーツ経営学 専門学士)
活動期間 2004年の映画『風の伝説』
身長 / 体重 175 cm / 100 kg
血液型 O型
事務所 ビッグパンチイエンティ



概要[編集]

大韓民国で活動する韓国系アメリカ人俳優。 韓国で生まれ成長した後に移民し、帰化した。法的本名はドン·リー(Don Lee)。たくましいイメージと役柄から気になる芸能人の一人だ。 21インチの腕と大きな体格をしている。所属事務所の話によると、マ·ドンソクの服のサイズは4xlだという。

活動[編集]

  • 荒っぽくてカリスマあふれる外貌と20~21インチの巨大な腕、たくましい体格と背中のおかげで強靭な男前のイメージが漂う。マッチョ、強力刑事、やくざ、元格闘技選手、庶民のヒーローなどフィジカルが必要な荒い役をよく引き受ける。 これまでの作品で160人以上を手荒く扱うほどだ。 また、荒っぽいがどこかお粗末なところがあるギャグ系のキャラクターもこなす。 代表的なドラマ『H.I.T.』のナム・ソンシクは「ミッキーソンシク」というニックネームでファンに愛されいる。『悪いやつら』のパク·ウンチョルは、作品内で最高に可愛いキャラクターに選ばれた。 このようなキャラクターを活かし、出前アプリの広告やゲーム広告、化粧品広告にも出演した。
  • 19歳だった1989年、家族と一緒に米国に移民し、米国市民権を取得した。
  • その後、パーソナルトレーナーとして活動し、2002年に映画『天軍』のオーディションに合格した後、32歳で再び韓国に戻り、本格的に俳優活動を始めた。
  • 最も人気の映画は『新感染 ファイナル・エクスプレス』。ユン·サンファ役を演じ、男前の条件であるマッチョ、そして野球バットで何発殴られてもびくともしないゾンビをパンチで制圧する場面が圧巻。 しかし、着信音を変えられない。妻と弱者には限りなく優しくなるギャップでイメージを作り上げた。以後OCNドラマ『悪いやつら』、映画『ベテラン』に友情出演し、男前ながらも可愛い魅力がある彼だけのキャラクターを構築した。
  • 助演としては興行的な作品が多かったが、ワントップ主演としてはこれといったヒット作品がなかった。しかし、2017年『犯罪都市』が688万人という期待以上の興行に成功し、ついにワントップ主演の興行作が誕生した。
  • その後、引き続き似たようなイメージの主演キャラクターを短期間で多く演じ、「量産型マ·ドンソク映画」という批判を受けたりもした。『ファイティン!』『ザ・ソウルメイト』などがその例。 しかし、『神と共に 第2章:因と縁』では1千万人の観客動員数を記録。『無双の鉄拳』、『悪人伝』、『悪いやつら::THE MOVIE』では特有のイメージを構築した主演キャラクターを演じた。『スタートアップ!』『白頭山(ペクトゥサン)大噴火』では以前とは違うキャラクターで相次いで興行を成功させ、2010年代後半大ヒット俳優だ。

演技力[編集]

  • マ·ドンソクの俳優としての最高の長所は自然さ。ちなみに同僚俳優であるハジョンウの俳優としての最高の長所はリアリティー。 この二人が呼吸を合わせると、文字通りドキュメンタリーの模範解答をきちんと見せてくれる。彼が大衆に愛される理由は、映画のあらすじ以外にも重いテーマを重く見せないセンスのあるセリフの言い回しとアドリブなど。彼の演技力が高いことがわかる。
  • ただ、かなり誤解する部分があるが、韓国俳優業界ではなかなか見られない独歩的なビジュアルのため、たまに演技が断片的だろうという誤解がある。 ここで断片的という言葉は、アクションに特化したアクション専用の俳優であったり、ビジュアルに合うヤクザのキャラクターであったり、その正反対に大衆から愛されていない、かわいいキャラクター程度の演技と言えるだろう。 マ·ドンソクと同じように、かつてトレーニングに専念した後俳優に転向したケースであるアーノルド·シュワルツェネッガーやドウェイン·ジョンソンの場合、「演技が深みがなく単純だ」という評価があり、これと似たような脈絡だろう。
  • しかしマ·ドンソクの場合、これは非常に間違った偏見だ。 特有のフィジカルとがめつい声のトーン、そして特有の表情のためそう見えるかもしれない。ところが、これは演技スペクトル界の最強者であるイ・ビョンホンぐらいを除けば、チェ·ミンシク、ハン·ソクキュ、キム·ユンソクなど有名な俳優たちにも現れるその人自体の個性だ。 最初から演技上のイメージに合う俳優をキャスティングするため、マ·ドンソクは粗野で荒っぽいキャラクターを中心に演技するようになる。 演技のスペクトルが狭く見えるのも、似たようなタイプのキャラクターだけがキャスティングされるためだ。それにマ·ドンソクの場合、実はかなり広いスペクトルを消化できる俳優であり、同じ暴力団や刑事の役も映画によって違う雰囲気を出すことができる俳優だ。 キャラクターのある役はうまくこなすが、もう少し立体感があって深みのある人物を演技するには限界があるという評価も偏見だ。組織暴力団や刑事のキャラクターが単純に無知な姿だけを見せてくれるというのも一種の偏見だ。 「俳優が配役をこなす時は、その配役の成長過程やなぜそのような性格になったのかについての蓋然性まで考慮して演じなければならない。」 アクション映画は相対的に複雑な演技をする必要性が少なくなるが、内面演技中心の映画の場合、このようなきめ細かな分析の演技が必要になる。 マ·ドンソクは、そのような蓋然性までうまく表現して演技する俳優と言える。(参考『生き残るための3つの取引』『犯罪都市』『元カレは天才詐欺師 ~38師機動隊~』)
  • しかし演技力とは別に、先に述べたように、彼は似たようなタイプの主演キャラクターが多すぎるため、イメージの消耗は避けられない状態だ。このような映画はそれほど難解ではなく、視覚的な楽しさとある程度しっかりしたストーリーラインがあるため、製作会社や監督の立場からも大きく失敗する恐れはない。そのため映画製作を続けることができる。 しかし、今や忠武路を代表する俳優として認知度が上がった以上、演技のスペクトルを広げるために、多作するより慎重にシナリオと演技を判断して作品に出演をするのが望ましいという意見がある。 そして、マ·ドンソクをキャスティングした監督が、マ·ドンソクのキャラクターをどう捉えるかにかかっている。

余談[編集]

  • 言及したようにパーソナルトレーナーとして働いたことがある。 当時、体重120キロ、上腕23インチ(58.42センチ)、太もも25.8インチ(65.532センチ)にベンチプレス220キロというものすごい筋力の持ち主だった。 総合格闘技選手のマーク·コールマンとケビン·ランドールマンのウェイトトレーナーもしており、ツイッターに載せた写真を見ると、体型がハンパじゃないことが分かる。
  • お腹も出て見え、スタイルが良くないように見えるが、筋肉の上に体脂肪が重なり形がはっきり見えないだけですごい筋肉だ。マ·ドンソクの過去の写真を見れば、しっかりした腹筋やほのぼのとした顔を見ることができる。
  • 俳優に転業した後、丸みを帯びたイメージを維持するために筋肉を減らし脂肪カットをしていない。その気になって体脂肪管理に入れば、かなり素敵な体型になるだろう。 映画『犯罪都市』ではメディアで見せる姿よりバルクアップを大きくし、腕が厚すぎて筋肉痛ローションを腕の後ろに塗れないので、捜査チームの同僚に塗ってほしいというシーンと、中華料理店の王社長の孫が薬を塗ってあげるシーンがある。
  • デマのせいで格闘技コーチをしていると思われていたが、正確にはウェイトトレーナーだった。マ·ドンソクが大学に通いながらレスリングを習ったことはあるが、専門的に総合格闘技を習ったことはない。
  • アクションシーンは直接こなすが、膝があまり良くないため、階段を飛び降りるシーンでは代役を使うという。
  • 「アートボックスの社長」というニックネームは、実際にアートボックスの店舗を運営しているからではなく、映画『ベテラン』でのアドリブからきている。友情出演のために撮影現場を見て回り、リュ·スンワン監督に「アートボックス」の商号を使ってもいいのかと尋ねたという。 もしだめならCJ系列会社のオリーブヤングを使おうとしたという。 幸いにもその日の夜、アートボックス側から「可能だ」と連絡があったという。 マッチョなイメージとは違い、キャラクターグッズや可愛らしいものを売るアートボックスのイメージと重なり、人々に大きなインパクトを与えた。 その後、アートボックス側がマ·ドンソクに感謝のプレゼントを贈ったりもした。