ケイ・エム・プロデュース

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株式会社ケイ・エム・プロデュース
K.M.Produce
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本社を置く東京都渋谷区の街並み(イメージ)
略称 KMP
国家 日本
種類 株式会社
業種 アダルトビデオ製造・販売
本社所在地 東京都渋谷区
設立日 2002年4月
資本金 1,000万円(2011年時点)
従業員数 33人(2011年時点)
主要部門 million(ミリオン)、宇宙企画、KMPVR
別名 KMP


概要[編集]

ケイ・エム・プロデュース(K.M.Produce、略称:KMP)とは、東京都渋谷区に本社を置く日本のアダルトビデオメーカーである。2002年4月の設立。当初は企画作品を中心に展開していたが、のちに女優との専属契約を結ぶ女優中心路線へと舵を切り、看板レーベル「million(ミリオン)」系を擁する中堅メーカーとして定着した。2017年に本格参入したアダルトVR作品では業界最大手とされ、現在のKMPを語るうえではVRが最大の柱になっている。

老舗レーベルの「宇宙企画」、素人系の「S級素人」、旧メディアステーション系の「REAL」なども同社からリリースされており、単独メーカーというより複数ブランドを束ねるレーベル群として見るほうが実態に近い。

沿革[編集]

2002年4月に設立。レンタル中心だった当時のAV業界において、レンタルと並行してセル(販売)やDVD流通にも力を入れる新しいタイプのメーカーとして頭角を現した。設立当初は企画物・企画単体女優の作品が主力だったが、インディーズ作品に出演していた及川奈央・紋舞らんらと専属契約を結んだことで、女優中心のメーカーへと性格を変えていった。

年表[編集]

年月 出来事
2002年4月 創業。当初は企画物中心
2003年 プロモーション用の女優グループ「ミリオンガールズ」を初選出
2004年 専属新人レーベル「ミリオンエンジェル」開始。女優物中心へシフト
2005年10月 日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)を脱退。以後はクリスタル映像が設立した日本映像ソフト制作・販売倫理機構(制販倫)と日本コンテンツ審査センターに加盟
2010年 5年ぶりにミリオンガールズを選出(メンバー全員が平成生まれ)
2011年 系列のメディアステーション、レアルワークスの事業を統合。新レーベル「SCOOP」(7月)・「SLEAZY」(8月)を立ち上げ
2014年 女優アイドルユニット「ミリオンガールズZ」がステージデビュー
2015年7月 ミリオンガールズZがビクターエンタテインメントから配信限定でメジャーデビュー
2016年12月 ミリオンガールズZが活動休止
2017年 アダルトVR作品に本格参入
2020年2月 ミリオンガールズZが限定復活イベントを行い、メンバー全員の卒業を発表
2020年9月 月額見放題サービス「Aver(エイバー)」開始
2021年4月 Averの全サービスを終了
2023年3月 設立20周年記念イベントを開催

2000年代:女優メーカー化[編集]

2003年から、プロモーションや共演企画のための女優グループ「ミリオンガールズ」を選出するようになった。名称は年ごとに変わり、2004年は「ミリオンプロジェクト」、2005〜2006年は「ミリオンランド」、2007年は「ミリオンエンジェル」のみの展開となった。初代の2003年には及川奈央らが、2005年には小沢菜穂・如月カレンらが名を連ねている。KMPの専属女優は、これらのミリオン系レーベルから多数輩出されてきた。

2005年10月には、当時の業界の代表的な審査団体だったビデ倫を脱退し、制販倫と日本コンテンツ審査センターに移った。

2010年代:統合とアイドル展開[編集]

2010年には5年ぶりにミリオンガールズが選出され、藤井シェリー・麻倉憂・大石のぞみら全員が平成生まれのメンバーとなった。2011年4月までに系列のメディアステーション、レアルワークスの事業を取り込み、REAL・Ecstasy・コスモス計画などのレーベルを引き継いだ。英語版ウィキペディアによれば、2011年当時の従業員は33人、資本金は1,000万円、月産はおよそ35本だった。

スカパー!のCS放送局「KMPチャンネル」(942ch)にはほぼすべての番組作品を提供しており、パッケージ・配信・放送の3つの出口を持つ体制を早くから整えていた。2012年9月には、企画単体女優として人気を集めスカパー!アダルト放送大賞2012で女優賞・日刊ゲンダイ賞を受賞していた成瀬心美と専属契約を結び、宇宙企画専属として迎え入れたことが業界の話題になった(2013年3月の休業まで)。

2020年代:VRと20周年[編集]

2017年に始めたアダルトVR作品は、のちに同社の最大の強みとなった。2020年9月1日にはVR作品を中心に自社の2D作品も見放題にした月額サービス「Aver(エイバー)」を開始したが、諸般の事情により2021年4月15日に全サービスを終了している。自社プラットフォームの運営は約7か月半で終わったが、作品は現在もFANZAなどの大手配信ストアで販売されている。

2023年3月10日には、東京・代々木のイベントスペースで設立20周年記念イベント「真心こめて… ふれあいの大感謝デー」を開催した。MCは元専属女優の佐倉絆とお笑いコンビのトム・ブラウンが務め、美園和花・松本いちか・沙月恵奈・佐藤ののか・乙アリスら同社作品に出演経験のある女優がゲストとして登壇した。日本語版ウィキペディアでは2024年9月時点で専属女優は不在とされており、看板女優で売るメーカーから、レーベルとVRの企画力で売るメーカーへと重心が移っていることがうかがえる。

レーベル[編集]

KMPは多数のレーベルを抱えている。主なものは次のとおり。

系統 主なレーベル
女優系 million(ミリオン)、宇宙企画
VR KMPVR
素人・ナンパ系 S級素人、俺の素人、ナンパHEAVEN、SCOOP
旧メディアステーション/レアルワークス系 REAL、Ecstasy、コスモス計画、BAZOOKA
熟女系 マダムズ(旧ミリオンマダムズ)
その他 Nadeshiko、UMANAMI、おかず。、EDGE、300、エロガチャ、ヒメゴト、SLEAZY、僕たち男の娘

million(ミリオン)[編集]

KMPの看板レーベル。専属新人の「ミリオンエンジェル」から続くブランドで、及川奈央・紋舞らんの時代から2010年代の麻倉憂・友田彩也香らまで、同社の女優路線を象徴してきた。

宇宙企画[編集]

1980年代に美少女路線で一時代を築いた老舗ブランド。2010年時点でKMPからリリースされており、2012年に成瀬心美を専属に迎えたのもこのレーベルだった。

KMPVR[編集]

2017年に始まったVR専門レーベル。VR作品は撮影機材や編集の手間が通常の2D作品より大きく、参入できるメーカーが限られる。早い時期に本数を積み上げたことが、KMPを「VR最大手」と呼ばせる理由になっている。

ミリオンガールズZ[編集]

2014年に結成された、KMP所属女優によるアイドルユニット。メンバーは星美りか・佐倉絆・友田彩也香・桜井あゆ・絢森いちかの5人で、研究生として水嶋杏樹も参加した。2014年にステージデビューし、2015年7月29日にビクターエンタテインメントから配信限定シングル「I LOVE MGZ」でメジャーデビューした。

AV女優のアイドルユニットとしては恵比寿マスカッツが先行しており、メーカー単位で同様のユニットを組んだ例として位置づけられる。2016年12月6日に活動を休止し、2020年2月24日に限定復活イベントを行ったうえでメンバー全員の卒業を発表した。

主な元専属女優[編集]

日本語版ウィキペディアに挙がっている主な元専属女優は次のとおり(50音順ではなく在籍時期の目安順)。

余談[編集]

  • 設立時のコンセプトは「楽しく見れて、しっかり抜ける」という、身も蓋もないほど率直なものだった。
  • 「ミリオン」というブランド名は、KMPの専属女優を象徴するキーワードとして20年以上使われている。
  • 自社サービスのAverは開始から約7か月半で終了した。VRの最大手でも、配信の入口までは自前で持ち切れなかったという点で、メーカー直販サービスの難しさをよく表している。
  • 20周年イベントのMCにお笑い芸人を起用するなど、アダルトメーカーのイベントとしてはバラエティ寄りの演出が取られた。
  • レンタルからセル、DVDから配信、2DからVRへと、時代ごとの流通・技術の変化に合わせて柔軟に路線を変えてきたメーカーである。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • KMP 公式サイト

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