| キム・ヒョジン 김효진(金孝珍、Kim Hyo-jin) | |
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![]() キム・ヒョジン(2020年10月)(出典:ウィキメディア・コモンズ「Kim Hyo-jin in October 2020.png」、KstarNOW、CC BY 3.0) | |
| 本名 | キム・ヒョジン(김효진) |
| 誕生日 | 1984年2月10日 |
| 年齢 | 42歳 |
| 出身地 | 韓国・ソウル特別市 |
| 国籍 | 韓国 |
| 学歴 | 漢陽大学校 演劇映画学科 卒業 |
| 宗教 | キリスト教(プロテスタント) |
| ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台、モデル |
| 家族 | 夫:ユ・ジテ(俳優・映画監督)、長男(2014年生)、次男(2019年生) |
| 身長 / 体重 | 168cm cm / ― kg |
| 血液型 | AB型 |
| 事務所 | ナムアクターズ |
| 代表作 | 映画『誰にでも秘密がある』『蜜の味~テイスト オブ マネー~』、ドラマ『プライベートライフ』『無人島のディーバ』 |
| 関連活動 | モデル、ワールド・ビジョン広報大使、KBS『環境スペシャル』司会 |
| その他 | 2006年からベジタリアン(菜食志向) |
概要[編集]
キム・ヒョジン(김효진、1984年2月10日 - )とは、韓国の女優・モデルである。10代でティーン誌のカバーモデルとしてデビューし、2000年代前半には「N世代スター」の一人としてCMやドラマで人気を集めた。2012年の映画『蜜の味~テイスト オブ マネー~』でカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを踏み、2020年代は『プライベートライフ』『無人島のディーバ』などで再ブレイクした。夫は俳優のユ・ジテで、筋金入りのベジタリアン兼アニマルライツ派としても知られる。
詳細[編集]
モデルデビュー[編集]
ソウル生まれ。中学生のころ、ソウルの東大門(トンデムン)付近でモデル事務所にスカウトされたのが芸能界入りのきっかけである。最初の大仕事はティーン向け雑誌『신디 더 퍼키(シンディ・ザ・パーキー)』のカバーモデルで、そこから雑誌グラビアやCMへと活動の幅を広げていった。
世間に顔が知られたのは1999年前後のCMラッシュによるもの。韓国の通信会社ハンソルM.comのCMや、ロッテ七星の飲料「2%不足する時(2% 부족할 때)」のCMなどで注目を集めたとされる。当時同世代でCMとドラマを行き来していたキム・ミニ、コン・ヒョジン、シン・ミナらとともに、いわゆる「N世代スター」の代表格として並び称された。
女優転身[編集]
1999年、SBS (韓国)のオムニバスドラマ『TVムービー ラブストーリー』で女優デビュー。翌2000年にはKBS第2の『RNA』でKBS演技大賞の女性新人賞を、SBSのシットコム『@ゴルベンイ(골뱅이)』で新人賞を獲得し、デビュー早々に「新人賞2冠」という好スタートを切った。
一方で本人は「アイドル的に消費されるだけの女優」で終わることを望まなかった。2002年に漢陽大学校演劇映画学科に入学し、2007年2月の卒業式では卒業生代表としてスピーチを行っている。同年9月には同大学の大学院(演劇映画専攻)にも進み、映画理論を学んだ。2011年の『VOGUE KOREA』のインタビューでは「まだ修士論文は書けていない」と苦笑しつつ、『モンスター』や『めぐりあう時間たち』のような女性を中心に据えた映画を作ってみたいと語っている。
映画では2003年の時代劇『千年湖』でスクリーンデビュー。当初別の女優が演じる予定だった役を、ケガによる降板を受けて引き継いだという経緯がある。2004年のコメディ映画『誰にでも秘密がある』ではイ・ビョンホン、チェ・ジウと共演し、三姉妹の末っ子ミヨン役でブレイクした。
結婚と家族[編集]
夫は俳優・映画監督のユ・ジテ。8歳年上で、2003年にアパレルブランドのモデルとして共演したのが出会いとされる。2006年ごろから交際を始め、約5年の交際を経て2011年8月に婚約を発表。同年12月2日、ソウル・中区のホテル新羅で挙式した。
結婚式は「意識高いカップル」らしさ全開だった。主礼(媒酌人に相当)はワールド・ビジョンの会長、司会は俳優のチ・ジニとキム・ジュンホ。招待状は環境に配慮した紙で作られ、交際期間「1,825日」を記したデザインだったと報じられた。さらにご祝儀の一部を寄付し、ワールド・ビジョンの支援と合わせてミャンマー・マンダレー近郊の貧困地域に約400人が通う小中学校を建設。2012年12月の結婚1周年には夫婦で現地を訪れ、子どもたちと植樹をしている。韓国メディアからは「概念夫婦(개념부부=常識と良識のある夫婦)」と呼ばれた。
2014年7月5日に長男、2019年4月15日に次男が誕生。2人の息子の母である。2018年にはInstagramで、図書館の床に寝そべって絵本を読む長男の写真とともに「最近は毎週図書館へお出かけ」と投稿し、話題になった。
経歴[編集]
2000年代:ドラマと映画の二刀流[編集]
2000年代前半はドラマを中心に活動した。2000年にはMBCラジオ『生放送 音楽キャンプ』の司会も務め、2001年にはMBCのシットコム『ウリの家(우리집)』に出演。2004年にはSBS『マジック』、2005年にはSBS『香港エクスプレス』、KBS第2『彼女が戻ってきた(그녀가 돌아왔다)』と主要キャストとしての出演が続いた。
映画では『誰にでも秘密がある』(2004年)の後、『家門の危機』(2005年)にカメオ出演、『裸足のギボン』(2006年)、『생날선생』(2006年)とコメディ作品が続く。2008年のSBSドラマ『幸せです(행복합니다)』ではホームドラマのヒロインを務めた。
2009〜2011年:攻めの作品選び[編集]
転機は2009年ごろ。オム・ジョンファらが出演したオムニバス映画『五感図(오감도)』で同性愛をテーマにしたエピソードに挑み、2011年にはインディペンデント映画『恥ずかしい(창피해)』で再び女性同士の恋愛を演じた。『恥ずかしい』はベルリン国際映画祭に招待されている。『五感図』の自身のエピソードは、後に長編『終わりと始まり(끝과 시작)』(2013年)として発展した。
同じ時期には舞台にも進出。2009年にシェイクスピア『夏の夜の夢』(ソウル芸術の殿堂 自由小劇場)でヘレナ役、2010年にサム・シェパードの二人芝居『フール・フォー・ラブ』でメイ役を演じた。2010年のKBS第2ドラマ『メリは外泊中』にも出演している。本人は後に、舞台に全力を注いだ後に強い虚脱感を覚えたことも明かしている。
2012〜2014年:カンヌと日韓合作[編集]
2012年、イム・サンス監督の映画『蜜の味~テイスト オブ マネー~』(原題:돈의 맛)で財閥一家の娘ユン・ナミを演じる。家族の中で唯一金に毒されていない人物という役どころで、キム・ガンウ、ユン・ヨジョンらと共演した。同作は第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、キム・ヒョジンにとって初のカンヌのレッドカーペットとなった。結婚直後だったため新婚旅行を延期して作品のプロモーションに臨んでいる。
同年には日中韓合作ドラマ『ストレンジャー6』(日本ではWOWOWで放送)に国家情報院要員役で出演。2013年は『へそ(배꼽)』『結婚前夜 ~マリッジブルー~』と出演作の公開が続いた。2014年には西島秀俊主演の日韓合作映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』で、敵か味方かわからない記者カン・ジウォンを演じている。
2015〜2019年:子育て期[編集]
出産・子育てに伴い、2010年代半ばからは女優業を大きくセーブした。2016年の映画『あなた、そこにいてくれますか』に特別出演した程度で、本格的な演技活動からは離れていた時期にあたる。一方、この間もSNSでの環境・動物保護の発信やワールド・ビジョン関連の活動は続けていた。
2020年代:カムバックと再評価[編集]
2020年、JTBCドラマ『プライベートライフ』(原題:사생활)で本格復帰。映画『結婚前夜』以来、約8年ぶりの演技作となった。演じたのは「ビジネスでも詐欺でも上位1%」の凄腕詐欺師チョン・ボッキ(ソフィア・チョン名義も持つ人物)で、ソヒョン、コ・ギョンピョと共演した。ヒロインの前でだけ妙に抜けたところを見せるキャラクターが好評を得た。復帰前のインタビューでは、育児と家事の合間に再び演技がしたくなったこと、映画『ジョーカー』のホアキン・フェニックスの演技に刺激を受けたことを語っている。
2021年にはチョン・ドヨン、リュ・ジュンヨル主演のJTBC『人間失格』で、主人公の夫ジョンスの初恋の相手キョンウンを演じた。2022年のJTBC『模範刑事2』では、財閥TJグループの役員で会長の婚外子チョン・ナナという悪役寄りの人物に挑戦。制作発表会では「これまで演じたことのない役で、刑事たちと対立し続ける緊張感を保つよう努めた」と語っている。
2023年はtvN『無人島のディーバ』で、パク・ウンビン演じる主人公の憧れのスターで、今は忘れられた元トップ歌手ユン・ランジュ役を好演。物語後半では主人公の「ファン1号」へと立場が逆転する役どころで、作品は自己最高視聴率10.5%(ニールセン・コリア基準と報道)で幕を閉じた。2024年にはtvN『魅惑の人』(原題:세작, 매혹된 자들)に特別出演している。
出演作品[編集]
映画[編集]
- 2003年『千年湖』(천년호)- チャウンビ 役
- 2004年『誰にでも秘密がある』(누구나 비밀은 있다)- ハン・ミヨン 役
- 2005年『家門の危機』(가문의 위기)- カメオ出演
- 2006年『裸足のギボン』(맨발의 기봉이)- チョンウォン 役
- 2006年『생날선생』- ユン・ソジュ 役
- 2009年『五感図』(오감도)- カン・ナル 役
- 2009年『石ころの夢』(돌멩이의 꿈)- イ・ハナ 役
- 2009年『チョン・ウチ 時空道士』(전우치)- 赤い髪の女 役(カメオ)
- 2011年『恥ずかしい』(창피해)- ユン・ジウ 役
- 2012年『蜜の味~テイスト オブ マネー~』(돈의 맛)- ユン・ナミ 役
- 2013年『へそ』(배꼽)- ユンジョン 役
- 2013年『終わりと始まり』(끝과 시작)- カン・ナル 役
- 2013年『結婚前夜 ~マリッジブルー~』(결혼전야)- チュヨン 役
- 2014年『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(무명인)- カン・ジウォン 役
- 2016年『あなた、そこにいてくれますか』(당신, 거기 있어줄래요)- イリナ 役(特別出演)
テレビドラマ[編集]
- 1999年『TVムービー ラブストーリー』(SBS)
- 2000年『いいよいいよ(좋아 좋아)』(SBS)
- 2000年『RNA』(KBS第2)- キム・ミョンスク 役
- 2000年『@ゴルベンイ』(SBS)
- 2000年『メディカルセンター』(SBS)- コ・ミニ 役
- 2001年『ウリの家(우리집)』(MBC)- カン・テシル 役
- 2004年『マジック』(SBS)- ユン・ダニョン 役
- 2005年『香港エクスプレス』(SBS)- チェ・マリ 役
- 2005年『彼女が戻ってきた』(KBS第2)- キム・ソリョン 役
- 2008年『幸せです』(SBS)- パク・ソユン 役
- 2010年『メリは外泊中』(KBS第2)- ソジュン 役
- 2012年『ストレンジャー6』(WOWOWほか、日中韓合作)- アン・ジヘ 役
- 2020年『プライベートライフ』(JTBC)- チョン・ボッキ 役
- 2021年『人間失格』(JTBC)- キョンウン 役
- 2022年『模範刑事2』(JTBC)- チョン・ナナ 役
- 2023年『無人島のディーバ』(tvN)- ユン・ランジュ 役
- 2024年『魅惑の人』(tvN)- 特別出演
舞台[編集]
- 2009年『夏の夜の夢』- ヘレナ 役
- 2010年『フール・フォー・ラブ』- メイ 役
司会・ナレーション[編集]
- 2000年 MBCラジオ『生放送 音楽キャンプ』司会
- 2001年 SBS『ミュージックエンター』司会
- 2013年 MBC『ドキュメンタリースペシャル』(伴侶動物をテーマにした回)ナレーション
- 2021年 KBS第2『環境スペシャル』司会
ミュージックビデオ[編集]
- 2000年 チャ・ホソク「내 안의 눈물」
- 2001年 ムン・チャイルド「사랑하니까」
- 2003年 ユン・ゴン「어쩌다」
- 2005年 KCM「Smile Again」
受賞[編集]
- 2000年 KBS演技大賞 女性新人賞(『RNA』)
- 2000年 SBS演技大賞 シットコム部門新人賞(『@ゴルベンイ』)
- 2004年 第27回 黄金撮影賞 新人女優賞
- 2012年 第7回 アジアモデルアワーズ モデルスター賞
- PETA 功労賞(受賞年は資料により記載が異なる)
- 2018年 第8回 美しい芸術人賞 グッドピープル芸術人賞
人物・エピソード[編集]
ベジタリアン歴は20年級[編集]
2006年、ジェレミー・リフキンの『脱牛肉文明への挑戦(原題:Beyond Beef/韓国題:육식의 종말)』を偶然読んだのをきっかけに、夫ユ・ジテとともに菜食を始めた。2012年のインタビューでは「考えるだけでとても悲しかった」「最初は簡単ではなかったけど、続けていたらある瞬間から楽になった」「一番良かったのは罪悪感から解放されたこと」と語っている。たんぱく質不足を心配する声には「豆で十分補える」と答えた。
2016年には「10年ほど菜食をしている。新鮮で良いものだけ食べているせいか体が軽くなり、肌もきれいになった」と発言。一方で「完全なベジタリアンと言うのも違うし、段階もよくわからない。肉を食べず菜食を志向する人」と、ストイックすぎない自己定義をしているのも特徴だ。毛皮や革製品を身につけず、採掘過程の問題からダイヤモンドも避けていると2011年の『VOGUE KOREA』で紹介されている。
環境・動物保護活動[編集]
2005年にテレビ番組の企画でスーダンとウガンダを訪れて以来、海外の子どもへの支援を続けており、2008年からワールド・ビジョンの広報大使を務める。2012年ごろには動物愛護団体PETAのキャンペーンにも参加した。
2021年には8年ぶりに復活したKBS第2『環境スペシャル』の司会に抜擢された。制作発表会では「幼いころから動物が好きで、自然と環境に関心を持つようになった」「2人の子の母になってから、環境問題で子どもたちが受ける苦しみがより肌身に感じられる」と語り、ゼロ・ウェイスト運動や保護動物の支援にも取り組んでいることを明かした。担当PDによれば、初収録の日に車にはねられた犬を見つけ、自ら通報・対応していたという。
2017年からは動物保護団体「CARE(ケア)」の広報大使も務めていたが、2019年1月に同団体代表による保護犬の安楽死問題が報じられると、Instagramのコメント欄で「一日中何も手につかず涙ばかり出る」と心境を吐露した。
読書家で知的派[編集]
2011年の『VOGUE KOREA』の特集タイトルは「知的なヒョジンさん」。宮部みゆきのミステリー、特に『火車』を推し、愛読書にはハンガリーの作家マーライ・シャーンドルの『灼熱(Embers)』を挙げ、バックパック旅行にも持参したという。ヨガと早朝の運動を習慣にしており、ジュリエット・ビノシュの体つきに憧れていると話していた。同インタビューの翌日にはボランティアのためアルバニアへ旅立っている。
夫ユ・ジテとの関係[編集]
交際前からユ・ジテ主演の映画『春の日は過ぎゆく』のファンだった。2011年のインタビューでは「お互いに情熱と目標を共有し、支え合える関係」と語り、ユ・ジテからは「映画を見すぎだ」と冗談交じりに言われると明かしている。2012年には結婚について「それぞれ半分だった私たちが、丸い一つになった感じ」と表現した。
「生き残るために演じる」[編集]
『蜜の味』公開時のインタビューでは「以前は新しい役がまったく来なかった」と振り返り、「生き残るために演技をする」と率直に語った。共演したユン・ヨジョンについては「40年後、私もああなりたい」と憧れを口にしている。
余談[編集]
- 韓国には同名の有名人が複数いる。1995年にMBCでデビューし「チョメナン・イェップニ(ちっちゃなかわいこちゃん)」のキャラクターで人気を博したお笑いタレントのキム・ヒョジンや、2000年にSBSスーパーモデルコンテストで優勝しニューヨークのフォード・モデルズと契約したモデルのキム・ヒョジン(1982年生)がそれで、検索時は混同しやすい。
- 『誰にでも秘密がある』ではジャズ歌手を目指す役柄のため、韓国のジャズシンガーのもとでレッスンを受け、劇中曲「Bei Mir Bist Du Schoen」などをサウンドトラックで歌っている。
- 映画『へそ』は2007年ごろにキャスティングされたものの公開が延期され、2013年1月にようやく公開されたとされる。
- 『ゲノムハザード』のプロモーション時期には第1子を妊娠中だったとされる。
- 『無人島のディーバ』の劇中で左手で文字を書くシーンがあり、ファンの間では左利きではないかという話がある。
- 夫婦で肉を食べない一方、家族のために豚肉入りキムチチゲを作ることもあり、その際は味見をしないというエピソードが語られている。
外部リンク[編集]
- ナムアクターズ(所属事務所)公式プロフィール
- キム・ヒョジン公式Instagram
