決して容赦はいたしません

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決して容赦はいたしません
作家 zeze
脚本 Dimang
作画 zeze
スタジオ Contents Lab.Blue TOKYO
ジャンル ファンタジー、女性マンガ、死に戻り
出版社 StorySoop
配信 ピッコマ(独占配信)
連載周期 水曜連載
話数 全91話
原作 Jam B
その他 SMARTOON、フルカラー


概要

決して容赦はいたしませんとは、親友に全てを奪われて命まで失った令嬢が、死の7年前に戻ってやり直す韓国発のウェブトゥーンである。ピッコマSMARTOON枠で独占配信されており、2026年9月時点でファンタジー部門の最新ランキング2位に入っている。

詳細

基本情報

作家はzeze、Dimang、Jam Bの3名がクレジットされ、出版社はStorySoop、制作にContents Lab.Blue TOKYOが関わっている。水曜連載で全91話、うち81話分が「¥0+」の対象、冒頭3話は無料。累計閲覧数は約658万回(2026年9月時点)。タグは「SMARTOON」「ファンタジー」「女性マンガ」「死に戻り」「フルカラー」「独占配信」。

あらすじ

友人、家族、名誉、財産、そして夫まで。友人だったベリエッタに全てを奪われ、ついには命まで失ったシエラ・ブリルクセン。しかし目を開けると、そこは7年前だった。家族と自分の人生を守るため、シエラは今世ではベリエッタの思い通りにはさせないと決意する。

「死に戻り」であって「転生」ではない

本作のタグは「転生」ではなく「死に戻り」である。呼び方の違いに見えるが、物語の設計上はまったく別の選択になる。

転生は別の人物として生まれ直すので、人間関係がいったん全部リセットされる。これに対して死に戻り(回帰)は同じ人物が同じ人生を過去の時点からやり直すため、家族も友人も婚約者も、そのままの位置に残っている。

復讐を主題にする作品で回帰が選ばれるのは、復讐に必要な条件がそうさせているからである。復讐には「相手が誰で、何をされたか」という記憶と、その相手が手の届く場所に居続けることの両方が要る。転生してしまうと、復讐の相手に近づく手段から作り直さなければならない。7年という戻り幅も、事態がまだ動き出していないぎりぎりの位置として選ばれている。

加害者が「友人」である理由

財産や名誉を奪うには、相手の内側に入る必要がある。そして内側に入れるのは、信頼された者だけである。

裏切りを扱う物語で加害者が親友や家族になりやすいのは、道徳的な悪質さを演出したいからというより、奪うという行為の成立条件がそうさせている。赤の他人が全てを奪うには暴力か制度の力が要り、それは復讐ものではなく別ジャンルの話になる。ベリエッタが友人であることは、人物設定というより、この物語が成立するための前提条件に近い。

題名が最初の要約になっている

「決して容赦はいたしません」は、丁寧語のまま拒絶を述べる形の宣言文である。作中の身分(貴族社会の令嬢)と、これから起きること(復讐)を、一行で同時に伝えている。

縦読みのウェブトゥーンは冒頭数話で離脱されると連載が続かないため、設定の説明に時間をかけられない。題名が主人公の立場と物語の方向を兼ねて説明する役を負うのはこのためで、この形式では一行で前提が伝わる題名ほど有利になる。作品名が長く説明的になりがちなのも同じ理由による。

余談

  • 「¥0+」の提供期間は2026年10月6日までと告知されている。ピッコマの無料区間はキャンペーンごとに変動する。
  • 制作に名を連ねるContents Lab.Blue TOKYOのように、韓国発のウェブトゥーンでも日本側の制作会社が関わる例が増えている。ソラジマのように日本のスタジオが一から制作する国産作品とあわせ、縦読み作品の出自は年々複雑になっている。
  • 「死に戻り」「回帰」「転生」「憑依」はピッコマのタグとして並立しており、読者は検索語としてこれらを使い分けている。
  • 全91話のうち81話分が無料区間という配分は、完結が近い作品で取られやすい。読み始めた読者が最後まで到達しやすくなる一方、有料区間は終盤に集中する。

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