2ちゃんねる

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2ちゃんねる
2channel
サイト名 2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)
言語 日本語
タイプ 匿名掲示板
[[日本]]
種類 電子掲示板
創設 1999年5月
創設者 西村博之
運営者 Loki Technology, Inc.(5ちゃんねる)
収益 広告、有料ブラウザ
営利性 営利
登録 不要(匿名で投稿可能)
開始 1999年5月
現在の状態 2017年に「5ちゃんねる」へ改称して継続
別名 2ch、にちゃんねる

概要

2ちゃんねる(にちゃんねる)とは、1999年に西村博之が開設した日本最大級の匿名掲示板である。2017年に名称とドメインが「5ちゃんねる」へ変更され、現在もその名で運営が続いている。

詳細

誕生と匿名文化

2ちゃんねるは1999年5月、当時アメリカに留学していた西村博之が、先行する掲示板の避難所として個人で立ち上げたとされる。登録も本名も不要で、投稿者名の初期値が「名無しさん」であることが、この掲示板の性格を決定づけた。誰が言ったかではなく何を言ったかだけが残る空間は、率直な情報交換を生むと同時に、無責任な誹謗中傷も生むという両面をずっと抱えてきた。

板とスレッドという構造

話題ごとに「板」があり、その中に「スレッド(スレ)」が立ち、1スレッドは1000レスで終わって次スレへ移るという構造が特徴である。ニュース、実況、ゲーム、恋愛、自作PC、鉄道、オカルトなど板の細分化は徹底しており、専門的な情報が集積する板と、罵り合いが常態化した板が同じサイト内に共存していた。この構造は後の日本のネット掲示板やSNSの語彙にも影響を与えている。

運営権をめぐる混乱と改称

運営主体は複数回にわたり海外法人へ移り、2014年にはサーバー費用の未払いを理由として、ジム・ワトキンスが従来の運営陣を管理から外し、実質的な運営権を掌握したと報じられた。その後の権利をめぐる争いを経て、2017年10月1日に名称とドメインが「5ちゃんねる」(5ch.net)へ変更された。現在の運営に西村博之は関与しておらず、彼自身は別の掲示板の運営に関わっている。近年もドメインの移転が報じられており、名称・運営・ドメインが分かれてしまった経緯は外から見て分かりにくい状態が続いている。

ネット文化の発信源として

2ちゃんねる発の言葉や表現は、日本のインターネット文化に広く残っている。アスキーアートで描かれたキャラクター、「〜orz」「乙」「うp」といった略語、実況板の書き込み速度で人気番組が分かる文化などがそれにあたる。ニコニコ動画のコメント文化や、都市伝説・怖い話をまとめた「洒落にならないほど怖い話」の系譜も、この掲示板のオカルト板を出発点としている。2004年に書籍化・映像化された『電車男』は、掲示板のスレッドがそのまま大衆向けコンテンツになった象徴的な事例だった。

まとめサイトと功罪

掲示板の書き込みを編集して読みやすくする「まとめサイト」は、2ちゃんねるの情報を外部へ広げる一方、恣意的な編集や広告収益目的の煽り記事という問題も生んだ。書き込みの一部を切り取って対立をあおる構図は、現在のX (SNS)でも繰り返されており、匿名の書き込みが編集を経て拡散するという構造そのものが議論の対象になっている。

匿名の責任

匿名掲示板は、誹謗中傷や犯行予告、個人情報の晒しといった問題を早くから抱えてきた。日本では発信者情報開示の制度が整備され、匿名であっても法的手続きを経れば投稿者が特定されうることが広く知られるようになった。「匿名だから何を書いてもよい」という発想は、法的にも社会的にも通用しないというのが現在の共通理解である。

よくある質問

2ちゃんねると5ちゃんねるは同じもの?
2017年に2ちゃんねる(2ch.net)の名称とドメインが5ちゃんねる(5ch.net)へ変更されたもので、掲示板としては連続している。ただし運営者は開設者の西村博之ではない。
ひろゆきは今も運営しているの?
現在の5ちゃんねるの運営に西村博之は関与していないとされている。彼は別の掲示板の運営や、YouTubeなどでの発信を中心に活動している。
匿名だから書き込んでも特定されない?
されうる。裁判所を通じた発信者情報開示の手続きにより、投稿者が特定されて損害賠償請求や刑事事件に発展した例は多数ある。
今も使われているの?
利用者の多くはX (SNS)など他の場に移ったが、専門板を中心に書き込みは続いている。全盛期のような影響力はないというのが一般的な評価である。

余談

  • 投稿者名の初期値である「名無しさん」は板ごとに異なる名前が設定されており、板の空気を表す一種の名刺のような役割を果たしていた。
  • アスキーアートのキャラクター「モナー」は、掲示板の外へ広がって別のキャラクターの原型になったと言われ、著作権の帰属をめぐる議論も起きた。匿名の集団が生んだ創作物を誰が所有するのかという、後のインターネット全体に通じる問題を先取りしていた。
  • 2ちゃんねる用語の一部は、由来を知らないまま一般語として使われている。「ROM(見るだけ)」「ネタ/マジ」「スレ違い」あたりは、今も職場のチャットで見かけることがある。

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