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なお日本向けのCS放送として、tvNのブランドを冠したチャンネルも展開されてきた。ただし編成内容は本国のtvNと同一ではない。 | なお日本向けのCS放送として、tvNのブランドを冠したチャンネルも展開されてきた。ただし編成内容は本国のtvNと同一ではない。 | ||
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2026年9月19日 (土) 17:40時点における最新版
| tvN Total Variety Network | |
|---|---|
| 国家 | 大韓民国 |
| 種類 | ケーブルテレビチャンネル |
| 業種 | 放送 |
| 本社所在地 | ソウル特別市麻浦区上岩洞 |
| 設立日 | 2006年10月9日 |
| 年齢 | 19周年 |
| 所有者 | CJ ENM |
| 主要株主 | CJ ENM(親会社) |
| 主要部門 | ドラマ、バラエティ |
| 代表作品 | 愛の不時着、応答せよ1988、トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜 |
概要[編集]
tvN(ティーヴィーエヌ)とは、大韓民国の総合エンターテインメント企業CJ ENMが運営するケーブルテレビチャンネルである。局名は「Total Variety Network」の略で、2006年10月9日に開局した。愛の不時着をはじめとする話題作を連発し、視聴可能世帯数では地上波に劣るにもかかわらず作品の注目度では地上波を上回るという、韓国ドラマの勢力図を塗り替えた局として知られる。
詳細[編集]
開局は2006年10月9日。運営元のCJ ENMは食品大手CJグループのメディア部門で、映画配給・音楽・放送・コンサートを一社で抱えている。パラサイト 半地下の家族の投資・配給を手がけたのも同じCJ系列であり、tvNは「映画で培った制作体制をテレビに持ち込んだ局」という位置づけで理解すると分かりやすい。
主要ターゲットは20代から40代の男女で、局名どおりドラマとバラエティの二本柱で編成が組まれている。開局から数年は「ケーブルらしい尖った番組」の局という扱いだったが、2010年代に入って自社制作ドラマの評価が急上昇し、地上波の看板枠と並んで語られるようになった。
地上波を追い抜いた構造[編集]
tvNが地上波を凌ぐ話題性を持つに至った理由は、単に予算が潤沢だったからではない。構造的な要因がいくつも重なっている。
第一に、大韓民国の地上波局は放送内容に対する規制と社内の編成序列が厳しく、企画の自由度が低い。ケーブルであるtvNはこの制約が緩く、地上波では通しにくい題材や重い設定を採用できた。
第二に、視聴率の絶対値が低い水準から始まったため、「まず数字を取る」という前提を捨てて「熱量の高い視聴者を掴む」設計に振れた。視聴率の総量ではなく作品単位の話題性を指標にしたことで、SNS時代の評価軸に先回りする形になった。
第三に、地上波で実績を積んだ制作陣を報酬と裁量で引き抜いた。応答せよ1988のシリーズを手がけた制作陣がもともとケーブル側にいたことは、この流れを象徴している。
結果として2010年代後半には、「話題の韓国ドラマの出どころを辿るとtvNかJTBCだった」という状況が常態化した。
代表的なドラマ[編集]
愛の不時着(2019年-2020年)は、最終回が本国で21.683%という数字を記録し、韓国のケーブルテレビ史上3番目に高い視聴率となった。Netflixを通じて日本でも爆発的に広まり、いわゆる第4次韓流ブームの引き金の一本とされる。
応答せよ1988(2015年-2016年)は、ソウルの下町を舞台にした群像劇で、tvNの「懐古もの」路線を決定づけた。トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜(2016年-2017年)は不老不死の設定を恋愛劇に落とし込み、tvNの当時の最高視聴率を更新した。
梨泰院クラスはJTBC制作であるためtvNの作品ではないが、日本ではtvN作品としばしば混同される。同時期にケーブル局発の作品が一斉に注目を集めたことの副作用である。
日本での視聴[編集]
日本ではNetflix、U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、Disney+、Huluなどの配信サービスが個別に作品単位の配信権を持っており、「tvNの作品だから特定のサービスで見られる」という対応関係は成立しない。同じtvN制作でも作品ごとに配信先が異なるため、視聴の際は作品名で検索するのが確実である。
なお日本向けのCS放送として、tvNのブランドを冠したチャンネルも展開されてきた。ただし編成内容は本国のtvNと同一ではない。
余談[編集]
「Total Variety Network」という局名は、開局当時はバラエティ中心の局として構想されていたことの名残とされる。現在ドラマ局として認識されている局が、名前にはっきり「バラエティ」と入っているのは、後から実態が名前を追い越してしまった例と言える。
CJグループは本来が食品企業で、砂糖と小麦粉から出発している。その系列会社が韓国ドラマとK-POPの世界的な普及に関わっているという経路は、日本で例えるなら製糖会社がテレビ局と映画配給を持っているようなもので、韓国の財閥構造を知らないと直感的に理解しにくい部分である。
tvNのドラマは日本の漫画や小説を原作にしたものも複数あり、日韓のコンテンツが相互に行き来する通路のひとつにもなっている。