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概要[編集]
デジタルアーク(digital ark)とは、日本のアダルトビデオメーカー・レーベルの一つである。WILLを基幹企業とするアウトビジョングループの内部メーカーにあたり、特定のジャンルに絞った作品づくりと、2011年に立ち上げた直販レーベル「DEGEA」で知られる。
詳細[編集]
グループ内部メーカーという形[編集]
デジタルアークは独立した会社として販売網を持つのではなく、アウトビジョングループの内部メーカーとして企画・制作を担い、販売はグループの流通に乗せる形を取っている。同じ形はkira☆kiraなど同グループの他レーベルにも共通する。
この形が成立する理由は、アダルトビデオの商売で費用がかかる部分と、差が付く部分が別のところにあるからである。流通や販売サイトへの掲載といった作業は、どのレーベルがやっても内容が同じになりやすい。一方で、どういう作品を作るかという判断はレーベルごとに違う。共通でよい部分をグループで一本化し、違いが出る部分だけをレーベル単位で分けておけば、レーベルを増やしても固定費が比例して増えない。
ジャンルを絞るという選択[編集]
デジタルアークは特定の作風に寄せた作品で評価を得てきたメーカーとされる。看板となる出演者を立てる方式ではなく、作品の性格で識別される側に立っている。
この違いは、kira☆kiraの項目で整理した「看板を人に置くか、様式に置くか」という配分の問題と同じである。人を看板にするMOODYZやエスワンの専属方式は、その人物が引退すれば次の看板を立てるまで空白が生じる。様式を看板にすれば空白は生じないが、様式そのものが古びたときに影響を受ける。どちらが優れているかではなく、何が変わったときに弱いかが違う。
DEGEAと直販[編集]
2011年12月、オンライン専門の直販レーベル「DEGEA」を立ち上げている。配信を前提に、通常の流通では数が見込みにくい作品を出す枠として運用されてきた。
直販の意味は値段ではなく、企画が通る基準が変わる点にある。FANZAのような大手の販売サイトに並べる前提だと、掲載の条件や、棚の中で埋もれない売れ方を見込めるかどうかが企画段階から効いてくる。自前で売る経路を持てば、その判断を自分で下せる。小さい数でも成立する枠を別に用意するという発想であり、漫画アプリにおける話売りが「1話だけ試す」判断を作ったのと同じ方向の工夫といえる。
レーベルが細かく分かれる理由[編集]
アダルトビデオの業界では、同じグループ内に多数のレーベルが並ぶ構造が一般的である。これは制作能力を分けているというより、検索と陳列の単位を作るための区分である。
作品を探す側は、まず作風や傾向で絞り込む。レーベル名がその絞り込みの手がかりとして機能していれば、同じグループ内に似た作品が並んでいても選ばれ方が分かれる。MissAVやFANZAのような一覧型の場では、棚の現物ではなく文字列が商品の顔になるため、この区分の効き方が実店舗より強く出る。
余談[編集]
グループ内部メーカーという形は、外から見たときにどこが作っているのか分かりにくいという副作用を持つ。レーベル名は通っていても運営会社名は知られていない、という状態が常態化しやすい。
同じ出演者が複数のレーベルに出ることが問題にならないのも、棲み分けが会社単位ではなく様式単位で決まっているからである。レーベルの性格が競合しない限り、掛け持ちは成立する。