バイオハザード

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Resident Evilから転送)

概要[編集]

バイオハザードとは、カプコンが展開する日本のサバイバルホラーゲームシリーズである。1996年発売の第1作がジャンルそのものを定着させ、シリーズ累計販売本数は2026年3月時点で1億8,300万本と発表されている。

詳細[編集]

第1作は1996年3月22日、PlayStation用ソフトとして発売された。ディレクターは三上真司。洋館を舞台に、限られた弾薬とアイテム欄をやりくりしながら脱出を目指すという設計で、「敵を倒す」より「生き延びる」ことに主眼を置いた点が当時としては新しかった。

このゲームが打ち出した「サバイバルホラー」という呼び名は、以後ジャンル名として定着する。固定カメラによる視界の制限、限られたセーブ回数、アイテム欄の圧迫といった不便さが、そのまま緊張感の設計になっているのが特徴で、ミリオンセールスを記録して社会現象と呼ばれる広がりを見せた。

窓ガラスを割って廊下に飛び込んでくる犬の場面は、発売から30年近く経ってもシリーズを象徴する演出として語られ続けている。

シリーズの変遷[編集]

固定カメラ期(1996年〜2000年代前半)[編集]

第1作から続く、あらかじめ決められたアングルで部屋を映す方式。プレイヤーの視界を制作側が完全に管理できるため、画面の外から来る恐怖を作りやすい構造だった。

三人称アクション期(2005年〜)[編集]

肩越し視点を採用した『4』以降、シリーズはアクション寄りに舵を切る。ゲームとしての評価は高かった一方で、「ホラーではなくなった」という議論も同時に起きた。この時期の作品はシューティングとしての完成度で評価されることが多い。

一人称回帰期(2017年〜)[編集]

一人称視点を採用した『7』で恐怖路線へ戻り、以降は「怖さ」と「アクション」を作品ごとに配分し直す方針が続いている。並行して旧作のリメイク(RE:2、RE:3、RE:4)が展開され、いずれも高い評価と販売実績を残した。

2026年・レクイエム[編集]

2026年2月27日に発売された『バイオハザード レクイエム』は、全世界販売本数がシリーズ史上最速で600万本を突破したと発表された。その後も伸び続け、発売から約1か月で691万本に達している。批評面でもメタスコア89、Steamの評価は5万件近いレビューで95%が好意的と報じられた。

シリーズ全体でも直近1年間で2,600万本以上が売れており、新作だけでなくRE:4などの旧作リメイクが継続的に売れ続けている点が、カプコンの好調を支える構造として指摘されている。

海外名「Resident Evil」[編集]

日本語版の「バイオハザード」に対し、英語圏でのタイトルは Resident Evil である。名称が違うのは、アメリカではすでに Biohazard という名前のソフトが存在しており、商標の確保が難しかったためとされる。

社内でコンテストを開いて新しい名前を募集した結果、洋館が舞台という第1作の設定にかけた言葉遊びとして Resident Evil が選ばれた、と説明されている。直訳すれば「内に潜む悪」で、ウイルスに蝕まれる身体と、それを作り出した側の狂気の両方を指しているという読み方が定着している。

配信・実況との関係[編集]

本シリーズはゲーム実況や配信と相性がよいタイトルとして知られる。驚く場面が明確で、プレイヤーの反応そのものが見どころになるため、YouTubeTwitchでは新作発売のたびに大量の配信が立つ。

ストリーマーVTuberによるホラーゲーム配信は夏の定番企画になっており、ホロライブにじさんじの所属タレントが本シリーズを扱うことも多い。ゲームの売上と配信の盛り上がりが相互に作用する構図は、2010年代以降のホラーゲーム市場を語るうえで欠かせない要素になっている。

映像化[編集]

実写映画シリーズやフル3DCGのアニメ作品、配信ドラマなど、映像化の系統は複数ある。実写版はゲームの筋書きをそのままなぞる作りではなく、独自の主人公と物語で展開したため、原作ファンからの評価は分かれてきた。

配信での視聴可否は作品と時期によって入れ替わるため、NetflixAmazonプライム・ビデオなどで探す場合は、視聴前に最新の配信状況を確認するのが確実である。

よくある質問[編集]

バイオハザードはどれから遊べばいい?
物語を追いたいならリメイク版のRE:2から入る案内が多い。恐怖重視なら『7』、アクション重視ならRE:4という選び方もある。シリーズは作品ごとに主人公が変わるため、必ずしも番号順に遊ぶ必要はない。
なぜ海外だとResident Evilという名前なの?
アメリカで Biohazard の商標がすでに使われていたためとされる。社内公募で決まった別名が Resident Evil で、洋館という舞台にかけた言葉遊びになっている。
シリーズは何本売れているの?
2026年3月、シリーズ30周年の発表時点で累計1億8,300万本とされた。以後も新作と旧作リメイクが売れ続けているため、数字は随時更新される。
初代とRE
2は同じ話?
別作品である。RE:2は1998年の『バイオハザード2』を作り直したもので、初代とは主人公も舞台も異なる。
ホラーが苦手でも遊べる?
作品によって恐怖の強さがかなり違う。アクション寄りのRE:4や『5』『6』は比較的取っつきやすいとされ、一人称視点の『7』は最も怖いと評されることが多い。

余談[編集]

  • 第1作の英語版オープニングは実写映像で、その独特な演出が後年ネタとして語り継がれている。
  • シリーズ第1作の発売日である3月22日は、シリーズの記念日として扱われることがある。2026年3月22日で30周年を迎えた。
  • 「バイオ」という略称が日本語圏で完全に通用してしまうため、生物学の話をしているときに混線する、という小さな不便が長年ネタにされている。

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