EXIT
EXIT
プラットフォーム テレビYouTube
活動期間 2017年〜
ジャンル 漫才コントバラエティ
事務所 吉本興業(東京)
別名 イグジット
掲示板
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概要[編集]

EXITは、りんたろー。兼近大樹からなる日本のお笑いコンビ。吉本興業所属。2017年に結成。「チャラ漫才」を武器に2018〜2019年頃にブレイクし、若い世代を中心に絶大な人気を誇る。コンビとしての強烈なキャラクター性と、テレビ・SNSを横断した幅広い活動で現代のお笑いシーンを代表するコンビのひとつ。

「チャラ漫才」とはその名の通り、チャラいキャラクターと言動を全面に出した漫才スタイル。流行語やギャル語を駆使した独特のしゃべり方と、チャラい設定のボケ展開がEXITのトレードマーク。若い世代のリアルな感覚と笑いをミックスした漫才は「お笑いをあまり見ない世代にも刺さる」と評価された。

2026年現在も「チャラ」キャラを維持しながら、ドラマ出演・冠番組・YouTube活動と多角的に活躍している。

結成とブレイクの経緯[編集]

りんたろー。と兼近大樹はNSC(吉本の養成所)で出会い、2017年にEXITを結成。当初から「チャラいキャラクターの漫才コンビ」という方向性を明確に持っており、他のコンビとの差別化が際立っていた。

2018年にM-1グランプリ準決勝進出を果たし、その頃から徐々に注目を集めるようになった。2019年にはバラエティ番組への出演が急増し、若者向けのバラエティを中心に引っ張りだことなった。「チャラいのにちゃんと面白い」という評判が広がるにつれ、お笑い好きだけでなく若い世代のファンも急増した。

ブレイクの背景には、SNSとテレビの両立があった。TwitterやInstagramでのビジュアル先行の発信が若い世代の心を掴み、それがテレビでの露出増加とも相乗効果を生んだ。

チャラ漫才の実像[編集]

EXITの漫才の核心は「チャラいキャラクターを徹底しながら、ちゃんとした漫才の構造を持っている」点だ。表面上は流行語・ギャル語・チャラいリアクションで埋め尽くされているが、ボケとツッコミの基本構造はしっかりしており、笑いの届け方が計算されている。

ボケのりんたろー。は本物のチャラさと芸人としての計算が絶妙に混ざっており、「あれは本物のチャラさなのか演技なのか」という議論がファン・業界関係者の間でたびたび起きる(本人は「全部本物」と言う)。ツッコミの兼近大樹は地が真面目な人物で、チャラいりんたろー。へのリアクションがコントラストになっている。

漫才の演目には若者のリアルな日常と「チャラい解釈」を組み合わせたものが多く、ターゲット世代が「わかる!」と感じる笑いのポイントが多い。

メンバープロフィール[編集]

りんたろー。は、コンビのボケ担当。本名・林田尉土(はやしたいつち)。外見・性格ともに「チャラ」の体現者で、ファッションやヘアスタイルもEXITのチャラ路線を象徴するもの。芸能活動以外でもファッションやライフスタイルへの関心が高く、「芸人の枠を超えた存在」として位置づけられることがある。

兼近大樹(かねちかだいき)は、ツッコミ担当。本名・兼近大樹。外見はりんたろー。よりは地味め(本人比)だが、芸人としての実力は業界内でも高評価。過去のコンビ結成前の経歴についても語ることがあり、複雑な背景を乗り越えて現在の活躍に至ったという人間的な深みが「兼近大樹というキャラクター」の魅力のひとつとなっている。

多角的な活動[編集]

EXITは漫才・コント以外でも幅広く活躍している。ドラマやCM出演では「チャラ男キャラ」のコアを活かしながら俳優的な演技にも挑戦。特にりんたろー。のドラマ出演は演技力の評価を得るきっかけになっている。

YouTube活動も積極的で、EXITとしてのコンテンツ以外に個人でもYouTubeに関わっている。SNSの更新頻度も高く、ビジュアルコンテンツやトレンドへの反応が素早いことで若い世代のフォロワーを確保している。

2026年には冠番組が開始され、EXITを主軸としたバラエティコンテンツが定着。プライムタイム枠での活躍も見られるようになり、ブレイク期からさらに一段階上のポジションへの転換が見えている。

炎上とバズ[編集]

  • 「チャラ漫才」という新ジャンル確立が話題:2018〜2019年のブレイク時に「チャラいのに面白い」という口コミがSNSで拡散し、一気に認知度が上がった。
  • 兼近の過去語りがSNSで大きな反響:兼近大樹が過去の複雑な経歴について語った場面が拡散され、「人間・兼近大樹」への共感・応援の声が集まった。
  • りんたろー。のファッションが若者のトレンドに影響:テレビ出演時のコーデがSNSで話題になり、「りんたろー。と同じブランドを買った」系投稿が相次いだ。
  • M-1での立ち位置をめぐる評価が分かれる:「EXITはチャラ漫才で面白いがM-1向きではない」という意見と「あのスタイルこそ新しい」という意見がSNSで対立した。
  • 冠番組スタート後の「EXIT本格化」への期待と「チャラキャラ継続できるか」の議論:レギュラー番組への格上げで「チャラ路線のままで大丈夫?」という議論が起き、結果的に「チャラのまま本格化してた」という評価に落ち着いた。

余談[編集]

  • コンビ名「EXIT」は複数の意味にかけられており、「出口」「脱出」「退場」など様々な解釈があると語られることがある。
  • りんたろー。の名前の後ろの「。(句点)」は芸名の一部で、「りんたろー。」と記載するのが正式表記。SNSやメディアでも正式表記が浸透している。
  • 兼近のエッセイ・書籍への取り組みは「お笑い芸人の本の中でも読める」として評価が高く、文章力が評価されている。
  • 「チャラ漫才が飽きられる」という懸念は結成当初からあったが、7年以上経過した2026年時点でもスタイルを維持しながら進化を続けている。
  • EXITのコンビ仲は良好で、プライベートでの交流もあることを匂わせる発言がたびたびある。
  • 「若い世代のお笑い入門コンビ」として、EXITをきっかけにお笑い全般に興味を持つようになった若者が多い。
  • 2024〜2026年にかけての活動の「本格化」は業界関係者からも注目されており、「EXITが次のステージに行った」という評価がある。

チャラ漫才の文化的意味[編集]

EXITの「チャラ漫才」はただのコンセプトではなく、ある世代・文化層へのリスペクトと理解に基づいたものだ。ギャル文化・チャラ文化を笑いの素材としながら、その文化を否定するのではなく肯定的に提示するスタンスが、該当する世代のリスナーからの支持につながった。

「チャラいことを恥ずかしがらない」「むしろ全力でチャラをやり切る」という姿勢は、見ている人に一種の解放感を与える。「こういう人が笑いを取れるんだ」という認識は、お笑いの入口を広げる効果があった。

これはりんたろー。の「本物のチャラさ」と兼近の「地が真面目」という組み合わせが生む独特の化学反応でもある。完全に計算されたキャラクターではなく、本物の素性を活かしたコンビとしての提示が、見る人に「本物感」を伝えることに成功している。

今後の展望(2026年時点)[編集]

2026年時点でのEXITは、ブレイク期から一段階成熟したポジションに入っている。冠番組の獲得・ドラマ出演・CM出演と活躍の幅が広がる中で、「チャラ漫才コンビ」から「バラエティ全般で使えるコンビ」への変化が業界内では認識されている。

一方でコアなアイデンティティである「チャラ」を失わずにいることが、EXITとしての一貫性を保つ要因となっている。「ブレイクしても変わってない」という安心感はファンにとって重要で、EXITがその信頼を維持できていることがさらなる成長の基盤となっている。

兼近の個人活動(書籍・文章メディアなど)の充実も、コンビとしての厚みを増している。「EXITはこれからも面白くなる」という期待感がファンの間で共有されている。

SNSとの親和性[編集]

EXITはSNSとの親和性が特に高いコンビだ。ビジュアルのインパクト・チャラいキャラクター・短い言葉でのやり取りと、SNS映えする要素が揃っている。Instagram・Twitter(X)・TikTokそれぞれでの発信スタイルも研究されており、プラットフォームに合わせたコンテンツ展開が行われている。

りんたろー。のビジュアル系コンテンツと、兼近のテキスト系コンテンツという個性の違いが、SNSでも機能している。2人の発信スタイルの違いがEXITというグループの多様性を示しており、それぞれの発信から入ったファンが「もう一人も面白い」と気づく流れができている。

若い世代にとって「お笑い芸人をSNSでフォローする」という行為がEXITをきっかけになった人も多く、SNS時代のお笑いの在り方を体現しているコンビとも言える。

テレビとYouTubeの両立[編集]

EXITはテレビとYouTubeの両方で安定した活動を行っており、メディアミックスの観点から見てもバランスのいいコンビだ。テレビで知ってYouTubeに来るファン、YouTubeで知ってテレビを見るようになるファン、両方のルートが機能している。

コンビとしての公式YouTubeチャンネルでは、テレビでは扱いにくいコンテンツや、もう少し深堀りした内容を展開している。「テレビとYouTubeで見せる顔が微妙に違う」という点が、両方を追いかける理由になっているファンもいる。

若い世代とお笑いの接続[編集]

EXITが果たした最も重要な役割のひとつは「若い世代をお笑いに接続した」ことだ。従来のお笑いに親しみのなかった10〜20代の層が、EXITのチャラ漫才・ビジュアル・SNSを通じてお笑いに入口を見つけるケースが多数あった。

「お笑いってダサいイメージがあったけどEXITは格好いい」という声はEXITブレイク当時から多く聞かれ、お笑いのイメージ変革に一役買ったという評価がある。特にファッション感度の高い若者層へのリーチは他のお笑いコンビとは異なるアプローチで達成されており、EXITが切り開いた市場は独自のものだ。

こうした層がEXITをきっかけにお笑い全般への関心を持ち始めるケースもあり、お笑い業界全体にとっての新規ファン開拓という副次効果も生まれている。

兼近大樹という人物[編集]

兼近大樹の個人としての魅力も、EXITの人気を支える重要な要素だ。りんたろー。のビジュアル系のキャラクターと対照的に、兼近は言語化能力・表現力・思考の深さで独自の存在感を発揮している。

エッセイや書籍への挑戦は芸人としての枠を超えた文筆活動として評価されており、「兼近大樹の書く文章を読みたい」という層が一定数存在する。お笑いだけに閉じない多面的な才能が、EXITというコンビに深みを与えている。

過去の経歴や思考を正直に語る姿勢は「人間・兼近大樹」への共感を生み、芸人としての人気に人間的な魅力が加わっている。

EXITの存在はお笑い業界の「多様化」を象徴している。チャラ漫才・ビジュアル・SNSという組み合わせで成功を収めたことで、「これまでと違うアプローチでも通用する」という証明になった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 吉本興業公式サイト