CHERRSEE
CHERRSEE(ロゴではRの片方を左右反転させた表記も使用)
IfvKA6fpczVD0t9Y1DgxbDNRxYgUdHNGDgCbzGwxkZY.jpg
6人体制となった2018年5月のCHERRSEE(出典:モデルプレス)
国家 日本
ジャンル J-POP、K-POP(ダンスボーカルグループ)
デビュー 2016年5月25日
デビューアルバム Cherry Seeds
解散 2021年6月30日
活動期間 5周年(数え年6)
ラストアルバム Melody(ミニアルバム)
レーベル AKATSUKI label
事務所 ジェイロック
ファンクラブ CHERISH(ファンダム名)
リーダー HIKARU(初代)→ NENE(2代目)
メンバー
AIRI、YUMA(解散時点)
旧メンバー
SAYURI、HIKARU、NENE、LENA、MIYU

概要[編集]

CHERRSEE(チェルシー)とは、韓国の人気作曲家・プロデューサー「勇敢な兄弟(Brave Brothers)」が総合プロデュースを手がけた日本の女性ダンスボーカルグループである。約5,800人の応募者から選ばれたメンバーが韓国で練習生生活を送り、2016年5月にシングル「Mystery」でデビューした。メンバー交代を重ねながら活動したが、2021年6月30日をもって解散している。

詳細[編集]

「逆輸入型」ガールズグループ[編集]

CHERRSEEの最大の特徴は、日本人メンバー(初期は日本人4人+タイ人1人)で構成されながら、楽曲もミュージックビデオも衣装も韓国のチームが制作するという体制にあった。総合プロデュースを担ったのは、K-POP界で数々のヒット曲を生んだ作曲家・勇敢な兄弟。韓国の芸能メディア「テンアジア」は2016年9月、韓国人プロデューサーが日本人アイドルをデビューさせるのは前例のないことだとして、日本で「逆輸入型ガールズグループ」として注目されていると報じている。

日本のJ-POPアイドルの可愛らしさと、K-POPらしいしなやかさ・カッコよさを両立させるのがグループの狙いだった。2代目リーダーのNENEは2018年のインタビューで「カッコいいだけ、可愛いだけ」ではない、多彩な表情を見せられるのが強みだと語っている。

グループ名とファンダム[編集]

グループ名は「Cherry Seeds(さくらんぼの種)」を縮めた造語で、「多くの人を魅了する花を咲かせる種」という意味が込められている。ロゴでは「R」の片方を左右反転させた表記も使われていた。

ファンダム名は「CHERISH(チェリッシュ)」。グループ名と同じく「チェリー」の響きを入れつつ、「大切にする」という意味の英単語にかけたネーミングである。最初のアルバムタイトルも『Cherry Seeds』とされ、名前の由来そのものを作品名にしている。

5,800人オーディションと韓国での練習生生活[編集]

始まりは2014年に行われたオーディションで、応募総数は約5,800人。ここから6人が選ばれ、2015年から韓国で歌とダンスの本格的な強化練習が始まった。途中で1人が離脱し、HIKARU・LENA・NENE・MIYU・SAYURIの5人でデビューを迎えている。

タイ出身のLENAは、韓国での練習生時代を振り返り「もう無理かな」と思う時期もあったが、周囲の支えで諦めずに済んだと語っている。2018年に加入したAIRIとYUMAも、加入から約2か月の時点で韓国で共同生活をしながら練習を重ねていたといい、韓国でのトレーニングはデビュー後もグループの基本スタイルであり続けた。

得意技はシンクロダンス[編集]

パフォーマンス面での看板は、全員の動きがぴたりと揃うシンクロダンス。MIYUは6人体制になってもシンクロダンスへのこだわりは変わらないと話しており、メンバーの入れ替わりがあってもこの武器は引き継がれた。

ライブ活動も精力的で、2019年時点では年間150本以上のライブを行っていると紹介されている。ショッピングモールでのリリースイベントを全国で重ね、ライブハウスでのワンマンを積み上げていく、いわゆる「現場型」のグループでもあった。

活動の歴史[編集]

2016年:デビューと「白いシャツ」[編集]

2016年4月9日、ファッションと音楽の祭典「GirlsAward 2016 SPRING/SUMMER」に出演し、デビュー前から大舞台を経験した。5月25日、AKATSUKI labelからシングル「Mystery」でデビュー。同曲は毎日放送の「お天気のお知らせ」にも使用された。

10月12日には2ndシングル「白いシャツ」を発売。韓国でも話題となり、ミュージックビデオには韓国のボーイズグループ・BIGSTARのメンバーであるピルドクが男性主人公として出演した。勇敢な兄弟は楽曲制作からMVの衣装まで総合的に関わっていたと報じられている。この年は東京スポーツや夕刊フジ、女性自身など一般紙・週刊誌にも多く取り上げられた。

2017年:リーダー交代と1stアルバム[編集]

2017年2月、MIYUが『週刊プレイボーイ』(集英社)でグラビアデビュー。当時18歳で、「ダンス×グラビア」の二刀流として注目を集め、ここからグループの知名度を押し上げる存在となっていく。

5月24日に3rdシングル「Cry Again」を発売。7月23日には初代リーダーのHIKARUからNENEへリーダーが交代した。11月29日には1stアルバム『Cherry Seeds』(全12曲)をリリース。12月30日、センターを務めてきたSAYURIが翌2018年4月1日付で卒業することを発表した。

2018年:6人体制とミニアルバム『Melody』[編集]

2018年1月、MIYUが雑誌『ヤングアニマル』の「YAグラ姫2018」でグランプリを受賞。同月にはNENEの冠ラジオ番組の放送分を収めた4枚組CD-BOX『CHERRSEE NENEランド♪』も発売された。

4月1日、SAYURIが卒業し、入れ替わるかたちでAIRIとYUMAが加入して6人体制となった。加入発表当初はファンの反応に賛否があったというが、ライブやイベントを重ねるうちに前向きな声が届くようになったとメンバーは振り返っている。5月30日には新体制初の作品となるミニアルバム『Melody』(全12曲)を発売し、リード曲「Piano」は6人の新しい始まりを象徴する曲と位置づけられた。同作のMVは日本で撮影されている。

6月6日には兵庫県の郷土料理「明石焼(玉子焼)」のPR大使に任命。8月には東京・代官山と大阪・あべので3rdワンマンライブを行い、11月28日には4thシングル「Lady」を発売した。

2019〜2020年:5人体制とメンバーの相次ぐ卒業[編集]

2019年2月4日、初代リーダーのHIKARUが3月24日付での卒業を発表し、グループは5人体制となった。5月8日には5thシングル「BiBiDi BaBiDi Boo」を発売し、5月25日にはduo MUSIC EXCHANGEで3周年記念公演を開催。9月28日には幕張メッセで行われた「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」にMIYUがモデルとして出演し、初めてランウェイを歩いた。

12月18日には初のミュージックカード形式で「Call me babe」を発売。カップリングの「WISH YOU」はグループ初の「両想い」ソングで、MVは韓国のコスメショップでワンカット撮影に挑戦した。2020年2月2日には渋谷で単独ライブ「CHERR UP vol.2~SWEET AND BITTER~」を昼夜2部制で行っている。

しかし2020年は、コロナ禍で現場中心の活動が難しくなるなかメンバーの離脱が続いた。9月17日にNENEが9月30日付での脱退を発表し、12月11日にはLENAとMIYUが12月31日付での卒業を発表。結成時からのメンバーは全員グループを去り、AIRIとYUMAの2人が残された。

2021年:新メンバー騒動と解散[編集]

2021年5月、新メンバー「AMI」の加入が発表され、5周年記念イベント「CHERRSEE 5th Anniversary Event ~Reborn~」も予定されていた。ところがわずか1週間後の5月26日、AMIは事務所との価値観や方向性の違いを理由に加入を取りやめ、イベントも中止となった。

そして5月30日、グループの解散が発表された。6月30日の生配信を最後に全活動を終了し、約5年間の歴史に幕を下ろしている。

2022年:初期メンバーによる一夜限りの復活[編集]

解散から約1年半後の2022年11月25日、東京・代官山UNITで「CHERRSEE REUNITED 1夜限りの復活Live」が開催された。出演したのはHIKARU・LENA・NENE・SAYURIの初期メンバー4人。デビュー時の5人のうちMIYUを除く顔ぶれが同じステージに立ち、古参のファンにとっては貴重な一夜となった。

メンバー[編集]

解散時点のメンバー[編集]

  • AIRI(あいり):1998年2月5日生まれ、鹿児島県屋久島町出身。2018年4月加入。リードボーカル(資料によってはメインボーカル)を担当した歌唱力の要。加入前から地元・鹿児島の歌唱オーディションやカラオケ大会で受賞歴があり、2016年には本名名義でシングルをリリースしていた。
  • YUMA(ゆま):1998年11月生まれ、埼玉県出身。2018年4月加入。リードダンス担当で、加入後は最年少メンバーとなった。avex系のダンススクール出身で、ダンス選抜チームでの経験を持つ。

旧メンバー[編集]

  • SAYURI(さゆり):1997年12月22日生まれ、兵庫県出身。結成時からのメンバーでセンター、ボーカル・ラップを担当。高校時代は新体操に打ち込んでいた。2018年4月1日卒業。
  • HIKARU(ひかる):1992年6月26日生まれ、大阪府出身。初代リーダーでメインボーカル。avexのアーティストアカデミー出身で、加入前は別のユニットで活動し、作詞も手がけていた。以前のグループが解散した経験があり、その困難があったからCHERRSEEに出会えたと語っている。2019年3月24日卒業。
  • NENE(ねね):1996年8月24日生まれ、東京都出身。2017年7月から2代目リーダー。2013年のAKB48グループのドラフト会議でSKE48チームKIIに指名された経歴を持つが、同年12月に研究生を辞退している。ベイエフエムで冠ラジオ番組を持っていた。2020年9月30日脱退。
  • LENA(れな):1995年10月21日生まれ、タイ・バンコク出身。メインラッパー・メインダンサー。父親の仕事の関係で中国に住んでいた時期があり、タイ語・中国語・韓国語・英語・日本語の5か国語を話す。2020年12月31日卒業。
  • MIYU(みゆ):1998年8月27日生まれ、大阪府出身。センター・リードボーカル。デビュー時は最年少メンバーで、在籍中からグラビアでも活躍した。2020年12月31日卒業。現在の活動名は村島未悠。

メンバー変遷[編集]

期間 体制 メンバー
2016年5月〜2018年4月 初期5人体制 HIKARU、LENA、NENE、MIYU、SAYURI
2018年4月〜2019年3月 6人体制 HIKARU、LENA、NENE、MIYU、AIRI、YUMA
2019年3月〜2020年9月 5人体制 LENA、NENE、MIYU、AIRI、YUMA
2020年10月〜12月 4人体制 LENA、MIYU、AIRI、YUMA
2021年1月〜6月 2人体制(解散まで) AIRI、YUMA
2022年11月25日(一夜限り) 復活ライブ HIKARU、LENA、NENE、SAYURI

メンバーのその後[編集]

MIYU(村島未悠)[編集]

卒業後の動きが最も大きく報じられたのはMIYUである。2021年から村島未悠の名で活動を再開し、同年6月にホリプログループのホリプロデジタルエンターテインメントに所属。2022年には「グラジャパ!アワード2022」で最優秀新人賞と週プレプラス!賞を受賞し、12月に写真集『むらみゆ』を発売した。

B.LEAGUEの川崎ブレイブサンダースでは2022-23シーズンと2023-24シーズンにアシスタントMC兼サポートクリエイターを担当。YouTubeでは企画・撮影・編集まで自分でこなし、InstagramやTikTokでも発信していた。2023年には漫画誌の表紙グラビアも務めている。

2024年5月に活動休止を発表。7月31日に本人の申し出で事務所を退所し、10月にはYouTubeで芸能活動とグラビアからの卒業を表明した。

その他のメンバー[編集]

HIKARU・LENA・NENE・SAYURIの初期メンバー4人は、前述の通り2022年11月の復活ライブで再集結している。NENEは脱退時に音楽活動から離れたとされており、復活ライブは脱退後に再びファンの前に立つ機会となった。

LENAについてはタイのメディアが2022年12月に元CHERRSEEのタイ人メンバーとして取り上げている。AIRI、YUMA、SAYURI、HIKARUの解散後の芸能活動については、2026年10月時点で大手メディアによるまとまった報道は確認できない。

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

# 発売日 タイトル 備考
1 2016年5月25日 Mystery デビュー曲。毎日放送「お天気のお知らせ」使用曲
2 2016年10月12日 白いシャツ MVにBIGSTARのピルドクが出演
3 2017年5月24日 Cry Again 初期5人体制最後のシングル
4 2018年11月28日 Lady 6人体制初のシングル
5 2019年5月8日 BiBiDi BaBiDi Boo 5人体制初のシングル
6 2019年12月18日 Call me babe ミュージックカード形式。カップリング「WISH YOU」
  • 「Call me babe」のミュージックカードには、2曲とそれぞれのインスト、MV、メンバーのメッセージ動画6パターンが収録され、ジャケットはメンバー別5種と集合の計6種が用意された。

アルバム[編集]

発売日 タイトル 種別 収録曲数
2017年11月29日 Cherry Seeds 1stアルバム 12曲
2018年5月30日 Melody ミニアルバム 12曲

その他[編集]

発売日 タイトル 種別
2018年1月25日 CHERRSEE NENEランド♪ ラジオ番組の放送分を収めた4枚組CD-BOX
2020年8月23日 CHERR UP vol.4 映像作品

主な出演[編集]

テレビ[編集]

  • Hot-Dog PRESS TV(BS日テレ)
  • 音ボケPOPS(TOKYO MX)
  • ミュージック・ジャパンTV
  • 音楽缶(テレビ神奈川)
  • MUSIC ON! TV(エムオン!)、SPACE SHOWER TV PLUS

ラジオ[編集]

  • CHERRSEE NENEランド♪(ベイエフエム)
  • よしもとラジオ学校〜らじこー(エフエム大阪)
  • UtaTenプレゼンツ スタートゲート(文化放送)
  • 渋谷女子企画(Shibuya Cross FM)
  • Soul to Korea(FM Yokohama)

イベント[編集]

  • GirlsAward 2016 SPRING/SUMMER(2016年4月)
  • Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER(2019年9月、MIYUがモデル出演)

人物・エピソード[編集]

夢には期限をつけるNENE[編集]

2代目リーダーのNENEは、目標や期限を決めることがモチベーションにつながるタイプ。2018年のインタビューでは、20歳までにダンスの仕事に就けなければ別の道を考えると決めていたことを明かしている。SKE48のドラフト指名を辞退してから約3年でCHERRSEEとしてデビューしたことを思えば、その決意どおりの道のりだったといえる。

5か国語を操るLENA[編集]

LENAは5か国語を話す語学の達人で、毎朝5時半から日本語を勉強していたというエピソードもある。インタビューでは故郷のタイでもCHERRSEEを知ってもらいたいと語っていた。2019年の「Call me babe」MV撮影日はLENAの誕生日で、NENEがケーキを用意し、メンバーとスタッフでチキンを囲んでお祝いしたという。

落ちても挑戦し続けたAIRI[編集]

AIRIは加入前、数多くのオーディションで最終段階まで進んでは落ちるという経験を繰り返していた。それでも「挑戦しなければチャンスは来ない」と自分に言い聞かせ続け、CHERRSEEへの加入を勝ち取った。加入当初はグループを「家族みたい」と表現している。

夢は日本武道館[編集]

6人体制となった2018年当時、メンバーが掲げた最終目標は日本武道館でのライブだった。そのほかにも6人での旅行(LENAはアメリカを希望)やメンバー同士のゲーム大会など、グループとしての時間を大切にしたいと語っていた。武道館の夢は叶わなかったが、解散後に初期メンバーで復活ライブを実現させたことは、メンバー同士の絆の強さを示している。

炎上とバズ[編集]

  • 2021年5月の新メンバーAMIの加入発表と、そのわずか1週間後の加入撤回は、ファンの間で大きな混乱を招いた。理由が「事務所との価値観や方向性の違い」と説明されたこともあり、その直後の解散発表とあわせて、グループ末期の不安定さを象徴する出来事として語られている。

余談[編集]

  • 2ndシングル「白いシャツ」のMVに出演したBIGSTARは、勇敢な兄弟がプロデュースした韓国のボーイズグループである。
  • 「Call me babe」の振付には、香水をつける振りや宝箱を開ける振りなど真似しやすい動きが多く、LENAがラップに合わせて「世界の七不思議」を手振りで表現するパートもあった。
  • MIYUは2019年のGirlsAwardで初めてランウェイを歩いた際、緊張のあまりランウェイの先端まで「3秒くらいに感じた」と振り返っている。
  • グループが兵庫県の明石焼のPR大使に任命されたのは2018年6月で、兵庫県出身のSAYURIが卒業した直後のタイミングだった。
  • 練習生時代には韓国のガールズグループの先輩からサポートを受けていたという情報もある。
  • MIYUの1st写真集は在籍中の2019年に『Birth』のタイトルで発売され、本人は出来栄えを「100点」と語っていた。

外部リンク[編集]

💬 みんなの声

この記事を読んだ人が、ひとことつぶやく場所です。