| 電脳少女シロ Siro | |
|---|---|
| 職業 | バーチャルYouTuber |
| 活動期間 | 2017年 - |
| 代表的な実績 | 黎明期のバーチャルYouTuberの一人として知られる |
| 事務所 | .LIVE(アップランド) |
| 別名 | シロ組(ファンの呼称) |
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概要[編集]
電脳少女シロとは、2017年8月に活動を開始した日本のVTuberである。運営はアップランドで、同社のVTuber集団「.LIVE(どっとライブ)」に所属する。キズナアイらとともに、この文化がまだ名前も定まっていなかった時期から活動している草創期の一人にあたる。
詳細[編集]
草創期の位置づけ[編集]
2017年末から2018年にかけて、バーチャルな姿で動画を出す活動が急速に注目を集めた時期があり、その中心にいた数名がのちに「バーチャルYouTuber四天王」と通称されるようになった。キズナアイ、電脳少女シロ、ミライアカリ、ねこます、輝夜月の5名が挙げられることが多く、四天王という呼び名なのに5人いる点も含めて当時のネット文化らしい定着の仕方をしている。
この呼称は本人たちや運営が名乗ったものではなく、視聴者側が便宜的に付けた括りである。ジャンルがまだ小さく、全体を数名で見渡せた時期にしか成立しない言い方であり、後年になって当時を振り返るときの目印として残った。
何を配信してきたか[編集]
活動の中心はゲーム実況で、とくに射撃を伴う対戦ゲームでの腕前が早い時期から話題になった。可愛らしい見た目と、淡々と敵を倒していく実際の動きとの落差が持ち味として受け取られ、この落差そのものが個性として定着している。
見た目と中身が一致しないことが魅力になるという受け取られ方は、バーチャルな姿で活動するという形式の特性と噛み合っている。姿は設定できるが、操作の腕前や反応の速さは設定できない。作り込める部分と作り込めない部分が同居しているところに、この分野の面白さの一端がある。
事務所という形の先駆け[編集]
.LIVEは、複数の演者を抱えて共同で企画を行う運営形態を早い時期に取った集団のひとつである。現在のホロライブやにじさんじで当たり前になっている「所属者どうしの共演」「合同の催し」「グループ単位での売り出し」といった手法は、この時期に各社が手探りで試した中から残ったものが多い。
個人で活動する形と事務所に所属する形では、負担と自由度の配分が違う。配信機材や3Dモデル、権利処理、催事の運営を個人で抱えるのは重く、事務所はそこを引き受ける代わりに活動の方向に関与する。どちらが良いかという問題ではなく、規模が大きくなるほど前者の負担が跳ね上がるという計算の問題である。
長く続けることの意味[編集]
草創期に注目された演者の多くが、その後に活動を終えたり、別名義へ移ったりしている。2026年時点でも当初の名義で活動を続けている例は多くなく、その一人であることが電脳少女シロの現在の位置を特徴づけている。
黎明期の知名度と現在の同時接続者数を比べて勢いを論じる語り方はしばしば見られるが、視聴者の総数が当時とは桁違いに増え、演者の数も比較にならないほど増えているため、同じ物差しで並べても意味のある比較にはなりにくい。
余談[編集]
ファンの呼称が「シロ組」であるように、この分野では視聴者の集団に名前が付けられることが多い。放送やアイドルの世界にもある習慣だが、コメント欄という形で視聴者どうしが互いに見える場が常設されている点が、配信文化での定着の速さにつながったとされる。
黎明期の動画には、スーパーチャットも切り抜き動画の制度もまだ整っていなかった時期の痕跡が残っている。現在この分野の収入と宣伝を支えている仕組みの大半は、活動が先に始まり、後から形が整えられたものである。
黎明期との最大の違いは、視聴者に届く経路が増えたことである。当時はYouTubeの再生数がほぼ唯一の指標だったが、現在はX (SNS)やSNSでの拡散、切り抜き動画の二次的な流通、Twitchなど他のプラットフォームでの配信、広告案件やグッズ、スーパーチャットと、収入も知名度も複数の経路に分かれている。スマートフォンで細切れに視聴されることを前提にした設計が、活動の形そのものを変えた。