| 関係の終末 관계의 종말 | |
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(source : LINEマンガ) | |
| 作家 | ヨンキ |
| ジャンル | ホラー、心理スリラー |
| 配信 | LINEマンガ |
| 連載期間 | 2020年11月~2021年1月(韓国) |
| 話数 | 全46話(完結) |
| 略称 | 関係終 |
| メディアミックス | 2023年に韓国でオーディオドラマ化(NAVERオーディオクラブ) |
| リンク |
(日本)LINEマンガ (韓国)ネイバーウェブトゥーン [ (英語)Webtoon] [ (中国)ドンマン] |
| コミュニティ | n/アニメ・漫画 |
概要[編集]
関係の終末(かんけいのしゅうまつ、原題:관계의 종말)とは、韓国のウェブトゥーン作家ヨンキによる全46話の心理ホラー作品で、日本ではLINEマンガで配信されている。『他人は地獄だ』『悪夢の形相』と世界観を共有する「ヨンキ三部作」の一作であり、時系列では三部作の最初にあたる。山奥の民宿を訪れた青年マサルと恋人ユイが、かつてマサルをいじめていた不良グループと鉢合わせるところから惨劇が始まる。
詳細[編集]
ヨンキ三部作における位置づけ[編集]
三部作は、山奥の民宿で起きた惨劇を描く本作、その約1年後のアパートを舞台にする『他人は地獄だ』、事件から約10年後を描く『悪夢の形相』の順に時間が流れる。ただし発表順は『他人は地獄だ』が先で、本作は後から描かれた前日譚である。
この順序が読み味を決めている。先に『他人は地獄だ』を読んだ読者は、そこに出てくる人物が何者なのかをすでに知った状態で本作を読むことになるため、本作は「誰が生き残るか」ではなく「どうやってああなったか」を見る話になる。逆に本作から入ると、終盤で舞台が次作へ受け渡される瞬間が仕掛けとして機能する。
恐怖の作り方も三部作に共通している。怪物や超常現象は出てこない。逃げ場のない建物に、話の通じない人間が複数閉じ込められているという状況設計がそのまま恐怖の装置になっており、暴力の引き金を引くのが加害者ではなく追い詰められた側である点が、読後感の後味を決めている。
作者と配信[編集]
作者のヨンキは韓国のウェブトゥーン作家で、本作を含む三部作で知られる。Instagramでも発信している。
韓国ではネイバーの連載プラットフォームで2020年11月から2021年1月まで公開され、日本では2022年にLINEマンガで配信が始まった。日本での公式配信はLINEマンガで行われており、ピッコマ名義で検索されることがあるが、同作はLINEマンガの作品である。また「関係の週末」と入力されることが多いが、正しい表記は「終末」である。
日本語版は登場人物名が日本の名前に置き換えられている。同じ三部作の『他人は地獄だ』でも、韓国版の主人公ユン・ジョンウが日本語版では「ユウ」となっており、韓国ドラマ版は韓国名のまま配信されたため、同じ作品でも名前が食い違って見えることがある。
登場人物[編集]
日本語版での表記による。
- マサル - 主人公。恋人のユイと山奥の民宿を訪れ、かつて自分をいじめていた不良グループと再会する。
- ユイ - マサルの恋人。惨劇に巻き込まれ、変わっていくマサルを止めようとする。
- ハシラ - 民宿で心中未遂を起こした青年。マサルの復讐に関心を示し、途中から場の主導権を握る。『他人は地獄だ』にも登場する。
- マル - 民宿のオーナーに虐げられていた従業員。
- タツヤ - 不良グループのリーダー格。
あらすじ[編集]
すべての終わり。そして地獄の始まり。 『他人は地獄だ』ヨンキ作家による最新作。あの地獄はここから始まった。
— LINEマンガ
山奥にある穴場の民宿へ向かったマサルとユイは、オーナーが従業員を怒鳴りつけている場面に出くわす。気を取り直そうとしたところへガラの悪い一団が現れ、それはかつてマサルをいじめていた不良グループだった。
結末(ネタバレ)[編集]
以下は最終話までの展開に触れる。
成り行きで不良グループと同席したマサルは、その場で怒りを買い激しい暴行を受ける。ここから不良たちをひとりずつ手にかける復讐が始まる。同じ夜、民宿では青年ハシラの心中未遂と、オーナーに虐げられていた従業員マルによるオーナー撲殺が並行して起きており、建物全体が収拾のつかない状態になっていく。
復讐を止めようとするユイの声は届かない。そこへ心中に失敗したハシラが現れ、マサルの復讐に加勢する。リーダー格のタツヤを追い詰めたところでハシラはとどめをマサルに譲ろうとするが、ユイの説得でマサルは我に返り、刺すことを拒む。この瞬間に力関係が反転し、それまで従うように振る舞っていたハシラが高圧的になってユイの命を狙い始める。マサルは身を挺してユイを逃がし、致命傷を負う。
ユイはハシラの仲間に追われ、増水した川へ身を投げる。目を覚ましたマサルはハシラから彼女の死を告げられ、「もう嫌だ」「俺も殺してくれ」と返すが、ハシラはそれを拒み「あなたも一緒に行かないと」と告げる。民宿は放火されて証拠が消され、翌年の冬、ハシラたちは新しい拠点を見つけている。その拠点が『他人は地獄だ』の舞台となるアパートである。
マサルはどうなったのか[編集]
マサルは本作では死なず、ハシラに連れて行かれる。その後は明示されないが、『他人は地獄だ』には主人公ユウの様子をドアの隙間から窺う201号室の住人が登場しており、これがマサルではないかと読まれている。作中で断定はされていない。
ユイは何をされたのか[編集]
ユイは本作では生死不明のまま終わり、死亡を匂わせる描き方がされている。ただし三部作の最終章『悪夢の形相』に再登場し、事件から約10年後、事情聴取を受ける場面で、マサルの死を確信したことをきっかけに自ら川へ身を投げたと証言している。つまり本作の時点で死んではいない。
連載状況[編集]
韓国では2020年11月から2021年1月29日まで、全46話で連載された。日本では2022年にLINEマンガで配信が始まり、現在は全話が公開されている。三部作の中では最も短く、まとめて読み切れる分量である。
どこで読めるか(2026年9月時点)[編集]
日本語版はLINEマンガの「毎日無料」対象作品として配信されており、全46話がそろっている。冒頭の数話は無料で読め、以降は毎日配られるチケットを使って1話ずつ読み進める形式である。ジャンル表記は「ミステリー・ホラー」で、作品ページのコメントは384件に達し、直近の書き込みは2026年9月21日付だった。連載終了から5年が経ってなお新しい読者が入り続けている。
検索では「関係の終末 raw」「関係の終末 ロウ」という語も使われる。これは韓国語の原本を指す呼び方で、日本語版の配信前から原作で読んでいた層の言い方が残ったものである。日本語で読む場合の正規の配信先はLINEマンガで、韓国語版はネイバーの連載プラットフォームで公開された。
「関係の週末」と入力されることも多いが、作品名の表記は「終末」である。読みは同じで意味が正反対になるため、検索結果が噛み合わないときはこの一字を疑うとよい。
評価[編集]
- 前作『他人は地獄だ』を先に読んだ層からは、結末を知っている人物の過去を見せる構成が評価されている。
- 最終話の演出と「終末」という題の意味をめぐって読者の解釈が分かれ、議論の対象になった。
- 画面構成と空白の使い方が「恐怖の間」を作っているという評価がある。
- 前作を読んでいなくても単体で完結するが、読んでいると終盤の意味が変わる構造になっている。
余談[編集]
- 発表順と時系列が逆であるため、「どれから読むべきか」が定番の質問になっている。時系列順なら本作から、発表順なら『他人は地獄だ』からになる。
- 日本語版では登場人物名が日本の名前で表記されている。韓国語圏の感想と日本語の感想で、同じ人物が別の名前で語られることになる。
- 『他人は地獄だ』は2019年に韓国でドラマ化され、2024年には映画版も製作されている。本作単体の映像化は行われていない。