葛城蓮 Katsuragi Ren | |
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本名 | 不明 |
誕生日 | 1982年 |
出身地 | 日本 |
国籍 | 日本 |
居住地 | - |
学歴 | - |
宗教 | - |
ジャンル | ゲイビデオ |
活動期間 | 2006年~2012年 |
デビューアルバム | - |
家族 | - |
身長 / 体重 | 172 cm / 67 kg |
血液型 | - |
事務所 |
Acceed(2006-2012) COAT(2006-2008) |
代表作 | 悶絶少年 其の伍 |
ファンクラブ | - |
関連活動 | - |
あだ名 | 虐待おじさん、新今ヒロシ、マサト |
その他 | 『葛城蓮』はACCEEDでの名義。複数の出演作で年齢詐称を繰り返しており、正確な生年は不明。身長と体重は2011年時点で本人が公表したデータに基づく。2009年には175cm、68kgを称していた。 |
リンク | - |
(かつらぎ れん)
概要[編集]
日本の元AV男優であり、ゲイ向けアダルトビデオを中心に活動した人物である。インターネットミーム文化において「虐待おじさん」の愛称で広く知られている。この通称は、彼がACCEED社制作の『悶絶少年 其の伍』(2010年)に登場し、共演者「ひで」に対して過激な行為を行ったことに由来する[1]。葛城蓮は『真夏の夜の淫夢』本編には出演していないものの、同作を中心とする「淫夢ファミリー」の関連人物として、ニコニコ動画やXなどのプラットフォームで人気を博した。彼の強烈なキャラクター性、独特の語録、過激な演技が、ネット文化における象徴的な存在感を築き上げた。
タクヤ、平野源五郎と並んで「Acceed三銃士」に数えられる。
来歴[編集]
葛城蓮のAV男優としてのキャリアは、2000年代中盤の日本のゲイ向けアダルトビデオ業界の成長期に始まる。この時期は、『真夏の夜の淫夢』(COAT、2000年)がリリースされ、ゲイビデオがニッチなサブカルチャーとして注目され始めた時代と重なる。葛城蓮は、ACCEEDやレインボーマンといった制作会社で活動を開始し、その後「虐待おじさん」としてインターネットミーム文化に名を刻むこととなった。彼の経歴は断片的で、公式な記録よりもファンの検証や非公式情報に依存する部分が多いが、以下にその来歴を可能な限り詳細に記述する。
初期キャリアと下積み時代(2000年代中盤)[編集]
葛城蓮のAV業界への参入時期は正確には不明だが、2000年代中盤、具体的には2005年頃から活動を開始したと推測されている。この時期、彼は20代前半であり、複数の芸名を使い分けてゲイビデオに出演していた。初期の芸名として「新今ヒロシ」や「広瀬義也」が確認されており、特にスカトロ系の過激な作品で「豚便器14号たくや」として出演した記録が残っている[2]。これらの作品は、ACCEEDや他社の低予算プロジェクトと考えられ、彼が「人間便器」として過酷な扱いを受けたことが伝えられている。この下積み時代は、彼の肉体的な耐久力と精神的なタフさを示すエピソードとして、後にファン間で語り継がれることとなった。 葛城蓮の初期キャリアは、当時のゲイビデオ業界の特徴を反映している。2000年代初頭から中盤にかけて、COATやACCEEDといった制作会社が若者層をターゲットに過激な内容を打ち出し、ニッチ市場を拡大していた。葛城蓮はこうした流れの中で、体重68kg、身長175cmという筋肉質な体型を活かし、受け役から攻め役まで柔軟にこなす男優として頭角を現した[3]。彼の出演初期には、女性との絡みを含む作品への参加も噂されており、性的指向がバイセクシャルである可能性がネット上で議論されたが、確証はない[4]。
ACCEEDでの活動と「葛城蓮」名義の確立(2008年頃~2009年)[編集]
葛城蓮が「葛城蓮」としての芸名を本格的に使用し始めたのは、2008年頃からとされる。この時期、彼はACCEEDと契約を結び、同社の看板男優の一人として活動を開始した。ACCEEDは、過激なプレイと独特の演出で知られ、『悶絶少年』シリーズや『猥褻病棟24時』シリーズなど、調教や医療をテーマにした作品を多数リリースしていた。葛城蓮はこれらの作品で、攻め役としての才能を発揮し、短気で暴力的なキャラクター像を築き上げた。 2009年にリリースされた『男だらけの大運動会』は、彼の初期の代表作の一つである。この作品で、彼は25歳、身長175cm、体重68kgと紹介され、複数の男優と共に運動会形式の競技に参加した。階段を駆け上がるシーンでは、筋肉質な体型と体力を見せつけ、受け役としての演技も披露した。この時期、彼はまだ「虐待おじさん」として知られるほどのインパクトを残していなかったが、ACCEED内での地位を固めつつあった[5]。 同時期、彼は『職場淫猥白書6』で関西クレーマーと共演し、受け役としての新たな一面を見せた。この作品では配管工役を演じ、関西弁の共演者から過激な扱いを受ける展開が特徴的である。これにより、彼の「高速ジョブチェンジ」(攻め役と受け役の切り替え)がファンに注目されるきっかけとなった。
「虐待おじさん」の誕生とミーム化(2010年~2011年)[編集]
葛城蓮のキャリアにおける転機は、2010年にリリースされた『悶絶少年 其の伍』である。この作品で、彼は「ひで」という小学生風コスプレの共演者を自宅に拉致し、竹刀で叩く、水風呂に沈める、首を絞めるなどの過激な行為を行った。この演技が「虐待」と形容され、ひでから「おじさん」と呼ばれたことから、「虐待おじさん」の愛称が誕生した[6]。彼の年齢は当時20代後半であり、「おじさん」と呼ばれるにはやや若かったが、短気で嗜虐的なキャラクター性がこの通称を定着させた。 『悶絶少年 其の伍』は2011年6月にニコニコ動画で「発掘」され、瞬く間にバイラル化した。葛城蓮のセリフ「おじさんはねぇ、君みたいな可愛いねぇ、子の悶絶顔が大好きなんだよ!!」や「動くと当たらないだろォ!?」がMAD動画や実況動画で多用され、彼の「マジキチスマイル」がネット民に愛された。この時期、ニコニコ動画は淫夢関連のコンテンツが急増しており、『真夏の夜の淫夢』の「TNOK」や「KBTIT」と並び、葛城蓮も「淫夢ファミリー」の一員として認知された。彼が『真夏の夜の淫夢』本編に出演していないにもかかわらず、ACCEEDの関連人物として括られたのは、当時のゲイビデオ文化とネットミームの融合によるものである[7]。 2011年には『悶絶少年 其の陸』や『猥褻病棟24時 season2』でも攻め役として出演し、「虐待おじさん」のイメージをさらに強化した。これらの作品では、彼の過激な演技がファンの間で「迫真」と評され、二次創作やファンアートの素材として広がった。
他社での活動と多芸名時代(2011年~2012年頃)[編集]
葛城蓮はACCEED以外にも、レインボーマンやCOATなどの制作会社で活動した。2011年にリリースされた『エロ面接deイク!1』では、「新今ヒロシ」の芸名で出演し、AV志望者向けの面接ビデオにプロ男優として登場した。この作品では22歳と紹介され、自然体な口調で「俺、こういうの好きだから」と語る姿が記録されている[8]。この時期、彼は複数の芸名を使い分けており、業界内での柔軟なポジショニングを示した。 また、葛城蓮が女性との絡みを含む作品に出演した可能性も指摘されている。ネット上の議論では、彼の性的指向がバイセクシャルであるとの憶測が飛び交ったが、具体的な作品名や証拠は確認されていない。この多芸名時代は、彼の活動範囲が広がった時期でもあり、ゲイビデオ以外の市場にも挑戦した可能性が考えられる。
活動の終焉とその後(2012年以降)[編集]
葛城蓮のAV男優としての活動は、2012年頃を最後に明確な記録が途絶えている。『悶絶少年』シリーズや『THEクレーマー 1』などの出演以降、新たな作品への参加が確認されておらず、彼の消息は不明である。ファンの間では、「引退した」「別の業界に移った」「プライベートを優先した」などの憶測が飛び交っているが、公式な発表はない。 一方、彼の「虐待おじさん」としてのミーム的地位は、2010年代後半から2020年代にかけてさらに強化された。ニコニコ動画でのMAD動画は数百本に及び、Xやpixivでの二次創作も盛況を極めた。2025年現在、彼のセリフやシーンは「淫夢語録」として若者文化に浸透し、葛城蓮の影響力はAV男優としての活動期間を超えて続いている[9]。
人物像と背景[編集]
葛城蓮の人物像については、作品中の演技から推測される部分が多い。筋肉質な体型、短気で嗜虐的な性格、ユーモラスな口調が彼のトレードマークである。一方で、下積み時代の過酷な経験や、受け役から攻め役への転換など、彼の柔軟性と耐久力も注目される。彼が複数の芸名を使い分けた理由は不明だが、業界内でのポジション確保やプライバシー保護の可能性が考えられる。
出演ビデオ[編集]
葛城蓮は数多くのゲイビデオに出演し、その過激な内容と個性的な演技で知られている。以下に主要な出演作品を列挙する。
『悶絶少年 其の伍』(2010年)[編集]
- 概要: ACCEED制作の作品で、葛城蓮の「虐待おじさん」としての初登場作。下校中の「ひで」を自宅に拉致し、竹刀で叩く、水風呂に沈めるなどの行為を行った。この作品で「ひで」から「おじさん」と呼ばれ、「虐待おじさん」の愛称が定着した[10]。
- 内容: 葛城蓮は白いワイシャツとネクタイ、黒いズボン姿で登場し、短気かつ暴力的な性格を演じた。ひでを膝蹴りで気絶させ、自宅に運び込むシーンから始まり、ベッド上で目を覚ましたひでに対して調教を施す展開が特徴。
- 影響: ニコニコ動画でのMAD動画や実況動画を通じて拡散され、彼の代表作となった。
『悶絶少年 其の陸』[編集]
- 概要: 『其の伍』の続編的作品で、葛城蓮が再び攻め役として出演。過激なプレイがさらに強調された。
- 内容: ひでとの絡みが中心で、肉体的な支配と精神的な圧迫を組み合わせた演技が特徴的。
『猥褻病棟24時 season2』[編集]
- 概要: 病院を舞台にした作品で、葛城蓮が患者やスタッフとの絡みを演じた。
- 内容: 医療シチュエーションを背景に、彼の「マジキチ」なキャラクター性が際立つ。
『THEクレーマー 1』[編集]
- 概要: クレーマー役として出演し、関西弁の共演者と掛け合いを見せた。
- 内容: 受け役に回るシーンもあり、彼の多面性が垣間見える。
『男だらけの大運動会』(2009年)[編集]
- 概要: ACCEEDの大型企画作品で、複数の男優が出演。葛城蓮は25歳として紹介された。
- 内容: 運動会形式の競技と絡みを組み合わせた内容で、彼の身体能力が活かされた。
『職場淫猥白書6』[編集]
- 概要: 配管工役で出演し、関西クレーマーと共演。
- 内容: 受け役としての演技が注目され、攻め役とは異なる一面を示した。
『エロ面接deイク!1』(2011年)[編集]
- 概要: レインボーマン制作の作品で、「新今ヒロシ」の芸名を使用。AV志望者向けの面接ビデオにプロ男優として出演。
- 内容: 若々しい22歳として振る舞い、インタビュー形式で自己紹介を行った。
セリフと言動[編集]
葛城蓮のミームとしての人気は、彼の独特なセリフと過激な言動に大きく依存している。以下に代表的なものを挙げる。
「おじさんはねぇ、君みたいな可愛いねぇ、子の悶絶顔が大好きなんだよ!!」[編集]
- 場面: 『悶絶少年 其の伍』で、ひでをネクタイで首を絞めながら発したセリフ。
- 特徴: 葛城蓮の嗜虐的な性格とユーモラスな口調が融合し、ネット上で「マジキチスマイル」と形容された[11]。
- 影響: ニコニコ動画で繰り返し引用され、MAD動画の定番素材となった。
「ア゛ア゛ーッ! ざけんじゃねぇよオイ! 誰が大声出していいっつったオイオラァ!(大声)」[編集]
- 場面: ひでが大声で抵抗した際に返した言葉。
- 特徴: 矛盾した大声での叱責がユーモアを生み、ネット民に「迫真」と評された。
「動くと当たらないだろ? 動くと当たらないだろォ!?」[編集]
- 場面: 竹刀でひでを叩くシーンでの発言。
- 特徴: 高速で繰り出される攻撃と冷静な口調のギャップが特徴的。
「そんなことしたらパパに怒られちゃうだろ!(迫真)」[編集]
- 場面: ひでの発言に対する反論として登場。ただし、実際は「なんたってお前は便器だからな」と続く。
- 特徴: 父親のような口調と過激な内容の対比が笑いを誘った。
その他の言動[編集]
- 暴力的な行動: 膝蹴りで気絶させたり、竹刀で叩くなどの「優しくない暴力」がトレードマーク。
一転攻勢: 受け役から攻め役への高速な切り替えが「高速ジョブチェンジおじさん」の異名を生んだ[12]。
共演者[編集]
葛城蓮は複数のAV男優と共演し、「淫夢ファミリー」や「ACCEED三銃士」として語られることが多い。
ひで[編集]
- 関係: 『悶絶少年 其の伍』の共演者で、小学生風のコスプレをした成人男性。葛城蓮の「虐待」の対象として描かれた。
- 特徴: ひでの「喚声」や抵抗が、葛城蓮のセリフを引き立てた。
タクヤ(KBTIT)[編集]
- 関係: ACCEED作品で共演し、「マジキチプレイ」を共に演じた。
- 特徴: 筋肉質な体型と過激な演技で知られ、葛城蓮と対照的なキャラクター性を発揮。
平野源五郎[編集]
- 関係: ACCEEDの複数作品で共演。
- 特徴: 独特の存在感で、葛城蓮との掛け合いが話題に。
関西クレーマー[編集]
- 関係: 『職場淫猥白書6』で共演。
- 特徴: 関西弁でのクレーム演技が、葛城蓮の受け役としての新たな一面を引き出した。
文化的影響[編集]
葛城蓮は「虐待おじさん」として、日本のインターネットミーム文化に大きな影響を与えた。ニコニコ動画では、彼のセリフやシーンがMAD動画や実況動画に多用され、淫夢ファミリーの中でも特に人気のキャラクターとなった[13]。彼の笑顔は「マジキチスマイル」として語られ、小田和正や林修に似ているとの声もある。 また、葛城蓮のキャラクター性はファンアートや二次創作にも影響を与え、ひでとのセットで描かれることが多い。Xやpixivでは、彼を剣豪や戦士として再解釈した創作も見られる[14]。
評価と批判[編集]
葛城蓮の過激な演技は賛否両論を呼んだ。ファンは彼の豊かなキャラクター性とインパクトを称賛する一方、アンチからは暴力的な描写や倫理的問題が批判された。特に『悶絶少年 其の伍』の内容は「トラウマ的」と評されることもあり、出演作が多いほど否定的な意見も増えた[15]。
その他の情報[編集]
- 身体的特徴: 出演当時は筋肉質で、階段を登る際の体力も見せた。
- 芸名の多様性: 「葛城蓮」以外に複数の名前を使い分けた理由は不明。
- 下積み時代: スカトロ作品で「人間便器」として過酷な扱いを受けた経験が伝えられている。
脚注[編集]
- ↑ “虐待おじさん”. 真夏の夜の淫夢Wiki (2024年10月13日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “葛城蓮”. ピクシブ百科事典 (2022年1月4日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “虐待おじさん”. 真夏の夜の淫夢Wiki (2024年10月13日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “虐待おじさんとは”. ニコニコ大百科 (2022年4月4日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “男だらけの大運動会”. 真夏の夜の淫夢Wiki (2023年5月10日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “虐待おじさん”. アニヲタWiki(仮) (2025年3月8日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “淫夢ファミリーとは”. ニコニコ大百科 (2023年6月15日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “エロ面接deイク!1”. 真夏の夜の淫夢Wiki (2022年8月20日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “人気の「虐待おじさん」動画 853本”. ニコニコ動画. 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “虐待おじさん”. 真夏の夜の淫夢Wiki (2024年10月13日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “虐待おじさん”. アニヲタWiki(仮) (2025年3月8日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “虐待おじさん”. ニコニコMUGENwiki (2022年9月23日). 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “人気の「虐待おじさん」動画 853本”. ニコニコ動画. 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “【虐待おじさん】 葛城蓮”. AIバトラー. 2025年3月14日閲覧。
- ↑ “虐待おじさん”. ピクシブ百科事典 (2012年4月2日). 2025年3月14日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
外部リンク
- ニコニコ大百科「虐待おじさん」 - 葛城蓮の概要とミーム文化の解説。
- 真夏の夜の淫夢Wiki「虐待おじさん」 - 出演作や語録の詳細。
- ピクシブ百科事典「葛城蓮」 - ファン視点の情報とイラスト。