聖女様に醜い神様との結婚を押し付けられました

聖女様に醜い神様との結婚を押し付けられました
作画 泉二羽
ジャンル 異世界ファンタジー、恋愛、シンデレラストーリー
出版社 KADOKAWA
配信 コミックシーモア、ニコニコ漫画、カドコミ ほか
原作 赤村咲
その他 キャラクター原案:春野薫久


聖女様に醜い神様との結婚を押し付けられましたとは、赤村咲のウェブ小説を原作とし、泉二羽の作画でコミカライズされた日本の恋愛ファンタジー漫画である。幼馴染の聖女に「醜い無能神」との結婚を押し付けられた落ちこぼれ令嬢エレノアが、実はその神こそが絶世の美貌を持つ最高神だったことから運命が一変する、逆転シンデレラストーリーである。

概要[編集]

「押し付けられた不遇な結婚相手が、実はとんでもない大物だった」という王道の逆転劇を、丁寧なキャラクター描写でじっくり描く女性向けファンタジーである。原作はカクヨム発のウェブ小説で、書籍版・漫画版ともにKADOKAWAから展開されている。理不尽に貶められたヒロインが本当の幸福を手にしていく構図は、大公家に転がり込んできた聖女様殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女ですといった聖女・令嬢ものと同じ読み味を持つ。

詳細[編集]

主人公は伯爵令嬢のエレノア。彼女は幼馴染の聖女アマルダによって、「無能神」と蔑まれる醜い神との結婚を押し付けられてしまう。アマルダ自身は最高神との結婚を新たに決め、幸せの絶頂にいた。一方のエレノアは、もともとの婚約まで破棄されたうえ、神殿の隅に追いやられ、醜い無能神の相手をしながらひっそりと生きていくことを強いられる。

ところが、この「無能神」と呼ばれる神クレイルは、まったく無能などではなかった。ほかの神々がこぞって敬い、畏怖する存在であり、その正体は絶世の美貌を誇る最高神だったのである。理不尽な仕打ちで貶められたエレノアが、押し付けられたはずの相手によって最上の居場所を得ていく——この鮮やかな逆転劇が、王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したいといった作品を好む読者の心をつかんでいる。

あらすじ[編集]

幼馴染の聖女アマルダは、自分は最高神と結婚すると宣言し、エレノアには「醜い無能神」との結婚を押し付ける。婚約も破棄され、神殿の片隅へ追いやられたエレノア。しかし相手の神クレイルは、他の神々から敬われる真の最高神であり、その本当の姿は絶世の美貌の持ち主だった。落ちこぼれと蔑まれていたエレノアの人生は、この結婚をきっかけに大きく好転していく。

主な登場人物[編集]

  • エレノア - 本作の主人公。伯爵令嬢で、幼馴染の聖女に醜い神との結婚を押し付けられる。理不尽な仕打ちにも健気に向き合う。
  • クレイル - 「無能神」と蔑まれていた神。その正体は、他の神々からも敬われる絶世の美貌の最高神。
  • アマルダ - エレノアの幼馴染の聖女。エレノアに醜い神との結婚を押し付け、自らは最高神との結婚を選ぶ。

作品の特徴[編集]

落ちこぼれ扱いされていたヒロインが、押し付けられた相手のおかげで最高の幸福を手にするという、逆転シンデレラの快感が最大の魅力である。「実は最高神だった」という秘密が徐々に明かされていく過程や、エレノアとクレイルの距離が縮まっていく恋愛描写に比重が置かれている。同時期に読者を集める奪われ聖女と呪われ騎士団の聖域引き篭もりスローライフ成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末をさよなら浮気な婚約者様、次のゲームで幸せになります転生したら宿敵に溺愛されすぎて困りますなどと並ぶ、女性向け逆転ファンタジーの一作である。

配信[編集]

漫画版はコミックシーモアやニコニコ漫画、カドコミ(コミックウォーカー)などで配信されている。原作のウェブ小説はカクヨムで読むことができ、書籍版もKADOKAWAから刊行されている。医療・逆転ものの外科医エリーゼや、婚約破棄もののいじめられっ子の悪役令嬢転生記 第2の人生も不幸だなんて冗談じゃないです!と同じ棚で親しまれている。

余談[編集]

  • 「醜い」「無能」と繰り返し蔑まれる相手が実は最上位の存在だったという構図は、逆転シンデレラものの王道であり、読者に強いカタルシスを与える。
  • ヒロインを陥れた側が幸せの絶頂から思わぬ展開を迎えるのも、いわゆる「ざまぁ」要素として楽しまれている。

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