Akino Kaede
Kaede Akino
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秋野かえでのXアイコン(出典:本人の公式X @akinokaedevo)
ID @akinokaedevo
本名 非公表
誕生日 8月12日
国籍 日本
職業 同人声優
肩書 同人声優・ネット声優
フォロワー数 YouTube約1.9万人、ツイキャス約3,200人
活動期間 2013年頃 -
代表的な実績 DLsite上で1,000件を超える関連作品/『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』出演/角川スニーカー文庫公式ASMR出演
事務所 フリー
関連活動 ツイキャス配信、YouTubeでのゲーム実況
別名 藤静(ふじ しずか・全年齢向け名義とされる)
その他 ファンの呼称は「秋の子」


概要[編集]

秋野かえで(あきの かえで)とは、日本の同人声優である。2013年頃からDLsiteを中心とする同人音声・ASMR作品に出演し続けている古参の一人で、気だるさと甘さが同居した声によるギャル役・お姉さん役で知られる。出演作の多さでも知られ、DLsiteでは名前で検索すると1,000件を超える作品がヒットする。2022年には日本テレビの報道番組の街頭インタビューに偶然映り込み、声だけで本人だと特定されるという珍事でも話題になった。

詳細[編集]

活動開始と同人音声の黎明期[編集]

活動開始は2013年頃とされる。公式サイトのプロフィールでは「数年前から声の活動を行っている」「お芝居を中心に活動してきた」と書かれており、楽しく芝居ができることを「生きがい」と表現している。DLsite上で確認できる出演作のうち古いものとしては、2014年6月にサークル「Sパートナーズ」から発売された音声作品があり、綺音・天野みゆと共演している。この時期は同人音声というジャンル自体がまだ小さく、ダミーヘッドを使ったバイノーラル録音が広まり始めた頃にあたる。秋野はその後、へーどねー、ニードロップ、ダチュラスクリプト、きよみみっくすなど数多くのサークル作品に起用され、ジャンルの拡大とともにキャリアを積み上げていった。

出演作の急増と「出演数トップ」[編集]

2010年代後半になると、同人音声市場の拡大にあわせて出演ペースが一気に上がる。2018年8月にはサークル「ひなたぼっち」の癒し系作品『【バイノーラル録音】猫の宿 ~あなたのお世話をさせていただきます~』で少女リン役を務めた。2020年には環境音と組み合わせた安眠向け作品『君と一緒なら…』(RAIMULIGHT)や、短編の『ホムンクルスに永久の眠りを』(斉藤しおん)など、全年齢向けの作品にも出演している。ピクシブ百科事典では、DLsiteでの出演作品数が2021年時点でトップだったとされている。2026年10月時点でDLsiteの成人向けフロアで名前を検索すると40ページ以上、概算で1,200件を超える作品がヒットし、共演者として名前が載っている作品も多い。

2022年の「顔バレ」騒動[編集]

2022年9月、日本テレビの報道番組『news zero』がアプリ内課金の値上げを扱った際、街頭インタビューに「アイフォーンユーザー」の一般女性として登場した人物の声が「秋野かえでではないか」とTwitter上で話題になった。本人は仕事帰りに声をかけられ、レポーターが困っていたため取材に応じたと説明しており、声だけで身元が割れるとは思っていなかったという。結局本人であることを認め、「今日から私は現実に存在しないバーチャル声優です。よろしくな!」と開き直って笑いに変えた。その後、番組での肩書にちなんで「アイフォーンユーザー」という名前のサブアカウントを作り、自撮りやダイエットについての投稿を始めている。

商業作品への出演と2020年代の活動[編集]

同人作品が中心だが、商業作品への出演もある。2020年12月発売のALICE SOFTのゲーム『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』では、20人を超える出演者のなかに名前がある。2023年にはサークル「ナカヨシホンポ」の成人向け同人RPGに陽向葵ゅからと出演し、同作はDLsiteで7万本を超える販売数を記録している。同年にはRiez-ONのアクションゲーム『駆動妖精アイディールレイズ』の成人向け版にも声をあてた。2026年1月30日には、角川スニーカー文庫がDLsiteで出した公式ASMR『女友達は頼めば意外と囁いてくれる』でヒロインの葉月葵を演じた。共演は浅見ゆいである。2026年9月にも新作が発売されており、活動ペースは衰えていない。

人物像[編集]

  • 自称「限界オタク」。公式サイトのプロフィールではデレステとポケモンを好きなものに挙げている。ポケモンではレントラーがお気に入りで、デレステについては「薫薫薫」と書くほどの龍崎薫推しである。
  • 好きな食べ物は紅茶・かぼちゃ・ナスで、苦手なものはパクチーと辛い物。犬派だが猫も好きだという。
  • 座右の銘は「いろんなことを愛して生きていきたい」。
  • 趣味はネイルとお菓子作り。顔出しをしていなかった時期には、ネイルを施した指先の写真をよく投稿しており、ファンの間では指先だけが「顔」のような存在だったとされる。
  • 歌も好きで、ボイストレーニングに通い始めたと語ったことがある。好きなバンドはBUMP OF CHICKENとされる。
  • 声優になる前は介護の仕事をしていたとされ、上京後の1年ほど介護職に就いていたという話がある。一方で、学生時代に一度声の仕事を始め、休止と会社勤めを経て同人声優として復帰した、という経緯を紹介するブログもある。細かい時系列は本人の口から整理されたことがなく、はっきりしない。
  • SNSでは波乱の人生経験や家庭環境について率直に語ることがあるが、私生活を「切り売り」はしない方針だとされる。
  • Webメディア「オモコロ」の熱心な読者として知られる。

声質・演技[編集]

秋野の声は、ファンの間で「気だるく甘い」と評されることが多い。この持ち味が最もよく出るのが、ギャル役とお姉さん役である。ニコニコ大百科でも「ギャルのイメージが強い」と紹介されているが、本人が公開しているサンプルボイスを聞くと、演技の幅はそれよりかなり広い。

声優マッチングサービス「ボイセキ」に本人が登録したプロフィールでは、自分の声を「明るく、はっきりとした声」と紹介し、中音から高音の元気な声と張りのある発声を得意としている。それと同時に、湿度の高いささやきやボソボソ声の芝居も好きだと書いている。演じ分けられる年代として挙げているのは、少女・少年・壮年女性・老年女性・マスコットで、サンプルボイスは少女(おどおどした少女を含む)・ギャル・お姉さん・少年・老婆・マスコットなど11本ある。同サービスの音声解析では、平均の声の高さが約337Hz、声域が約236〜426Hzと出ている。話せる方言として熊本弁を挙げているのも特徴である。

演技で大事にしていることとして「役と聴き手の距離感」を挙げている。耳元でささやくASMRの芝居と、通常のマイクでキャラクターを演じる芝居の両方を長く続けてきた同人声優らしい答えといえる。

主な出演作品[編集]

DLsiteでの出演作は非常に多いため、ここでは確認できた一部だけを挙げる。成人向け作品についてはサークル名と概要のみを記す。

商業作品[編集]

  • 『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』(ALICE SOFT・2020年12月25日)
  • 『【CV:秋野かえで&浅見ゆい】女友達は頼めば意外と囁いてくれる【女友達ASMR】』(角川スニーカー文庫・2026年1月30日)- 葉月葵 役
    • 鏡遊のライトノベル『女友達は頼めば意外とヤらせてくれる』(イラスト:小森くづゆ)をもとにしたASMRで、シナリオは折口良乃が担当した。原作小説はシリーズ累計60万部を超え、2026年7月発売の第8巻で完結している。

同人ゲーム[編集]

  • ナカヨシホンポの成人向けRPG(2023年5月・DLsiteで7万本超)- 陽向葵ゅか、彩夢ひな、分倍河原シホと共演
  • 『駆動妖精アイディールレイズ』成人向け版(Riez-ON)- 西瓜すいか、陽向葵ゅか、海音ミヅチと共演

全年齢向け音声作品[編集]

  • 『【バイノーラル録音】猫の宿 ~あなたのお世話をさせていただきます~』(ひなたぼっち・2018年8月)- リン 役
    • 旅人が不思議な少女に招かれ、宿で一晩世話をしてもらう癒し系作品。耳かきや添い寝のトラックがあり、風鈴や虫の声で夏の空気を演出している。
  • 『【バイノーラル収録】ホムンクルスに永久の眠りを』(斉藤しおん・2020年2月)- 約9分の短編
  • 『君と一緒なら…』-環境ヒーリング音声-(RAIMULIGHT・2020年10月)- 夕暮れの浜辺の波音を使った安眠向け作品。おまけパートには涼花みなせが出演した。
  • 『キャンプフォーリー【全年齢】』(テグラユウキ)
  • 『【ASMR催○音声】人間フェチの上位存在さんにたぁ〜っぷり可愛がられながら寝落ちしたい……!!』(キャンドルマン・2022年12月)- ロングコースだけで約90分ある催眠系の寝落ち作品
  • 『だべろう屋~秋野かえでと逢坂成美の気ままフリートーク集第一弾』(ココナッツの夏!)- 親友の逢坂成美とのフリートーク集

成人向け音声作品(一部)[編集]

  • テグラユウキ「フォーリーシリーズ」の一作(2020年9月)- 2台のKU100で収録した作品。柚木つばめ、浪実みおと共演
  • 岩盤浴の作品(2022年12月)- 逢坂成美と共演
  • このほか、シロイルカ、コロコエ、のの庵、空心菜館、へーどねー、一番乳搾り、こうねつひ、性為の戯れなど、多数のサークルの作品に出演している。2026年9月にもシロイルカから単独出演作が発売された。

ニコニコ大百科によると、本人が一番気に入っている出演作はR-15作品の『嫁さんとピロートーク』である。同作が米国のiTunes StoreのJ-POPチャートで71位に入ったという話もある。

配信・ネット活動[編集]

ツイキャス[編集]

不定期でツイキャスの配信を行っている。2026年10月時点でアーカイブは170本を超え、ファン数は約3,200人である。2022年頃の配信タイトルは「秋野かえでが虚空に向かって喋り始めたみたい。様子を見に行こう!」で、大半の回が30分前後の雑談枠だった。録画は公開されており、切り抜きは自由とされている。ツイキャスのプロフィールでは自分を「ぐうたら同人声優」と紹介し、芸人気質の「バーチャル声優」も名乗っている。これは2022年の騒動のときの発言をそのままネタにしたものである。

YouTube[編集]

YouTubeチャンネル「浴場メイプル」(@akinovoice)を開設しており、説明文は「同人声優・秋野かえでのチャンネルです。がんばります。」とシンプルである。秋野=秋、かえで=メイプルという名前遊びのチャンネル名で、最近はゲーム実況も配信しているとされる。ボイセキのプロフィールでは登録者数を約1.9万人と書いている。

SNS・告知[編集]

メインアカウントはXの@akinokaedevo。出演作の告知にはハッシュタグ「#あきかえ情報」を使い、成人向け作品の告知は別アカウント(@akinokaedevo_PR)に分けている。公式サイトの「秋野の部屋」ページからは、ライブドアブログ、SUZURIのグッズストア、Amazonのほしいものリストにリンクしている。このページのイラストは和井でぃが描いた。なお、本人名義のCi-enやFantiaのクリエイターページは今回の調査では見つからなかった。

仕事の受け方[編集]

秋野はフリーランスとして活動しており、公式サイトに利用規約と料金表を公開している。この点は同人声優の仕事の実態を知る材料にもなる。

  • 商業・同人を問わず依頼を受けるが、現在の受付はスタジオ収録のみ。
  • 基本料金は、バイノーラル収録が1文字7円(税別)、モノラル収録が1文字6円(税別)。アドリブは「1秒=4文字」で換算する。
  • ラジオやライブ配信への出演は1時間1万円から。サインは1枚500円。
  • 実在の人物を誹謗中傷する内容、アドリブが台本の半分以上を占めるもの、声優の仕事の範囲を外れるものは断るとしている。
  • 依頼が多いときは予告なく受付を止めることがある。

マッチングサービスのボイセキにも「本人確認済み」で登録しており、モノラル1文字5円、納期30日というプランを掲載している。このプロフィールには「声優歴13年」と書かれ、コメディ声劇の台本『オタサーの姫になりたくない!』『文芸部員はナンパしたい!』を自分で書いて公開するなど、台本を書く側としての顔も見せている。

炎上とバズ[編集]

『news zero』街頭インタビュー(2022年)[編集]

2022年9月、日本テレビの『news zero』がアプリ内課金の値上げを特集し、iPhoneユーザーへの街頭インタビューを放送した。そこで答えていた女性の声が特徴的だったため、「人気声優の誰かでは」とネット上で話題になる。ファンが「声質」と「課金歴」から秋野かえでだと特定し、まとめサイトなどでも「同人声優が顔バレ」として取り上げられた。

これに対し本人は、「あれとこれは別人とする」という折衷案を出したうえで、「今日から私は現実に存在しないバーチャル声優です。よろしくな!」と投稿し、騒ぎをネタに変えてみせた。ファンからは「これからも応援します」といった好意的な反応が多く、炎上というより「バズ」として受け止められた。この件をきっかけに、顔出しを前提とした即売会での売り子などにも参加するようになったとされる。

余談[編集]

  • 名前が同じことから、『マギアレコード』の秋野かえでと検索結果が混ざりやすい。ピクシブ百科事典でも、キャラクターと声優で記事が分けられている。
  • YouTubeチャンネル名の「浴場メイプル」は、「秋野かえで」を英語にもじったものと思われる。
  • 逢坂成美とは親友として知られ、2人でフリートーク集『だべろう屋』を出しているほか、成人向け作品での共演も多い。
  • 同じネット声優の紅榴ざくろを、自宅に居候させていたことがあるという。
  • アイドルマスター関連で活動する山田じぇみ子の大ファンを公言している。
  • ファンの呼び名は「秋の子」。
  • 公式サイトのトップページには「無理はしないぞ」という一言が添えられている。

外部リンク[編集]

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