| 工藤晴香 Haruka Kudo | |
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![]() ソロメジャーデビュー発表時の工藤晴香(2020年、出典:リスアニ!) | |
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https://cdn.utaten.com/uploads/images/specialArticle/8393/4cc65841bd74038df0dfeb6831665922113733be.jpeg?type=original フルアルバム『Welcome to Humarhythm』リリース時のインタビューより(2024年、出典:UtaTen) | |
| 誕生日 | 1989年3月16日 |
| 年齢 | 37歳 |
| 出身地 | 大阪府 |
| 国籍 | 日本 |
| 身長 | 151cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 声優、歌手、ギタリスト、元モデル |
| 活動期間 | 2003年 - |
| 代表的な実績 | 『ハチミツとクローバー』花本はぐみ役、『BanG Dream!』氷川紗夜役、Roseliaギター担当 |
| 受賞 | 第14回声優アワード歌唱賞(Roseliaとして) |
| 事務所 | エースクルー・エンタテインメント |
| ファンクラブ | KDHR Apartment |
| 関連活動 | Roselia |
| あだ名 | くどはる、晴香殿 |
概要[編集]
工藤晴香(くどう はるか、1989年3月16日 - )とは、大阪府出身の声優・歌手・ギタリストである。愛称は「くどはる」。ティーン誌『Seventeen』の専属モデルから声優に転じ、『ハチミツとクローバー』の花本はぐみ役でデビュー。現在は『BanG Dream!』発のリアルバンドRoseliaで氷川紗夜役兼ギターを担当し、ロック志向のソロアーティストとしても活動している。
詳細[編集]
モデルから声優へという異色ルート[編集]
キャリアの出発点は声優ではなくファッション誌。中学1年ごろに『CUTiE』などで読者モデルを始め、その後スカウトを受けて芸能事務所トップコートに所属。2003年に集英社の『Seventeen』で専属モデルとしてデビューし、2007年に同誌の専属モデルを卒業した。当時の事務所の方針は女優路線で、映画のオーディションも受けていたが、そちらは縁がなかったとされる。
転機になったのは「オタクを隠さなかった」こと。モデル時代に周囲へ「アニメや漫画が好き」と話していたところ、マネージャーが声優オーディションを持ってきたのだという。こうして2005年、テレビアニメ『ハチミツとクローバー』の花本はぐみ役で声優デビューを果たした。しかも本人はもともと原作の読者で、合格したときは驚いたと語っている。
一度離れて、戻ってきた人[編集]
2007年9月末にトップコートとの契約が満了し、大学進学をきっかけに芸能活動から一度距離を置いた。本人はインタビューで、21歳ごろに「大学卒業後は声優として生きていく」と決めたと振り返っている。その後2011年にシグマ・セブンeに所属して本格復帰し、2014年8月にフリーへ。2016年10月にELBS Entertainmentに所属し、2017年5月1日には現所属のエースクルー・エンタテインメントへの移籍を公式ブログで発表した。事務所を何度も移りながら、声の仕事を手放さずに続けてきたタイプである。
バンドリ!で「弾く声優」に[編集]
2016年から『BanG Dream!(バンドリ!)』プロジェクトに参加し、Roseliaのギタリスト・氷川紗夜役に。キャラクターを演じるだけでなく、実際にステージでギターを弾くという、当時はほとんど前例のない役回りを担うことになった。本人も2025年のインタビューで「10年前は、声優が楽器を弾いてバンドをするなんて、ほとんど前例がなくて」と語り、道を切り拓いたのは先輩バンドのPoppin'Partyだとリスペクトを示している。この「Roselia」での活動が、のちのソロデビューへとつながっていく。
経歴[編集]
2000年代:Seventeenモデル時代と声優デビュー[編集]
- 中学1年ごろ:『CUTiE』などで読者モデルとして活動開始。
- 2003年:『Seventeen』で専属モデルデビュー。
- 2005年:『ハチミツとクローバー』花本はぐみ役で声優デビュー。同年『ノエイン もうひとりの君へ』では上乃木ハルカ役を担当。
- 2006年:『DEATH NOTE』で夜神月の妹・夜神粧裕役。
- 2007年:『Seventeen』専属モデルを卒業。9月末に事務所との契約が満了し、学業を優先する時期に入る。
モデル時代と並行してドラマにも出演しており、『池袋ウエストゲートパーク』『ピーチガール』などに顔を出している。ドラマ『のだめカンタービレ』第4話では劇中アニメのキャラクター・ごろ太の声を担当するなど、この頃から「顔も声も出せる人」だった。
2010年代前半:本格復帰と下積み[編集]
2011年に所属事務所を得て声優業を本格再開。『君に届け 2ND SEASON』の西川侑子、『ジュエルペット サンシャイン』のフカエット、『SKET DANCE』のサブキャラクターなどを担当した。2013年には『凪のあすから』の山咲麻奈役、2014年以降は『カードファイト!! ヴァンガードG』の弓月ルーナ役、『キャプテン・アース』のセツナ役などを演じている。ゲームでは『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』のカノンノ役が公式プロフィールにも代表作として挙げられている。
2014年8月にフリーとなり、2016年10月に新事務所へ。同年に『文豪ストレイドッグス』の夢野久作役を得て、さらにバンドリ!への参加が決まり、ここからキャリアが一気に加速する。
2017年〜2019年:Roselia本格始動[編集]
2017年5月、エースクルー・エンタテインメントへ移籍。同年4月19日にRoseliaの1stシングル「BLACK SHOUT」が発売され、6月・7月には1stライブ「Rosenlied」を開催。10月18日からはWebラジオ『RoseliaのRADIO SHOUT!』の配信が始まり、櫻川めぐ(宇田川あこ役)とともにパーソナリティを務めている。
2018年はメンバー交代が相次いだ激動の年で、ベースは遠藤ゆりかから中島由貴へ、キーボードは明坂聡美から志崎樺音へとバトンが渡った。工藤はその間もギターとして在籍を続け、オリジナルメンバーとしてバンドを支え続けている。
個人としては、2018年3月18日に初の単独イベント「くどはるーむ」を開催。11月30日にはファンクラブ「KDHR Apartment」を発足させ、12月14日には講談社から写真集を発売した。2019年3月にはDJパーティーイベントにも出演している。
2020年代:ソロデビューとRoselia10年目へ[編集]
2020年2月11日、日本クラウンからのソロメジャーデビューを発表。3月25日に1stミニアルバム『KDHR』(くどはる)を発売した。3月27日には新宿BLAZEで初ワンマン「KDHA ROOM ~MY VOICE MY LIVE~」が予定されていたが、コロナ禍で開催できなかった。同年3月7日にはRoseliaとして第14回声優アワード歌唱賞を受賞している。
2020年は舞台でも『マクベス』のマクベス夫人役、『ROAD59 -新時代任侠特区-』の柊蓮花役と存在感を見せた。2021年には劇場版『BanG Dream! Episode of Roselia』が「約束」「Song I am.」の2部作で公開され、紗夜としてスクリーンに登場。2022年5月には富士急ハイランド・コニファーフォレストでRoseliaの単独ライブ「Episode of Roselia」に出演した。
2023年は『劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos』でセーラーヘヴィメタルパピヨン役、映画『PARALLEL』劇中アニメ『人造魔法少女カイニ』で主人公カイニ役を担当。2024年には『ボボボーボ・ボーボボ』の舞台化『超ハジケステージ☆ボボボーボ・ボーボボ』でビュティ役を演じ、ファンを驚かせた。
2025年6月にはRoseliaが「運命」をテーマにしたシングル『Dazzle the Destiny』『Requiem for Fate』を2枚同時リリース。2026年8月29日・30日には有明アリーナでの「Lehre der Rose」リリース記念ライブ、9月27日にはパシフィコ横浜での『RoseliaのRADIO SHOUT! -Prost-』に出演しており、2026年秋時点でもRoseliaのギタリストとして活動を続けている。
Roseliaでの活動[編集]
氷川紗夜というキャラクター[編集]
氷川紗夜は、Roseliaのギター担当。ストイックで真面目な性格で、双子の妹・氷川日菜(Pastel*Palettes所属)との複雑な関係がドラマの軸のひとつになっている。工藤はゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』、テレビアニメ、劇場版、ショートアニメ『元祖!バンドリちゃん』まで、ほぼすべての媒体で紗夜を演じている。
ギタリストとして[編集]
もともとギターとの縁は高校時代にさかのぼる。洋楽ロックにハマり、ニルヴァーナをきっかけに「カート・コバーンみたいになりたい!」とギターを買ったのだという。好きなギタリストにはカート・コバーンとhide(X JAPAN)を挙げている。
ライブではESPのシグネチャーモデル「M-II ROSELIA SAYO」を使用。メーカーは紗夜のギターと同一仕様と紹介しているが、実際に工藤が弾いている個体はトレモロアームのない仕様で、厳密には「声優本人の機材と同一仕様」という意味だとされる。2020年2月のライブ「Rausch」では、楽曲「Determination Symphony」でアニメの演出どおり日菜のギターに持ち替えてソロを披露し、会場を沸かせたと報じられた。
メンバーとしての言葉[編集]
2026年の10周年インタビューでは、ステージ上ではいつまでも新人のような気持ちでいたが、後輩バンドが増えてきて活動の長さを実感したと語っている。結成当初、Elements Gardenの上松範康から「想像以上に大変になる」と言われたこと、誰も通ったことのない道を切り拓くのが本当に大変だったことも明かした。それでも、メンバー同士で「あんた最高じゃん!」と励まし合いながら乗り越えてきたという。
なお、本記事執筆時点(2026年10月)で、工藤のRoselia卒業は公式に発表されていない。
ソロアーティスト活動[編集]
音楽的ルーツ[編集]
子どもの頃はモーニング娘。、浜崎あゆみ、V6を聴く「普通の小学生」で、父親が好きだったビートルズが音楽の原体験。中学でASIAN KUNG-FU GENERATIONやBUMP OF CHICKENにハマってバンドサウンドに目覚め、アヴリル・ラヴィーン、t.A.T.u.、グリーン・デイ、そしてニルヴァーナへ。特に90年代の音楽にどっぷり浸かったという。ほかに好きなアーティストとしてナイン・インチ・ネイルズ、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、LUNA SEAなども挙げており、ソロでラウド寄りのサウンドを選んでいるのも納得である。
デビューまで[編集]
ソロデビューの話が来たときの第一声は「うれしい」より「ほっとした」。ファンクラブイベント用にファンに向けた曲を書くなど、ずっと準備をしてきた感覚があったからだと語っている。Roseliaでコーラスを担当し、ライブで体を使って音を出す経験を重ねるうちに、「キャラクターとしてではなく自分として歌いたい」という気持ちが芽生えたのだという。
作風[編集]
デビュー作『KDHR』から全曲の作詞を自ら担当。2ndミニアルバム『POWER CHORD』では平地孝次と共作した「Magic Love」で作曲にも初挑戦し、「KEEP THE FAITH」ではEDMやダブステップ寄りのサウンドに乗せて初のラップも披露した。同曲は日本テレビ系『Buzzrhythm02』のパワープレイにも選ばれている。
デビュー以来ずっと曲を手がけている平地孝次を、本人は「神」のような存在と表現。2022年の1stフルアルバム『流星列車』は「列車、乗客、人生、旅」をテーマにしたコンセプト作だった。2024年の『Welcome to Humarhythm』では一転して「自分らしさ」と「人間臭さ」をテーマに、ツアーで過去曲を歌い直したときに「うまくまとめなきゃ」と寄せすぎていたと感じた反省から、本音をむき出しにした歌詞を書いたと語っている。HIP HOP好きを公言し、歌詞は「パンチライン」を軸に組み立てるのがこだわり。
ライブ[編集]
2021年にはライブツアー「MUSIKDHR ~Road to ROCK STAR~」を全国で開催。2024年3月30日には単独ライブ「Revenge My Blaze」を新宿BLAZEで行った。コロナ禍で幻となったデビューライブの会場で、まさに「リベンジ」となった公演で、平地とのデュエットも初披露。同会場は同年夏に閉館したため、工藤にとって最初で最後のBLAZEのステージになった。さらに同年は生まれ故郷・大阪の心斎橋SUN HALLでもワンマンを開催し、ソールドアウト。ファンとのバスツアーで大阪城やひらかたパークを回るなど、本人いわく「やりたかったことを全部やる」1年だった。
ディスコグラフィ[編集]
| 発売日 | 形態 | タイトル | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月25日 | 1stミニアルバム | KDHR | 日本クラウン。メジャーデビュー作。全6曲作詞 |
| 2020年10月7日 | 2ndミニアルバム | POWER CHORD | 全6曲作詞、「Magic Love」で作曲初挑戦 |
| 2021年7月7日 | 1stシングル | Under the Sun | オリコン最高20位 |
| 2022年1月26日 | リミックスアルバム | KDHRemix | ナユタン星人、TeddyLoidらが参加 |
| 2022年3月30日 | 1stフルアルバム | 流星列車 | 全12曲。オリコン最高25位 |
| 2023年3月〜 | 会場限定 | MY CREATIVE | ライブ会場限定作品 |
| 2024年2月14日 | 2ndフルアルバム | Welcome to Humarhythm | 約2年ぶりのフルアルバム |
主な出演作品[編集]
| 年 | 作品 | 役名 |
|---|---|---|
| 2005年 | 『ハチミツとクローバー』 | 花本はぐみ |
| 2005年 | 『ノエイン もうひとりの君へ』 | 上乃木ハルカ |
| 2006年 | 『DEATH NOTE』 | 夜神粧裕 |
| 2011年 | 『君に届け 2ND SEASON』 | 西川侑子 |
| 2013年 | 『凪のあすから』 | 山咲麻奈 |
| 2014年 | 『カードファイト!! ヴァンガードG』 | 弓月ルーナ |
| 2014年 | 『キャプテン・アース』 | セツナ |
| 2016年 | 『文豪ストレイドッグス』 | 夢野久作 |
| 2017年〜 | 『BanG Dream!』シリーズ | 氷川紗夜 |
| 2022年 | 『とーがね!おまつり部』 | 栃野みのり |
| 2023年 | 『劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos』 | セーラーヘヴィメタルパピヨン |
| 2023年 | 『人造魔法少女カイニ』 | カイニ |
| - | 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』(スタリラ等) | 鶴姫やちよ |
| - | 『それいけ!アンパンマン』 | ポッポちゃん |
舞台では『マクベス』(2020年)、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight』(2022年、鶴姫やちよ役)、江戸川乱歩朗読劇シリーズ『幻調乱歩』、朗読劇『ネコたん!〜猫町怪異奇譚〜』(2024年)、『超ハジケステージ☆ボボボーボ・ボーボボ』(2024年、ビュティ役)などに出演。ラジオでは『RoseliaのRADIO SHOUT!』のほか、秦佐和子との番組や『シークフェルトのえ〜でるラジオ』も担当した。テレビでは『バナナマンのドライブスリー』(2020年)、『かまいガチ』(2022年)などのバラエティにも登場している。
人物[編集]
- 子どもの頃の夢は漫画家。『りぼん』を毎月買い、友達と少女漫画風の絵を描いて遊んでいた。弟の影響で『週刊少年ジャンプ』作品も読んでいたという。特技はイラストで、公式プロフィールにもそう書かれている。
- 本人いわく根っからのインドア派。2024年の曲「Secret Summer」は、海で青春を謳歌する人々を見て想像で書いたものだという。
- 座右の銘は「人生1度きり!全力で楽しむ!」。ソロデビュー時のコメントでは、楽器や殺陣など新しいことに挑戦していると語っていた。
- 身長は151cmと公表している。小柄な体でギターをかき鳴らすステージ姿もファンにはおなじみ。
- 「同じことをしていたら意味がない」が信条で、作品ごとにサウンドや作風を変え続けている。
余談[編集]
- 声優になったきっかけは「アニメや漫画が好き」と言い続けていたこと。好きを口に出すのは大事、という見本のような経歴。
- 2025年のRoselia座談会で、相羽あいなが思い出の会場に日本武道館を挙げた際、工藤は富士急ハイランドのコニファーフォレストだと思っていたと発言し、「記事にツッコミ入れて載せて」と提案して笑いを誘った。
- 同じ座談会で、Roseliaのトークは複雑な構成になると「絶対脱線する」と自虐気味に語っている。
- 2026年のベストアルバムのファン投票では、ライブでほとんど演奏していない「Sanctuary」が上位に入ったことに驚いたという。収録曲を決めるにあたっては「難しい曲が入らないでほしい」と思っていたことも明かしている。
- noteでは、ファンクラブで食品サンプルのキーホルダー作りやボウリング大会を開いたことを報告し、「また開催したい」とつづっている。
- 名前の読みが近い歌手の工藤静香とは別人。検索時は混同に注意。
